Amazon FBA手数料の一覧と計算方法|配送代行・在庫保管の費用を解説

FBA

「FBAを利用するときにかかる手数料が知りたい」「Amazonで商品を販売するときにかかる手数料がわからない…」

今回は上記の悩みを解決する記事です。

FBA手数料は「配送代行手数料」と「在庫保管手数料」が中心ですが、実際には長期在庫や納品不備など、状況に応じて発生する追加費用が数多く存在します。全体像を押さえておかないと、利益計算が大きくずれてしまいます。

こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」です!

Amazonで商品を販売する理由は、利益を増やすためですよね。利益を増やす施策を実行することはもちろん大切ですが、FBAを利用するとき、Amazonで商品を販売するときにかかる「手数料」について知っておくことも大事です。

手数料について知っておかないと、「たくさん商品を売ったのに手元にお金が残っていない…」というケースになるかもしれません。

そこでこの記事では、そもそもFBAとは?/FBAを利用するときにかかる手数料/Amazon販売をするときにかかる手数料、といったテーマを中心に解説し、記事後半からは「FBA手数料」「販売手数料」の改定についても解説します。

なお私たちそばには、これまでに600社以上のAmazonコンサル実績があり、その実績が認められ、Amazonジャパン合同会社様との合同セミナーを複数回開催しています。

これまで培ってきた知見と経験をもとにお伝えしますので、ぜひ参考にしてください!

確認したいポイント

結論

詳細

FBA手数料にはどんな種類がある?

配送代行と在庫保管が中心

この2つに加え、長期在庫・返送廃棄・納品不備などの追加費用が状況に応じて発生する。

配送代行手数料はいくら?

サイズと重量で288円〜

小型なら288円、特大型では5,000円超。1,000円以下の商品は一律66円引き下げられる。

手数料を抑えるには?

在庫回転と配送方法の見直し

長期在庫を作らないことが最優先。低単価商品は自己発送との比較も検討する。

この記事でわかること

  • FBA(フルフィルメント by Amazon)は、Amazonが商品の保管、配送、カスタマーサービスを代行するサービスであり、利用することで「プライムマーク」が付与され売上アップが期待できる。
  • FBAにかかる主要なコストは「配送代行手数料」と「在庫保管手数料」であり、配送代行手数料は商品のサイズ(小型〜特大型)と重量によって細かく分類されている。
  • 2024年の手数料改定により、標準サイズの細分化や低単価商品(1,000円以下)の配送代行手数料引き下げ、特定の長期在庫に対する追加手数料の導入など、大幅な変更が行われた。
  • 在庫管理が不適切な場合に発生する「長期在庫手数料」や「低在庫通行料(在庫が少なすぎる場合)」といった追加コストを避けるため、適切な在庫回転率の維持が求められる。
  • 利益計算を正確に行うためには、Amazonが提供する「FBA料金シミュレーター」を活用し、販売手数料やカテゴリー別の最低手数料も含めた実質的な手残りを事前に把握することが重要である。

▶ 手数料を踏まえた利益設計を相談する|そばにのAmazon支援サービス一覧紹介資料をダウンロードする

Amazon FBA手数料の全体像|種類と発生タイミング

個別の金額を見る前に、FBAでどのような費用が、どのタイミングで発生するのかを整理しておきましょう。

ここを押さえておくと、後述する各手数料の位置づけが分かりやすくなります。

FBA手数料は「売れたときにかかる費用」と「持っているだけでかかる費用」に分かれる

配送代行手数料は商品が売れたときにのみ発生しますが、在庫保管手数料は売れていなくても倉庫に置いているだけで発生します。

つまり、売れ行きの読みを外して大量に納品すると、売上が立たないままコストだけが積み上がっていきます。主な手数料を一覧にすると次のとおりです。

手数料の種類

発生タイミング

金額の目安

配送代行手数料

商品が売れたとき

サイズ・重量に応じて288円〜5,625円

在庫保管手数料

倉庫に保管している間(毎月)

商品容積と保管日数に応じて算出

長期在庫追加手数料

保管期間271日を超えたとき

10cm角あたり16.662円〜27.431円

返送/所有権の放棄手数料

在庫を返送・廃棄するとき

小型・標準30円〜100円、大型80円〜350円

納品不備受領作業手数料

梱包・ラベルに不備があったとき

1点あたり数十円程度

クーポン償還手数料

クーポンが引き換えられたとき

1回につき60円(税抜)

FBA手数料はすべて税抜表示(消費税10%が加算される)

Amazonが公開している手数料はいずれも税抜で表示されているため、実際に差し引かれる金額には消費税10%が上乗せされます。

料金表の数字だけで利益計算をすると、1割ほど見込みがずれてしまう点に注意してください。

なお、インボイス制度への対応が必要な場合は、セラーセントラルに適格請求書発行事業者登録番号を登録しておきましょう。

出典:国税庁「No.6498 適格請求書等保存方式(インボイス制度)」(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6498.htm)

そもそもAmazonのFBAとは?

