AmazonのSEO対策方法を徹底解説!上位表示で売り上げUP
「Amazonで商品を新しく出品してみたんだけど、思ったように売れないぞ…」という方が、「もしかしたらSEO対策というのをやれば良いのかな?」という仮説を基にこの記事にたどり着いたのではないでしょうか(笑)
売上が思うように振るわない場合において、SEO対策が効くということが往々にしてあります。
そこで今回は、Amazon内のSEO対策についてイチからわかりやすく語っていきます。
Amazon専門コンサルタント「そばに」が蓄積した数多のの知見を基に、実例ベースで紹介していきますので是非ご覧ください!
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目次
AmazonにおけるSEO対策とは?
そもそもSEO対策とは?
一般的にSEO(Search Engine Optimization)は、Googleなどの検索エンジンのオーガニック検索におけるページの表示順位を高め、アクセス数を増加させることです。
その派生で、Amazon SEOとは、ECモール「Amazon」内で行うSEOのことを指します!
Amazonでは、検索をして商品を探す人がほとんどなので、SEO対策は事業者にとって優先度が高め。
自社が出品する商品の関連のキーワードを、ユーザーが検索した場合に、より上位に自社商品を位置づけることを言います。
Amazonは有名で市場規模が大きく、様々な企業や個人が出品しており、 広告を回せば、目に入る機会を増やすことはできますが、
お金をかけずに、ユーザーに見てもらう機会を増やす1番の方法が「SEO対策」です
AmazonのSEO対策の特徴
GoogleなどのSEOと同様に、Amazon SEOでも「ユーザーが検索する可能性の高いキーワードを、商品ページやタイトルに適切に含んでいるか」が重要です。
「青色のレーシングタイプのミニカー」を出品する場合、メインとなる商品キーワードとしては「ミニカー」となります。
掛け合わせのキーワードとしては、「レーシングカー」「青色のレーシングカー」などがすぐに思いつくと思います。
前述したとおり、これらのキーワードを商品ページやタイトルに盛り込むことはもちろん大事です。
しかし、商品タイトルに「青色のレーシングタイプミニカー レーシングカー 青色 ブルー」などで浅はかに設定するケースが見受けられます。
これらはユーザーに可読性が低い文字列を読ませる不快感を与えるだけでなく、Amazonの検索エンジン側から低評価を受けたり規約違反となるケースがあります。
ですので、文章としての可読性を意識した商品タイトルを前提に関連するキーワードを散りばめる必要があります。
また、商品に関連するキーワードが思いつかない、そもそも商品のメインキーワードを決めかねる、などのご相談をうけることがあります。
そこで参考にしていただきたいのが、
- Amazon内でキーワードを入力した際に表示されるサジェスト
- Amazon内の検索数が取得できるサードパーティ製ツール
- Google 広告キーワードプランナー
などを利用してより検索されやすいキーワードを選定していくことです。
Google内でのSEO対策との大きな違いは「炭酸飲料を使ったおすすめレシピ」や「炭酸飲料の仕組み」などの情報収集系のキーワードを利用しないということ。
出品しようとしている商品を基に、注文に繋がりやすいキーワード選定を行っていくことが大事になります。
Amazon検索アルゴリズム「A10」の概要
Amazonの検索アルゴリズム「A10」は、Amazon内の商品検索結果の順位を決定する最新のアルゴリズムです。
このアルゴリズムは、ユーザーが検索した際に最も関連性の高い商品を表示することを目的としており、複数の評価要素を基に検索順位を決めています。
主な評価要素は、次の通りです。
- 販売実績:特に直近の販売件数が重視され、最近多く売れた商品ほど上位に表示されやすくなります。
- キーワード設定:商品名や説明文に関連する適切なキーワード配置が重要です。
- 商品レビュー:レビューの数と質も評価に影響し、高評価のレビューが多い商品は信頼性が高く、検索結果で優遇されます。
- 価格設定:適正な価格であることが求められ、極端に高いまたは低い価格は検索順位に悪影響を与える可能性があります。
- 在庫状況:在庫が十分にある商品は優先的に表示されます。
A10アルゴリズムは、これらの要素を総合的に考慮し、ユーザーのニーズに最も合った商品を上位に表示します。
そのため、出品者は検索アルゴリズムに関連する要素を最適化することが重要です。
A10の検索ロジックとGoogle SEOとの違い
Googleは、ユーザーの検索クエリに対して最も関連性の高い情報を提供することを目的としており、外部リンクやサイトの権威性に加え、コンテンツの質やユーザー体験なども重要な評価基準としています。
一方、AmazonのA10検索ロジックは、主に商品の販売実績やコンバージョン率、商品ページの内容など内部データに基づいて評価されます。Amazonでは「売れる商品」が優先され、ユーザーの購買行動やレビュー、価格設定が検索結果に大きな影響を与えるのが特徴です。
ユーザー行動に基づいたAmazon独自のSEO要素
AmazonのSEOは、ユーザーの行動に基づいた独自のアルゴリズムを使用しており、いくつかの重要な要素があります。
- 販売実績の影響
Amazonの検索アルゴリズムは、特に商品の直近の販売実績を重視します。販売数が多い商品は、他のユーザーにも魅力的と判断され、検索結果で上位に表示されやすくなります。 - レビューの質と量
高評価のレビューが多い商品は、信頼性が高いと見なされ、検索結果で優遇されます。また、レビュー数の多さも評価基準の一つです。 - クリック率と購入率
検索結果で表示された商品がクリックされる頻度(クリック率)や、クリック後の購入率も重要な指標です。 - キーワードの関連性
ユーザーが検索に使用するキーワードと、商品の説明やタイトルに含まれるキーワードの関連性も評価対象です。
AmazonのSEO対策の必要性は?
結論から言うと、どの出品者でもSEO対策は必要です!
その理由を、以下で具体的に解説していきます!
SEO対策する必要あるの?
