Amazon広告費売上高比率「ACoS」とは?正しい読み方・最適化の方法を徹底解説!
Amazon販売の知識を高めたいと思う素晴らしいみなさん!こんにちは!
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今回はAmazonにおける広告費売上高比率「ACoS」とはなんぞや!という方に対して、読み方や最適化方法まで完全に理解できる記事を書いていこうと思っています。
ACoSはAmazonに出品していく上で欠かせない指標となってきますので、この記事をしっかりと読んで完璧にしていってください!
それでは早速本題に入っていきましょう!
ACoSってなんだろう??
ACoSってなんだろう?
結論から言うと、ACoSとは広告費売上高比率のことです!
計算式は(広告費 ÷ 売り上げ)× 100となります。
こう聞いたら難しく聞こえますが、簡単にいうと「売り上げに対してどれくらいの広告費を使ったか」です。
ACoSの見方は?
ここまででみなさんはACoSとは何かもうわかったと思います。
では次に、ACoSの指標がどうなれば黒字で、赤字だとどういう値になるのかをわかりやすく解説していきたいと思います!
結論から言うと…ACoSは低いほど広告の効率が良く(少ない予算の広告で商品が売れていて)、ACoSが高いほどたくさんの広告費をかけて商品を売っているということです。
例を用いてわかりやすく解説します!!
A商品は広告費を500円しか使っていないのに8000円売り上げているので、ACoS6.25%ですが、B商品は広告費を6000円使って、10000円売上をあげているので、ACoS60%となります。
もう皆さんは理解できていると思います。
上記のように、ACoSが低いほど少ない広告費で売上をたてられていることになり、高いほど広告費をたくさんかけているということです。
もちろん商品の競合や単価、市場などによって変わってくるので、ACoSだけをみて判断することはナンセンスではあります。
しかし、知っているだけで広告費がどれだけ効率的だったのか一目でわかるので知っていて損はない指標です!
そもそも「ACoS」の読み方って???
いままで張り切ってACoSの説明をしてきましたが、そもそも「ACoS」の読み方って何かご存知でしょうか?
普通に生きていて、ACoSを目にすることはなかなか少ないと思います。
僕が初めてみたときは「エイコス」と思ったのですが、調べてみるとなんと...特に決まってないんです(笑)
読み方について色々調べてみたのですが、しっかりと決まった呼び名はなく人によって呼び方は様々なのだそう。
Amazonの社員の方でそのまま「エーシオーエス」と呼んでいる方も多いのだとか…。
我々株式会社そばにでは「エイコスと呼ぶ人しか」いませんでした!
おそらくほとんどの方は僕と同じく「エイコス」と呼んでる人が多いと思いますが、自分の好きなように呼ぶのが一番いいですね!
ROASとの違いは?
ROASとは一言でいうと「広告の費用対効果」で、計算式は(売上÷広告費)×100です。
お気づきの方は気づいたと思いますが、ACoSの計算式は(広告費÷売上)×100と…逆なんです。
ACoSは売上げに対してどれだけ広告費を使ったかに対して、ROASは「使った広告費がどれだけの売上げを生んだか」ということです。
まだピンときていない人は下の例をみてみましょう。
上記の定義に当てはめてみると、A商品は1000円の広告費をかけて行った広告が6000円という売上を生んだということなのでROAS600%です。
広告費の6倍の売上をあげていることになります。
B商品は5000円の広告費をかけて行った広告が2000円の売上しか生まなかったということでROAS40%となります。
こちらの例では、2/5しか売り上げを得ることができていません。
下記の表で整理してみると、
売上 | 広告費 | ROAS | ACoS | |
A商品 | 6000円 | 1000円 | 600% | 1.67% |
B商品 | 2000円 | 5000円 | 40% | 250% |
となっています。
見てわかるように、Aの商品の方が良さそうなのがわかりますね。。
つまり、ROASは
- 多ければ多いほど広告がうまく回せている
- 広告費に対して多くの売上を取っている
ということなのです。
このややこしいこの二つを言い換えてみると、どれだけの広告費を使ったのかがACoS、どれくらいの売上を生んだのかがROASなのです。
ややこしくて忘れてしまうと思うので、このサイトをブックマークしておきましょう!
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ACoS以外にも知っておいた方がいいAmazon広告用語!
ここまで読んだ方はもうACoSとROASについて理解できたと思います。
ただ、Amazonで広告を出していく上で大事な指標や考えはまだまだあります。
ここからは、そういった広告を運用するにあたって大事な用語をいくつか解説していくのでぜひ覚えて帰っていってください!
ではいきましょう!
広告クリエイティブ
広告掲載のために制作された広告素材のこと。
広告での動画、バナー(画像)、チラシなどが当てはまります。
クリエイティブのクオリティは広告の効果の重要な要素となり得るので制作する際はこだわって作りましょう!
