AmazonのCVRとは?CTRとの違いからCVRを上げる方法まで解説!
「AmazonでCVRは大事って言われるけど、具体的にどう大事なの?」
「そもそもCVRってなに?」
「CVRとCTRの違いがよくわからない…」
今回は上記の悩みを解決する記事です。
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」です!
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Amazonの出品者の方は「CVR」について必ず理解しておきましょう。
理解しておくことで「売上の状況」や「広告がどのくらい効果を発揮しているか」などもわかります。
そこでこの記事では、
- そもそもCVR(コンバージョン率)とは?
- よく間違いやすいCTR(クリック率)とCVR(コンバージョン率)の違い
- CVRがなぜ大切なのか?
- CVRが下がった時の対処法
上記4点について、わかりやすくこの記事で紹介します!
我々そばには、Amazon通販支援者数600社以上と実績を重ね、Amazonジャパン合同会社様と共同セミナーを複数開催した実績があります。
それらの経験・知見を踏まえて解説するので、ぜひ参考にしてください!
また、そばにではAmazonの出品者向けてに「コラム」を多数公開しているので、ぜひあわせて参考にしてくださいませ。
目次
そもそもCVR(コンバージョン率)とは?
Amazonにおける「CVR(Conversion Rate)」とは、コンバージョン率のことを指します。
なお、CV(コンバージョン)というのは成果のことで、Amazonでの成果とは「商品の購入」をしてもらうことです。
その上でCVR(コンバージョン率)というのは、商品ページを訪れた方の中から商品を購入した数の割合を指します。
つまりCVR(コンバージョン率)は「CV(購入された数) ÷ アクセス数 × 100%」で算出することが可能です。
たとえば、
- 購入された商品数:10件
- アクセス数:100人
であれば、CVR(コンバージョン率)は10%となります。
つまり「CVRを増やすこと」=「売上UP」となるため、CVRを改善していくことはAmazon販売で非常に大切です。
よく間違いやすいCTR(クリック率)とCVR(コンバージョン率)の違い
CVR(コンバージョン率)と似ている指標で「CTR(クリック率)」があります。
CTRはユーザーに広告が表示された回数の内、実際にユーザーが広告をクリックした回数の割合の指標です。
なお、CTRの計算式は「クリック数 ÷ インプレッション数 × 100」となります。
たとえばクリック数が「10回」でインプレッション数が「100」であれば、CTRは10%です。
つまり「CTRが高い」=「興味を持って広告をクリックしている人が多い」=「アクセス数が多い」ということになります。
そのためもしCTRは高いのにCVR(コンバージョン率)が低いのであれば、「アクセス数は多いのに、購入に至っていない」となるため、改善が必要です。
このようにCVRとCTRは関わってくる部分があるため、どちらも覚えておくようにしましょう!
🔗【Amazon広告】CTR(クリック率)とは?目安や平均、改善方法など解説!
CVRを増やすのはなぜ大切なのか?
①売上を左右する指標
記事前半でお伝えしたように「CVRが増える」ということは購入率UPにつながり、最終的に売上を増やすことになります。
そのためCVRは売上を左右する指標となるため、CVRを増やすことは大切です。
またCVRを計測することでAmazonの商品ページの改善も行うことができます。
たとえばCVRが高くコンバージョンも多ければ、集客・販売どちらもうまく行っていると見ることができ、「CVR:高・コンバージョン:少」ならば「集客」に問題があると分析できるなど、問題点を洗い出すことが可能です。
(※売上をアップさせるために必要なポイントを下記の記事で解説しているので、ぜひ確認してみてください!)
🔗【今日からできる!】Amazon 売上アップのポイント完全版!
②広告の費用対効果
もう一つが広告の費用対効果を上げるためにも大切です。
CVRが増えていれば購入率もUPしているため、掲載している広告の効果があることもわかります。
逆にCVRが低ければ広告に問題がある可能性もあるため、広告の効果を測るときにもCVRは非常に大切です。
CVRが下がった時の解決方法
ここからはCVRが下がった時の解決方法です。
最初に方法をまとめておくと、
- ターゲットを把握する
- 広告の掲載場所・種類を再検討する
- カートの獲得率を上げる
- 商品ページを改善する
- 商品レビューを改善する
上記5点がポイントとなり、それぞれ次章から見ていきましょう!