先に述べておきますが、Amazonの検索結果でSEOで効果があるのはオーガニック領域だけですので、広告よりは上位に商品を表示することはできません。
なので「じゃあSEO対策じゃなくて広告打てば…」と思ってしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、AmazonのSEO対策の必要性は十分にあります。
そこでその根拠をデータで示すと…
- Amazonにおけるユーザーの70%以上は2ページ目以降を見ない
- 65%の人が最初から3つの商品をクリックする
といったカンジです。
例として、2ページ目に商品が位置していると、月間で100,000人が欲しがるような商材を出品しているにも関わらず、30%の30,000人にしかリーチできいないということです。
それに加えて、「65%の人が最初から3つの商品をクリックする」ということは、2ページ目はそもそも論外で、3位以内に入ってなければ、多くのクリックを取り逃がすことになります。
したがって、AmazonのSEOの効果を期待するのであれば、検索順位で3番目以内を狙っていくことになります。
そもそもユーザーさんが商品ページに来てくれなければ、売りたい商品も売れませんからね。
7割のユーザーは2ページ目以降を見ない
「Amazonで検索するユーザーは、2ページ目以降を見ない」というデータはよく引用されますが、これはオンラインショッピング全般に共通する傾向でもあります。
通常、消費者は最初のページに表示された商品から順に選び、特に最初の数件の商品の中から購入を決めることが多いです。
そのため、検索結果での可視性を高めるためのSEO対策は、新規顧客の獲得やブランドの認知度向上のために必要不可欠です。
SEO対策の効果は大きい
また、効果はユーザーのアクセス数だけではありません。
AmazonはECサイトなので、サービスのゴールはユーザーに商品を購入してもらうことにあります。
そのゴールを実現するためには、多くのユーザーを商品ページに流入させなければなりません。
売上増加をベースに施策を打とうと考えると、
- 商品ページに流入した人の購買率を上げる
- ユーザー単価を増やす
といった指標も売り上げの増加に影響しますが、これらもユーザーが商品ページを訪問することが前提に成り立っているのです。
そのため、AmazonではWebサイトに訪問したユーザーがスムーズに商品ページを訪問できるようにさまざまな経路を用意しています。
例えば、 Googleなどの検索エンジン経由でキーワードを入力してAmazonのWebサイトを訪問する場合。
ユーザーは初めから「欲しい商品と類似の商品ページ」か「欲しい商品カテゴリの一覧ページ」など、ある程度まで条件が絞り込まれた状態のページに辿り着きます。
そうすると、ユーザーの次のアクションは、「Amazonの検索窓に細かな条件や具体的なキーワードを入力する」となり、Amazon内検索を利用して商品ページを探すことになります。
つまり、ユーザーの主要な購買経路となるAmazon内検索において多くのユーザーが検索する言葉で自社の商品ページが上位に表示されれば、閲覧数や購買率の向上が期待でき、売上を伸ばすことができるのです。
AmazonのSEO対策で事前に抑えるべきポイント3選!
ここまでで、事業者のアナタがAmazonでSEO対策をするべき理由は揃ったとおもいます。
しかし、AmazonでSEO対策を行う前に3つのポイントを抑えておくべきです。
具体的には、下記の3つです。
- そもそもAmazonで上位表示される商品とは?
- Amazonの検索結果ページへの認識
- 「ショッピングカートボックス獲得」必要性
重要なポイントなので、以下で詳しく解説していきます!
①そもそもAmazonで上位表示される商品とは?
ユーザーが検索するキーワードに関連している商品かどうか
顧客が検索したキーワードに対して「商品ページがどの程度関連性があるのか」という指標です。
商品ページやタイトルに、商品のメインキーワードや関連しているキーワードを盛り込めているかチェック!
Amazon側がそのキーワードに関連する商品だと認識しやすくなるために、そのキーワードの関連する商品だとして、上位表示されやすくなります。
自社の商品がどんなキーワードで検索されているかを分析してページにキーワードを盛り込みましょう!
売れている商品かどうか
本質的ですが、売れている商品は、Amazon側にユーザーに人気の商品と判断されます。
売れていない・人気のない商品をAmazon側は上位表示して、ユーザーに購入しやすくする必要がありません。
Amazon側の判断基準は「直近の期間(非公開ですが、大体7~14日くらいで)で売上を上げている」か、というカンジです。
また、「売上金額」なのか「売上個数」なのかという問題も存在します。
売上個数をさばくのが正義だった時代もあり、単価を低く設定して、順位が上がったタイミングで通常価格に戻すという価格戦略がありました。
現在のA9では大きく価格を変更すると、
- 順位が著しく下がる
- ユーザーのカート内から外れる
などの対策が講じられているので、あまりメリットを感じないでしょう。
もちろん、売れないよりは売れたほうが評価されますが、大幅に安い金額で販売された場合の効果は小さいといえるでしょう。
(※A9について詳しく知りたい方は以下のリンクからそばにが執筆した記事があるのでご確認ください!)
🔗Amazon A10(A9)とは?上位表示する方法も解説!
良質な購入レビュー
Amazonのユーザーは、商品レビューから比較して購入する人が多く、レビューの件数・星の数・質が大切です。
Amazonではレビューの評価が以下の5つの段階に分けられ、一緒にコメントを入れられるようになっています。
非常に良い | ☆☆☆☆☆ |
良い | ☆☆☆☆★ |
普通 | ☆☆☆★★ |
悪い | ☆☆★★★ |
非常に悪い | ☆★★★★ |
評価の良いレビュー数が多ければ多いほど、良いページ・良い商品と判断されるので、SEOに良い影響を与えます。
「☆4以上」の評価レビューが3つ以上存在すると、SEOとともにCVRにも影響することが確認されています。
また、レビューの件数が10件以上ある場合だとレビューの質を確認するユーザーもチラホラ。
競合より良質な購入レビューを確保できているかということも、チェックしなければなりません。
コンバージョン率(ユニットセッション率)が高い
セッションに対しての購入率のことです。
言い換えると、ページを見に来たユーザー(セッション)の中で、購入に至った人の割合を示す数字です。
コンバージョンレートが高いと、「商品ページが良いページ」だと判断され、上位表示されやすくなります。
私たちができることは、商品ページにきたユーザーが購入に至るまでの意思決定をスムーズにすることです。
この要素の対策として、商品ページにきたユーザーの意思決定をスムーズにしてあげることです。
それには、商品ページの最適化だけでなく
- 発送がまで早いか(FBA)
- 在庫が切れていないか
- お急ぎ便が利用できるか
- 多種多様な決済方法があるか
なども対応してあげることです!
