【最新版】Amazon FBA在庫の返送/廃棄(所有権の放棄)の手数料は?概要なども解説!
「FBA返送手数料はいくらかかる?」
「返送してもらうためにはどうすればいいの?」
こんな悩みを抱えていませんか?
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です。
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FBAを利用して販売している場合、FBA倉庫での保管料が毎月請求されます。
ただし、365日以上保管している商品に対しては、保管料とは別途長期在庫保管手数料が請求されます。
売れない商品をそのままFBA倉庫に保管し続けるのは、コストだけがかさんでしまう結果にもなりかねないので、注意が必要です。
そんな時は、FBA商品をご自身の元へ返送してもらうか、または廃棄処分してもらうことで、コストを抑えられます。
この記事では、そんな
- FBA在庫を返送
- 廃棄してもらう際の手数料や返送
- 廃棄依頼を行う手順
について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、我々そばには、Amazonコンサル600社以上の実績があり、Amazonジャパン合同会社様との共同セミナーを複数開催しております。
これまで培ってきた経験と知見をもとにお伝えしますので、きっとお役に立てるはずです。
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目次
Amazon FBA在庫の返送/廃棄(所有権の放棄)とは?
FBA在庫の返送/廃棄は、Amazonフルフィルメントセンターに保管されている商品を、ご自身の元へ返送してもらうか、商品の所有権の放棄するための手続きです。
返送/廃棄処理するためには手数料がかかり、対象商品1点ごとに課金されます。
では、どのような場合に利用するのが良いのでしょうか?
例えば、以下のような余剰在庫が発生してしまった場合に利用することをおすすめします。
- 回転率が低い
- 再販に適していない(販売不可の在庫)
- 近日中に長期在庫保管手数料の対象となる
売れ行きの良くない商品において、FBA倉庫を利用し続けることは、ただコストだけが増えてしまうというリスクが発生します。
そのリスクを回避するために、長期在庫となっている商品は、返送または廃棄処理してもらうのが良いでしょう。
もし、返送・廃棄依頼を行いたい場合は、以下の3つのパターンより依頼可能です。
- 任意のタイミングで依頼する
- 自動的に返送/廃棄処理が行われるよう設定する
- 在庫リストを使用して一括で依頼する
上記「2.」の自動的に処理が行われるように依頼する場合は、ご自身でスケージュールを決めて、そのタイミングで返送/廃棄処理が行われるように設定することが可能です。
また、「3.」の在庫リストを使用する場合、リストに記載できる商品数の上限が1,000個までとなっているため、出品数の多い出品者様は複数回に分けて行う必要があるのでご注意ください。
FBA返送/廃棄(所有権の放棄)の手数料はどれくらい?
では、返送/廃棄処理の手数料は、どのくらいかかるでしょうか?
手数料は、商品サイズと重量によって決定され、商品1点ごとに請求されます。
どのくらいの料金がかかるのかを以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
サイズ | 重量 | 手数料 | |
小型、標準サイズ | 0〜200g | 商品1点あたり30円 | |
201〜500g | 商品1点あたり45円 | ||
501〜1,000g | 商品1点あたり60円 | ||
1,001g〜 | 商品1点あたり100円+1,000gを超えた分の1,000gにつき40円 | ||
大型および特大型 | 0〜500g | 商品1点あたり80円 | |
501〜1,000g | 商品1点あたり110円 | ||
1,001〜2,000g | 商品1点あたり140円 | ||
2,001g〜5,000g | 商品1点あたり200円 | ||
5,001g〜 | 商品1点あたり350円+5,000gを超えた分の1,000gにつき40円 |
(引用:Amazonセラーセントラル)
例えば、本(200g)を返送または廃棄処理する場合は、手数料は以下のようになります。
本は、標準・小型サイズの商品に当てはまるので、上記の表の『小型、標準サイズ』▶︎『0〜200g』の欄にある手数料が当てはまります。
つまり、1商品あたり30円になる計算です。
ぜひ一度、ご自身の在庫商品で確認してみてください!
FBA在庫から返送/廃棄(所有権の放棄)した方がいい商品とは?
では、どんな商品に対して返送・廃棄(所有権の放棄)を行うのが良いのでしょうか?
