【EC販売】Amazonと楽天出品するならどっち?出品料やメリットなど徹底比較!
「Amazonと楽天どっちで出品する方がいいの?」
「Amazonと楽天で出品するメリットとデメリットを知りたい」
今回は上記の疑問を解決する記事です。
こんにちは、Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」です!
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インターネットでビジネスを始めるときにまず悩むのが、「どのECサイトで出品するか問題」だと思います。
ECサイトは複数ありますが、その中でも「Amazon」「楽天」のどちらかで迷う方は多いです。
そこでこの記事では、
- そもそもECとは?
- Amazonと楽天の特徴
- Amazonと楽天で出品するメリット
- Amazonと楽天で出品するデメリット
上記4つのテーマを、最新のデータを使って分かりやすく解説していきたいと思います!
我々株式会社そばには、Amazon通販支援者数は600社以上で、Amazonジャパン合同会社様と共同セミナーを複数開催した実績もあります。
Amazonの良し悪しを深く理解している私たちが、どちらでアカウントを作り出品していくべきかを解説します。
ぜひ、最後までご覧くださいませ。
また、そばにではAmazonの出品者様向けの記事も多数公開しています。
ぜひそばにの他の記事もあわせてチェックしてくださいね。
そもそもECとは?
ECサイトの概要
まずカンタンに「EC」について紹介します。
ECとは、インターネット上で物・サービスの売買ができる仮想空間です。
インターネット上にお店(ショップ)を出店し、オンライン上でショッピングができます。
Amazonをはじめ、「楽天」「ZOZOTOWN」もまとめればECの一つです。
ECサイトの特徴
ECサイトの大きな特徴は、
- インターネット上で取引が完結する
- 世界中の人と取引ができる
の2つです。
インターネット上で取引が完結する
商品を買う人は、家にいながら商品を買うことができます。
逆に出品者は、出店コストを大幅に下げることが可能です。
ECサイトは「仮想空間」なので、建物を借りる必要も従業員を雇う必要もありません。
世界中の人と取引ができる
もう一つの特徴は、世界中の人と取引ができることです。
「越境EC」と呼ばれ、日本にいながらアメリカやヨーロッパの人へ商品を届けることもできます。
そのためビジネスチャンスも多く、スタートアップ企業から大企業までさまざまな出品者が利用しています。
そんな便利なECサイトですが、日本では「楽天市場」と「Amazon」が代表的です。
次章からそれぞれの特徴に加えて、メリット・デメリットを見ていきましょう。
楽天市場を徹底解剖!
楽天の特徴
楽天の特徴は、出店型モールで独自性が高いことです。
イメージ的には「楽天市場」と言う大きな商店街があり、その中でお店を開くような形です。
楽天はあくまで場所を貸しているスポンサーのようなもので、出品者が自分達で商品を販売します。
出品する商品のブランド価値を保つことができ、この点は「出品型」のAmazonと大きく異なる点です。
楽天で出店するメリット
楽天市場で出店するメリットは、
- 集客率の高さ
- 定期的なセール
- ECコンサルタントによるサポート
- 信頼性
上記の4つです。
それぞれ下記から紹介します!
集客率の高さ
楽天は集客率の高いECサイトの一つです。
会員数は1億人を超えており、日本の人口の95%を占めています。
インターネット関連の調査をしている「ニールセンデジタル株式会社」が発表したデータを見ると、楽天市場を訪れた人は年間5,370万人(2021年4月)で女性比率が多い傾向にあります。
集客率が高い要因としては、
- 知名度
- 楽天ポイント
- アフィリエイト
上記3つが大きいです。
まず楽天市場そもそもの知名度が高く、ユーザーが集まりやすいことです。
次に「ポイント」です。
楽天はポイント付与を戦略的に行っており、商品代金の内20%がポイントで返ってくることも多いです。
そのためユーザーは「せっかくポイント付いたからまた何か買おう」と思いやすく、結果的に集客率を上げることに成功しています。
最後にアフィリエイターが楽天の商品をブログで紹介することで、訪問者数を最大化しています。
上記3つの要因から、楽天の集客率は高く維持されています。
定期的なセール
楽天では「楽天スーパーSALE」を始めとした企画を定期的に開催しています。
TVのCMで宣伝を見たことがある方も多いではないでしょうか?