FBAの基本概念

FBA(フルフィルメントbyAmazon)は、Amazonが出品者に代わって商品の保管、注文処理、配送、カスタマーサービスを代行するサービスです。

出品者は商品をAmazonの倉庫に送るだけで、その後の業務はAmazonが担当してくれます。

これにより、出品者は物流にかかる手間を削減でき、マーケティングに集中できるといった効率的な運営が行えます。

また、FBAを利用することで、Amazonプライムの対象商品として扱われるため、顧客にとっての魅力も増します。

FBAの仕組みそのものをより詳しく知りたい方はFBA(フルフィルメント By Amazon)とは?もあわせてご覧ください。

FBAを利用するメリット

FBAを利用することで、次のようなメリットがあります。

  • Amazonの大規模な物流ネットワークを利用でき、迅速で確実な配送が可能になります。
  • カスタマーサービスや返品対応をAmazonが代行するため、出品者の負担が軽減されます。
  • 商品がプライム対象として表示されるため、購入意欲の高い顧客層にアピールしやすくなります。

さらに、FBAはカートボックスの獲得にも有利に働きます。手数料を払ってでも販売機会が増えるかどうかが、FBA利用を判断する基準になります。獲得条件はAmazonカート獲得とは?獲得率を上げる方法や確認方法を解説!で解説しています。

FBAと自己発送の違い

項目

FBA

自己発送

物流業務

Amazonが保管、梱包、配送を代行

出品者自身で保管、梱包、配送を実施

コスト

手数料が発生

作業コストがかかる

顧客アピール

プライム対象商品として表示される

プライム対象外で、アピール力は低い

柔軟性

Amazonのルールに従う必要がある

出品者自身でコントロール可能

FBAと自己発送は、業務の負担やコスト、顧客へのアピール力において大きく異なります。

FBAを利用すれば、作業の手間が減り、プライム対象としてのメリットを受けることができますが、その分手数料がかかります。

自己発送では全ての物流業務を自分で行う必要がありますが、こだわりの梱包や自分のタイミングで発送できるといった柔軟性があります。

FBA送料(配送代行手数料)の仕組みとルール

これまで、FBAの手数料や販売手数料について解説してきましたが、どちらも2024年に改定が行われました。

送料は「サイズ区分+重量」で決定される

FBA送料は「商品のサイズ」と「重量」によって細かく分類され、それぞれに対して異なる手数料が設定されています。2024年よりFBA手数料が改訂されました。詳しくは、下の表をご覧ください。

項目

改定内容

施行日

FBA新商品特典プログラム

ブランド登録なしの親ASINも対象に追加

2024年3月1日

標準サイズ手数料

サイズ区分を3つに分割:小型(413円)、中型(513円)、大型(573円)

2024年4月1日

1000円以下商品の手数料

1000円以下の商品は一律66円引き下げ

2024年4月1日

FBA長期在庫手数料

在庫保管期間271日以上の商品の手数料を増額

・271日~300日:16.662円

・301日~330日:17.475円

・331日~365日:18.085円

・366日以上:27.431円

2024年4月15日

低在庫手数料

過去の販売実績から見て、十分な在庫を保管していない場合に、追加手数料が発生

2024年5月1日

過剰在庫手数料

販売数に対して過剰な在庫を補完している場合に追加手数料が発生

2024年6月1日

サイズ区分別のFBA配送代行手数料一覧

実際に1商品あたりどれくらいかかるのか、代表的なサイズ区分の配送代行手数料をまとめました。

価格が1,000円以下の商品は一律66円引き下げられるため、低単価商材ほど改定の恩恵が大きくなります。

サイズ区分

寸法・重量の目安

1,000円超の商品

1,000円以下の商品

小型

25cm×18cm×2.0cm以下、250g以下

288円

222円

標準

35cm×30cm×3.3cm以下、1kg以下

318円

252円

標準

40cm以下、2kg以下

455円

389円

標準

60cm以下、2kg以下

485円

419円

標準

100cm以下、9kg以下

603円

537円

大型

60cm以下、2kg以下

589円

523円

大型

100cm以下、10kg以下

815円

749円

大型

140cm以下、20kg以下

1,020円

954円

大型

200cm以下、40kg以下

1,756円

1,690円

特大型

200cm以下、50kg以下

2,755円

2,689円

特大型

240cm以下、50kg以下

4,496円

4,430円

特大型

260cm以下、50kg以下

5,625円

5,559円

サイズ区分がひとつ上がるだけで手数料は数百円単位で変わります。梱包を1cm小さくするだけで区分が下がるケースもあるため、梱包設計はコスト削減の余地が大きいポイントです。