ここでは、返送・廃棄処理を行なった方が良い商品についてお伝えしますので、参考にしてみてください。
売れていない商品
一つ目は、売れていない商品です。
売れていない商品を保管し続けると、在庫保管手数料がかかる上、365日以上保管すればさらに長期在庫保管手数料も別途必要となります。
ただコストだけがかかってしまう状態になるため、返送を検討しましょう。
もし、今後売れる見込みがあったり、何か施策がある場合は残しておいてもOKですが、1年後ぐらいにしか開始できない施策であれば、商品の一部は返送しておくのがおすすめです。
ほとんど売れない商品に関しては、売上個数の現状と今後売れる見込みを考慮した上で、商品数の一部を返送または廃棄処理するのが良いでしょう。
購入者から返品され再販できない商品
二つ目は、購入者から返品されて再販できない商品です。
Amazonでは、商品が返品されることが度々ありますが、その際に、購入者によって一度開封されてしまった商品は再販することはできません。
売れない商品を保管しておくのは、ただコストがかかってしまうだけになってしまうので、返送してもらう必要があります。
しかし、そういった一度開封されてしまった商品のために、Amazonでは「FBA再梱包サービス」を提供しています。
商品自体に傷や損傷がなければ、再梱包サービスを活用することで、再度売り物として販売できるので、そちらの活用もおすすめです。
FBA再梱包サービスについては、以下の記事で詳しく書いていますので、一度ご確認ください!
🔗【完全版】FBA 再梱包サービスとは?注意点や設定方法まで徹底解説!
長期在庫保管手数料の対象になる商品
FBA倉庫に保管している商品は、保管期間が365日以上を超えると、在庫保管手数料とは別途「長期在庫保管手数料」を請求されます。
そのため、1年を目処に、売れない商品は返送または廃棄処理を検討するのが良いでしょう。
(※長期在庫保管手数料については以下のリンク先の記事で詳しく解説しているので、気になる方はご確認ください!)
🔗【気をつけて!】FBA長期在庫保管手数料とは?対処法や確認方法を解説!
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返送/廃棄(所有権の放棄)依頼の具体的な方法を解説
では、ここからは、実際に返送/廃棄(所有権の放棄)依頼を行う具体的な手順について、解説します。
1. Amazonセラーセントラル「在庫」→「FBA在庫」
Amazonセラーセントラルへログイン後、上部タブ「在庫」内の「FBA在庫」をクリックしてください。
2. 「アクション」→「返送/所有権の放棄依頼を作成」
次に、対象在庫の右側にある「アクション」の項目があります。
クリックすると、ドロップダウンメニューが表示されますので、「返送/所有権の放棄依頼を作成」の項目をクリックしてください。
3. 返送 or 廃棄する個数を入力して、最後に「確認」をクリック
次に、左上にある商品を返送するのか、廃棄するのかを選択します。
返送する場合は→配送先住所
廃棄する場合は→廃棄
をそれぞれ選択します。
返送 or 廃棄を選択したら、個数を入力し、最後に右下にある「確認」ボタンをクリックして終了です。
返送・廃棄のステータスを確認したい場合は、上部タブの「レポート」→「フルフィルメント」→「返送/所有権の放棄依頼の詳細レポート」で確認できます。
もし、キャンセルしたい場合は、依頼ステータスが「保留中」の間に行う必要がありますので、注意してください。
売上アップに必要な施策は全部丸投げでOK!?そばにのAmazonアカウント運用代行
AmazonのFBAは、配送や梱包の作業において一定以上の品質を維持できるので非常に便利ですが、返送/廃棄手数料で損をしないためには、
- FBA倉庫にある商品が、今後売れる見込みはあるのか検討する
- FBA倉庫にある在庫の数と保管期間を把握する
など、状況の把握も大切であることが分かりましたね。
しかし、Amazon販売ではこれら以外にも、SEO対策やCRM戦略など売れるために必要な対策が多くあります。
「今後の売れ行きの見通しや在庫管理が上手くいかない」
「FBA手数料や物流のことはよく分からない」
このような悩みがある方もいるのではないでしょうか?
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そばにのAmazonアカウント運用代行とは?売上の現状にあわせて必要な対策をします
そばにのAmazonアカウント運用代行では、クライアント様にあわせて上記のような施策を行います。
それぞれの施策にも細かい対策があり、売上アップのためにはたくさんの業務が必要なことが分かりますよね。
これらの業務は、そばにのAmazon販売のプロであるECコンサルタントが行います。
現役または元Amazonのセラーで構成されるプロ集団ですので、様々な知見と経験から売上アップにアプローチできます。
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売上が前年比334.15%もアップ?!
Amazon販売で雑貨を取り扱うクライアント様は、そばにのAmazonアカウント運用代行で売上が前年比より334.15%アップしました。
注文数は約3倍になり、1年間でグッと売上が増えました。
行った施策は以下の通りです。
- SEO最適化
- 画像最適化
- 広告運用最適化
- レビュー施策
- 配送面の強化
FBAを利用して、スムーズで質の良い配送の効率化などを行いました。
注文から到着までの時間が短くても、梱包や到着後のサポートに不安が残ると評価が下がる原因になるからです。
とはいっても、
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まとめ
いかがだったでしょうか?
- 回転率が低い
- 再販に適していない(販売不可の在庫)
- 近日中に長期在庫保管手数料の対象となる
これらの余剰在庫が発生してしまった場合は、返送/廃棄(所有権放棄)処理を依頼することで、余計なコストがかかるのを回避できます。
この記事で、返送/廃棄処理を行う方法をマスターして実行してみましょう!
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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