Amazon規約違反の全パターンと対処法|アカウント停止を防ぐ完全ガイド

エラー・トラブル

Amazon 規約違反

    「Amazonってどんな時に規約違反になる?」
    「万が一違反してしまった場合は、どう対処すればいい?」

    こんな疑問を抱えていませんか?

    近年、AmazonのAI検知システムが高度化しており、悪意がなくてもアカウント停止処分を受けるセラーが急増しています。「知らなかった」では済まされない時代だからこそ、Amazon規約違反の全パターンを把握し、事前に対策を講じることが不可欠です。

    こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です。

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    Amazonで規約違反となってしまうケースとしては、以下のことが考えられます。

    ・出品者行動規範への違反

    ・コンディションガイドラインへの違反

    ・出品禁止商品の販売

    ・知的財産権の侵害

    ・レビュー操作

    ・複数アカウントの運用

    ・商品名ガイドラインへの違反

    ・画像ガイドラインへの違反

    ・薬機法・景品表示法への抵触

    Amazonでは出品者行動規範やコンディションガイドラインなど、様々な規約・ポリシーが設けられており、随時Amazonによってチェックされています。
    膨大な数のガイドラインが用意されているため、自分では違反していないつもりなのに、Amazonから出品違反の連絡を受けるケースも少なくありません。

    この記事では、Amazon規約違反の具体的なパターンから、違反時のペナルティの段階、アカウント停止後の復活手順、さらにはアカウント健全性スコアの維持方法まで、網羅的に解説します。

    出品違反をしてしまうと、販売停止措置を受けるか販売終了となり、最悪の場合はアカウント削除になってしまう可能性もあります。

    知らず知らずのうちに規約違反してしまわないよう、この記事でAmazonの規約についてしっかりと確認しておきましょう。

    なお、我々そばにこれまでに1,000社以上のコンサル実績があり、アマゾンジャパン合同会社様との共同セミナーを複数開催しています。

    その他にも、コンサルティングや運用代行などの支援も行っており、Amazon販売の運営実績には自信があります。

    これまで培ってきた知見と経験をもとに解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

    重要項目 概要 施策内容
    主な規約違反の原因 知的財産権侵害、真贋調査への不備、レビュー操作、およびアカウントの健全性指標(注文不良率など)の悪化。 仕入れ先からの請求書や領収書を常に保管し、ガイドラインに反する「インセンティブ付きレビュー依頼」などを徹底して排除する。
    アカウント停止時の対処法 Amazonからの通知内容を精査し、指定された期限内に「改善計画書(POA)」を提出する復旧プロセス。 感情的な釈明は避け、客観的な証拠(改善した業務フローや教育資料等)を添えて、二度と違反を起こさない仕組みをAmazonへ提示する。
    違反を未然に防ぐポイント 出品制限商品の事前確認、正しい商品状態の登録、および同一環境での複数アカウント運用の回避。 出品前に「制限対象商品」に該当しないか、また画像と実物に齟齬がないかを再点検し、法令を遵守したクリーンな運営を継続する。

    <本記事から分かる5つのポイント>

    • Amazonでの規約違反は、単なる出品停止にとどまらず、売上金の長期留保やアカウントの永久閉鎖(閉鎖後は再登録不可)という深刻な経営リスクに直結する。
    • 違反の主な要因には、真贋(本物か偽物か)の疑い、不適切なレビュー操作(自社買いやサクラ依頼)、知的財産権の侵害、および複数アカウントの無許可運用などが挙げられる。
    • 酒類販売免許のない出品や、購入者へ届く時点で期限が切れる「賞味期限切れ商品」の販売など、法令や安全基準に抵触する行為は即座に厳しい制約の対象となる。
    • 万が一アカウントが停止された場合は、Amazonが求める「改善計画書(POA)」において、根本原因・是正措置・再発防止策を事実ベースで論理的に提示する必要がある。
    • 「家族名義だから別アカウント」という認識でも、IPアドレスやログイン端末、振込口座の紐付けから規約違反とみなされるため、安易な複数運用は避けるべきである。

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    目次

    Amazonの出品者利用規約・行動規範とは?

