【徹底解説】Amazonで相乗り出品された際の対策とは?

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【徹底解説】Amazonで相乗り出品された際の対策とは?

Amazonで出品をはじめると「相乗り出品」という言葉を聞くことも多いと思います。

 

相乗り出品をされた側のデメリットは多く、「相乗り出品をされてしまい困っている…」という方もいます。
なぜなら売上・利益に悪い影響があるためです

 

そのためこれからAmazonで商品を出品する方は、相乗り出品について知っておくことが大切です

 

そこでこの記事ではまず「相乗り出品」について、カンタンに紹介します。
その後、相乗り出品をされたときの対策も説明するので、ぜひ参考にしてくださいね(^^)

「相乗り出品」とは?

相乗り出品とは、複数の出品者がおなじ商品を出品することです

 

複数の出品者がいるということは、ライバルが多くなります。ライバルが多くなれば、売上にも影響が出るはずです

 

なぜならユーザーは、ライバルから商品を購入するかもしれないからです。

 

また同じ商品を複数の出品者が販売しているので、差をつける点は価格です。つまり価格競争となります。

 

上記のとおり、相乗り出品をされると売上・利益にマイナスな影響が出るケースが多いです。

「相乗り出品」でカートボックスにも影響が出る

Amazonで複数の出品者が、同じ商品を販売するケースはたくさんあります。

 

またAmazonのルールで、商品のトップページに表示される出品者は1人だけです
下記の商品を見ると、出品者の名前は1人だけ記載されていることがわかります。(カートボックス取得者の部分)

Amazonカートボックス取得方法

また、上記の「カートに入れるボタン(カートボックス)」を持てるのも、1人だけです。
同じ商品をA・B・Cさんが販売しても、ボタン取得が出来るのはそのうちの1人となります。

 

逆に、カートボックスを取得できない出品者は売上がほぼ増えません。なぜならユーザーの目につかないからです。
そのため出品者はカートボックスを取得するため、競争をするひつようがあります。

 

その一つが「価格」です。
複数の出品者がいる中では、価格が最安値付近にある方が「カートボックス」を取得しやすい傾向にあります。

 

もしAmazonでAさんしか販売していなかった「お茶」があったとします。Aさんしか販売していないため、Aさんはカートボックスを取得しました。しかしその後、BさんがAさんと同じお茶を販売し、Aさんよりも安い価格で売り出しました。

 

すると「カートボックス」はAさんかBさんへ移動し、Aさんの売上はどんどん減少。

 

このように相乗りされると、カートボックスを取られる可能性もあります。繰り返しますが、カートボックスがなくなると売上に大きなマイナスの影響が出るでしょう。

 

結果、Amazonでなかなか売上が増えないことにもつながります

 

ちなみにカートボックスのわかりやすい記事は「Amazon売上を上げる近道!ショッピングカートボックス取得率をアップさせる秘訣」がとても参考になります。

 

さてここまで紹介したように「相乗り出品」をされると、デメリットが多いです。
しかしじつはAmazonの商品でも「相乗り出品されやすいもの」「されにくいもの」があります。

 

次章から見ていきましょう。

Amazonで出品される商品の種類

Amazonで販売されている商品は「型番商品」と「オリジナル商品」に分かれます。先に回答すると「型番商品」は相乗り出品されやすい商品です

型番商品

型番商品とは、市販で購入できる商品を指します。家電・スポーツ用品・食品をはじめとした商品です。

 

またAmazonでは1つの商品にたいして、1つのページしか作成できません。
つまり同じ商品に対して、複数のページを作ることはできません

 

ということはおなじ商品を複数の人が出品しているケースでも、1ページにまとめられてしまいます。

 

そして商品ページを作ることができるのは、最初にAmazonへ出品した人です。
具体例をあげると、Aさんが「お茶」をAmazonへ出品したとします。ほかにAさんと同じお茶を出品している人がいないので、Aさんはお茶の商品ページを作成しました。

ちなみに商品ページを作るときは、画像・紹介文の作成など手間がかかります
その後、Bさんは「Aさんが出品したのと同じお茶」をAmazonへ出品したとします。

 

つまり相乗り出品です。

 

するとBさんは「Aさんが作ったお茶の商品ページ」を照合しつつ、出品が可能です。
いいかえると、後から商品を出品した人は「商品画像・商品紹介文」などの対策が不要で、手間をかけずに出品ができます

 

さらに後から出品したBさんの販売価格が安ければ、ユーザーはBさんから購入するでしょう。
その後Aさんがさらに価格を安くすれば、売上は戻るはずです。

 

