【2024年版】Amazonカート獲得とは?獲得率を上げる方法や確認方法を解説!
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です!
「Amazonで出品を始めたけれど、売り上げがイマイチ伸びない」
「出品した商品がユーザーになかなか見てもらえない」
上記の悩みを解決し、Amazonの売り上げアップにつながる対策が「カート獲得」です。
複数の店舗が出品していると、自店舗の出品している商品が埋もれてしまう場合があります。
カート獲得することで自店舗の商品を見てもらえる機会が増えるので、売上アップにつながります。
今回は、Amazonの売り上げアップにつながるカート獲得の
- 概要
- メリット
- 獲得率を上げるための具体策
について解説していきます。
カート獲得は、出品を始めたばかりのEC事業者様もできる対策で、売り上げアップに欠かせません。
ぜひこの記事を参考にして、自店舗の売り上げを伸ばしてくださいね!
株式会社そばには、600社以上のAmazonコンサル実績があります。
これまで積み重ねてきた経験と実績にもとづいて丁寧に解説しますので、ぜひ最後までお読みください!
また、そばにではAmazonの運用方法について詳しく分かるコラムも多数ありますので、ご参考くださいませ。
Amazonのカート獲得とは?
カート獲得とは、ひとことで言うと「自店舗が出品している商品を、商品ページの最初に表示させること」です。
Amazonや楽天などのECサイトでは、購入したい商品をまず「カート」に入れますよね。
カートは、購入を検討している商品を一時的にキープしておくカゴのような役割があります。
しかし、Amazonにおけるカートの意味は少し違います。
Amazonは、1つの商品ごとに1ページ表示されるカタログ型と呼ばれるECサイトです。
1つの商品ページから、どんな店舗がどんな価格やオプションで出品しているかなどを確認できます。
複数の店舗から出品されている場合、商品ページの最初に表示されるのは、1つの店舗のみです。
この「商品ページの最初に表示される」ことをカート獲得といいます。
また、商品ページを見てみると、右側に「カートに入れる」ボタンがありますが、このボタンを含んだ価格、配送可能日、在庫の有無などが表示されている枠内をカートボックスといいます。
ほとんどのユーザーは、カート獲得している店舗から購入するので、売り上げアップにつながりやすくなるのです。
ちなみに、楽天やYahoo!ショッピングは、店舗ごとに1つのページが表示されるモール型と呼ばれるECサイトです。
カート獲得は、Amazon特有の仕組みといえますね。
カート獲得を確認する方法
自店舗がカート獲得できているかどうかを確認するためには、「発売元」をチェックしましょう。
確認する方法は以下の通りです。
実際の商品ページからカートボックスの「カートに入れる」ボタンの下にある発売元が、自店舗になっていればカートを獲得できていることになります。
また、発売元のほかに「販売元」「出荷元」の表示についても理解しておきましょう。
販売元と出荷元は異なりますが、両方とも自店舗の場合は発売元が自店舗と表示されます。
商品の受注から発送、決済や梱包などを一括してAmazonが代行してくれるサービス「FBA(フルフィルメント by Amazon)」を利用している場合は、販売元は自店舗、出荷元はAmazonになります。
Amazonでカートを獲得するメリットとは?
