Amazonの広告費用の目安・相場を解説!効果的な運用のコツもご紹介
「Amazon広告費の目安・相場を知りたい!」
「できる限り費用を抑えて、効果的に運用したい!」
このようにお考えではないでしょうか?
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です。
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Amazon広告を始めたいけど、だいたいどのくらいのコストがかかるのか目安が分からず、広告運用に二の足を踏んでしまう方も多いかと思います。
確かにAmazon広告は、闇雲に運用してしまうとただコストだけがかかってしまう事態に陥りかねません。
そこで、Amazon広告で満足のいく成果を得られるよう、この記事でAmazon広告の相場・目安と、効果的な運用方法についてぜひチェックしていきましょう!
なお、我々そばには、とある企業様のROAS(広告費用対効果)を5ヶ月で1930%、広告経由の売上を約6,000円から約35万円まで引き上げた実績があります。
実績を元に積み上げてきた知見をもとに解説していきますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
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目次
Amazon広告とは?どのような種類がある?
まずはAmazon広告にどのような種類があるのかを見ていきましょう!
Amazonで活用できる広告には、次の種類があります。
広告の種類 | 特徴 |
スポンサープロダクト広告 |
・検索結果や商品詳細ページに表示する広告 ・能動的に検索した購買意欲の高いユーザーにリーチできる |
スポンサーブランド広告 |
・検索連動型の広告 ・「ロゴ」と「広告したい商品(最大3つ)」を表示できる ・画面最上部に表示できる ・動画広告を配信できる |
スポンサーディスプレイ広告 |
・セルフサービスのディスプレイ広告 ・インプレッション課金制orクリック課金型 ・「1日の予算額」や「入札額」を決められる |
Amazon広告のメリット・デメリット、運用ノウハウについては、以下の記事でも解説していますので、そちらも併せてご覧ください!
🔗【最新版】Amazonスポンサー広告とは?メリデメや運用のコツも解説!
Amazonの広告費用の目安と相場
Amazon広告の掲載料金の目安と相場についてお伝えします。
ECサイトや通販サイトにおいて、広告費用の目安としては、目標売上に対して15〜20%だと言われています。
広告の種類 | 目安・相場 |
スポンサープロダクト広告 |
・1クリックあたり5〜10円 ・1ヶ月あたり20万円(売上100万円想定) |
スポンサーブランド広告 |
・1クリックあたり5〜10円 ・1ヶ月あたり20万円(売上100万円想定) |
スポンサーディスプレイ広告 |
・1クリックあたり5〜10円 ・1ヶ月あたり20万円(売上100万円想定) |
Amazon広告では、3種類の広告はどれも同様に1クリックあたり5〜10円が費用の相場となります。
1ヶ月あたりの広告費用の目安は、月間100万円の売上を想定した場合約20万円という計算です。
少し高いように感じるかもしれませんが、Amazon広告は配信範囲がAmazonマーケットプレイス内に限定されるため、GoogleやYahoo!などで運用するリスティング広告やその他Web広告と比較すると、少ないコストで成果につなげやすいという特徴があります。
実際に近年では、Amazon広告の費用対効果の高さが評価されており、Google(アルファベット)やメタの広告市場のシェア率が減少傾向にある中、Amazon広告はシェアを拡大してきているほどです。(参照:ビジネス+IT)
もちろん、商品やブランド認知度などによって、広告費の目安は変わってきますが、運用のハードルは低いと言えます。
また、上記の表はあくまで目安ですので、まずは1件の注文を獲得するまでにどのくらいの広告費用がかかったのかを見て、調整していきましょう。
Amazon広告の予算の管理方法
Amazon広告の予算管理方法には、次の2種類の方法があります。
- 日予算で管理する
- ポートフォリオで管理する
それぞれどのような管理の仕方ができるのかをお伝えします。
日予算
日予算で管理する方法は、1日あたりの広告費の上限を決めて管理するやり方です。
この「日予算」は、広告出稿を行う際には必ず設定する項目となります。
注意点としては、設定した金額がピッタリ消費されるわけではないということです。
広告のクリック状況によって、設定した金額よりも少なくなったり多くなったりする可能性があります。
ただし、月末時点では平均化されるため、合計消費金額が「設定した日予算 × 月間日数」を超過して費用が発生することはありません。
ポートフォリオ
「ポートフォリオ」は、日予算とは異なり、必須項目ではなく予算管理を簡易化するためのオプション機能です。
ポートフォリオを設定することで、指定した期間における広告費が、設定した上限金額を超えないようにコントロールできます。
日予算では1日あたりの消費金額が上下しますが、ポートフォリオを設定することで特定期間の広告費が、設定した金額以上に消費されることを防ぐことが可能です。
ただし、ポートフォリオを設定すると、予算上限に達した時点で紐付けられている全てのキャンペーンが自動で停止されてしまいますので、注意が必要です。
Amazon広告の選び方