②Amazonの検索結果ページへの認識
検索結果の表示ページはSERP(サープ:Search Engine Result Page)とも呼ばれます。
Amazonでは、PC表示においてはキーワードの検索結果画面に、商品が16~48件が1ページに表示されます。
領域名 | 詳細 |
オーガニック |
|
スポンサーブランド広告 |
|
スポンサープロダクト広告 |
|
AmazonのSERPは大別すると、上の表の3つの部分になりますが、SEOで効果がある領域は「オーガニックランキング」だけです。
現状のAmazonでは、
スポンサーブランド広告 → オーガニック検索結果 → スポンサープロダクト広告 → オーガニック検索結果 → スポンサープロダクト広告 → オーガニック検索結果 …
といった商品配置になっており、スポンサープロダクト広告が多く挿入されるのです。
ユーザーは1ページあたり50件を超える商品を目にすることとなりますので、大半のユーザーは2ページ目に掲載されている商品ページまで目を通さないまま、1ページ目上部で商品詳細ページをクリックするのです。
そのため、Amazon SEOを実施する場合、広告の運用も同時に行うことが推奨されます。
広告出稿によって上昇した売上は、Amazon 内の自然検索結果の順位や、カテゴリ別のランキングに影響します。
Googleなど一般的な検索エンジンへのSEOの場合、リスティングなどの広告出稿していなくてもSEOの施策のみで上位表示を実現させることができます。
しかし、A9の場合、売上や人気度など総合的なブランド力・商品力で順位が決定されるのです。
③「ショッピングカートボックス獲得」必要性
そもそも、商品ページのSEO対策を行うことが出来ても、「ショッピングカートボックス」が獲得できていなければ、購買率は低いままです。
楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECモールとの決定的な違いは、商品の出品形態ですね!
下記でカンタンにまとめましたので、ご確認ください。
ECモール名 | 商品ページ | 詳細 |
楽天市場・Yahoo!ショッピング | 店舗単位 | 商品に対してページは1つ以上 |
Amazon | 商品単位 | 商品に対してページは1つのみ |
楽天やYahoo!ショッピングなどほかのECサイトでは、店舗単位で商品ページが生成されるため、同一商品の商品ページが複数存在します。
しかし、Amazonの場合は、 ASIN(エイシン) という商品識別用の10桁の番号コードで商品を管理しており、商品単位で詳細ページが構成されます。
その商品ページ内で、商品ページに大きく表示される「カートにいれる」ボタンを、他の出品者と取り合わなければなりません。
この「カートにいれる」ボタンを獲得することを、「ショッピングカートボックスの獲得」と呼びます。
イメージとしては、コンビニなどの商品棚の一番前に商品が陳列される形になります。
カートを獲得できなかった他の出品者の商品は、「こちらからもご購入いただけます」欄に表示されるだけで、購買率が低くなります。
ちなみに「ショッピングカートボックス」は
- 販売価格
- 在庫状況
- ストア信頼性
などの要因によって決定されます。
日頃から上記の要素を考慮し、カートの獲得を安定的にすることが出来ているかを確認してからAmazonのSEO対策に踏切ましょう!
ここまでお読みいただき、そもそも「AmazonのSEO対策より、ショッピングカートボックスの獲得のほうが先だ!」と考える事業者さんは、以下のページを参考にショッピングカートボックスを獲得に挑戦してみてください!
AmazonのSEO対策の方法13選
では早速、AmazonでのSEO対策の方法について具体的に解説していきます!
- キーワード対策
- 商品ページの最適化
- 商品の直近売上の増加
- コンバージョン率の改善
- 在庫保持率の向上
- 商品発送方法
- レビュー獲得
- 商品画像の最適化
- 商品紹介コンテンツの掲載
- 広告の出稿
- Amazon Super URLの利用
上記のように優先順で解説していきます!
対策なしに出品している事業者さんも多いので、対策すれば抜きん出ることも可能です。
出来るとこからしっかり対策を講じて、商品をバリバリ売って売上をあげていきましょう!
商品のキーワード選定
ユーザーが検索するキーワードに引っかかるかどうか、という部分がSEO対策の根幹ですので、「SEOはキーワードに始まりキーワードに終わる」とも言われているほどです。
Amazon SEOにおいて、キーワードの観点から改善を図ることが可能な項目は、下記の部分です!
- 商品名(商品のタイトル)
- 商品仕様
- 商品説明
- 検索キーワード
1,2,3の要素においては、商品ページのテキスト情報として確認することが可能です。
4においては、商品ページ上には視覚的に表示されない情報で、A9側にのみ認識される部分になります。
設定する上での基本的な規約としては、
- 主観的な情報は含めない
- 特殊文字は利用しない
などが存在しますが、カテゴリや出品形態に応じては、規約が厳しいので、必ずセラーセントラル(ベンダーセントラル)より最新の公式情報を確認するようにしてください。(薬やサプリ関係は厳しいので注意!)
まずは、ユーザーが検索する適切なキーワードを探し出しましょう。
キーワードには「ビッグキーワード」と「スモールキーワード」があります。
キーワードの種類 | 詳細 |
ビックキーワード | 商材名などメジャーなキーワード |
スモールキーワード | 形状や詳しい特徴を表すキーワード |
自社の商品をどんな人に使ってもらうのかを常に考えながら、この2つを使い分けましょう。
たとえば、あなたが日焼け止めを販売しているとします。
その商品が、子供向けなのであれば、「日焼け止め 子供」などのキーワードを選定することになるでしょう。
そのキーワードの見つけ方は2つあります。
①サジェスト
検索バーに検索キーワードを入力すると、それに関連した「よく一緒に検索されているキーワード」が表示されます。
これをサジェストと言います。
②セラースプライト
Amazon内での月間検索ボリュームを調べる外部ツール。
プランによって、月額料金がかかるので、多くの商品を出品している事業者にはおすすめです!