    Amazonが出品者に求める行動規範

    まず、Amazon規約違反を理解するために、出品者が守るべき基本ルールを押さえておきましょう。

     

    Amazonが定める「出品者行動規範」の原則は以下の通りです。

     

    ・すべての準拠法およびAmazonのすべての利用規約を遵守する

    ・アカウント情報を常に最新の状態に保つ

    ・自分自身について虚偽の情報は決して登録しない

    ・Amazonを利用する購入者に安心して買い物をしてもらえるよう常に努力する

    ・不正に操作した商品詳細ページから売上を発生させない

    ・不正行為や乱用行為を行わない

    ・公正な方法で取引を行う

    ・Amazonの承認を受けずに複数のアカウントを運用しない

    これらの原則に違反すると、即座にアカウント停止や削除のリスクが生じます。特に「複数アカウントの運用」や「不正行為」は、一発でアカウント削除となるケースもあるため要注意です。

    もし違反が発覚した場合は、アカウント停止もしくはアカウント削除となるリスクがありますので注意しましょう。

    また、出品者としてではなく、購入者としてアカウント停止になるケースもあります

    信じられないケースではありますが、購入者の中には注文とキャンセルを複数回繰り返す方もいるようです。
    このような迷惑行為は出品者からAmazon側へ報告することも可能なので、最悪の場合アカウント停止に繋がるリスクがあります。

    もし購入用アカウントが停止になった場合は、他のマーケットプレイスやアソシエイト・プログラムのアカウントなど、関連するアカウントも利用できなくなるので覚えておきましょう。

    関連記事:Amazon広告で売れない理由とは?対処法や最適化の方法を解説!

    違反リスクの対策:Amazon運用代行サービスの詳細

      規約違反した場合は、どうなる?

      規約違反した場合は、どうなる?

      規約違反をした場合には、基本的に以下の段階を踏みます。

      1. Amazonの調査が入る
      2. アカウント停止処分
      3. アカウント削除

      まずは、Amazonの調査が入り、違反している旨のメッセージが送られます。
      この段階でしっかりと改善対応を行えば、アカウント停止やアカウント削除になることを避けられるので安心してください。

       

      ちなみに、規約違反によって出品停止になった場合は、以下の2通りの状況に分かれます。

      • 再出品可能
      • 再出品不可

      出品停止となると、在庫管理ページに「停止中」のステータスが表示されるようになります。
      上記2つの違いは、そのステータスの横に表示されるアイコンの色によって見分けることが可能です。
      再出品可能な場合は「黄色」、再出品不可の場合は「赤色」となります。

       

      そして、一度アカウント削除になると、次のような状況に陥ります。

      • 同じアカウントで二度と出品できなくなる
      • 未払いの売上金が、90日間保留される
      • FBAの在庫を返送/所有権の放棄手続きを行わなければならない
      • FBA在庫の返送/所有権の放棄を、30日以内に行わなければ強制廃棄

      正直、デメリットしかありませんので、アカウント削除になるようなことは絶対に避けるようにしてください。

      関連記事:Amazon手数料の完全ガイド|出品プランからFBAまで解説

        規約違反してしまう11の理由

        規約違反してしまう11の理由

        では、Amazonではどのような理由で出品違反となってしまうのでしょうか?
        その理由としては、以下の11項目が考えられます。

        1. 出品不可・出品禁止商品の販売
        2. 偽物商品の販売
        3. 知的財産権の侵害
        4. 不適切なコンディションの設定
        5. 商品情報に不足が発生している
        6. パフォーマンスがAmazonの基準を下回る
        7. 検索結果や売上ランキングの不正操作
        8. 複数アカウントの運用
        9. 過去に閉鎖されたアカウントとの関連性の疑い
        10. Amazonに未登録の住所への配送
        11. FBA納品の規約違反