Amazon広告を運用する際は、自社商品や目的に合わせて適切な広告を選択することが重要です。
そこで、ここではAmazon広告の選び方をお伝えします。
目的に合わせて最適な広告をチョイスする
一つ目は、目的に合わせて最適な広告を選ぶことです。
広告の種類 | おすすめ用途 |
スポンサープロダクト広告 |
・広告運用初心者 ・商品購入を促進する ・見込み度の高いユーザーにリーチさせる |
スポンサーブランド広告 |
・ブランドを認知させる ・商品購入を促進する ・広告したい商品が複数ある ・見込み度の高いユーザーにリーチさせる |
スポンサーディスプレイ広告 |
・商品の認知度を高める ・商品購入を促進する ・リーチする対象を細かく設定する ・ブランド登録をしている商品が対象 |
もし、広告運用初心者で、商品購入を促進することが目的でしたら『スポンサープロダクト広告』もしくは『スポンサーブランド広告』を選択するのがおすすめです。
この2つの広告では、関連性の高いキーワードで検索したユーザーに対して商品を掲載できるため、見込み度の高いユーザーにリーチできます。
初めて広告運用を行うならスポンサープロダクト広告
Amazon広告初心者の方は、スポンサープロダクト広告から始めていくのがおすすめです。
スポンサープロダクト広告の『オートターゲティング機能』では、Amazonが商品に関連するキーワードを自動設定してくれるため、広告運用初心者の方でも比較的手軽に始められます。
運用方法としては、まずオートターゲティングを利用して、どのようなキーワードで自社商品のクリック率が高いのかを分析してみてください。
その後、クリック率の高いキーワードに的を絞って広告出稿していくようにすると効果的です。
Amazon広告についてさらに詳しく知りたいという方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
🔗【最新版】Amazon広告の出し方を解説!費用や種類を画像付きで解説!
Amazon広告を効果的に運用するためのコツ
Amazon広告を運用する際は、次の2つのうちどちらかを目標に設定するのがおすすめです。
- ROAS(広告費用対効果)
- 売上
それぞれの目標によって、対象とする指標が異なります。
ここでは一つずつ解説していきますので、ぜひチェックしてください。
ROAS(費用対効果)を目標に運用する
「ROAS」とは、費用対効果のことで、簡単にいうと広告費に対してどのくらいの効果が得られるのかを測定した数値です。
「ROAS」を上げることで利益の向上につながります。
この「ROAS」の数値は、
「CVR×商品単価/CPC」
の計算で求めることが可能です。
つまり、ROASを上げるためには、「①CPCを下げる」または「②CVRを上げる」ことが必要となります。
(※もし、ROASについて詳しく知りたい場合は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。)
🔗【Amazon広告】ROASとは?目安やACoSとの違いも解説!
では、CPCとCVRの改善のためにどのような施策を行えば良いのでしょうか?
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①CPC(クリック単価)を下げる
CPC(クリック単価)を下げる手段は、入札単価を下げることです。
このCPCを下げる施策は、以下のケースの時に有効となります。
- 「売上」「ROAS」どちらも低い
- 「売上」は大きく「ROAS」は低い
では、どうすれば入札単価を下げられるのでしょうか?
その手段としては、広告の種類を変更することが挙げられます。
ちなみに、CPCが高い順に広告タイプを並べると、次のようになります。
- スポンサーブランド広告(キーワードターゲティング)
- スポンサーブランド広告(商品ターゲティング)
- スポンサープロダクト広告(キーワードターゲティング)
- スポンサープロダクト広告(商品ターゲティング)
- スポンサーディスプレイ広告(商品ターゲティング)
※キーワードターゲティング:キーワードを指定して広告配信する
※商品ターゲティング:商品名を指定して広告配信する
CPCを下げる場合には、上記の順番を参考に、CPCの低い広告タイプに変更してみてください。
CPCについて以下の記事でさらに詳しく解説しておりますので、ぜひご覧になってください。
🔗AmazonのCPCとは?CPC広告のメリットとデメリットから注意点まで解説!
②CVR(コンバージョン率)を上げる
コンバージョン率とは、商品ページ流入数に対する商品購入率のことを指します。
CVRを上げるためにできる施策としては、次の2つのことが挙げられます。
- ターゲティングの見直し
- 商品ページのリライト、改修
ターゲティングの見直しについては、「商品ページ流入数は多いけど購入者が少ない」または「そもそも商品ページ流入数が少ない」場合に実施してみましょう。
また、「商品ページの流入は多いけど購入者が少ない」場合には、商品ページのリライト・改修を行うことも検討してください。
リライトを行う際には、商品の魅力が最大限伝わるページになっているかを判断基準にすることが大切です。
もし魅力を伝えられていないと判断した場合は、商品仕様文・商品紹介文・A+テキストを充実させるようにしましょう。
CVRについては、以下の記事でさらに詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
🔗AmazonのCVRとは?CTRとの違いからCVRを上げる方法まで解説!