一緒に調べられているキーワードやASINごとに調べられているキーワードを細かく知ることが可能なのです。
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商品ページの最適化
商品が検索されるキーワードを見つけ出したら、商品ページの最適化を行っていきます。
こちらの効果として、検索ページのクリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)をあげることができます。
商品名の変更
商品名は、検索ページに表示される部分なのでSEOだけでなくCTR(クリック率)を高める部分にもなります。
検索結果ページ一覧で、クリックしてもらうためには、商品名を工夫しましょう。
検索結果表示ページでは、以下のように
- 商品画像
- 商品名
- レビューの数と質
- 価格やポイント
などの情報しか表示されません。
SEO効果を上げるコツとしては、左側に必要なキーワードを挿入して、可読性を維持したままで情報を詰め込みましょう。
上記のツールを利用して、出品する商品に最適なキーワードを見つけたら、それらを盛り込んでいきます。
しかし、過剰に盛り込みすぎると、コンバージョン率の低下も招くので、SEO的にもよくありません。
例えば、「水筒」というキーワードを狙っているからといって、タイトルを「水筒 水筒 水筒 水筒 水筒 」としても意味がありません。(実は昔は効果的でした)
キーワードは、1度出現すれば問題ありませんので、確実にキーワードを盛り込んでいきましょう。
一つ注意点として、「薬機法」の考慮をしてください。
商品の説明をする際に「表現」に規制をかけているもので、医薬品として誤解させないことです。
間違ったことを伝えたり、過剰な期待をさせたりしないことが基本的な考え方となっています。
商品の仕様
商品の仕様には商品の説明を、最大で5つの要素を入れることができます。
PC画面では、タイトルの下にこれらの要素が表示されるので、ユーザーの目に止まりやすいです。
つまり、ひと目でわかるように記述するように心がけるようにしてください!
スマホ版では、「詳細」という部分に上3つのみが表示され、下2つの説明文は、クリックをしないと表示されません。
そのため、上から3つ目までに伝えたい情報を盛り込むといいでしょう。
(※商品の仕様の細かい情報は以下のリンクから!)
🔗【Amazon】商品説明文と商品の仕様のすべてがわかる!
商品紹介コンテンツ(A+)
PC上でもスマホでも、商品ページのトップページから少しスクロールしたところにあり、「商品の説明」と書かれてある部分に該当します。
以下の画像が商品コンテンツの例です。
- 画像のみを貼る
- 画像と文章で説明することができる。
- Amazonに出品している自社商品のラインナップ
画像とテキストで説明することができるため、
商品についての情報をより詳しくユーザーに伝えることができる部分です。
様々な見せ方があるため、適切なものを選び作成するといいでしょう。
ここでもキーワードを意識していれてください。
(※商品紹介コンテンツの詳細や効果的な設定方法などを知りたい方は以下のリンクをチェック!)
🔗【売上UP!?】商品紹介コンテンツとは?効果的な作成方法・メリデメご紹介!
商品画像
SEOには直接関わってはきませんが、コンバージョン率に関わってくるのが、商品画像です。
画像なので、視覚的に伝えたい情報を伝えることができます。
最大で9枚入れることができますが、商品ページに表示されるのは7枚です。
スマホでは、スクロールしないと次の画像をみることはできないので、スクロールしてもらうために、画像に流れを作ることが大切になってきます。
Amazonの商品画像にはメイン画像とサブ画像の2種類がありそれぞれの規則や特徴によって使い分けることが大切です。
商品を出品する際、このメイン画像は必須で登録しなければならないもので、基本的に白背景に商品本体の画像のみが載っています。
メイン・サブなどを、商品の全体像・商品の説明・商品のサイズなどを、ストーリー性などを用いて画像の配置を行うと良いです!
(※商品画像の効果的な設定方法などは以下のリンクからチェックしてください!)
🔗【Amazon出品者向け】最適なメイン画像とは?コンサルが徹底解説!
🔗Amazon商品ページのサブ画像の効果的な設定方法とは?
商品の直近売上の増加
直近で商品がどの程度売れたのかは、A9(A10)に大きな影響を与えます。
「直近」とはどの程度の期間なのか?ということに関しては、A9(A10)もその期間を常に調整しており、明確には分かりません。しかし、概ね7日から14日と考えて良いでしょう。
また、「売上金額」なのか「売上個数」なのかという問題もあります。
実は2018年位までは、「売上個数」が重要な指標となっていました。
したがって、商品価格を下げることで売上個数を稼ぎ、Amazon SEOで上位表示させるという方法を多くのセラーが実践していたのです。
しかし現状では、過度に安売りすることで売上個数を稼いだとしても、A9(A10)の評価は上がりません。
もちろん、売れないよりは売れたほうが評価されますが、大幅に安い金額で販売された場合の効果は小さいといえるでしょう。
例えば、通常1,980円で販売していた商品を、198円(90%オフ)で販売し、ある程度順位が上がったところで通常料金に戻すという価格戦略が以前は一般的でした。
現状では、元の価格に戻した時点で、SEO的に大きく順位が下がります。
また、値段を大幅に変えると、せっかくショッピングカートに入っていた商品もカートから外れてしまいます。
そのため、価格を大幅に下げる価格戦略はおすすめできません。
現状は「売上金額」も「売上個数」も重要な指標となっていますので、安売りしすぎて売上金額が低くならないように気をつけましょう。
新規出品でも売上を伸ばす方法を解説していますので、参考にしてみてください。
コンバージョン率の改善
直近売上と並んで重要な指標になっているのが、コンバージョン率。
セラーセントラルから確認できるビジネスレポートでは、「ユニットセッション率」として表示されています。
コンバージョン率(CVR)とは、顧客が商品ページにアクセスした人の中で実際に購入に至った割合のことです。
例えば、100人の顧客が商品ページを見て5個の購入があった場合、CVRは5%になります。
Amazon運営側としては限られたアクセスをどの商品に振り分けるかで売上が大きく変わるのです。
コンバージョン率が1%の商品ページと、5%の商品ページがある場合、CVRが高い方の商品ページを上位表示させるというのは、合理的な判断といえるでしょう。
したがって、出品者側としては、できるだけコンバージョン率を高める必要があります。
クーポン・プロモーション設定
Amazonでは、クーポンやプロモーションなどで商品の割引を提供したり、送料を無料にしたりすることができます。
クーポンやプロモーションを設定していることが、Amazon SEOに直接影響を与えるわけではありません。
しかし、クーポンやプロモーションなどの施策は、コンバージョン率が上がる傾向にありますので、間接的にAmazonのSEO効果があるといえるでしょう。
ただし、過剰なクーポン割引を行った場合、値引き戦略と同じような問題が起きます。
つまり、販売個数やコンバージョン率は増えるけれども、売上金額が伸びないという問題です。
クーポンやプロモーションの割引率のバランスを調整し、コンバージョン率が高く、売上金額も上がるような設定を行う必要があります。
この章のまとめAmazonで狙っているキーワードで上位表示させるには、直接的にSEOを上げる対策だけでなく、間接的なSEO対策も実施する必要があります。
商品ページを作りこんだり、広告をかけたりして直近の売上を増加させることが重要です。
クーポンの活用方法については以下の記事をご確認ください!
