【2023年版】Amazonクーポンプログラムとは?注意点や発行方法も解説!
「Amazonのクーポンの発行方法を知りたい!」
「クーポンを発行して売上につなげるにはどうすればいいの?」
このような悩みを抱えていませんか?
こんにちは、Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です。
クーポンを発行する際は、
- クーポンの発行に最適な商品を選ぶ
- 商品ページを作り込むこと
上記、2点を意識することが大切です。
そこで今回は、クーポンを発行する方法と併せて、クーポンに最適な商品選びのポイントと、売上につながる商品ページの作り方についても解説します。
この記事でクーポンの効果的な活用法をマスターして、売上アップにつなげていきましょう!
なお我々そばには、これまでに600社以上のAmazonコンサル実績があり、Amazonジャパン合同会社様との共同セミナーを複数開催しています。
これまで培ってきた知見と経験をもとに解説しますので、きっとお役に立てるはずです!
ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
Amazonクーポンプログラムとは?
まずは、Amazonのクーポンプログラムについてお伝えします。
クーポンプログラムは、「○円OFF」「△%OFF」など、ご自身で設定したクーポンを発行できるプログラムです。
クーポンを発行すると、商品ページ一覧に以下のように緑色のクーポンマークが表示されます。
クーポンマークが表示されることで、お得感を演出できるのはもちろんのこと、商品ページを目立たせることも可能です。
利用資格
クーポンを発行するためには、利用資格の条件を満たす必要があります。
その条件は、以下の通りです。
- 大口出品者であること
- 出品者の評価がAmazonの定める基準を維持していること
出品者評価については、以下の2つのうちどちらかの基準を満たしている必要があります。
- 出品者評価なし
- 評価がついている場合、『3.5以上』の評価
出品者評価については、セラーセントラル「パフォーマンス」▶︎「評価」の手順で確認できます。
(上記2点の詳細は下記の記事で解説しているので、ぜひご確認ください!)
🔗Amazonの大口出品と小口出品の違いとは?大口から小口へ変更する方法まで解説!
🔗Amazon出品にアカウント健全性指標とは?追加された「追跡可能率」の詳細も説明します。
対象商品
クーポンを発行できる商品も、Amazonが提示する条件を満たしている必要があります。
その条件は、以下の通りです。
- 新品商品のみ
- 出品者出荷、FBA利用商品、マケプレプライム商品
- レビュー0件の商品
- レビューが1〜4件ある場合(平均2.5以上の星評価が必要)
- レビューが5件以上ある場合(平均3以上の星評価が必要)
- 不快感や嫌悪感を与えるコンテンツが商品ページに記載されていない商品
評価に関しては、レビュー数によって条件が変わりますのでご注意ください。
Amazonでクーポンを発行するメリット・デメリット
では、Amazonでクーポンを発行するにあたり、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
それぞれについてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
メリット
メリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 商品ページへの流入数と売上アップが期待できる
- 他の商品ページとの差別化を実現できる
- 検索キーワードで上位表示される確率が高まる
では、それぞれについて解説していきます。
商品ページへの流入数と売上アップが期待できる
一つ目は、商品ページへの流入数アップと売上アップが期待できることです。
クーポンを発行すると、下記画像のように、緑色のクーポンマークが表示され目立つようになります。
クーポンは、お得に購入できるイメージがあるだけでなく、期間が限られているという認識があります。
そのため、お得感と購入機会の限定性を演出でき、ユーザーの購買意欲を高めることが可能です。
他の商品ページとの差別化を実現できる
また、クーポンを発行することにより、検索結果ページに表示される他の類似商品との差別化を図ることが可能です。
Amazonの商品ページは、すべて同じ型で構成されるため差別化が難しいのが実状。
しかし、クーポンを発行することで、価格面での差別化はもちろんのこと、検索結果一覧ページにおいて視覚的な差別化も実現できます。
検索結果画面で上位表示される確率が高まる
SEO評価が高まり、検索結果画面で上位表示される確率が上がることもクーポンを発行するメリットです。
なぜなら、AmazonのSEOでは、直近で売れている商品を検索上位に上げるという仕組みになっているからです。
つまり、クーポンを発行し短い期間内に売上個数を伸ばすことができれば、SEO評価上がり検索からの流入も期待できるようになります。
(関連記事:【AmazonSEOで売上UP!!】上位表示のポイントを徹底解説!)