        これらが全てではありませんが、これからAmazonビジネスに参入する場合はまず上記のことに注意してください。

        これから一つずつ解説していきますので、理解を深めるための参考にしていただければと思います。

          1. 出品不可・出品禁止商品の販売

          原則として、Amazonで出品される商品は、全ての適用法令に適合していなければいけません
          それ以外の商品は、全て出品禁止商品となりますので注意しましょう。

          出品禁止商品を誤って販売してしまわないよう、以下の事柄には特に気を付けてください。

          • 酒類の取り扱い
          • 動物と動物商品
          • カー&バイク用品
          • 医薬部外品および化粧品
          • 通貨、硬貨、および現金同等品
          • 栄養補助食品
          • 医薬品
          • 武器および武器を模した商品
          • 食品&飲料
          • アダルト商品
          • 不快感を与える、または物議を醸す商品
          • Amazonデバイスおよび修理・メンテナンス用アクセサリ商品
          • 電化製品・電子機器
          • レーザー商品
          • 医療機器の取り扱い
          • 商品及びロックピッキング装置
          • 医療機器および関連商品
          • 植物および種子製品
          • リコール対象商品
          • タバコおよびタバコ関連商品
          • 非合法の可能性がある商品
          • 法令不適合商品
          • 化学物質、農薬および肥料
          • カンナビジオール(CBD)商品

          (引用:Amazonセラーセントラル

          上記の全てが出品禁止というわけではありませんが、状況によっては出品禁止の対象になってしまうことがあります。

          例えば、「食品&飲食」の出品禁止事例を見てみましょう。

          食品・飲料の出品禁止事例

          • 食品衛生法(規格、食品表示基準を含む)、食品表示法、JAS法、健康増進法、計量法、景品表示法その他の法令や省庁ガイドラインに適合しない輸入食品の販売を禁止します。法令や省庁ガイドラインにおいて制限のある品目(塩・米・酒類・畜産類、医薬品成分を含むサプリメント等)における個人輸入代行およびそれに類似する形態による販売。
          • 保存期間が短い食品および飲料、保管。輸送日数の範囲内で腐敗および変質するおそれのある食品および飲料。商品パッケージに通気口のある味噌など、性質変化による梱包破裂のおそれのある商品。
          • 正式な許可または免許なく製造された商品。酒類販売免許を取得していない者による酒類の販売や酒税法その他の法令や省庁ガイドラインに適合しない酒類。
          • 賞味期限、消費期限が切れた商品。
          • 購入者へ着荷した時点で賞味期限または消費期限切れとなる商品。
          • クジラ肉、クジラ肉加工品、イルカ肉、イルカ肉加工品、サメ肉、サメ肉加工品、およびその他類する商品。
          • 特定牛肉を販売する場合は、牛トレーサビリティ法により、特定牛肉、容器、包装または送り状に、個体識別番号または荷口番号を表示しなければなりません。これらを順守していない商品の販売を禁止します。
          • 食品衛生法およびその他の法令で定められた基準に適合しない食品および添加物
          • 商品詳細ページに加熱用であることの記載がない牛レバー商品
          • 家畜伝染病予防法において、輸入禁止地域に区分された地域から輸入される牛豚羊家きん等の肉、肉加工製品、畜産物

          (引用:Amazonセラーセントラル

            Amazonで食品や飲料関連の商品を目にしたことがある人は多いと思いますが、上記に当てはまる場合は販売禁止となります。

            また、違法な商品としては、ワシントン条約の規制対象となっている動物を素材として使った商品も販売禁止です。

            このように、Amazonでは商品に対して細かく規制がかかっています。

            「こんなにたくさん覚えられない…」
            「何か簡単に判断できる方法はないの?」

            と思うかもしれませんね。

            しかし、安心してください。
            実は、出品禁止商品や出品制限商品を簡単に判別できる方法があります

            その方法については以下の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。
            🔗Amazonの出品禁止商品に要注意!該当商品を事前に確認する方法もご紹介

