【Amazon】FBA在庫保管手数料とは?確認方法や料金を解説!
「FBA在庫保管手数料はどこで確認できるの?」
「FBA在庫保管手数料はどのくらいかかる?」
FBAを利用したいけど、在庫保管手数料がいくらかかるのかが分からず、利用を開始できずにいる人もいるかと思います。
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」です!
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FBAを利用すると、商品ページにprimeマークが表示されるようになり、Amazonユーザーから信頼性を獲得でき購入のハードルを下げることができるメリットがあります。
しかし一方で、在庫保管手数料がどのくらいかかるのか、また、手数料の計算方法について把握しておかないと、保管手数料が原因で利益率が下がってしまう恐れがあります。
そのため、ぜひこの記事を参考にしていただき、FBA在庫保管手数料ついて把握してからFBAを利用するようにしましょう!
なお、我々そばには2年で月商3,600万、伸び率360%を達成した実績があり、これまで培ってきた経験や知見をもとに解説していきますので、きっとお役に立てるはずです!
目次
そもそもFBAとは?
FBAとはAmazonのセラー向けサービスで、「商品保管・梱包・発送・クレーム対応」などをAmazonが代行するサービスです。
セラーは商品をAmazonの指定倉庫へ送るだけで、あとの面倒な処理はすべてAmazonが行なう便利なプログラムとなります。
発送は「24時間365日」対応しており、自社の倉庫や人員のリソースを最小限に抑えることが可能です。
もちろんFBAを利用するときに手数料を支払う必要はあります。
ただ、自社で行う業務の大半をAmazonに代行できるため、FBAを利用して業績が伸びた企業が多いのも事実です。
FBA自体かなり有用なサービスなので、詳しく知りたい方は「【2022年最新】フルフィルメント by Amazon(FBA)の手数料やメリットを解説!」を参考にしてくださいね。
Amazon FBA在庫保管手数料とは?
ここでは、Amazon FBA在庫保管手数料の概要や計算方法、料金シミュレーターを使った計算方法についてお伝えします。
Amazon FBA在庫保管手数料の概要
FBA在庫保管手数料は、FBA倉庫において、出品者の在庫が保管されているスペースに対してかかる手数料です。
在庫保管手数料は、商品サイズ(㎤)により算出した保管手数料に対し日割りで計算され、月単位で請求が発生します。
在庫保管手数料の金額は、保管時期・商品サイズ・商品の種類(服&ファッション小物、シューズ&バッグとそれ以外に分けられる)によって異なりますので、ご自身の対象となる保管手数料を把握しておきましょう!
では、実際に保管手数料は、どのように計算されて決まるのでしょうか?
計算式については以下の2つの画像を参照してください。
1. 服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外の商品の場合
2. 服&ファッション小物、シューズ&バッグ商品の場合
例えば、洋服を宅配60サイズ(面積:5,434㎤のもの)の段ボールに入れて、8月に1ヶ月間保管した場合を考えてみます。
洋服の計算式は、上の2つの画像のうち下の画像を参照し、期間は「1月〜9月」の項目が当てはまります。
では、実際に当てはめて計算してみましょう!
3.10(円) × {5,434(㎤) ÷ 1000(㎤)}× {30(日)÷ 30(日)}= 16.8454円
この場合、1ケースあたりの在庫保管手数料は17円(小数点以下0.8454円は切り上げ)となります。
小数点以下の数字については、四捨五入して計算しましょう。
Amazon料金シミュレーターで手数料を計算しましょう!
FBA在庫保管手数料を計算したい場合は、自分で計算することもできますが、Amazonが提供している「FBA料金シミュレーター」を利用する方が速く正確に計算できるためおすすめです。
料金シミュレーターは、無料で利用でき、必要な数字を入力していくだけで在庫保管手数料だけでなく、その他諸々の手数料や純利益の見積もりが自動で算出さます。
初めて利用するという人、または、計算が苦手だという人は、料金シミュレーターの利用を検討してみてください!
以下のリンクでわかりやすく解説しているので、確認して料金シュミレーターを使いこなしましょう!
🔗Amazon FBA料金シミュレーターの使い方やスマホでのやり方を解説!
配送代行手数料とは?
配送代行手数料は、注文を受けた商品1点あたりの配送にかかる手数料で、商品サイズと重量に基づいて計算されます。
配送代行手数料を確認したい場合は、配送する商品の寸法(梱包済み商品の長さ・幅・高さ)と重量(kg)を計測し、以下の表に当てはめることでチェックできます。
この配送代行手数料は、FBA在庫保管手数料とは別途請求されるものなので注意しましょう。
Amazon FBA在庫保管手数料の確認方法
ここでは、FBA在庫保管手数料を確認する手順についてお伝えします。
まずは、Amazonセラーセントラルへログインしてください!