🔗Amazonクーポンプログラムの活用・発行方法をコンサルが徹底解説!
在庫保持率の向上
Amazonは一貫して「顧客の利便性」を追求しているので、在庫を提供できない期間がある商品は高く評価しません。
ある一定の期間、在庫をきちんと保持していたかどうかは、Amazon SEOにおいて重要な指標となっています。
また、在庫がなければ売上も上がらないので、在庫のない商品ページを上位に表示させることはAmazonの売上的にもマイナスになります。
できるだけ在庫を切らさないように注意を払わなければなりません。
在庫切れで売れないと、商品の直近売上が下がってSEOに影響するという間接的な影響ももちろんあります。
単純に在庫保持率が100%ではなかった場合、AmazonからSEO要素のペナルティを受ける可能性があります。
当社も在庫補充のタイミングを見誤り、SEOランキングが急降下したという事例がありました。在庫に関しては、余裕を持って補充するようにしましょう。
在庫切れの対策法については以下のリンクで詳しく解説しています!
🔗【Amazon出品者向け】在庫切れの対策法&起こった場合の対処法を解説
商品価格の再検討
適切な商品価格をつけることは、Amazon SEOで重要です。
商品価格が高すぎるとコンバージョン率が悪くなり、ランキングが下がることはもちろんあります。
ですが、単純に「商品価格がAmazonが想定している範囲内かどうか」も、Amazon SEOに影響を与えているようです。
上述したように、低価格で商品を最初に販売して、後に価格を上げるという戦略が以前はよく機能していました。
ところが、最近では「価格を一定以上あげた瞬間に検索順位が落ちる(圏外に飛んでいく)」という現象が見られます。
価格によるコンバージョン率の変化ではなく、単純に価格がAmazon SEOの基準となっていると考えるのが妥当でしょう。
例えば、あるキーワードでの販売価格帯が2,000円程度の場合、商品価格を2万円にしたり、逆に200円にしたりすると、Amazon SEOでは評価が下がる傾向にあります。
適切な価格設定は、Amazon SEOに直接影響する重要な要素といえるでしょう。
商品発送方法
Amazonの商品発送に関しては、
- 出品者出荷
- FBA出荷(Amazonから出荷)
を出品時に選択することができます。
Amazon SEOで上位表示を狙うには、基本的にFBA出荷を選択するのがおすすめです。
発送形態によって直接SEOが変化することは確認されていませんが、FBAから出荷すれば当日や翌日に商品が手に入るため、コンバージョン率に寄与します。
FBAを選択→商品が早く欲しいユーザーにもリーチ→コンバージョンレート上昇→SEOにも寄与
という形になりますので、出来るだけFBAを利用したほうが有利に働きそうです!
FBAの理解を深めるのは出品者にとって必須なので、以下のリンクから詳細を確認しましょう!
🔗Amazon新規出品者必見!FBAのメリット・デメリットとは?
レビュー獲得
Amazon SEO対策において、カスタマーレビューはとても重要な要素となっています。
なぜなら、直接要因である「直近売上」「コンバージョン率」に深く関連するためです。
評価の星の数が多く平均点が高い商品は、検索表示ページでクリックされやすく、その後のコンバージョン率も高くなります。
以前は評価の星の数や平均点も、Amazon SEOに「直接」影響する重要な要因でした。単純に評価の数が多くて平均点が高い商品が、上位を独占していたのです。しかし現在は、評価が直接要因であるとは言い切れません。
ただし、Amazonがここまで大きな販売プラットフォームになった要因の1つが、評価システムにあることは明らかです。
そのため、Amazonがユーザー評価をSEO要素から完全に取り除くことはないでしょう。
できるだけ評価を増やし、平均点も高めていくことによって、Amazon SEOを向上させることができるのです。
🔗【出品者ができること】Amazon カスタマーレビューの低評価への対処法からレビュー依頼まで解説!