              2. 偽物商品の販売

              偽物商品の販売も規約違反となります。
              さらに、メーカー商品やブランド商品など知的財産権のある商品であれば犯罪です。

              特に多いのが並行輸入品の取り扱いです。並行輸入品を正規品と同じページで販売する場合、コンディション説明に「並行輸入品」と明記しないと規約違反と判断されるケースがあります

              違反が発覚するケースとしては、購入者からの違反報告です。
              購入者からAmazonに対してクレームが入ると、アカウントが一時停止となります。

              一時停止を解除するためには、メーカーまたは正規代理店の請求書の提出が必要となります。

              メーカー商品やブランド品を販売する場合は、請求書などの必要書類を整えてから出品するようにしましょう。

              3. 知的財産権の侵害

              上記と重なりますが、知的財産権を侵害する出品は規約違反です。

              知的財産権侵害の申し立てを受けると、商品ページは即座に停止されるリスクがあり、繰り返すとアカウント全体に影響します。特に多いのが「商標権侵害」と「著作権侵害」の2つです。ブランド名やロゴを無断使用した商品画像の掲載、ブランド名を商品タイトルに含める行為などが該当します。

              知的財産権の侵害を以下の表にまとめましたので、権利侵害の種類と該当する事例を確認してください。

              知的財産権の種類 該当する事例
              商標権侵害

              ・商品詳細ページで無断で商標やロゴを使用

              ・製造していない商品を販売

              ・商品パッケージに無断で商標を使用

              著作権侵害

              ・著作権で保護された画像を許可なく、商品詳細ページで使用している

              ・CDやDVDなどの海賊版を販売している商品ページ

              特許侵害

              ・特許を取得している商品が、第三者によって無断で出品されている

              ・模倣品が販売されている

              意匠権の侵害 ・デザインを模倣した商品が出品されている

              Amazonでは、権利侵害用の報告フォームから、メーカーやブランドオーナー・購入者などがクレームを入れられるようになっています。

              クレームが入るとアカウントが一時停止となり、解除するためにはメーカーやブランド、正規代理店の請求書が必要となります。

              4. レビュー操作(やらせレビュー)

              カスタマーレビューは、購入者の意思決定を左右する重要な項目です。

              それゆえによいカスタマーレビューばかりを掲載したいところですが、間違っても自己操作をしてはいけません。サクラレビューや自作自演の書き込みといった、いわゆる「やらせ」レビューは、購入者に多大な不利益を与えかねない行為です。

              購入者に好意的なレビューを依頼したり、悪いレビューの削除・修正を依頼したりすることもカスタマーレビューポリシー違反に該当します。2026年現在、Amazonはレビュー操作に対する監視を大幅に強化しており、発覚した場合はアカウント健全性スコアが一気に0点になるケースも報告されています。

              5. 複数アカウントの運用

              Amazonでは原則として、一人の出品者が複数のアカウントを運用することは認められていません。

              ただし、以下のような正当なビジネス上の理由がある場合には、Amazonの事前承認を得た上で例外的に認められることがあります。

               

              ・複数のブランドを有しており、事業を分けている

              ・別々のアカウントを必要とするAmazonのプログラムに参加している

               

              もし違反が発覚した場合は、アカウント停止もしくはアカウント削除となるリスクがありますので注意しましょう。

              6.商品情報の虚偽・不備

              商品の仕様・サイズ・素材などの情報が実際と異なる場合や、必要な情報が不足している場合も規約違反の対象となります。

              特に以下のケースが多く見られます。

              ・商品説明と実際の商品が異なる(色・サイズ・機能等)

              ・セット内容の不一致(写真と実物の差異)

              ・必要な認証マーク(PSEマーク等)の未表示

              ・原産国の不記載

              7.商品名ガイドラインへの違反

              2025年1月より、Amazonの商品名ルールが厳格化されています。以下の禁止ワードを商品名に含めると、検索結果に表示されなくなったり、出品自体が削除される可能性があります。

               