セール期間中は楽天市場へ多くの会員が訪れるため、自社商品の売上アップにつなげることが可能です。
他にも、
- お買い物マラソン
- 楽天イーグルス、ヴィッセル神戸が勝つとポイント還元
などのキャンペーンも行っており、売上を増やすチャンスが多数あることもメリットの一つです。
ECコンサルタントによるサポート
楽天市場に出店すると「ECコンサルタント」と呼ばれる担当者がつきます。
ネットショップを運営する中でのトラブルはもちろん、売上を増やす相談などの支援を受けることも可能です。
ECサイトを新規で利用して出店する方にとって、大きなメリットとなるでしょう。
信頼性
1999年には「楽天市場」を開設しており、歴史が長いECサイトです。
知名度も高いため、ユーザーは安心してお買い物をすることができます。
もう一つ楽天の信頼性を高めているのが、ルール違反店舗に対する処置です。
楽天は違反店舗にキビしい処置をすることで有名で、
- サービス停止
- 出店契約解除
など重いペナルティを課すこともあります。
そのため購入者は安心して楽天から商品を買うことが可能です。
つまり、楽天に出店することで安心して商品を買ってもらうことができます。
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楽天で出店するデメリット
一方、楽天で出店するデメリットもあります。
- 出店コストが高い
- 一部のプロモーションが自由にできない
上記2つです。
それぞれ詳しく下記から紹介します。
出店コストが高い
楽天の出店プランは、下記のとおり3つあります。
プラン | 出店料(月額)/税別 |
がんばれプラン! | 19,500円(年間一括払) |
スタンダードプラン | 50,000円(半年ごとの2回分割払) |
メガショッププラン | 100,000円(半年ごとの2回分割払) |
※2022年8月現在、従来あった「ライトプラン」は廃止しています。
一番安い「がんばれプラン!」を選択しても、月に2万円の料金がかかります。
1年間に換算すると20万円を超えることは必須です。
まとまった金額を最初に用意しなければいけないので、この点はデメリットでしょう。
一部のプロモーションが自由にできない
楽天市場では、ユーザーへ商品のプロモーションをするときに制限があります。
たとえばユーザーのメアドデータをダウンロードすることはできません。
プロモーションに活用できないため、この点はデメリットと言えます。
ちなみに電話注文も禁止です。
たとえばユーザーがショップに電話で商品注文をしても、注文を承ることはできません。
関連記事:楽天市場に出店するメリットとは?条件やプランまで徹底解説
Amazonを徹底解説!
Amazonの特徴
Amazonの特徴は出品型で、出品者・購入者どちらにとっても効率的にお買い物ができる点です。
楽天とは異なり、Amazonで出品する方は「ショップ」と言う概念はあまりありません。
イメージ的には「Amazon.com」という超巨大なスーパーマーケットがあり、出品者はそこに商品を並べていく形です。
そのため出品者は出品がしやすく、購入者はすぐに目当ての商品を見つけることができます。
Amazonで販売するメリット
Amazonで販売するメリットは、
- 海外ユーザーを含めた集客力の高さ
- FBAを利用できる
- 出店コストが安い
- 入金サイクルが早い
上記4つとなります。
それぞれカンタンに紹介します!