ターゲットを把握する
もっとも大事なのが、ターゲットを把握することです。
たとえば初心者が使用するパソコンを販売しているのであれば、ターゲットは初めてパソコンを買う人や初心者の方ですよね。
そこで商品名に「メモリ」や「OS」「HDD」など知らないとわからない単語を使用しても、初心者の人が商品ページにアクセスし購入してくれる可能性は低くなります。
ほとんどのAmazonユーザーは「商品名」や「画像」を見て判断するため、必ず販売している商品のターゲット層を把握し、ターゲットにあわせた商品販売が大切です。
ターゲット層に販売手法をあわせることで、購入者・アクセス数を増やすことが期待でき、結果的にCVRの改善につながります。
広告の掲載場所・種類を再検討する
2つ目が、広告の掲載場所や種類を再度検討することです。
Amazonには広告が、
- スポンサープロダクト広告
- スポンサーディスプレイ広告
- スポンサーブランド広告
の3つがあり、それぞれ掲載される場所や期待できる効果も変わってきます。
広告の掲載場所を変更しただけで売上が変わるというケースもあり、自社の商品が一番売れる掲載場所・種類をABテストなどを行い、見つけるようにしてください。
なお、広告の種類・特徴・掲載方法については下記の記事で紹介しているため、あわせて参考にしてくださいね。
🔗【最新版】Amazon広告の出し方を解説!費用や種類を画像付きで解説!
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カートの獲得率を上げる
次にカートの獲得率を上げることです。
Amazonは商品カタログ型のECサイトで、1つの商品ページに対して複数の業者が同じ商品を販売しています。
その中で下記赤枠の「カートに入れる」ボタンを獲得することができるのは1事業者のみです。
ほとんどのAmazonユーザーは「カートに入れる」ボタンを獲得したセラーから商品を購入するため、カートを獲得することでCVRを改善することになります。
具体的にカートの獲得率を上げる方法については下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
🔗【2023年版】Amazonカート獲得とは?獲得率を上げる方法や確認方法を解説!
🔗Amazonカートボックス獲得の4つの要素が公開!
商品ページを改善する
Amazon販売において「商品ページ」は売上を左右するページです。
Amazonユーザーは商品ページの「商品名(タイトル)」「商品画像」「商品の説明」なども確認して商品を買うため、いかに商品ページをうまく作り上げるかもポイントとなります。
なお、下記の記事でそれぞれの詳細を解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
🔗Amazonの売上につながる商品名とは?必須項目や設定方法も解説!
🔗【Amazon出品者向け】最適なメイン画像とは?コンサルが徹底解説!
🔗Amazon商品ページのサブ画像の効果的な設定方法とは?
🔗【Amazon】商品説明文と商品の仕様のすべてがわかる!
商品レビューを改善する
Amazonの商品レビューは、ユーザーがよく見ている部分です。
もちろん出品者がレビューを操作することは禁止されていますが、積極的に良いレビューを増やすこともポイントとなります。
良いレビューを増やすためには「レビューをリクエストする」機能を使用しながら、レビューを積み重ねていきましょう。
レビューを増やしたい場合は上記の資料をぜひ参考にしてみてください!
A/Bテストを活用して改善精度を上げる
AmazonでのCVRを本格的に改善していくためには、思いつきや勘に頼った変更ではなく、データに基づいた改善が欠かせません。その具体的な手法として有効なのが、A/Bテストの活用です。A/Bテストとは、商品ページの要素を2パターン以上に分け、それぞれの成果を比較することで、どの構成や表現が最も効果的かを検証する方法です。
たとえば、商品タイトルや画像、箇条書きの訴求内容などを変えることで、ユーザーの反応にどのような差が出るのかを検証できます。AmazonではA+コンテンツやメイン画像などの一部要素に対してA/Bテストを実施できる機能が用意されており、セラーセントラルの管理画面から設定することが可能です。
このテストを繰り返すことで、直感では判断できなかった改善点を数値で把握でき、CVR向上につながる確度の高い仮説検証が行えます。特に、商材やターゲットによって好まれる表現は異なるため、A/Bテストを通じて自社商品の最適な見せ方を追求することが、継続的な売上アップへの近道となります。
AmazonのCVR(コンバージョン率)の平均はどれくらい?