              ・価格に関する表現:「激安」「最安」「特価」「お得」

              ・期間限定を示す表現:「今だけ」「期間限定」「早い者勝ち」

              ・ランキング表現:「No.1」「ベストセラー」「最高評価」

              ・効果効能を保証する表現:「シミが消える」「即効性抜群」

              8. 画像ガイドラインへの違反

              Amazonではメイン画像・サブ画像に対して厳格なガイドラインが設けられています。メイン画像は「白背景・商品のみ・テキスト不可」が基本ルールです。

              以下のような画像を使用すると出品停止の対象となる場合があります。

              ・メイン画像に白背景以外を使用

              ・メイン画像にテキスト・ロゴ・透かしを挿入

              ・商品以外のアイテム(人物・小道具等)をメイン画像に含める

              ・低解像度の画像(1,000px × 1,000px未満)

              9.薬機法・景品表示法への抵触

              化粧品・健康食品・サプリメントなどを出品する場合、薬機法(旧薬事法)や景品表示法に抵触する表現は厳しく規制されています。

              医薬品的な効果効能を謳う表現(「○○が治る」「△△に効く」等)や、医師が保証したと誤認させる表記は規約違反とみなされ、商品ページの削除につながります。

              10.不適切な価格設定

              市場価格と大幅に乖離した高額設定(いわゆる「転売価格」)は、Amazonの公正な価格設定ポリシーに抵触する場合があります。災害時や品薄時の便乗値上げも同様です。

                購入者としてアカウント停止になるケース

                また、出品者としてではなく、購入者としてアカウント停止になるケースもあります。

                信じられないケースではありますが、購入者の中には注文とキャンセルを複数回繰り返す方もいるようです。このような迷惑行為は出品者からAmazon側へ報告することも可能なので、最悪の場合アカウント停止に繋がるリスクがあります。

                もし購入用アカウントが停止になった場合は、他のマーケットプレイスやアソシエイト・プログラムのアカウントなど、関連するアカウントも利用できなくなるので覚えておきましょう。

                Amazon規約違反のペナルティ3段階

                規約違反をした場合には、基本的に以下の段階を踏みます。

                段階①:出品停止

                まずは、Amazonの調査が入り、違反している旨のメッセージが送られます。この段階でしっかりと改善対応を行えば、アカウント停止やアカウント削除になることを避けられるので安心してください。

                出品停止となると、在庫管理ページに「停止中」のステータスが表示されるようになります。

                ステータスの横に表示されるアイコンの色によって対応が異なります。

                ・黄色アイコン → 再出品可能(改善後に出品再開できる)

                ・赤色アイコン → 再出品不可(Amazonでの再出品は不可)

                段階②:アカウント停止(サスペンド)

                出品停止の段階で改善が見られない場合や、重大な違反が発覚した場合、アカウント全体が停止されます。

                アカウント停止になると、Amazonでの販売活動はもちろん、売上の入金もストップします。入金予定の売上残高があったとしても振り込まれないという事態に陥ります。

                ただし、アカウント停止はアカウント削除とは異なり、適切な改善計画書(POA: Plan of Action)を提出すれば復活の可能性があります。詳しい復活手順は後述します。

                段階③:アカウント削除(永久BAN)

                アカウント停止の状態でも改善が見られなかったり、違反が繰り返されたりするケースでは、アカウント閉鎖・削除されてしまう危険性があります。

                アカウントが削除されると、売上金は90日間保留された後に返金処理が行われますが、全額が返金される保証はありません。また、削除されたアカウントで同一名義での新規アカウント作成も原則不可となります。

                 

                ペナルティ

                影響範囲

                復活可能性

                深刻度

                出品停止

                該当商品のみ

                高い(改善後に再開可)

                ★☆☆

                アカウント停止

                アカウント全体

                あり(POA提出で復活可能)

                ★★☆

                アカウント削除

                アカウント全体+関連アカウント

                極めて低い

                ★★★

                 

                【重要】アカウント健全性スコアとは?基準値を把握しよう

                Amazon規約違反を防ぐ上で最も重要なのが「アカウント健全性」の管理です。Amazonはアカウントの状態を数値化しており、この数値が低下するとアカウント停止のリスクが急激に高まります。

