Amazonのリードタイム(出荷作業日数)は短く設定しよう!
Amazonのリードタイム(出荷作業日数)は、できる範囲で短くすることが大切です。
リードタイムを短くすることで、Amazonのユーザーは商品を買いやすくなります。
商品を買いやすくなれば、売上が増えます。
つまり出品者側にも大きなメリットがあるので、リードタイムの設定は大切です。
そこでこの記事では、
- Amazonのリードタイム(出荷作業日数)とは?
- Amazonのリードタイムを短くした方が良いワケ
- リードタイムの設定方法
を中心に紹介します。
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ぜひ参考にしてください。
目次
Amazonのリードタイム(出荷作業日数)とは?
「出品者が注文の入った商品を配送業者に届けるまでの日数」=「リードタイム(出荷作業日数)」です。
そのためユーザーへ商品を届ける日数である、「お届け予定日」とは異なるので注意しましょう。
お届け予定日は、下記の計算となります。
リードタイム+配送日数=お届け予定日
お届け予定日とは、「出品者」から商品が「購入者」へ届く日数です。
もしお届け予定日に祝祭日がかぶると、その日数分も加算されて計算されます。
一方、配送の設定で「土日出荷対応可」にすると、その分購入者へ届ける日数も早まります。
Amazonのリードタイム(出荷作業日数)を短くしたほうが良いワケ
リードタイムを短くすることで、売上アップが期待できます。
理由はカンタンで、多くのユーザーが「早さ」を望んでいるためです。
Amazonプライム会員だと「お急ぎ便」「当日お急ぎ便」の利用ができます。
早く届けるオプションがあることから「できる限り早く商品を届けて欲しい…」と思うユーザーは多いです。
リードタイムを短くすることで、結果的にユーザーの満足度も上がります。
そのため次回の販売チャンスへ活かすことも可能です。
そのため発送まで余裕がある方は、一度リードタイムの設定を1段階短くすることをオススメします。
一度じっさいに試し、対応がムズかしいようならば元に戻しましょう。
また、とりあえず1商品だけリードタイムを短くして様子を見るのも有効な手段です。
出品者側にもメリットはある
リードタイムを短くすると、「出品者」→「配送業者」までの時間が短くなります。
つまり回転率も高くなるため、より売上・利益を増やすことが期待できます。
Amazonのリードタイム(出荷作業日数)を短くする場合の注意点!
リードタイムを短くする前に、対応ができるかどうかを必ず検討しましょう。
基本的なことですが、売上アップのためにリードタイムを少なくし、結果的に配送遅延になってはいけません。
出品者評価のレビューが悪くなる可能性もあります。
関連記事:【コンサル直伝】Amazonレビューを増やして購買率を高めよう!
Amazonのリードタイム(出荷作業日数)の実際の画面表示
Amazonの商品ページに「通常○日〜○日以内に発送します」と書いてあるのが、リードタイムです。
「お届け予定日」はリードタイムよりも上に表示されています。
ただリードタイムの方が文字が大きく、文字のカラーリングもされており目立ちます。
リードタイムは、下記8種類のスパンがあります。
リードタイムの種類 | 発送にかかる日数 |
リードタイム1〜2 | 最短でのお届け日数が表示 |
リードタイム3 | 通常2〜3日以内に発送します。 |
リードタイム4 | 通常3〜4日以内に発送します。 |
リードタイム5 | 通常4〜5日以内に発送します。 |
リードタイム6〜10 | 通常6〜10日以内に発送します。 |
リードタイム11〜15 | 通常1〜3週間以内に発送します。 |
リードタイム16〜20 | 通常2〜3週間以内に発送します。 |
リードタイム21〜30 | 通常3〜5週間以内に発送します。 |
※リードタイム1で出荷できる商品ならば、マケプレプライム配送を利用しましょう。(後述で詳しく説明します)
たとえば下記の例で言えば、「リードタイム5」が設定されたことがわかります。
リードタイムの数字が大きくなるにつれ、発送できるまでの日数が増加。
また、発送日数が徐々に曖昧になっていることも読み取れます。
ユーザーからすると「通常3〜5週間」と表示されていると「いつ届くんだろう…」となるケースも多いです。
限定品やよほど欲しい物でないかぎり、購入を避けられる可能性も高いです。
さらに他の出品者がもっと早いリードタイムを設定していれば、販売チャンスを失う可能性も。
そのため、可能な限りリードタイムは早めることも大事な施策の一つです。
休暇のときはあらかじめリードタイムを変更する
また夏季冬季休暇など配送がストップするときは、あらかじめリードタイムを長めに変更しましょう。
意外と忘れやすい変更なので、スケジュール管理も大事です。
休みが終わったらリードタイムを元に戻すことも忘れないようにしてください!
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Amazonのリードタイム(出荷作業日数)の設定方法
リードタイムを設定する方法は、
- 手動
- 在庫ファイル
のどちらかとなります。
商品が少ない場合は「手動」、多い場合は「在庫ファイル」で行いましょう。
手動でのリードタイム変更方法
「セラーセントラル」>「在庫管理」>個々の商品の「詳細の編集」>「出荷作業日数」の順番で進めてください。
出荷作業日数へ数値を入力し、更新をして終了です。
出品している商品が少なければ手動で問題ありませんが、たくさんあるとその分作業も膨大です。
その場合は、下記のやり方がオススメです。
在庫ファイルのリードタイム変更方法
大量に商品がある場合「在庫ファイル」から一括でリードタイムを登録する方が便利です。
まず在庫ファイルのテンプレートを用意する必要があります。
セラーセントラル内からもダウンロード可能ですが、「在庫ファイルテンプレート、商品登録規約、ブラウズツリーガイド」からでもOKです。
在庫ファイルはExcelになっており、それぞれ商品の在庫数等を記入できます。
完成したファイルをAmazonへアップロードすると、商品ページに反映される仕組みです。
在庫ファイルを記入するときは、
- SKU
- 在庫数
- 出荷作業日数
- PartialUpdate
の4つが記入項目です。
SKUとはAmazonで出品者があたらしく商品を出品したときに、設定する商品固有コードです。
最後の「PartialUpdate」は、在庫ファイル内の特定の部分のみを変更するときに記入します。
たとえば出荷作業日数だけを変更するならば記載です。
記載する場所は「在庫ファイル(Excel)」内の「アップデート・削除」欄です。
PartialUpdateを入力しないと変更箇所以外がすべて消える可能性があります。
マケプレプライム配送設定の注意
出品者がみずから出荷するマケプレプライムを利用する場合は、リードタイムを「1」に設定してください。
リードタイム3以上でマケプレプライムを利用すると、商品ページに「最短でのお届け日」とともに「通常○日〜○日以内に発送します。」の文言が表示されます。
ユーザーからすると「どっちの日付で届くのだろう…」となる可能性が高いです。
実際に注文が入ればマケプレプライム配送となり、最短でのお届け日が反映されます。
しかしユーザーが不信に思いやすいので、必ず「リードタイム1」の設定を忘れないようにしてください。
まとめ
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リードタイムは出品者が自由に設定できる項目です。
設定次第では、間接的に売上を増やすことのできる重要な施策の一つ。
ぜひ、無理のない範囲でリードタイムを調整してみましょう!
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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