デメリット
次は、デメリットについてお伝えします。
デメリットとして挙げられるのは、以下の通りです。
- 売上は上がるけど、利益率は下がる
- クーポンを発行するにはコストがかかる
では、一つずつ解説していきます。
売上は上がるけど、利益率は下がる
クーポンを発行すると、当然ながら、通常価格より安く販売することになり利益率が下がります。
そのため、販売個数は増えているのに、売上アップという面では大きな成果を得られない可能性も。
さらには、販売個数が思うように伸びなければ、利益がマイナスになってしまうリスクもありますので利用には注意が必要です。
クーポンを発行するのにコストがかかる
クーポンの発行にコストがかかることも、デメリットの一つです。
発行するためには、1枚あたり60円の引換手数料がかかります。
この引換手数料は、ユーザーがクーポンを発行するごとに発生する費用です。
Amazonのクーポンでは、商品ページにてユーザー側がクーポンを適用するかどうかを選択するのですが、その際に60円のコストが発生することになります。
例えば、100枚のクーポンを発行する場合は、60(円)× 100(枚)=6,000(円)の追加コストが発生するということです。
そのため、利益率が下がる上に、さらに引換手数料分がマイナスとなります。
クーポンを発行する場合は、この引換手数料分のコストも踏まえて割引額を決定する必要があるので注意しましょう。
Amazonのクーポン発行方法を徹底解説
ここまでクーポンの概要やメリット・デメリット、利用資格などについてお伝えしました。
この項では、実際にクーポンを発行する手順について解説していきます。
クーポンを発行する場合は、ぜひ読みながら実行してみてください
①クーポン対象商品を選択
『セラーセントラル▶︎広告▶︎クーポン』を選択後、画面右上にある「新しいクーポンを作成」をクリックしてください。
次に、対象となる商品を検索できる画面に移りますので、クーポンを発行する商品の「ASIN」を入力してください。
対象商品が表示されたら、チェックを入れて「次へ」ボタンをクリックします。
クーポンは、最大で50個まで作成可能です。
②クーポン発行に関する詳細を設定
次は、クーポンの発行に関する詳細を設定する画面に移ります。
上から順番に、
- スケージュールを設定
- 割引を設定
- 予算を設定
- クーポン名
- ターゲティング
上記の項目を設定していきましょう!
●スケジュールを設定
スケジュールの設定では、クーポンの発行期間を入力します。
期間は1〜90日の間で設定することが可能です。
ちなみに、このスケジュールは、クーポン発行後でも変更できます。
●割引を設定
割引の設定では、
- 割引単位
- 割引率(額)
- 利用制限
について入力します。
割引単位は、「円」もしくは「%」のどちらかです。
割引率(額)は、通常価格からどのぐらい割り引くのかの数値を入力します。
数値を入力する際は、割引単位に注意して入力しましょう。
そして、利用制限については、基本的には一人につき何回も使えるようにすることをおすすめします。
理由としては、1人のユーザーが100個購入しても、100人のユーザーが1個ずつ購入しても売上額は変わらないからです。
また、リピート購入も期待できるため、特別な理由がなければ利用制限は設けなくて良いと思います。
●予算を設定
予算の設定では、クーポンを発行のために使用する金額の上限を決めます。
ここで決めた上限は、『割引額+引換手数料』を含めた金額を入力してください。
例えば、500円割引クーポンを100枚発行する場合、以下の表のような予算となります。
予算の種類 | 金額(円) | 枚数(枚) | 合計(円) |
クーポン割引額(500円/枚) | 500 | 100 | 50,000 |
引換手数料 | 60 | 100 | 6,000 |
この場合、予算としては『56,000円』と入力することになります。
予算を設定する際は、引換手数料のコストも踏まえて入力するように注意してください。
●クーポン名
次は、クーポン名を入力していきます。
クーポン名は、ご自身の分かりやすいタイトルでOKです。
ただし、以下の文言は禁止となっていますので、避けてください。
- 不快感を与える語句
- 割引率
- Prime Day
- サイバーマンデー
などです。
●ターゲットを設定
ターゲットの設定では、以下の2つから選択できます。
- すべての購入者
- Amazonプライム会員
購入者の母数が多い方が、商品ページの流入数と購入率のアップが期待できるので、特に理由がなければ『すべての購入者』を選択しましょう。
これで、クーポンの発行手順は完了です!
クーポンを発行する商品を選ぶポイント
ここからは、クーポンを発行する商品を選ぶポイントをご紹介します。
クーポンでより高い結果を得られるよう、ぜひ参考にしてみてください。
商品ページへの流入は多いけど、購入率が低い商品
商品ページへの流入は多いけど、購入率が低い商品は、ユーザーにとって興味はあるけど価格が高くて購入されていない可能性があります。
そのような商品にクーポンを発行することで、ユーザーにとって手を出しやすくなり、購入率アップが期待できます。
新商品・お試し商品
新商品やお試し商品に対しても、クーポンは効果的です。
新商品の場合は、認知施策として効果的です。
クーポンマークによって、ユーザーの目を引けますしお得感も演出できるため、まだ世の中に認知されていない商品の購入率を上げるのに役立ちます。
お試し品の場合は、ユーザーにとっての購入のハードルを下げるのに効果的です。
初めての商品やお試し品は、購入するのに勇気がいるもの。
クーポンを活用してお得な価格で提供することで、ユーザーが気軽に購入できるようサポートすることにつながります。
クーポンを発行する前に実行すべき売上アップの施策
ここでは、クーポンの効果をより高めるために実行すべき施策についてお伝えします。
とても基礎的な部分ですが、より高い効果を獲得するためにも、クーポンを発行する前に確認しておきましょう!
