Amazonの出品禁止商品に要注意!該当商品を事前に確認する方法もご紹介
「Amazonで新しく出品するため、出品禁止商品を確認しておきたい」
「トラブルなくスムーズにAmazon販売を行いたい」
こんな悩みを抱えていませんか?
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です。
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Amazonには出品に関する厳しいルールが存在しており、販売が禁止されている商品が多数あります。
もしAmazonで出品禁止商品の販売を行った場合は、販売の一時停止もしくは終了させられます。
また、FBA倉庫を利用している場合、保管在庫は補償なしで全て廃棄されてしまいますので注意してください。
この記事では、
- Amazonの出品禁止商品の概要
- 出品制限商品との違い
- 出品禁止商品、出品制限商品の確認方法
などについて解説します。
Amazonで新規出店する方やせどりで商品を仕入れる方は、ペナルティを受けなくて済むようにこの記事で確認しておきましょう。
なお我々そばには、これまでに600社以上のコンサル実績があり、Amazonジャパン合同会社様との共同セミナーも複数開催しています。
これまで培ってきた実績と経験をもとにお伝えしますので、きっと悩みが解消されるはずです。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
Amazonの出品禁止商品とは?
Amazonで出品する商品は、全ての適用法令に適合しているものでなければなりません。
それ以外の商品は、全て販売禁止商品です。
では、どのように判断すれば良いのでしょうか?
基本的にはAmazonのガイドラインに、制限対象の商品ジャンルごとに「出品可能商品例」と「出品禁止商品例」が記載されていますので、そちらを参考にする形となります。
ただし、Amazonで公開している商品例はあくまで一例であり、全てを網羅している訳ではないので理解しておいてください。
では、上記を踏まえた上で、出品制限がかかっている商品ジャンルを見てみましょう。
以下の表は、販売禁止もしくは、出品するために条件や制限が設けられている商品ジャンルの一覧です。
商品ジャンル | 出品可能商品例の有無(⚪️or ×) |
---|---|
酒類 | ⚪️ |
動物/動物商品 | ⚪️ |
カー&バイク用品 | ⚪️ |
医薬部外品および化粧品 | ⚪️ |
通貨/硬貨/現金同等品 | ⚪️ |
栄養補助食品 | ⚪️ |
医薬品 | ⚪️ |
武器/武器を模した商品 | 一部販売許可 (原則、経済産業大臣の許可が必要) |
食品&飲料 | ⚪️ |
アダルト商品 |
合法的なアダルトメディア商品はOK |
不快感を与える、または物議を醸す商品 | × |
Amazonデバイス/修理・メンテナンス用アクセサリ商品 | × |
電化製品/電子機器 | ⚪️ |
レーザー商品 | ⚪️ |
盗品/ロックピッキング装置 | ⚪️ |
医療機器および関連商品 | ⚪️ |
植物/種子商品 | ⚪️ |
リコール対象商品 | × |
タバコ/タバコ関連商品 | ⚪️ |
化学物質/農薬/肥料 | × |
カンナビジオール(CBD)商品 | × |
(引用:Amazonセラーセントラル)
制限されている商品ジャンルの多さに驚かれるかもしれませんね。
特に、食品や飲料・電化製品など、一見制限対象にならなさそうな商品でも出品禁止になり得ることに注意が必要です。
例えば、食品&飲料の出品禁止商品例を見てみましょう。
- 食品衛生法(規格、食品表示基準を含む)、食品表示法、JAS法、健康増進法、計量法、景品表示法その他の法令や省庁ガイドラインに適合しない輸入食品の販売を禁止します。法令や省庁ガイドラインにおいて制限のある品目(塩・米・酒類・畜産類、医薬品成分を含むサプリメント等)における個人輸入代行およびそれに類似する形態による販売。
- 保存期間が短い食品および飲料、保管。輸送日数の範囲内で腐敗および変質するおそれのある食品および飲料。商品パッケージに通気口のある味噌など、性質変化による梱包破裂のおそれのある商品。
- 正式な許可または免許なく製造された商品。酒類販売免許を取得していない者による酒類の販売や酒税法その他の法令や省庁ガイドラインに適合しない酒類。
- 賞味期限、消費期限が切れた商品。
- 購入者へ着荷した時点で賞味期限または消費期限切れとなる商品。
- クジラ肉、クジラ肉加工品、イルカ肉、イルカ肉加工品、サメ肉、サメ肉加工品、およびその他類する商品。
- 特定牛肉を販売する場合は、牛トレーサビリティ法により、特定牛肉、容器、包装または送り状に、個体識別番号または荷口番号を表示しなければなりません。これらを順守していない商品の販売を禁止します。
(引用:Amazonセラーセントラル)
上記に当てはまる食品または飲料は、全て出品禁止です。
販売するのに問題が少なく思える「食品&飲料」ですが、意外にも多くの禁止例が明記されています。
その他に、意外な商品ジャンルとしては「CD」が挙げられます。
しかも、「CD」に関しては出品許可申請も受け付けておらず、実質販売禁止状態です。
これは、海賊版のCDを販売するセラーが増え、著作権侵害の指摘があったことが理由のようです。
結果として、2016年以降に登録した出品者アカウントでは原則CDの販売が禁止されています。
出品禁止商品と出品制限商品の違い
Amazonでは、出品禁止商品だけでなく出品制限商品もあります。
これら2つの用語はとても似ていますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
この項目では、その違いについて解説していきます。
出品制限商品とは?