カート獲得は、Amazonの売り上げアップに欠かせない対策の1つです。
では、カート獲得することで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
1つずつ解説していきます。
ファーストビューの目立つところに表示される
ほとんどのユーザーは、商品の検索から商品ページを閲覧し、最初に表示されたページの「カートに入れる」ボタンを押して購入します。
カートを獲得していない店舗の商品は「こちらからもご購入いただけます」をクリックしないと閲覧できません。
ほかの店舗の商品と、価格や配送料などを比較しない限り、カートを獲得していない店舗の商品が閲覧されることはほとんどないのです。
したがって、カートを獲得していないと自店舗の商品ページにたどり着くまでに時間がかかり、クリックなどの必要なアクションも増えるので、購入される確率が低くなってしまいます。
1点補足すると、ほかの店舗の商品と比較される場合、どのような状況が想定されるかを考えておく必要があります。
- 新品ではなく中古を選んで価格を抑えたい
- Amazonプライム会員ではないので配送料はできるだけ安い方がいい
ユーザーがこのように考えている場合は、ほかの店舗の商品と比較され購入率が下がることもあります。
また「カートに入れる」ボタンを押して、カートに入っている状態で時間が経つと、リマインドのメールがユーザーに届きますので、カート落ちを防ぐことができます。
カート獲得において重要なのは、ユーザーにいち早く自店舗の商品を見てもらうことです。
ファーストビューに表示された商品ほど購入率が上がり、売上アップにつながることを覚えておきましょう。
Amazonスポンサープロダクト広告が利用できる
カート獲得すると、Amazonスポンサープロダクト広告が利用できます。
(正確には、カート獲得していなくても利用できますが露出されることはありません。)
Amazonで販売している商品のクリック課金制広告で、関連した商品を購入したいユーザーへの露出が多くなります。
ECサイトで売り上げをアップするポイントは、商品ページを見てもらい、その回数を増やすことです。
カート獲得できたら、ぜひ導入してみましょう。
スポンサープロダクト広告について知りたい方は下記のリンクでわかりやすく解説しているので、ぜひご覧ください!
🔗Amazonスポンサープロダクト広告とは?運用方法やその効果の指標についてまとめます。
Amazonでカートを獲得・獲得率を上げる方法とは?
では、カートを獲得する・獲得率を上げる方法を具体的に説明していきます。
1つずつ見ていきましょう。
設定を大口出品にする
Amazonで売り上げをアップするには、大口出品として登録することが最低条件となります。
なぜなら、大口出品はAmazonがカート獲得に関して、公式に発表している条件だからです。
大口出品にすると、ユーザーの動向を分析できるツール、法人向けの便利な機能などが使えるようになります。
決済方法の種類も小口出品より多く、法人向けの便利な機能もあります。
大口出品は、Amazonのカート獲得に関して必須の条件になりますので、小口出品ではなく大口出品で登録しましょう。
(関連記事:🔗Amazonの大口出品と小口出品の違いとは?大口から小口へ変更する方法まで解説!)
ポイントを付与する
Amazonで商品を買うと付与されるポイントを、高く設定することも重要です。
なぜなら、ポイントが高いほどユーザーの購入意欲は高まり、次の購入にもつながるからです。
実際にカート獲得している商品を見ると、ほかの店舗の商品より高いポイントがついている傾向にあります。
つまり、より高いポイントが付与される商品の方が、カート獲得しやすい、ということになります。
ポイントの付け方はこちら↓
🔗【セラー向け】Amazonポイントの付与したほうが良い?メリデメから活用方法まで!
リードタイムを短くする
注文が確定してから発送までにかかる時間のことをリードタイムといいます。
ユーザーは、少しでも早く商品が届いてほしいと思っているので、リードタイムを短くすることはユーザーに評価されるポイントの1つです。
注文が入ったら、商品の準備や梱包など、発送までの作業や手続きをスムーズに行いましょう。
リードタイムを短くすることとあわせて、商品到着までにトラブルがなくユーザーの満足度も高まると、Amazonにも評価されやすいですね。
(関連記事:Amazonのリードタイム(出荷作業日数)は短く設定しよう!)
店舗パフォーマンスを上げる
商品が早く届いても、到着までにトラブルがあったり商品や梱包に不備があったりすると、Amazonやユーザーからの評価は下がってしまいます。
また、商品到着後の対応も店舗パフォーマンスに影響しますので、問い合わせや返品・返金対応は特に重要です。
カート獲得率を上げるための要素としてパフォーマンス指標があります。
パフォーマンス指標とは、
- 商品の注文不良率
- キャンセル率や出荷の遅延率
など、店舗としての対応が評価の対象となる指標のことです。
ユーザーに対して誠意のある対応をし、商品の梱包や発送において効率よく丁寧な作業を行うことで改善できます。
とはいえ、商品の梱包や発送といった作業や、そのほかのカスタマーサービスを安定して行うのは難しいですよね。
FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用すれば、商品の受注から発送までを一括してAmazonが代行してくれます。
店舗パフォーマンスの向上がどうしてもうまくいかないときは、FBAの導入も検討してみましょう。
もっと詳しく知りたい方は下記の記事をチェック!