                アカウント健全性スコアの仕組み

                アカウント健全性スコアは0~1000点で評価され、以下の3段階に分かれます。

                 

                スコア

                状態

                リスク

                200~1000点(緑)

                健全

                低い

                100~199点(黄色)

                リスクあり

                要注意

                0~99点(赤)

                健全ではない

                アカウント停止の危険

                参照:アカウント健全性の評価

                主要な評価指標と基準値

                 

                指標

                基準値

                概要

                注文不良率(ODR)

                1%未満

                低評価・A-to-Z保証申請・チャージバックの合計割合

                出荷前キャンセル率

                2.5%未満

                出品者都合での注文キャンセルの割合

                出荷遅延率

                4%未満

                出荷予定日までに発送確認されなかった割合

                追跡可能率

                95%以上

                有効な追跡番号が付与された出荷の割合

                 

                これらの指標が基準値を超えると、ポリシー違反としてアカウント健全性スコアが減点されます。日常的にセラーセントラルのアカウント健全性ダッシュボードを確認し、基準値に近づいた時点で対策を講じることが重要です。

                真贋調査(しんがんちょうさ)への対応方法

                近年特に増加しているのが「真贋調査」です。これは、Amazonが商品の真正性(本物かどうか)を確認するために実施する調査で、調査対象となった場合は一時的に出品が停止されます。

                 

                ここで重要なポイントは、Amazonは「商品が偽物かどうか」よりも「仕入れルート(商流)が正規かどうか」を重視しているという点です。たとえ商品自体が本物であっても、その入手経路を客観的に証明できなければ「偽造品の疑いあり」と判定されてしまいます。

                真贋調査で求められる書類

                ・メーカーまたは正規代理店からの請求書(過去365日以内、対象ASINの商品が記載されているもの)

                ・仕入れ先の連絡先情報(会社名・住所・電話番号・メールアドレス)

                ・ファイル形式:PDF、JPG、PNG等の未編集データ(ExcelやWordは不可)

                 

                価格部分は黒塗りで隠しても構いませんが、それ以外の情報を隠すと改ざんを疑われるため注意してください。

                 

                規約違反してしまった場合の対処法

                ステップ①:パフォーマンス通知を確認する

                規約違反の通知を受け取ったら、まずセラーセントラルのパフォーマンス通知センターを確認し、違反の内容と該当商品を特定しましょう。

                この段階でAmazonからのメッセージを無視してしまうと、事態が悪化する原因となるため、迅速に確認することが重要です。

                ステップ②:原因を特定し、即座に是正する

                違反の原因を特定したら、直ちに是正措置を講じましょう。

                該当商品の出品を取り下げる、商品情報を修正する、在庫を返送するなど、状況に応じた対応を行います。

                ステップ③:改善計画書(POA)を提出する

                アカウント停止からの復活を目指す場合、Amazonに「改善計画書(Plan of Action)」を提出する必要があります。POAは「反省文」ではなく、論理的な「業務改善報告書」として作成することが重要です。

                 

                POAに含めるべき3つの要素:

                 

                1. 根本原因(なぜ起きたか)

                例:「担当者が検品マニュアルを読み飛ばし、外箱の傷を見落としたため」

                 

                1. 是正措置(すぐに何をしたか)

                例:「当該在庫を全数返送し、購入者へは返金対応を完了した」

                 

                1. 再発防止策(今後どうするか)

                例:「検品工程を1名から2名体制に変更し、ダブルチェック記録表を導入した」

                 

                抽象的な「今後は気をつけます」という表現ではなく、具体的な数値や手順を盛り込むことで、Amazonの審査担当者に改善の本気度を伝えましょう。

                ステップ④:異議申し立て(身に覚えがない場合)