出品制限商品とは、言葉の通り、制限がかかった商品のことです。
制限がかかっているため、販売するためには制限を解除する必要があります。
そのための条件は、以下の2通りです。
- Amazonから出品の許可をもらう
- Amazonの商品ガイドラインに沿っていること
制限対象の商品一覧については、先ほど記載した表を参考にしてください。
この表に記載されている商品ジャンルは、全て出品制限がかかっている商品です。
ちなみに出品制限は、商品以外にもブランドやメーカー・商品シリーズにかかっている場合もあるので覚えておきましょう。(例:Apple、ELECOM、SONYなど)
出品禁止商品との違いは?
では、出品禁止商品と出品制限商品にはどのような違いがあるのでしょうか?
簡単にお伝えすると、以下のようになります。
出品禁止商品 | 出品制限商品 |
---|---|
完全に出品不可 | 許可が降りたり、条件を満たしたりすれば販売できる可能性がある |
出品制限を解除するためには、
- 卸売業者(問屋)やメーカーが発行した請求書
- メーカーからの販売許可に関する証明書類
- 〇〇個以上仕入れたということが証明できる書類
など、Amazonに求められた書類の提出が必要です。
また、安全性の確認が必要な商品については、それを証明できる書類を仕入れ先やメーカー・輸入業者などから発行してもらい、Amazonへ提出する必要があります。
さらに覚えておきたいのが、出品制限がかかる商品やブランドは、アカウントごとに異なるということです。
例えば、ブランドであれば、正規の販売代理店のみが販売を許可されている場合があるでしょう。
それ以外に、アカウントの販売実績が関係する場合もあります。
販売実績がなく信頼性が低いアカウントは、制限がかかり出品できない商品が多い傾向にあるのが実状です。
そのため、Aさんは販売できるけど、Bさんは販売できないといった状況が生まれることもあります。
出品制限を解除するために必要な書類
出品制限を解除したい場合には、以下のいずれかの書類が必要となります。
各書類には要件が定義されていますので、その要件を満たした書類を準備することが重要です。
【書類①】メーカーまたは卸業者が発行した請求書1通以上
請求書は何でも良い訳ではなく、出品許可申請用の書類として機能するための要件が決められています。
- ファイル形式:PDFまたはJPEG
- 記載されている情報は分かりやすく、簡易的である(単価の記載は必要なし)
- 請求書は出品許可申請を行ってから180日以内に提出する
- 出品者の名前と住所の記載が必要(登録アカウントと一致している必要がある)
- 製造元または販売業者が分かる記載がある
- 製造元または販売業者の住所、ホームページのURL、電話番号などの記載が必要
- 出品許可申請を行っている商品を含めて、10品以上の商品が記載されている
(引用:出品許可が必要な商品の請求書要件)
【書類②】商品のパッケージ画像
商品のパッケージ画像を求められた場合は、こちらも用意する必要があります。
商品のパッケージ画像の要件としては、以下の通りです。
- 実際の商品写真であること
- 商品の各側面が撮影されていること(商品に付いている全てのラベルが見えるように)
- 商品の写真または商品の種類が明確である
- 商品ラベルにはブランド所有者か製造元が記載されている
- 商品ラベルにはブランド所有者か製造元の情報が記載されている(住所、製造国、電話番号、ホームページのURLなど)
- 商品ラベルは、販売国または販売地域の規制に則っている
(引用:商品のパッケージ画像の要件とは)
【書類③】商品の販売を許可するブランドからの書類1通
ブランドから販売許可を得て出品する場合は、こちらの書類を提出する必要があります。
要件としては以下の通りです。
- 180日以内に発行されたもの
- 出品者の名前と住所が含まれている
- ブランドの名前と住所が含まれている
(引用:Amazon出品大学)
上記いずれかの書類が用意できたら、Amazonでの出品許可申請の手続きへ進んでいきましょう。
注意点としては、出品許可申請を行っても100%許可が下りる訳ではありません。
また、審査に落ちた理由も教えてもらえません。
ただし、再申請を行うと通過できる場合もあるので、一度落ちただけで諦めず何度かトライすることをおすすめします
(※出品許可の申請方法や注意点については、以下の記事でも解説しています)
🔗【許可がおりない!】Amazon出品許可申請の完全版!やり方から注意点まで解説!