商品画像の最適化
商品画像はコンバージョン率に大きな影響を与えるので、Amazon SEO対策においても重要な要素だといえます。
多くの顧客は商品説明を読むことなく、画像だけで商品情報を判断しています。
「商品説明に書いているからいいだろう」と考えず、重要な情報はすべて商品画像に含めるようにしてください。
商品画像は9枚まで投稿可能ですが、実際に閲覧されるのは7枚目までです。
一旦、画像をクリックすると、Amazonの商品画像ギャラリーの画面に変わり、9枚目まで全て表示されるようになります。
したがって、8~9枚目は重要度は低いといえるでしょう。
商品紹介コンテンツの掲載
商品ページの下部に、商品の詳細説明を追加できるのが「商品紹介コンテンツ」。
以前はiOSアプリでは詳細欄をクリックしないと見れませんでしたが、現在はPCでもモバイルでも表示されるようになりました。
もともと商品ページが非常にシンプルなAmazonですが、商品紹介コンテンツを追加することによって、リッチなコンテンツにすることができます。
商品紹介コンテンツは、ヘッダー・画像・テキストで構成されています。商品を詳細に説明することで、コンバージョン率をアップさせることができるでしょう。コンバージョン率がアップすると、Amazon SEOにもプラスの影響を与えます。
最近は、商品紹介コンテンツの掲載内容について、審査が厳しくなっています。できるだけ早くコンテンツを作成して、審査を受けることが望ましいでしょう。
商品紹介コンテンツは、
セラーセントラル → 在庫 → 商品紹介コンテンツ管理
で編集可能です。
広告の出稿
Amazonの広告を出稿しているかどうかは、Amazon SEOに直接影響を与える要因ではありません。
しかし、Amazonで広告をかけることによって、直近の売上がアップするので間接的にSEO効果が高まることは確認されています。
特に出品初期は、SEOランキングも低く広告をかけなければ、商品を売ることは難しいでしょう。
商品が売れなければ、ランキングも低いままですのでオーガニック売上もありません。
したがって、積極的にAmazon広告を出稿し、売上を立てていくことは必須です。
🔗Amazon広告の効果を最大化!売上をアップさせる運用方法とは?
上述のようにAmazonの広告には、スポンサードプロダクト広告(SP広告)とスポンサードブランド広告(SB広告)があります。
できれば両方の広告をかけることをお勧めしますが、スポンサーブランド広告はAmazonブランド登録をしていなければ広告を出すことができません。
Amazonブランド登録には時間がかかるので、なるべく早めに登録しておきましょう。(以下リンク参照)
🔗Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)がマストな理由と登録手順
特定のURLの利用
- Amazon Super URL
- 2 Step URL
上記のURLを利用して出品した商品を購入された場合において、SEO効果があるとされています。
まず、「Amazon Super URL」とは、「AmazonのURLに&keyword=[〇〇]がついたURL」のこと。
例えば検索窓に「ワイヤレス充電器」と打って検索した際に、現れた商品ページをクリックするとURLに「&keywords=ワイヤレス充電器」という単語がつきます。
このように狙っているキーワードを含んでいるURLを、顧客にクリックしてもらい購入してもらうと、そのキーワードにおけるAmazon SEOのランキングが向上するというわけです。
Amazonでのオーガニック、スポンサードプロダクト広告やスポンサードブランド広告経由での購入であれば、基本的には「&keyword=[〇〇]が含まれたURL」から購入されています。
次に、「2 Step URL」の導入です。
こちらは、StoreFront(ストアフロント)などから生成できるURLの一つで、上で紹介した方法より一般的な方法です。
2ステップの検索から商品を絞り込んで、Amazon側に検索キーワードと購入された商品が近しい関係にあるということを認識させます。
このURLを外部広告からのアクセス先に使用すると、クリックされて購入があったときにAmazon SEOの効果が上がることになります。
このほかのSEO対策として、
- ブラウズノード(商品のカテゴリ)
- リファインメンツ(商品の絞込み条件)
- 容量・サイズ違い商品のバリエーション設定
が行えているかの確認も必要です。
「そばに」のAmazonのSEO対策の事例をご紹介
Amazon専門コンサル「そばに」でも、数多のクライアントさんのアカウントにおいてSEO対策を行ってきました。
そちらの事例を以下で紹介していきたいと思います!
まず、そばにがコンサルティング・運用させて頂いている食品を販売している会社の事例です!
食品会社のSEO対策事例
▼「そばに」がSEO対策を行う前
▼「そばに」がSEO対策を初めてから1年後
SEO対策のサポートを始めた2021年3月の売上は、884,922円。
1年後の2022年3月の売上は1,891,739円と、213.77%UPという結果になりました。
上記の食品会社さんにおいては、下記の施策を行いました!
- 弊社システムを使⽤したAmazon KWの抽出
- 商品ページのリニューアル
- 画像最適化(バリエーションの組み直し)
- セッションのバラつきの調整
- 販促費の最適化
- スマホファーストの画像制作
また、併せて広告運⽤最適化・レビュー施策も行ったことで相乗効果を得られました。
カー⽤品販売会社のSEO対策事例
▼「そばに」がSEO対策を行う前
▼「そばに」がSEO対策を初めてから9ヶ月後
カー⽤品販売会社のSEO支援を始めた2021年8月の売上は5,490,933円でしたが、1年後の2022年3月の売上は9,641,382円と、175.59%UPとなりました。
具体的には、
- 弊社システムを使⽤したAmazon KWの抽出
- 商品ページのリニューアル
- 画像最適化(バリエーションの組み直し)
- セッションのバラつきの調整
- 販促費の最適化
- 販促費の最適化
- スマホファーストの画像制作
などの施策を中心に行った他に、
- 広告運⽤最適化
- レビュー施策
- 外部販促施策(SNS)
なども並行して行っています。
上記のように、SEO対策は手間も時間もかかりますが、広告費に依存しない売上をたてることが出来るのです!