                身に覚えがない違反で出品停止になった場合は、パフォーマンス通知センターから異議申し立てを行い、再出品を求めることが可能です。

                Amazon規約違反を未然に防ぐ7つの対策

                対策①:アカウント健全性ダッシュボードを毎日チェック

                セラーセントラルのアカウント健全性ダッシュボードを毎日確認し、ODR・キャンセル率・出荷遅延率などの指標が基準値に近づいていないかモニタリングしましょう。

                対策②:規約・ポリシーの更新を定期的に確認

                Amazonの規約は頻繁に見直されています。セラーセントラルの通知やニュースレターを定期的に確認し、最新のルール変更を把握しておきましょう。

                対策③:仕入れルートの証明書類を必ず保管

                真贋調査に備え、全商品の仕入れ先からの請求書・納品書を最低365日分保管しておきましょう。正規ルートで仕入れていても、証拠がなければ「偽造品の疑い」と判定されるリスクがあります。

                対策④:出品前にガイドラインとの適合性を確認

                新商品を出品する前に、商品名・画像・商品説明がAmazonのガイドラインに適合しているか必ず確認しましょう。特に禁止ワードの使用、画像要件、カテゴリー固有のルールには注意が必要です。

                対策⑤:FBAを活用して配送品質を安定させる

                出荷遅延率や追跡可能率の改善には、FBA(フルフィルメント by Amazon)の活用が効果的です。FBAを利用すれば配送品質がAmazon基準で安定するため、配送関連のポリシー違反リスクを大幅に低減できます。

                対策⑥:レビューに関する不正行為を絶対に行わない

                レビュー操作はAmazonが最も厳しく取り締まる違反行為の一つです。サクラレビューの依頼はもちろん、高評価レビューへのインセンティブ提供、競合商品への悪意あるレビュー投稿なども含まれます。

                対策⑦:Amazonコンサル・運用代行を活用する

                規約違反のリスクを最小限に抑えるには、Amazon運営のプロに相談するのも有効な手段です。専門知識を持つコンサルタントが規約の最新動向を踏まえてアドバイスするため、知らず知らずのうちに違反してしまうリスクを大幅に低減できます。

                Amazon規約違反に関するよくある質問(FAQ)

                Q1. 規約違反していないのに出品停止になりました。なぜですか?

                1. Amazonの自動検知システムによる誤検知の可能性があります。購入者からのクレームや返品が一時的に増えた場合に、自動的に出品停止がかかることがあります。パフォーマンス通知を確認の上、異議申し立てを行いましょう。

                Q2. アカウント停止後、売上金はどうなりますか?

                1. アカウント停止中は売上の入金がストップします。停止が解除されれば保留分が入金されますが、アカウント削除の場合は90日間保留後に精算処理が行われます。

                Q3. 改善計画書(POA)は何回まで提出できますか?

                1. 明確な回数制限はありませんが、回数を重ねるごとに審査が厳しくなる傾向があります。1回目のPOA提出で的確な内容を提示することが最も重要です。専門家への相談も検討しましょう。

                Q4. 一度アカウントが削除されたら、二度とAmazonで販売できませんか?

                1. 同一名義・同一情報での再登録は原則不可です。ただし、法人の場合は組織変更や別法人での申請が認められるケースもあります。いずれにせよ、削除に至る前の段階で対処することが最善策です。

                Q5. 2026年現在、特にAmazonが厳しく取り締まっている違反は何ですか?

                1. 偽造品(真贋調査)、レビュー操作、知的財産権侵害の3つが特に厳しく取り締まられています。AIによる自動検知が高度化しているため、意図的でない違反も検出されやすくなっています。

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                まとめ

                まとめ

                  この記事では、Amazon規約違反のパターンやペナルティの段階、違反してしまった場合の対処法について解説しました。

                   

                  Amazon規約違反は「知らなかった」では済まされません。特に近年はAIによる監視が強化されており、意図的でない違反でもアカウント停止に至るケースが増えています。

                  アカウント健全性スコアの日常的なモニタリング、仕入れ書類の保管、ガイドラインの定期確認など、日頃からの予防策が何よりも重要です。

                   

                  Amazonの規約は頻繁に見直されているため、こまめにセラーセントラルで最新情報を確認しましょう。

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