Amazonの大口出品と小口出品の違いとは?大口から小口へ変更する方法まで解説!
「大口出品・小口出品ってなに?」
「どっちを選ぶのが正しいの?」
当記事は以上のようなお悩みを解決できる記事となっています!
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」です!
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今回はAmazonで販売するにあたって欠かせない大口出品・小口出品について解説していきます。
Amazonで出品するときは、はじめの出品者情報の登録の際「大口出品」と「小口出品」のどちらかを選ぶ必要があります。
それぞれメリット・デメリットがあり、出品スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
そのため、適していない出品形態を選ぶと、コストが割高になる可能性もあります。
そこでこの記事では、
- 大口出品、小口出品の概要
- 大口出品の詳細
- 小口出品の詳細
- どちらを選ぶべきか
について解説します。
記事中「大口出品」と「小口出品」の比較表もあるので、ぜひ参考にしてください!
なお我々そばには、Amazon通販支援者数600社以上の実績があり、今までの知見や情報を基に解説するのできっと参考になるはずですのでぜひ最後までご覧ください!
大口出品・小口出品の概要は?
まずAmazonで出品用アカウント(セラーアカウント)を作るときは、「大口出品」と「小口出品」のどちらかを選ぶ必要があります。
この二つのうちどちらを選ぶかによって、毎月かかるコストや出品の機能が異なります。
後ほど詳しく紹介しますが、とりあえず覚えてほしいのは
- 大口出品:出品する商品が多い方向け
- 小口出品:出品する商品が少ない方向け
です。
それでは詳しく紹介していきましょう!
そもそもAmazonの大口出品とは?
大口出品を利用すると、毎月「4,900円(税別)」がかかります。
一見高くも感じますが、商品の出品数や販売量にかかわらず毎月同じ金額です。
さらにAmazonで出品するときに使える機能も豊富です。
下記から、大口出品のメリットを詳しく紹介します。
大口出品を利用するメリット
- 基本成約料がかからない
- 在庫ファイルで商品登録ができる
- 出品レポートの取得ができる
- 新規出品ができる
- 配送料の設定ができる
- カートボックスを獲得できる
①基本成約料がかからない
大口出品の場合「基本成約料」がかかりません。
基本成約料とは、商品が売れるたびに支払わなければならない手数料のことです。
後述する小口出品の場合、商品が1つ売れるたびに100円の基本成約料が発生します。
つまり大口出品で1,000個の商品を販売しても、月にかかる費用は「4,900円(税別)」で固定です。
②在庫ファイルで商品登録ができる
大口出品は在庫ファイルを利用し、一括で商品登録できるメリットもあります。
というのはAmazonで出品する場合、商品のタイトルや画像、価格等の商品情報を登録する必要があるためです。
出品する商品が2〜3点なら一つずつ登録しても労力はほぼかかりません。
しかし、10点以上の商品情報を一つずつ登録するのはとても労力がかかります。
そこで活躍するのが在庫ファイルで、基本的な下記7つの項目を一括で入力することができます。
(※他にも商品によって入力しなくてはいけない商品情報がいくつもあります。)
登録できる項目 | 詳細 |
出品者SKU | 出品者が商品に設定する「商品固有の識別コード」 |
コンディション | 商品の状態(例:新品・再生品等) |
商品画像 | 商品の画像 |
販売価格 | 商品を販売する価格 |
ポイント | 商品のポイント |
在庫 | 在庫数 |
リードタイム | 出品者から配送業者へ届ける日数 |
上記7項目は、出品するときに必ず入力する項目です。
この在庫ファイルはセラーセントラルから、エクセルファイル(xlsx,xlsm)でダウンロードすることができます。
下部の「テンプレート」に商品情報を入力できる箇所があるので、そちらで必要な商品情報を登録しアップロードすると出品できます!
以上のように、大口出品ならば「在庫ファイル」が利用可能なので、商品数が多く作業効率を上げたい方にオススメです。
③出品レポートの取得ができる
大口出品の場合、アクセス数や購買率等のレポートを見ることができます。
さらに細かいデータを確認できるので、分析し、売上アップの施策材料にもなります!
さらにFBA関連のレポートもあり、出品者が見たいデータをダウンロードも可能です。
④新規出品ができる
Amazonでまだ販売されていない商品を販売することもできます。
後述する小口出品だと販売ができず、基本的に「相乗り出品」です。
そのため自社で開発したオリジナル商品を販売する場合は、大口出品を選ぶ方が良いでしょう。
関連記事:【徹底解説】Amazonで相乗り出品された際の対策とは?