Amazon SEOと間接的に関連性のある要素
AmazonのSEOによる検索結果は、先述の評価要素だけでなく、間接的な要素も影響します。
そのため、商品ページのパフォーマンスを向上させて上位表示を狙うためには、こうした間接的要素にも注意を払う必要があります。
以下では、Amazon SEOにおいて重要な間接要素について解説します。
外部流入売上
最初に「外部流入売上」を挙げた理由は、SEOの観点からの優先度は必ずしもトップではないものの、他の多くの対策が既に多くの事業者で実施されているためです。
SEOで上位を狙うには他社との差別化が重要であり、SNSやYouTubeなどの外部メディアからの流入を増やす「外部流入売上」の強化が、差をつけるポイントとなります。
Amazonの検索エンジンがA10に変わったことで、AmazonSEOにおける外部流入のスコアが向上しているとされ、上位セラーはこの「外部流入売上」対策をしっかり実行しています。
FBA
FBAを利用することで、商品はAmazonプライムの対象となり、迅速な配送オプションを提供できるため、ユーザーに購入される可能性が高まります。
また、FBA商品は検索結果で優遇される傾向があり、SEO面でも有利になることが期待されます。
商品価格
商品価格はAmazon SEOにおいて非常に重要な要素の一つです。
適正な価格で販売されている商品はユーザーから選ばれやすく、結果としてコンバージョン率の向上につながります。
逆に、極端に高い、あるいは低い価格設定は、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、市場価格に合わせた適切な価格を設定し、定期的な見直しを行いましょう。
在庫保有率
Amazonは、ユーザーに安定した供給を提供することを重要視しているため、在庫の有無はSEOにも大きな影響を与えます。
もし在庫切れが発生すると、検索順位が下がるだけでなく、ユーザーが注文をキャンセルするリスクや、Amazonからの評価に悪影響が出る可能性もあります
在庫を適切に管理することで、売上機会の損失を防ぎ、ランキングを維持することが可能です。
カスタマーレビュー
カスタマーレビューは、商品の信頼性を示す重要な指標です。
レビューの数と質は、検索結果の上位表示に直結します。特に、良質なレビューが多い商品は、他のユーザーの信頼を得やすく、結果的に売上を伸ばすことができます。
自社レビューや他社のレビューを問わず、セラースプライトなどのツールを使って、AIレビュー分析なども可能になっています。
レビューをしっかり分析して、商品改善に取り組んでいきましょう。
カスタマーレビューの集め方についてはこちらのホワイトペーパーをご確認ください。
https://sobani.co.jp/download/review_increasing
ストアレビュー
カスタマーレビューと同様に、ストアレビューも店舗全体の信頼性を示す重要な要素です。
ストアの評価が高ければ、ユーザーは安心して購入できます。
ストアレビューは、商品購入後にAmazonから送られるアンケートメールを通じて収集されますが、回答率はそれほど高くありません。
それでも、クレームや低評価が多くなることは避けるべきであり、ストアの信頼性向上が売上に好影響を与えることは確かです。
商品情報や画像などのクリエイティブ要素
高品質な画像や詳細な説明文は、ユーザーのクリック率(CTR)やコンバージョン率を向上させ、検索結果での順位にも影響を与えます。
特に、画像は商品の魅力を直感的に伝えるため、解像度の高いものや、複数の角度から撮影した写真を使うことが効果的です。
ただし、Amazonは商品画像に関して厳格なガイドラインを設けているため、掲載前にこれらのルールを確認する必要があります。
詳しくはこちらの記事をご確認下さい。
https://sobani.co.jp/columnlist/amazon_listing_main-picture
広告
Amazonの広告を活用することで、商品の視認性を飛躍的に向上させることができます。
特に、新商品の投入や売上の促進を図りたい場合に効果的です。
広告は、オーガニック検索の順位向上やブランド認知度の向上も期待できますが、コストがかかるため、費用対効果を十分に検討する必要があります。
詳しくはこちらの記事をご確認下さい。
https://sobani.co.jp/columnlist/amazon_sponsored-ads
Amazon SEOで上位表示させるための注意点
Amazonで商品を上位表示させるためには、SEO対策が欠かせません。
しかし、いくつかの注意点があり、誤った方法を実行すると逆効果になる可能性もあります。
ここでは、上位表示を目指す際に注意すべきポイントを解説します。
やらせ・さくらは悪影響を与える
やらせやさくらは、短期的にレビュー数を増やしランキングを向上させる効果があるかもしれませんが、Amazonの規約に明確に違反しています。
近年、Amazonは偽レビューに対して特に厳しく対応しており、こうした違反が発覚した場合、アカウント停止や商品の検索結果からの除外など、厳しいペナルティが科される可能性があります。
キーワードをたくさん詰め込まない
SEOにおいてキーワードの最適化は重要ですが、キーワードの過剰な使用(キーワードスタッフィング)は逆効果となります。
AmazonのA10アルゴリズムは、ユーザーにとって有益なコンテンツを優先するため、過度なキーワード使用はコンテンツの品質を損ね、検索順位が低下する要因となります。
FBAの活用は怠らない
FBAの利用は、間接的にSEOに影響を与えます。FBAを利用することで商品がAmazonプライムの対象となり、迅速な配送が可能になるため、購入率が向上し、結果的に検索ランキングの上昇が期待できます。
さらに、FBAは品切れや梱包不備といったリスクを軽減し、カスタマーサービスや返品処理の負担も軽くなるため、運営の効率化に寄与します。
ただし、FBAはコストがかかるため、無計画に導入するのではなく、戦略的に活用しましょう。
アルゴリズムのアップデート情報も常に追う
Amazonのアルゴリズムは定期的に更新されており、最新のA10アルゴリズムも今後さらにアップデートされる可能性があります。
SEO対策は一度行って終わるものではなく、継続的な見直しと改善が不可欠です。
アルゴリズムの変更に伴い、最適な対策も変わっていくため、最新情報を常に把握し、適切に対応することが求められます。
Amazon SEOは楽天などの他のECサイトと違う?