🔗【400未満はNG?】Amazon在庫パフォーマンス指標(IPI)とは?
購入しやすい商品価格にする
カート獲得している店舗の商品を見てみると、ほかの店舗よりも安い価格で出品している商品が多いことも重要なポイントです。
ユーザーは、同じ商品で送料も変わらないのであれば、より安い方の商品を購入したいと思うので、できるだけ価格を抑えて出品しましょう。
商品の価格を下げることが難しい場合は、1回で購入できる商品の個数を変えて出品してみましょう。
Amazonは、1つの商品につき1つのページという決まりがありますが、個数を変えることで違う商品として出品できるようになります。
在庫を切らさない
在庫切れの商品は、カートを獲得できません。
在庫がないと、商品名で検索したユーザーの検索結果に表示されないなど、SEOの観点からも不利な状況になってしまうのです。
ほかの店舗が出品していない自店舗オリジナル商品の場合、在庫切れになると、検索しても商品の情報がユーザーに届かなくなってしまいます。
FBAを利用すれば補充通知機能が使えますので、在庫切れが起こる前に対処できます。
より多く在庫を持っている店舗の方がカート獲得しやすいので、在庫を切らさないように管理を徹底しましょう。
そばにのAmazon運用代行で効率的・効果的に売上アップ
Amazonのカート獲得について、概要とその具体的な方法などを解説してきましたが、イメージできたでしょうか。
カート獲得率を上げるには、大口出品に設定するといった必須の対策から、スムーズでトラブルのない梱包・発送、カスタマーサービスの充実など、細かなところまで対策しなければなりません。
- 梱包から発送などの作業やほかの業務に追われて対策する時間がない
- 対策はしているけれどカートが獲得できない
どのEC事業者様も上記のような悩みを抱えているのではないでしょうか。
株式会社そばにのAmazon運用代行なら、カート獲得も含め必要な設定や対策をまとめてお任せいただけます!
Amazon運用代行はプロにお任せ!
株式会社そばにのAmazon運用代行では、以下のような業務を行います。
- 新規商品登録
- SEO対策運用
- 売上分析&効果測定 など
売上アップに必要な対策はカート獲得以外にも数多くあります。
また、対策は一度できれば終わりというものではありません。
ユーザーの動向や、現在の対策がどの程度効果のあるものなのかを、常に把握しておく必要があります。
1年で200%以上の売上アップ!
株式会社そばには、600社以上の通販支援数という実績と経験があります。
モール型といわれるAmazonの市場の特徴をしっかり押さえたAmazon専門の対策ができるからです。
食品を販売するクライアント様は以下の施策を行いました。
- SEO最適化
- 画像最適化
- 広告運用最適化
- レビュー施策
- セール施策
その結果、なんと1年で200%以上も売上がアップしたのです!
また、株式会社そばにでは、Amazon運用の無料相談も行っています。
「もっと売り上げを伸ばしたい!でも人員や時間に余裕がない」
「Amazonで販売を始めたけれどこれからどうすればいいか分からない」
このような悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください!
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※お電話からのお問い合わせは初めに一次受付にてご対応となります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、Amazonのカート獲得とそのメリット、カート獲得の具体策について解説しました。
Amazonの売り上げアップにおいて、カート獲得は最も重要な対策といわれています。
ポイントをまとめると、
- 大口出品として登録する
- ユーザーが購入しやすい価格設定とポイントの付与
- 誠意ある丁寧な対応で店舗パフォーマンスを上げる
- リードタイムを短くする
- 在庫を切らさない
これらがカート獲得率を上げる具体的な対策になります。
また、現在株式会社そばにのLINE@では、Amazonの売上アップのノウハウや、知っておきたい情報を日々発信しています。
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そばにでは、この記事のほかにもコラムを多数公開していますので、ぜひチェックしてみてください。
大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。