【気をつけて!】FBA長期在庫保管手数料とは?対処法や確認方法を解説!
「FBA長期在庫保管手数料って一体何?」
「手数料はいくらかかるの?」
こんな疑問を抱いていませんか?
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です。
FBAを利用するにあたり、通常の保管料とは別にFBA長期保管手数料がかかる可能性があり、余分な出費につながってしまうリスクがあります。
しかし、気をつけて在庫管理を行なっていれば長期保管手数料が発生する前に対処することができるので最後までご覧いただき手数料がかからないようにしましょう!
この記事では、FBA長期在庫保管手数料の
- 概要
- 実際にかかる手数料
- 確認方法
- 対処法
についてわかりやすく解説いたします!
なお、我々そばには、これまでに600社以上のAmazonコンサル実績があり、Amazonジャパン合同会社様との共同セミナーを複数回開催させていただいております。
この記事では、これまで培ってきた経験と知見をもとにお伝えしますので、お役に立てるはずです。
【Amazon】FBA 長期在庫保管手数料とは?
はじめに、FBAを利用するにあたり必要となる在庫保管手数料の概要についてお伝えします。
まず在庫保管手数料とは?
在庫保管手数料は、FBA倉庫を利用するにあたり、出品者の在庫保管スペースに対してかかる手数料です。
手数料は、基本料金に商品サイズ(㎤)と保管日数をかけて算出されます。
基本料金は、保管時期・商品サイズ・商品の種類によって異なるので、チェックが必要です。
在庫保管手数料については、以下のURLで詳しくお伝えしていますので、参考にしてみてください。
🔗【Amazon】FBA在庫保管手数料とは?確認方法や料金を解説!
FBA 長期在庫保管手数料の概要
FBA長期在庫保管手数料は、日本のフルフィルメントセンターにて、長期間保管されている在庫商品にかかる手数料です。
FBA倉庫では毎月15日に在庫一掃チェックが実施されるのですが、そのタイミングで保管期間が365日を超えている商品が対象となり手数料がかかってきます。
そのため、もし365日以上保管されていても、在庫一掃チェック実施日により前に販売されていれば、長期保管手数料がかかることはありません。
長期在庫保管手数料で実際にかかる料金
では、長期在庫保管手数料はいくらかかるのでしょうか。
ここでは、料金体系についてお伝えします。
通常商品の場合、長期在庫保管手数料は以下となります。
10cm × 10cm × 10cmあたり17.773円
ただし、365日の保管期間を超えたメディア商品(書籍・CD・DVD)においては、上記の長期在庫保管手数料もしくは、最低長期在庫保管手数料(1商品あたり10円)のうち、どちらか金額が大きい方が請求されます。
具体的には、以下の表を参照してください。
商品 | 寸法 | 在庫保管期間 | 適用される長期在庫保管手数料 | 適用される最低長期在庫保管手数料 | 有効な長期在庫保管手数料 |
おもちゃ | 25 cm × 18 cm × 2 cm | 365日超 | 16円 | 該当なし | 16円 |
本 | 19cm × 12.5cm × 2cm | 365日超 | 8円 | 10円 | 10円 |
CD | 15cm × 13cm × 1.4cm | 365日超 | 5円 | 10円 | 10円 |
このように、商品の種類やサイズなどの条件によって、長期在庫保管手数料は異なります。
FBA 長期在庫保管手数料と対象商品の確認方法
FBA長期在庫保管手数料と対象商品は、以下の2つのページより確認することが可能です。
- 返送推奨レポート(対象商品)
- 在庫健全性管理(手数料)
長期在庫保管手数料の対象となる商品は、在庫一掃チェック実施日の6週間前に返送推奨レポートに表示されますので、あらかじめチェックしておく必要があります。
では、それぞれのページで確認する手順についてお伝えしていきます。
返送推奨レポートで対象商品を確認する手順
はじめに、返送推奨レポートによる確認手順をお伝えします。
①セラーセントラルからレポートタブの「フルフィルメント」をクリックし、「返送推奨レポート」を選択。
②それぞれの商品情報が表示され「365日以上が経過した販売可能な在庫」の項目から長期保管手数料がかかる商品の在庫を確認できます。
こちらにある商品点数一つ一つに長期在庫保管手数料がかかってしまうので、数字が表示されている人はすぐさま対処しましょう!