商品ページが魅力的かどうかチェックする
一つ目は、商品ページを魅力的に作り込むことです。
当然ながら、クーポンでユーザーの目を引いても、商品ページが魅力的に作られていなければ購入には至る可能性は低くなります。
魅力的な商品ページを作るためのポイントとして、以下の3点をチェックしてみてください。
- サブ画像で商品の魅力を訴求する
- 商品紹介コンテンツを充実させる
- 商品説明文もしっかりと記載する
上記の具体的な内容については、そばにが提供する以下の記事で解説していますので、そちらを参考にしてください!
🔗【今日からできる!】Amazon 売上アップのポイント完全版!
キーワード設定は適切に行われているか確認
次は、キーワード設定です。
Amazonのシステムでは、直近で売れている商品が、検索結果で上位表示されやすくなります。
そのため、クーポンによって売上が上がりSEO評価が高くなった際に、出品商品と関連性の高いキーワードで上位表示させられるように見直しましょう。
適切なキーワードで検索結果上位に表示させることで、検索からの購入も期待できるようになります。
効果的な検索キーワードの選定方法については、以下の記事でご確認ください!
🔗【出品者向け】Amazonの効果的な検索キーワードの選定方法とは?
レビューを増加させる
レビューは、商品の信頼性を高めて、購入率を上げるための重要項目の一つです。
Amazonにてレビューを増やす方法は、以下の2通りです。
- Amazon Vineを活用する
- レビュー依頼メールを送る
レビューを増やしておくことで、クーポン発行時の購入率アップにつながります。
また、クーポンプログラムによって売上が上がり、さらに多くのレビューを獲得できれば、商品の信頼性が高まりクーポンプログラム終了後の継続的な売上も期待できます。
レビューを増加させる方法の詳細については、画像付きでホワイトペーパーにまとめていますので、ぜひチェックして実行してみてください。
クーポン発行をきっかけに、さらなる売上アップにつなげるなら!
クーポンは、売上アップを加速させるための施策としてとてもおすすめです。
しかし、クーポンを発行するだけで終わってしまうと、売上は伸び続けず一時的なものになってしまいます。
また、商品ページを魅力的に作り込むという、Amazon物販での最重要項目を見落としてしまうと、クーポンを最大限活かすことも難しくなります。
クーポンを最大限に活かし、その後の継続的な売上アップにつなげていくためには、クーポン以外のイベントの活用やSEO対策、広告運用など複数の施策を組み合わせていく必要があります。
と、このようなことをお伝えしても…
「具体的にどうしたら良いのかわからない」
「そこまで多くの施策を行う時間がない」
と思われるかもしれません。
もし、そのような悩みを抱えているようでしたら、アカウント運用代行も検討してみてください!
そばにのアカウント運用代行とは?
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では、実際にどのようなサービスを受けられるのでしょうか。
サービス内容については、企業様ごとに異なりますので、ここではそばにが提供するアカウント運用代行メニューについてご紹介します。
上記の画像が見えにくに場合は、以下の表を参照してください!
アカウント運用代行メニュー | |
SEO最適化
|
CRM戦略
|
商品カタログ最適化
|
広告運用
|
ブランディング
|
物流支援
|
サポート
|
その他
|
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まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、Amazonクーポンプログラムの設定方法〜活用方法まで解説しました。
- クーポンに最適な商品を選択する
- クーポンだけでなく、様々な施策を組み合わせる
クーポンを最大限に活用するためには、上記を意識して行うようにしてみてください!
なお、そばにではLINE公式アカウントにて、Amazon物販の知識やノウハウについて発信しています。
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監修者紹介
佐藤 秀平
代表取締役 CEO
株式会社そばに 代表取締役 CEO。
大阪府吹田市出身。大阪教育大学卒。
学生起業でAmazon EC事業を立上げ、メーカー在庫処分品販売・OEM商品販売・食品ブランド販売を行い、販売事業者とコンサルタントして活動。その後新卒で株式会社船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
その後独立し、ECコンサルティングとシステム機開発を行う株式会社NOVASTOを設立。その後老舗味噌屋をM&Aし、「株式会社そばに」に社名変更し、EC支援事業を移管。
Amazon販売支援歴10年、累計600社のAmazon販売事業者様のサポート行ってきた実績を持つ。