ログインできたら、以下の項目を順番に読みながら、一緒に確認していきましょう。
①上部タブ「レポート」→ 「フルフィルメント」をクリック
セラーセントラルの「レポートタブ」を選択し、プルダウン表示される項目の中の「フルフィルメント」をクリックしてください。
②左側のメニュー欄から「支払い/ ペイメント」の「在庫保管手数料レポート(月次)」を選択
ページ左側にあるメニュー欄の「在庫保管手数料レポート(月次)」をクリックしてください。
③確認したい月を設定し、ダウンロード
期間を設定し、「.csv 形式でのダウンロードをリクエスト」をクリックするとリクエストされ、作成次第このページに送られてきます。
上記の操作で作成されたファイルに、在庫保管手数料がまとめられているので確認しましょう!
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FBAの手数料の注意点
FBAを利用するにあたり、在庫保管手数料の他に長期在庫保管手数料が別途かかる場合があります。
ここでは長期在庫保管手数料がかかるケースや対策について解説しますので、手数料が嵩み利益率を圧迫してしまわないよう、ぜひチェックしてみてください!
長期在庫保管手数料がかかる可能性がある。
FBA倉庫では、毎年2月15日と8月15日の半年に一度、FBA在庫一掃チェックが実施され、365日以上保管されている在庫に対して、1,000㎤あたり約17円(17.773円)の長期在庫保管手数料が半年分加算されます。
では、ご自身の在庫が、現時点でどの程度の日数保管されているのかチェックするにはどうすればいいでしょうか?
在庫の滞在日数を確認する方法については、次の項を参考にしてみてください!
在庫の滞在日数を確認する方法
①セラーセントラルへログインし、「在庫」タブ→「FBA在庫」の手順で選択していきます。
②「フィルター」の「在庫の保管日数」をクリックすると、保管日数を選択できるので任意の期間をクリックすると該当する商品が表示されます。
FBA倉庫に保管している在庫は、在庫一掃チェックの際に365日を超えていなければ、長期在庫保管手数料がかかることはありません。
そのため、長期保管在庫になりそうな商品があれば、2月15日または8月15日に行われる在庫一掃チェックまでに、長期保管手数料を低減するための対策を行うようにしましょう!
では、長期保管手数料を低減させるための対策はどんなことができるでしょか?
次の項で解説しますので、少しでも保管手数料を抑えられるよう参考にしてみてください!
在庫の返送・廃棄の方法
長期在庫保管手数料は、半年に一度行われる在庫一掃チェックまでに以下の2つの方法を行うことで、支払いを回避することが可能です。
- 商品をFBA倉庫からご自身の元へ返送する
- 商品の所有権を破棄する
ただし、商品を返送する場合には返送手数料がかかり、また、商品の所有権を破棄する場合には在庫を廃棄処分することとなり、廃棄手数料が必要となるので注意しましょう!
返送手数料と廃棄手数料については、以下の表を参考にしてください。
それぞれの手数料は、商品サイズによって異なります。
標準サイズ | 大型サイズ | |
返送手数料 | 51円 | 103円 |
廃棄手数料 | 10円 | 21円 |
上記のように、返送する場合も廃棄する場合も手数料がかかってしまいますが、商品サイズや長期在庫保管期間によっては、返送・廃棄で対処する方が費用を安く抑えられます。
では、実際に返送・廃棄を行う手順について解説していきます。
FBA倉庫に保管している在庫を返送・廃棄する方法
①まずは、Amazonセラーセントラルへログインし、「在庫タブ」→「FBA在庫」を選択します。
②次に、対象商品右側にある「アクション」のドロップダウンメニューから「返送/所有権の放棄依頼を作成」を選択します。
③最後に、返送か廃棄を選択し、返送・廃棄する商品の個数を入力して、右下の「確認」を押してください。
もし返送・所有権の放棄依頼のステータスを確認したい場合は、「セラーセントラル」→上部タブ「レポート」→「フルフィルメント」をクリック後、左側に表示されるメニューの中の「返送/所有権の放棄依頼の詳細レポート」で確認できます。
もし、返送・廃棄依頼をキャンセルしたい場合は、依頼ステータスが「保留中」となっている間に行うようにしましょう。
依頼ステータスが「処理中」または「完了」となった場合は、キャンセルが不可となりますので要注意です。
まとめ
FBAは、Amazonが商品の保管から梱包・発送までに必要な業務を全て代行してくれるとても便利なサービスです。
しかし、FBAを利用するにあたり、在庫保管手数料がかかるため注意が必要です。
この記事では、FBA在庫保管手数料がどのくらいかかるのか、また、在庫保管手数料の確認方法についてお伝えしていますので、ぜひ参考にしていただきFBAの利用を開始していきましょう!
とは言っても、
「本当にFBAを利用するべきか迷っている…」
「FBAを利用したいけど、商品が売れなかった場合を考えると不安…」
こんな悩みを抱えている人もいるかと思います。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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