売上を目標に運用する
次は、「売上」を目標に運用する方法です。
「売上」を表す数値は、
インプレッション × CTR(クリック率)× CVR × 商品単価
で求めることができます。
この「売上」を上げるためには、「①インプレッションを上げる」「②CVRを上げる」対策を取るのがおすすめです。
①インプレッションを上げる
インプレッションは、ユーザーにどのくらい広告を見られているのかを表した指標です。
広告がクリックされなくても、ユーザーの画面に表示された時点で「1インプレッション」とカウントされます。
このインプレッションを上げるためには、
- 入札単価を上げる
- ターゲティングを追加する
この2つの方法を実施するのが効果的です。
つまり、ユーザーへの露出を増やすということです。
Amazonの広告は、オーディションによって掲載する順番が決められ、入札単価が高い方がインプレッション数は増えます。
ただし、当然ながら入札単価を上げるとコストが増えてしまいますので、多くの売上が見込める広告に対して入札単価を上げるようにしましょう。
ターゲティングの追加をすることで、広告をリーチさせるユーザーを増やすことが可能です。
しかし、コンバージョン率が低いままですと売上アップにはつながりませんので、PDCAを回しながら実際のデータを基に、見込み度の高いターゲットを把握していくことが重要となります。
以下の記事でインプレッションについて解説してますので、ぜひご覧になってください。
🔗【Amazon広告】 インプレッション(シェア)とは?目安や改善方法など解説!
②CVRを上げる
CVRを上げる方法については、ROASの項目で述べたとおりです。
- ターゲティングの見直し
- 商品ページのリライト、改修
この2つを実行することで改善していきましょう。
広告費を無駄にせず効率的に売上アップさせたいなら運用代行もおすすめ!
Amazon広告で成果を上げるためには、専門的な知識と経験が必要となります。
そのため、初心者の方が運用を開始した場合には、うまく結果につながらずコストだけかかってしまうというケースになりかねません。
もし、
「Amazon広告に対する知見がない」
「できる限りコストを無駄にしたくない」
このような状態でしたら、アカウント運用代行を提供している代理店へ依頼するのも効果的です。
アカウント運用代行サービスに依頼するメリット
アカウント運用代行へ依頼することで、広告運用に知見のあるプロに任せられるため、コストを無駄にせず売上アップにつなげることができるようになります。
また、その他にも次のようなメリットを得られるのも嬉しいポイントです。
- 実績のある広告運用ノウハウを学べる
- 広告運用以外の集客・販売に関するノウハウも学べる
- 出品登録〜カスタマーサポートまで丸投げできる
アカウント運用代行へ委託すると、定期的に運用レポートを提出してもらえます。
その運用レポートを見ることで、広告の運用状況や戦略など広告運用に関する情報を得ることができ、Amazon広告運用ノウハウを社内へ蓄積していくことに役立てられます。
またアカウント運用代行では、利用プランにもよりますが、基本的にはAmazonでの販売活動におけるほとんどの業務を委託できます。
そのため、Amazon物販自体にかかる時間と手間を削減でき、空いた時間を有効活用することも可能です。
とは言っても、一番気になる点は、本当に成果につながるのかという部分だと思います。
そこで、一例として弊社のクライアント様の事例をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
実際に『アカウント運用代行』でどのような結果が得られるの?
オーディオ機器を出品するクライアント様では、契約当初約7,000円/月ほどだった広告経由の売上を1年で約35万円/月まで拡大することができました。
こちらのクライアント様では、販促予算が少ない中ではありましたが、PDCAを回し戦略的に運用を行うことで、ROASを1930%まで上げることができ、ACosは5.18%まで下げることができました。
※ACos:売上に対する広告費の比率を表した指標。数値が低いほど費用対効果が高くなる
その他にも、SEO対策・画像制作・レビュー施策を実施することで、広告経由以外の売上アップにも成功しました。
1年という短い期間でも、PDCAを回し戦略的に広告運用を行うことで、大幅な売上アップを実現することは十分に可能です。
そばにのアカウント運用代行とは?
そばにのアカウント運用代行では、以下のメニューを提供しています。
広告運用はもちろんのこと、商品登録からカスタマーサポートまで、Amazon物販にかかるほとんどの業務を代行しています。
膨大な数の出品者がいるAmazonでは競合が多いため、広告運用だけでは十分な売上アップと利益獲得にはつながりません。
様々な販促施策を組み合わせ、相乗効果を生み出すことが重要です。
例えば、Amazonのシステム上、直近の売上がSEOに影響を与えるとされています。
そこで、広告運用を活用して短期間である程度の売上アップを実現できれば、SEOに好影響を与え、「検索」からの商品購入も見込めるようになるということです。
そのため弊社では、広告運用だけでなく、必要に応じて商品カタログページをリニューアルしたり、SNSを活用したり、SEO最適化を図ったりするなど、クライアント様にマッチした戦略を実施し、最短最速で売上につながるご提案を行なっています。
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※お電話からのお問い合わせは初めに一次受付にてご対応となります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、広告運用にかかる費用の相場と目安について解説するとともに、広告運用のコツについてもお伝えしました。
- 広告の種類
- 広告の選び方
- 予算の管理方法
- 広告運用のコツ
これらのことについてこの記事でぜひマスターしていただき、貴社の売上アップにお役立てください。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。