AmazonのSEO戦略は、楽天やYahoo!ショッピングなどの他のECサイトとは異なる独自の特徴があります。
各プラットフォームは、ビジネスモデルやユーザー行動、SEO対策の重点が異なるため、それぞれに適したアプローチが必要です。
以下に、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングそれぞれのSEO戦略を比較しています。
ビジネスモデルの違い
- Amazon
Amazonでは、1つの商品ページを複数の出品者が共有し、価格や条件で競争します。そのため、SEO対策には「価格競争」と「売上実績」が大きく影響し、販売実績の高い商品ほど上位に表示されやすくなります。 - 楽天市場
楽天市場では、各出店者が独自の店舗ページを作成でき、ブランディングやデザインの自由度が高いことが特徴です。店舗全体の見せ方やキャンペーンの活用が重要で、SEOだけでなく、全体的な店舗戦略が集客に大きな役割を果たします。 - Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングも楽天と同様に、各店舗が独自のページを持ちます。Yahoo!ショッピングの強みはTポイントの活用やYahoo!検索との連携にあり、SEOでは商品名や説明文に適切なキーワードを使うだけでなく、検索エンジンからの流入も重要視されます。
集客力とユーザー行動の違い
- Amazon
Amazonのユーザーは、特定の商品を探す目的で訪問することが多く、購入意欲が高い傾向にあります。SEO対策としては、キーワードの関連性、売上件数、レビュー数などが検索結果に大きな影響を与えます。 - 楽天市場
楽天市場のユーザーは、ウィンドウショッピング感覚でサイトを訪れ、セールやポイントキャンペーンを通じて購入意欲を高めることが多いです。SEOではキーワードの配置が重要ですが、キャンペーンが検索順位に直接影響を与えることはあまりありません。 - Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングのユーザーも、セールやTポイントによる集客が特徴です。また、Yahoo!検索との連携により、SEO対策では検索エンジン向けのキーワード戦略も有効です。
AmazonのSEOは、売上実績やキーワードの関連性に強く依存し、「どれだけ売れるか」が検索結果に直結します。
一方、楽天市場やYahoo!ショッピングでは、ブランディングやキャンペーンの活用が集客の鍵を握っており、SEOに加えて店舗全体の戦略が成功の要因となります。
Amazon SEO対策としては、継続的な順位チェックがマスト
Amazon SEO対策では、商品の検索順位を定期的にチェックし、改善を続けることが不可欠です。
検索アルゴリズムの変化や競合商品の影響により、ランキングは日々変動します。
順位が下がると売上に大きく影響が出るため、定期的なチェックにより迅速に対策を講じることが重要です。
具体的には、キーワードの見直しやレビュー数の強化、外部流入の増加を行い、安定した上位表示を維持することが、売上向上の鍵となります。
弊社でもコンサルティングで使っているテンプレートを提供しますので、ぜひご活用ください。
https://sobani.co.jp/download/template-amazon-seo
運用せずに売上アップ? “そばに”の「Amazon 運用代行」とは
「Amazon販売は出品すれば売れる」と思っている方は多いと思いますが、実際はたくさんの施策や最適化をおこなって初めて売上がたってくるようになります。
一度、我々そばにの運用代行メニューをご覧ください。
弊社は売上を最大化するために上記の施策を実施します。
これは裏を返すと、Amazonで売上を上げるためには上記のようなたくさんの施策を行わなければ、ただ出品しただけになってしまい売上が伸びないという状況に陥ってしまうということなのです!
「商品登録するだけでも精一杯だったのにこんなたくさん施策をしないといけないの…」
「時間も人手も全然足りないからAmazonで売上を上げるのは無理かもしれない…」
そんな悩みを解決するのが、我々そばにが提供する「Amazonアカウント運用代行」です!
Amazonのプロがあなたのアカウントを運用し売上アップにつなげます!
我々そばにが提供する「Amazon 運用代行」は以下の作業を代行します。
- 商品登録
- SEO対策
- クーポンやセール施策
- レビュー施策
- 広告運用 etc…
これらの運用をすべてAmazonのプロが行うため、最短で売上アップにつなげることができます!
さらにクライアントの皆さんはほとんどAmazonの面倒な作業をせずにAmazon販売ができ、売上アップを図れるので、空いた時間を他の業務などに割くことも可能です。
契約後2ヶ月で売上300万円/月達成!
弊社のとあるクライアント様は、2022年9月まで月の売上が10万円代でした。
実際、Amazonでの販売を始めたばかりで、どのように販売したら売上が伸びるのかまったくわからないという状況でした。
ですが10月から弊社の運用代行を開始し、商品登録や、さまざまな施策を徹底的に運用すると、10月の売上は58万円、さらに翌月の11月には売上300万円を達成することができました!
こちらのクライアント様のように、Amazonではシステムに沿った正しい戦略を行うことで売上アップを図ることができるのです!
現在そばにでは、Amazon販売に関する無料相談を承っております。
「Amazonに時間を割けないけど売上アップを目指したい!」
「過去最高の月間売上を叩き出したい!」
とお考えの方はぜひ一度我々そばににお問い合わせください!
◆お電話・WEBからのお問い合わせはこちら
Amazon専門の運用スペシャリストによる売上UPをご希望の企業様はお気軽にご相談ください。
コンサルティング・運用代行・広告運用のサービスや事例に関する質問/相談はこちら↓
※設定や手続きなどのご不明点はこちらからテクニカルサポートにお問い合わせください。
※お電話からのお問い合わせは初めに一次受付にてご対応となります。
まとめ
AmazonのSEO対策の記事、いかがでしたでしょうか。
おおまかに、以上で紹介した対策ポイントのまとめとして、
- 商品キーワードの選定と設定
- 商品ページの作り込みでコンバージョン率の向上を目指す
- 広告を併せて出稿する
のような点を対策するとSEO対策となります。
SEO対策とは、答えの見えない戦いのようなものですので、短期的なトレンドのノウハウに取り組まずに、本質的な対策を心がけるようにしてください。
短期的に順位が上がる方法(抜け穴)は現在でも存在しますが、Amazonはすぐに対策を講じてきます。
- 商品に関連するキーワードを選定
- 質の良いレビューを貯める
- 商品ページをユーザーが見やすいように改善
など、本質的にユーザーニーズを満たせば、検索順位上がらないはずがありません。
そばにのAmazon支援サービス一覧紹介資料をダウンロードする。
そこで、Amazonコンサルティング・運用の「そばに」では、短期的に検索順位を伸ばすノウハウだけでなく、長期目線でのSEO対策のサポートを行っております。
「商品に対する検索キーワードは分かっているが、検索順位が芳しくない」
「SEOの競争が激しい商品カテゴリなので、自社では対応しきれないのでサポートに回ってほしい」
「商品ページの最適化をするリソースがないので代行してほしい」
「SEO対策に併せた広告運用も行いたいが、未開の分野なので知見を貸してほしい」
などの理由で、たくさんのお声がけをいただいております。
「そばに」では数々のSEO対策を実施して参りましたので、数多の知見とノウハウが溜まっていますので、まずはお気軽に、メールにてご相談を承ります。
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Amazon専門コンサルタントがアナタのお悩みを解決します。
大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。