広告フォーマット
広告を配信するときに選択できる広告の種類です。
リスティング広告やバナー広告、ディスプレイ広告、動画広告など様々な種類があり、広告の目的であったりターゲット層などでどの広告が一番最適かというのを見極めなければなりません。
コンバージョン数(CV)
一言でいうと「成果」という意味です。
お客さんが広告を経由して商品を購入してくれたら1CVということです。
ただ、CVはどういう広告をうつかで変わってきます。
先ほどの例だと、お客様が広告経由でサイトを訪れ商品を購入するまでがコンバージョンですが、お問い合わせだったり無料体験の申し込み、資料請求をコンバージョンに設定したりすることもあります。
なので、必ずしもお客様が商品、サービスに対してお金を払わないとコンバージョンにカウントしないということではないのです。商品、サービスによってもっとも適した目標を選びましょう。
コンバージョン単価(CPA)
コンバージョンを一つ達成するのにかかった費用のことです。
計算式は「広告費÷CV数」です。
広告費が5000円かかり、CV(商品購入をCVと設定した場合)が25だったとするとCPAは200円となります。
つまり、1商品200円分の広告で売れたということです。
オーディエンス
一般の意味の「オーディエンス」とは聴衆や観衆などが挙げられますが、広告業界でのオーディエンスは広告を配信するターゲットのことを指します。
オーディエンスは様々な設定ができ、地域や年齢、世帯収入、性別、関心のあることなど細かい部分までも設定することができます。
オーディエンスの設定を間違えるとあまりCVしてくれない人にも広告が表示されたりするため注意が必要です。
逆に、CVが取れそうなオーディエンスをピンポイントに設定できればROASはとても高いものになります。
広告インプレッション
広告が表示された回数のことをいいます。
インプレッションが低いということは広告の入札単価が低かったり広告ランクが低い可能性が考えられます。(←ここはまた別の記事で書きます。)
クリックスルー率(CTR)
広告が表示された人が何%広告をクリックしたかという指標。
計算式は「クリック数÷インプレッション数」です。
クリック数が10、インプレッション数が1000だとCTRは1%となる。
これは広告が表示された人の1%がクリックしたということを表します。
クリック単価(CPC)
1クリックするのにいくらの予算がかかったのかという指標。
計算式は「広告費÷クリック数」です。
広告費が5000円、クリック数が1000とするとCPCは5円になる。
これは1クリックに5円かかったということを表します。
以上が知っておいた方がいいAmazonで必須な広告用語ですので、これらは必須知識なのでぜひ覚えて帰ってください!
ACoS(広告費売り上げ比率)の最適化方法をご紹介
皆さんは上記の内容でACoSが何かわかったと思います。
では、次に広告運用がうまくいかずに、ACoSが高い状態が続いたときにどういう対処をすればいいかを皆様にお教えしていきます!
Amazonでは広告の枠内で上位表示されると、広告費に対する売り上げがアップしやすいのです!
広告で上位表示されるには「広告ランク」を上げなければなりません!
広告ランクとは入札額 × 関連性 × 広告実績で決まります。
ACoSがよくない時にまず改善して欲しいのは、広告の関連性です!
広告を出稿している商品と広告の対象となる
- キーワード
- 商品 (ASIN)
との関連性のことです!
検索で広告が表示される場合は検索キーワードと広告商品との関連性がランク付けに反映されます。
また、商品詳細ページへ広告が表示される場合はそのページの商品と広告商品との関連性が影響するのです。
関連性は様々な情報から決められていますが、
- 商品ページ
- 検索キーワード
- ターゲット
などの指標が影響してきます。
これらの関連性が高い広告ほど、優位な広告ランクが与えられる可能性が高くなります。
例を表でまとめてみたので、見ていきましょう!
入札額 | 関連性 | 広告ランク | |
A商品の広告 | 200 | 2 | 400 |
B商品の広告 | 50 | 15 | 750 |
と言ったような計算式で、B商品の方が入札額が圧倒的に低いのに広告ランクは倍近くも違うのです。
ポイントは3つの要素の値の乖離を無くしてあげることがとても大事になってきます。
どれか一つが飛び抜けていても他の二つが全然だと伸び悩んでしまいます。
そして、関連性が重要な理由として「お金をかけずにあげることができる」のです!!!
入札額は安くありませんし、頑張ったとしても大手企業などの広告費をたくさん使える企業にはどのみち負けてしまいます。
ですが、関連性はいくつかのポイントを抑えるだけですぐにあげることができます!!
なので、ACoSが思うようにいかなかった場合は、関連性をあげるために「商品ページ」や「検索キーワード」、「ターゲット」を見直すようにしてみましょう。
まとめ
皆様今回の記事いかがでしたか?
今回はACoSとは何か、ACoSの読み方、ROASとの違いなどとても有意義なことを学ばれたのではないでしょうか。
こちらの知識はAmazonで広告を出稿するには必須の知識なのでまた忘れてしまったらもう一度このページに来てください!
特に、ACoSの最適化方法に関してはとても重要なことで、広告ランクの関連性がキーポイントです。
と、言いたいのですが、どのようにそれらの要素をあげるのかわからない人がほとんどだと思います。
全くAmazonのことに対して知見や知識がないという事業者様は、
- イチから勉強する
- 知見と経験のある人を雇う
- 専門のコンサルティング会社
に頼むぐらいしかありません。
ただ、自社で広告の最適化は時間も人もコストもかかるので今の業務にプラスで行うことは労力がかかり過ぎてしまいます。
加えて、Amazonの知見がなかったりと他の業務に並行して広告ランクをあげることはとても難しいです。
Amazon事業を効率よく進めたい方は専門のコンサルティング・運用会社に依頼するのが一番おすすめです!
Amazonの運用を任せることにより、自社で1からAmazonについて勉強する必要もなければ、効率よく上記の広告の関連性を最適なものにでき最短でAmazonでの業績をあげることが可能になります。
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ちなみに、弊社Amazon運用コンサル「そばに」でも、Amazonセラー向けの広告運用/コンサルティングを行っております。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。