AmazonにおけるCVRの平均値を把握することは、現状のパフォーマンスを客観的に評価する上で非常に重要です。一般的にAmazon全体でのCVRは、3%〜15%程度が目安とされています。ただし、この数値は商品カテゴリや価格帯、季節要因などによって大きく変動します。
たとえば日用品や消耗品といったリピート性の高い商品では、CVRが10%を超えるケースも珍しくありません。一方で、高価格帯や比較検討されやすい商品ジャンルでは、CVRが3〜5%にとどまることもあります。したがって、自社商品のジャンルごとの平均値と比較しながら、自社のCVRが高いのか低いのかを見極める必要があります。
また、CVRが低いからといって必ずしも問題というわけではありません。高い集客力(CTR)を持つ商品であれば、CVRが平均以下でもトータルの売上は十分に確保できている場合もあります。重要なのは、自社のビジネスモデルにおいて最適なバランスを見つけることです。
今後は、業種別・カテゴリ別の平均CVRと照らし合わせながら、どの数値を改善すべきか、どの指標に注目すべきかを見極めることが、競争優位性を高める上で欠かせません。
CVRの目安は商品カテゴリで異なる
CVRの水準は商品カテゴリによって大きく異なります。たとえば食品や日用品のような消耗品は購入頻度が高く、比較的CVRが高くなりやすい傾向にあります。一方、家具や家電など高価格帯かつ検討期間の長い商品では、CVRは低めになります。
また、ファッション系のカテゴリではサイズやカラー展開が多く、購入前に慎重になる傾向があるためCVRが伸びにくいという特徴があります。そのため、カテゴリごとの特性を把握したうえで、自社商品のパフォーマンスを評価することが重要です。
Amazonではカテゴリごとの傾向やレポート情報も公開されているため、まずは自身が属する商品カテゴリの平均値を知るところから始めましょう。競合と同条件で比較することが、改善ポイントを見つける第一歩となります。
競合商品との比較で判断する方法
自社商品のCVRが適正かどうかを判断するためには、競合商品との比較が効果的です。同一カテゴリで似た価格帯・レビュー数・セール情報を持つ商品を複数ピックアップし、それらのレビュー件数、Q&Aの活発度、ランキング推移などからおおよその成約力を読み取ることが可能です。
また、同条件で広告を出稿した場合、クリック数は同程度でもCVRに差が出れば、商品ページの構成や訴求内容に改善余地があると判断できます。加えて、価格や配送スピード、カート獲得状況なども見落とせない比較要素です。
Amazonセラーセントラルの競合分析ツールや外部のASINリサーチツールなどを活用することで、より精度の高い相対評価ができるようになります。単体評価ではなく、競合基準でのパフォーマンス測定がCVR改善の鍵となります。
AmazonのCVR(コンバージョン率)を確認・分析する方法
CVRの改善には、まず現状を正確に把握することが欠かせません。Amazonでは、出品者向けに詳細な分析レポートを提供しており、CVRの算出に必要な指標もすべて確認できます。
特に重要なのが、セッション数(ページ訪問数)とユニットセッション率(=CVRに相当)です。これらはセラーセントラル内の「ビジネスレポート」機能から簡単に確認できます。次章ではその具体的な確認方法と、データの読み解き方について詳しく紹介します。
ビジネスレポートから確認する手順
CVRを確認する際は、Amazonセラーセントラルにログインし、メニューから「レポート」>「ビジネスレポート」>「詳細ページ 売上・トラフィック」へアクセスします。ここに、各ASINごとのパフォーマンス指標が表示されます。
注目すべき項目は「セッション数」「ユニットセッション率(%)」「注文商品数」などです。ユニットセッション率はCVRとほぼ同義であり、「その商品ページに訪れた人のうち、何%が購入に至ったか」を示す数値です。
これらの数値を商品別に確認することで、どのASINが高い成約率を誇っているか、逆に改善が必要かを視覚的に把握できます。定期的にデータを確認し、CVRの推移を記録しておくことで、施策の効果検証にもつながります。
セッション数・購入数の関係を読み解く
CVRを正確に評価するには、単に成約率だけを見るのではなく、セッション数(アクセス数)とのバランスも見極める必要があります。たとえばセッション数が多いのにCVRが低い場合、集客には成功しているものの商品ページに課題がある可能性があります。
逆に、セッション数が少なくCVRが高い場合は、商品の魅力は十分でも露出機会が足りないといえます。こうした分析を通じて、「広告運用を強化するべきか」「ページ構成を見直すべきか」など、改善の優先度を明確にすることができます。
Amazonの販売は数字の積み上げによって戦略を立てることができるため、セッション数と購入数の関係を客観的に把握することは、CVR向上と売上拡大に直結する重要なアクションです。
商品ページの作成から売上UPの施策までをすべてお任せできるAmazon 運用代行とは?
ここまで紹介したとおりAmazonでCVRを増やす施策は多々あり、期間をかけて正しい施策を積み重ねていくことが、CVRを増やすポイントとなります。
しかしAmazon巨大ECサイトなのでライバルの出品者も多く、これから新規で参入する方が既に販売実績のある他の事業者に勝っていくことは非常に大変です。
もちろん商品自体の性能がすばらしかったり価格が圧倒的に安いなど、購入者にとって非常に大きなメリットがあれば別です。
ただライバルの事業者も対策を行なってくるはずで、そのような激しい戦いに勝ち続けていかなければいけません。
また、Amazonで売れる商品を作るにはリソースも必要で、そこまでAmazon販売にかける時間がないという方もいると思います。
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弊社のとあるクライアント様は、2022年9月まで月の売上が10万円代でした。
実際、Amazonでの販売を始めたばかりで、どのように販売したら売上が伸びるのかまったくわからないという状況でした。
ですが10月から弊社の運用代行を開始し、商品登録やさまざまな施策を徹底的に運用すると、10月の売上は58万円、さらに翌月の11月には売上300万円を達成しました!
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まとめ
いかがだったでしょうか?
AmazonではCVRを増やすことで、売上UPの指標にもなり広告の費用対効果の有無を測ることもできます。
ただ、前述のとおりAmazonで売れる商品を作るための施策は非常に多く、「SEO対策」や「商品対策」はもちろん「広告運用」など挙げればキリがありません。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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