しかし価格競争になってしまい、利益も減ってしまいます
このように相乗り出品されやすい「型番商品」の場合、価格競争に巻き込まれやすいです。

オリジナル商品

一方オリジナル商品とは、出品者独自の商品です
たとえば独自の技術で作ったサイフなどもその一つと言えます。

独自の商品なので、他の出品者がマネをして出品することは通常不可能です
そのため相乗り出品がされにくくなります。

 

オリジナル商品を販売するのは大変ですが、その分差別化がしやすいです。
また、価格競争にも巻き込まれづらいでしょう。

 

ただAmazonでの出品者はとても多く、いつの間にか「相乗り出品」をされてしまうことがあるかもしれません

 

そこで次章からは、相乗り出品をされたときの対策を紹介します。

価格を下げる

ASP コスト安い

一つ目の相乗り出品をされたときの対策は「価格を下げる」ことです。

 

もしあなたが相乗り出品をされたとします。
そこで「それならもう少し値段を下げて、ユーザーが買いやすくしよう」と値段を下げたとします。

 

そうすれば一時的にユーザーは、一番安い商品を販売しているあなたから買うでしょう。

 

しかし他の出品者がさらに価格を下げると、どろ沼の価格競争です。
販売価格を下げると利益が減りますし、対応している時間がもったいないです

 

また価格競争に勝ったとしても利益なしでは、むなしいだけですよね。
そのため価格を下げるよりも、他の対策を考える方がベターです。

 

次章から紹介します。

セット販売やオマケを付ける

Amazon 相乗り出品 対策

2つ目が「セット販売・オマケ」を付ける方法で、有効な手段と言えます

 

何度も繰り返しますが「Amazonで相乗り出品されるとき」=「同じ商品をふくすうの出品者が販売するとき」です。

 

逆にかんがえれば、同じ商品でなければ相乗り出品されません
たとえば出品者のAさんが「ペットボトルのお茶」と「ボトルカバー」をおまけで付けて販売したとします。

 

この場合、Bさんが「Aさんと同じお茶」を販売するだけでは、相乗り出品はできません。
Aさんと同じボトルカバーもおまけで付け、販売しなければいけません。

 

上記のように「商品 + おまけ」などセットで販売することで、マネ(相乗り出品)されにくくなります。
そのため有効な対策と言えるでしょう。

 

ただ、注意点もあります。

 

オマケをつけるときは「商品と関連したもの」です。
たとえば家具を販売し、そのオマケとしてトレーニング器具をつけることはおそらくNG。関連性がないからです。

 

オマケをつけるときの注意点は「出品者の禁止活動および行為、ならびに遵守事項(Amazon seller cantral)」を参考にしてください。

 

ただセット販売・オマケをつけても、相乗り出品される可能性はあります
その場合は「商標権」を取得することも選択肢の一つです。

商標権を取得する

確実な相乗り出品対策は「商標権の取得」です。

 

出品する商品の商標権を取得することで、独自のブランドとして出品できます
独自ブランドで出品する場合、規制をもうけることも可能です。

 

もし商標権を持っている商品にたいして誰かが相乗り出品した場合、取り下げできる可能性も高くなります。

 

商標権の取得は特許庁へ出願しますが、専門の会社へオンラインで依頼することも可能です。
費用はかかりますが、商標権を取得した方が利益も大きい場合は検討すべきと言えます。

オリジナル商品として販売する

ここまで相乗り出品対策を紹介しましたが、もっとも良い方法は「マネされづらいオリジナル商品」を販売することです。

 

他の出品者がマネできなければ、相乗り出品される可能性はありません。
価格競争にも巻き込まれず、安定した売上・利益が見込めるでしょう。

 

ただ、注意点もあります。オリジナル商品ということは、初めて世に出す商品です。
そのためユーザーの認知度は低いところからのスタートとなります

 

そのためオリジナル商品で売上を増やすためには、地道な「SEO対策」や「広告」を出しつつユーザーの認知度を上げることが大切です。

まとめ

Amazonで相乗り出品された場合の対策記事、いかがでしょうか?

「相乗り出品されてカートボックスを独占されてしまった」
「自社商品が相乗り出品されてる」

などの方の助けとなれば幸いです!

そのなかでも、

「相乗り出品の対策の打ち手がわからない」
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監修者紹介

若月 菫

取締役

株式会社 そばに 取締役。
東京都板橋区出身。学生起業でAmazonから越境ECに渡り多角的なモールで自社商品を取り扱い、Amazonのみの売上は1.6億円。
販売事業者として実績を積んだ知識を基にECコンサルティングへと参入。
主にフロントコンサル業務を担当。もともと広告代理店に3年程従事し、化粧品や健康食品系を主とした広告戦略の立案から作成までの知見を活かし、Amazon広告以外にも、Youtuber施策・インフルエンサーマーケティングなどの知識も含めての販売戦略のノウハウで支援を行う。

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