海外ユーザーを含めた集客力の高さ
2021年にAmazon Prime会員が2億人を突破しことからもわかるように、ユーザーの多さは楽天に負けていません。
その中でAmazonのサイトに訪れた人は2021年の調査では「5,120万人」となり、18〜34歳の男性比率が高いです。
また、アマゾンの場合アメリカを始めとした海外にも販路を広げることができます。
世界的に知名度があるAmazonだからこそ可能で、越境ECなどを利用してマーケティングを行う事業者にとってはメリットとなるでしょう。
ちなみにAmazonの越境ECは「グローバルセリング」と呼ばれており、詳しくは「Amazonグローバルセリングで商品を海外へ!料金や登録・解除方法などを解説します!」を参考にしてください。
FBAを利用できる
Amazonの出品者は「FBA」と呼ばれる「代行サービス」を利用することができます。
手数料は必要ですが、Amazon指定倉庫へ商品を送るだけで「在庫保管・梱包・配送」をAmazonが代行するサービスです。
面倒な発送業務等を行う必要がないため、業務の効率化を図ることができます。
出品者からの評価も高いため、Amazonを利用するならぜひ検討してほしいサービスです。
FBAについてもっと詳しく知りたい方は「Amazon新規出品者必見!FBAのメリット・デメリットとは?」を参考にしてください。
出店コストが安い
AmazonはECサイト業界の中でも「出店コスト」が安いことで有名です。
出店プランは、
- 大口出品:4,900円/税別(月額)
- 小口商品:無料
上記2つとなります。
大口出品は月に5,000円弱かかりますが、先述した楽天は安くても月2万円弱です。
また、出品制限や手数料はかかるものの、小口出品なら「無料」で商品を出品することもできます。
まだ規模が小さく初期コストをかけられない事業者の方にとっては、魅力的なメリットと言えます。
入金サイクルが早い
Amazonは入金サイクルが原則「2週間」と早いです。
そのため資金繰りや仕入れ代に充てることができます。
Amazonで販売するデメリット
逆にAmazonへ出店するデメリットとしては、
- 独自性を出せない
- 価格競争が激しい
上記2つです。
独自性が出せない
楽天は「出店型」、Amazonは「出品型」のECサイトです。
お店単位で商品を出品できる楽天は、ショップ内の装飾をこだわることができます。
しかし「出品型」のAmazonでは、事業者ごとにショップの内装を作り替えることはできません。
そのためショップごとに独自性を出すことができず、リピーターを確保することがむずかしいです。
価格競争が激しい
Amazonでは価格競争がかなり激しいです。
先述のとおりAmazonではショップごとの独自性を出すことはむずかしく、独自の色をつけることはほぼできません。
というのはAmazonが「出品型」のECサイトで、ユーザーからすると商品を買うときの判断は「価格」に限定されやすいためです。
たとえばAmazonでは異なる事業者が同じ商品を出品でき、これを「相乗り出品」と言います。
言い換えれば同じ商品がたくさん並んでいる状態なので、ユーザーに買ってもらうには商品価格を下げることが必要です。
結果的に価格競争につながってしまうこともおおいため、注意が必要です。
Amazonと楽天の最終的な比較結果
ユーザー数
2021年4月時点で「ニールセンデジタル株式会社」が発表したAmazonと楽天の「利用者数」と「利用者層」を見ると、下記のとおりです。
Amazon | 楽天 | |
利用者 | 5,120万人 | 5,370万人 |
よく訪問する利用者 | 18〜34歳の男性比率が高い | 全年齢で女性比率が高い |
大きく差は開いていませんが、楽天の方が「よく見られているECサイト」という結果になりました。
つまり、利用者数だけで選ぶなら「楽天市場」がオススメです。
また、女性向けに商品を販売するならニーズが高い「楽天」の方が売上アップの可能性は高いでしょう。
出店スタイル
ネットショップ内の装飾を重要視して運用したり改善したい方は、出店型の楽天が良いでしょう。
ただ、その分時間や手間はもちろん技術も必要です。
逆にAmazonは商品を出品するだけなので、効率的に商品の販売ができます。
出店コスト
出店コスト | |
Amazon | 無料〜4,900円(税別)/月額 |
楽天 | 19,500円〜100,000円(税別)/月額 |
出店コストを比較すると、Amazonが大きくリードしています。
そのため「とにかく初期コストは抑えたい」という方は、Amazonがオススメです。
ただ、その分楽天は出店時のトラブル対応や売上アップの施策を相談できる「コンサルタント」が付くなどのサポートを実施しています。
越境EC
Amazonには「グローバルセリング」と呼ばれる越境ECを構築しており、海外へ商品を販売することができます。
一方楽天はもともと越境ECとして「グローバルマーケット」を行っていましたが、2020年4月30日に終了しています。
そのため「越境EC」を前提にするならば、Amazonを選ぶ方が良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Amazonと楽天は、それぞれメリットとデメリットがあるため一概にどちらが良いかは断定できません。
ここまでみてきたとおりECサイトを選ぶときは、どのようなECサイトを展開し成長・実現させていきたいかを検討することが大切です。
はじめてECサイトで出店するなら、今度のことを考えて楽天にする方が良いケースもあります。
一方初期コストを考えれば、Amazonに軍配が上がります。
ただ、
「Amazonにしたのはいいものの、出店方法がわからない」
「Amazonでわからないことを相談できる人がいない」
と悩む方もいると思います。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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