⑤配送料の設定ができる
商品それぞれに独自の配送設定ができます。
Amazonの配送には、
- 重量課金制:「配送1件ごと」+「重量(1kg)」の金額
- 商品個数制:「配送1件ごと」+「商品1点ごと」の金額
- 購入金額制:「購入金額」に応じて変動
上記3つの配送金額の方式があります。
大口出品の場合、出品している商品ごとに、上記3つの配送方式を設定することが可能です。
さらに「お届け日時指定」の設定もできます。
お届け日時指定が設定できればユーザー満足度も上がりやすく、プラスの影響にもなりやすいです。
詳しくはAmazon公式のヘルプをご確認ください!
⑥カートボックスを獲得できる
カートボックスを獲得できるのは「大口出品」だけです。
カートボックスとは、Amazon商品ページでよく見る「カートに入れる」ボタンを指します。
たとえば同じ商品を10人が販売しても、カートボックスを獲得できるのはその中の1人だけです。
カートボックスを獲得していると、ほとんどのユーザーはそちらから商品を購入します。
そのため「カートボックスを獲得」することは、Amazonでビジネスをするなら大事です。
カートボックスを獲得する条件は公開されていませんが、
- 他の出品者と比べて販売価格・配送が高水準
- カスタマーサービスが高水準
- 在庫切れがない
上記3つの条件をクリアした上で、Amazonが自動的にカートボックスを振り分けています。
Amazonはユーザーファーストを目指す企業です。
そのためユーザーがベストな買い物をできる出品者が、カートボックスを獲得できる可能性は高くなります。
カートボックスについて詳細を知りたい方は以下のリンクからそばにが書いた記事があるのでご確認ください!
🔗Amazon売上を上げる近道!ショッピングカートボックス取得率をアップさせる秘訣
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そもそもAmazonの小口出品とは?
小口出品は商品が1つ売れるごとに「基本成約料」が100円かかります。
たとえば月に商品を10個販売するなら1,000円(10個×100円)の基本成約料です。
そのため小規模に商品を出品する方にオススメです。
ただ、大口出品で利用できた「在庫ファイル」「レポート」「新規出品」「配送設定」「カートボックスの獲得」は利用・設定ができません。
さらに、下記の商品は小口出品では出品許可申請の提出も不可です。
- 時計
- ヘルス&ビューティー
- アパレル、シューズ、バック
- コスメ
- ジュエリー
- 食品&飲料
- ペット用品
上記のとおり、小口出品は多くの販売・機能が制限されます。
もし本格的にAmazonでビジネスをしたい方や、たくさんの商品を販売するなら「大口出品」がオススメです。
大口出品と小口出品の違い!
大口出品と小口出品の違いについて表でまとめるので、参考にしてください。
大口出品 | 小口出品 | |
月額登録料 | 4,900円(税別) | – |
基本成約料 | – | 100円(1商品ごと) |
レポート | 閲覧できる | 閲覧できない |
在庫ファイルの商品登録 | できる | できない |
配送設定/お届け日時指定 | 設定できる | 設定できない |
新規出品 | できる | できない |
カートボックス | 獲得できる | 獲得できない |
カテゴリー制限 | なし | あり |
提供する決済方法 | 計8種類 | 計5種類 |
利用できるオプション | FBA マケプレプライム 広告サービス |
FBA |
「提供できる決済方法」についてですが、大口出品では下記の決済方法をユーザーへ提供できます。
- クレジットカード
- Amazonギフト券
- Amazonショッピングカード
- 請求書払い
- 携帯決済
- コンビニ決済
- 代金引換
- Edy払い
上記青文字部分は、小口出品では提供できません。
Amazon出品するなら大口・小口どっち?
最後に大口出品と小口出品のどちらが良いか、参考までに説明します。
大口出品を選ぶ方がメリットも多い方は、
- 月に商品を50点以上販売する
- オリジナル商品を出品したい
- 作業効率を上げたい
- 配送の設定をしたい
のケースです。
とくに「月に商品を50点以上販売する」ならば、大口出品がコスパ的にも良いです。
もし月に60点の商品を販売すると、
- 大口出品:4,900円(税別)
- 小口出品:6,000円(100円×60個)
となり、大口出品の方がお得です。
さらに機能も充実するので、大口出品が良いでしょう。
一方小口出品ならば、
- 月に商品を49点以下販売する
- お試しでAmazonへ出品したい
- 自社商品がない
- 出品予定商品がカテゴリー制限ではない
という方は、小口出品を検討しても良いでしょう。
「どれくらい売れるか分からないからいきなり大口はちょっと…」という方は小口出品を選択し、後日大口出品へ変更することも可能です。
ただ小口出品を選択した場合、想定以上に商品が売れると「基本成約料」が高くなるので注意してください。
まとめ
大口出品と小口出品は、販売面・機能面が大きく異なります。
大口出品は機能も充実で、Amazonで本腰を入れてビジネスをする方にオススメです。
小口出品は販売商品に対して100円なのでコストはかかりませんが、想定以上に売れてしまうとコストが高くなります。
そのため選ぶときは、売れ行きを予想した上で検討することも大切です。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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