(詳しい対処法は後述します。)
在庫健全性管理で手数料を確認する方法
続いて、在庫健全性管理による確認手順です。
①セラーセントラルから在庫タブ内の「在庫健全化ツール」をクリックします。
②すると以下のページに飛ぶので、下側にある「在庫健全性管理:長期在庫の概要」をクリック。
③下記画面での項目の「長期在庫保管手数料の見積額」にある額がかかってくる手数料となります。
定期的にこれらの画面を確認しておかないと、せっかくたてた売上が減ってしまうので注意するようにしましょう!
長期在庫保管手数料を回避する対処法
長期保管手数料は、在庫保管手数料とは別途請求されるもので、余分な出費につながってしまいます。
そのため、長期在庫となる前に対処して、コストを削減できるよう取り組むことをおすすめします。
ここでは、長期在庫保管手数料を回避する方法についてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
商品を返送・処分してもらう
一つ目の方法は、FBA倉庫に保管されている商品を返送または処分してもらうことです。
ただし、返送してもらう場合も、処分してもらう場合も、それぞれ手数料(返送手数料・廃棄手数料)がかかるので注意しましょう。
返送手数料と配送手数料の料金は、以下の表のようになっています。
標準サイズ | 大型サイズ | |
返送手数料 | 51円 | 103円 |
廃棄手数料 | 10円 | 21円 |
長期保管在庫手数料は、最低でも約17円かかってしまうため、標準サイズの商品であれば、廃棄依頼をした方がコストを安く抑えられます。
では、ここからは、返送・廃棄の依頼を行う手順についてお伝えします。
1. Amazonセラーセントラル「在庫」→「FBA在庫」
Amazonセラーセントラルへログイン後、上部タブ「在庫」内の「FBA在庫」をクリックしてください。
2. 「アクション」→「返送/所有権の放棄依頼を作成」
次に、対象在庫の右側にある「アクション」の項目があります。
クリックすると、ドロップダウンメニューが表示されますので、「返送/所有権の放棄依頼を作成」の項目をクリックしてください。
3. 返送 or 廃棄する個数を入力して、最後に「確認」をクリック
次に、左上にある商品を返送するのか、廃棄するのかを選択します。
返送する場合は→配送先住所
廃棄する場合は→廃棄
をそれぞれ選択します。
返送 or 廃棄を選択したら、個数を入力し、最後に右下にある「確認」ボタンをクリックして終了です。
返送・廃棄のステータスを確認したい場合は、上部タブの「レポート」→「フルフィルメント」→「返送/所有権の放棄依頼の詳細レポート」で確認できます。
もし、キャンセルしたい場合は、依頼ステータスが「保留中」の間に行う必要がありますので、注意してください。
(※返送・廃棄手数料に関しては以下のリンクの記事にも記載しているので気になる方はご確認ください!)
🔗【最新版】Amazon FBA在庫の返送/廃棄(所有権の放棄)の手数料は?概要なども解説!
価格を安くして売る
もう一つの方法は、価格を安くして売ることです。
ただし、価格を下げて売れば、当然ながら利益は下がってしまいます。
そのため、クーポンやセールを活用して「安くなってますよー」とお得感を出す方が効果的です。
Amazonでは、在庫処分のために安く販売されている商品のみで行われる在庫処分セールがあるのでぜひご活用してみてください!
クーポンやセールについては、以下の記事で詳しく書いていますので、チェックしてみてください!
🔗【セラー向け】Amazonの在庫処分セールを活用しよう!参加方法からメリデメまで
🔗Amazonクーポンプログラムの活用・発行方法をコンサルが徹底解説!
まとめ
いかがだったでしょうか?
長在庫保管手数料は、1000㎥あたり約17円のコストがかかる上、保管し続ける限り毎月支払わなければなりません。
そんな時は、この記事でお伝えした以下の回避方法を実行することをおすすめします。
- 商品を返送・処分してもらう
- 価格を安くして売る
(クーポンやセールを活用すると効果的)
とは言っても、
「忙しくてなかなか取り掛かれる時間がない」
「長期在庫となってしまった商品を売れる自信がない」
こんな悩みを抱く人もいるかもしれません。
そんな人は、一度そばににご相談ください!
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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