出品禁止商品/出品制限商品を事前に確認する方法
「販売禁止商品と制限商品を確認するのは大変だなぁ…」
「知らずに禁止商品を出品してアカウント停止になったらどうしよう…」
こんな風に思われるかもしれませんね。
しかし、安心してください。
実は、セラーセントラルの商品登録画面から、
- 出品の可否
- 出品制限がかかっているかどうか
- 出品許可が必要な商品なのかどうか
などについて確認することが可能です。
ここでは、その手順について「①パソコンから行う方法」と「②スマホアプリから行う方法」の2種類をご紹介します。
パソコンで確認する手順
まずは、パソコンで確認する手順を見ていきましょう!
セラーセントラルTOP画面を開いた状態からの手順を紹介していきます。
◼︎カタログ>商品登録
◼︎商品検索
商品名/カテゴリー/ブランド名などを入力して、検索ボタンをクリックします。
◼︎制限状況の記載を確認
商品欄の右端に、「出品許可を申請」「利用できません」などのボタンがあるのでチェックしてください。
「この商品を出品する」ボタンが表示されている場合は、出品許可申請などする必要なく販売することが可能です。
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スマホアプリ「Amazon Seller」で確認する手順
続いて、スマホアプリで確認する手順です。
まだ持っていないという方は、以下のURLよりインストールできます。
準備ができたら、手順を確認していきましょう。
◼︎商品登録
メニュー一覧から「商品登録」を選択してください。
◼︎商品検索
アプリ上部に検索ボックスがあるので、そちらに商品名/カテゴリー/ブランド名などを入力して検索しましょう。
◼︎制限状況の記載を確認
もし「Requires Approval」が表示されている場合は、出品制限がかかっていることになります。
また、「この商品は新品のコンディションで出品できません」「この商品は中古のコンディションで出品できません」などと表示されていれば、該当のコンディションでの出品は不可となります。
出品条件の欄に「出品できます」の表記があれば、販売できる証拠です。
FBAを利用する場合は、FBAで取り扱えない商品にも要注意!
Amazonで出品を行う方の中には、FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用している方もいるかと思います。
もし、FBAを利用している場合は、通常の出品禁止商品/出品制限商品とは別に、FBAでの出品禁止商品や取り扱い不可商品についても注意が必要です。
FBAで取り扱えない商品 | 詳細 |
---|---|
FBAの出品禁止商品 |
(引用:FBA禁止商品) |
要期限管理商品 |
|
(※FBA納品のやり方や注意点については、以下の記事で確認できます)
🔗FBA納品のやり方を徹底解説!納品時や梱包時の注意点も説明します。
トラブルなくAmazon販売を行いたいならアカウント運用代行が効果的
もしトラブルなく安心してAmazon販売を行いたいなら、アカウント運用代行を利用するのがおすすめです。
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また、業者によっては、出品登録から代行してくれる場合もあり、出品登録の手間やガイドライン違反のリスクも低減することが可能です。
そのため、
「トラブルなくAmazon販売を行いたい」
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もしこのような要望を持たれている場合は、アカウント運用代行サービスを利用するのが一番の近道となるでしょう。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
Amazonには出品禁止商品があり、もし出品してしまった場合は、販売停止もしくは販売終了のペナルティが課されます。
もし、出品禁止商品の確認を行いたい場合は、
- 出品ガイドラインを確認する
- 商品登録ページから制限状況を確認する
の2種類の方法を利用することが可能です。
さらに、FBAを利用する場合は、FBAの出品禁止商品や取り扱い不可商品についても把握しなければなりません。
この記事では、
- 出品禁止商品の概要
- 出品禁止商品と出品制限商品の違い
- 出品禁止商品/制限商品の確認方法
- FBAでの取り扱い不可商品
などについて解説しましたので、Amazonからのペナルティを避けるためにも、出品登録を行う前に確認しておきましょう。
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なおそばにでは、LINE公式アカウントにてAmazon販売に関する知識やノウハウを発信しています。
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このようにお考えでしたら、きっとお役に立てるはずです。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。