2024年最新の送料改定ポイント

2024年のFBA送料改定では、サイズ区分の再編成や小型商品の送料引き下げ、長期在庫に関する新たな手数料ルールの導入など、コスト構造に大きな影響を与える変更が行われました。

下の表に、売上や利益に直結する重要な改定ポイントを整理し、出品者が押さえるべき最新情報を分かりやすくまとめました。

項目

改定内容

施行日

服&ファッション小物

(2500円未満)

販売手数料を12%から8%に引き下げ

2024年5月15日

750円未満の商品

販売手数料を5%、最低手数料を30円に設定(対象外:本・ミュージック・DVD・ビデオ・PCソフト・TVゲーム・Amazonデバイス用アクセサリ)

2024年6月1日

食品&飲料・ビール商品

最低販売手数料として1点あたり30円を導入

2024年6月1日

上記のとおり特定のカテゴリー商品の販売手数料が変更されるので、取り扱っている事業者の方は確認しておきましょう。

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FBAを利用するときに発生する手数料

FBAを利用するときにかかる代表的な手数料は、以下の2つです。

  • 配送代行手数料
  • 在庫保管手数料

それ以外にも「長期保管手数料」や「返送・廃棄手数料」など、多岐にわたる項目があります。これらは商品サイズや販売状況によって金額が変動するため、あらかじめ内容を理解しておくことが重要です。

まずは上記2つの手数料について解説し、その他の細かい手数料について紹介します。

Amazon配送代行手数料

配送代行手数料は、商品の「梱包・配送・カスタマーサービス」に対してかかる手数料です。商品の寸法や重量によって細かく分かれております。

かなり極端な例ですが「小型サイズ」であれば288円、「特大型サイズ区分4」であれば5,625円の手数料がかかってきます。

そのため必ず配送代行手数料を確認し、その上で販売価格を決めましょう。

Amazonの在庫保管手数料

在庫保管手数料は、FBA倉庫を利用するにあたり、出品者の在庫保管スペースに対してかかる手数料です。

手数料は、基本料金に商品サイズ(㎤)と保管日数をかけて算出されます。

基本料金は、保管時期・商品サイズ・商品の種類によって異なるので、チェックが必要です。

とくに10月〜12月は基本料金が引き上げられるため、繁忙期に向けた大量納品は保管コストを押し上げます。納品のタイミングは販売ペースから逆算して決めましょう。

手数料全体の内訳はAmazon手数料|出品プランからFBAまで解説でも整理しています。

Amazonのその他の手数料

その他の手数料として、下記のようなものがあり、それぞれカンタンに紹介します。(これらは必ずかかってくるものではありません。)

  • FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料
  • 長期保管手数料
  • 納品不備受領作業手数料
  • 商品ラベル貼付サービス
  • FBA梱包準備サービス
  • クーポン償還手数料

FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料

こちらの手数料は、FBA在庫を返送もしくは商品を破棄してもらうときにかかる手数料です。小型・標準サイズであれば「30円〜100円」となり、大型・特大型だと「80円〜350円」となります。

長期保管手数料(FBA長期在庫追加手数料)

FBAを利用していると、毎月15日に在庫チェックがあります。15日の在庫チェックのときに、FBAでの在庫保管期間が一定期間を超えた場合「長期保管手数料」がかかるので、注意しましょう。

価格を下げるなどを行い在庫を減らすことが大切です。

納品不備受領作業手数料

FBAを利用して梱包要件を満たしていない商品の場合、Amazon倉庫内で納品不備受領作業を行います。その際にかかる手数料が「納品不備受領作業手数料」です。

商品ラベル貼付サービス

商品ラベル貼付サービスは、要件を満たしている商品であればAmazonが代わりに「ラベル」を貼り付けるサービスです。もちろん自分でラベルを貼り付ければ、こちらの手数料はかかりません。

ただ、商品の発送数が多いときなどは商品ラベル貼付サービスを利用すると便利です。しかし利用条件などもあるため、詳しくは「【最新版】Amazon FBA商品ラベル貼付サービスとは?手数料やメリデリも解説!」を参考にしてください。

クーポン償還手数料

こちらの手数料は、クーポンを発行している場合にかかります。1回の引き換えにつき60円(税抜)かかるため、クーポンを利用している方は覚えておきましょう。

上記がFBAを利用するときにかかる手数料ですが、実はAmazonで商品を販売するときにかかる手数料もあります。

FBA手数料の計算方法

FBAの手数料は、Amazonが無料で提供している「FBAシミュレーター」を使うことで簡単に計算できます。FBAシミュレーターは、Amazonセラーアカウントを持っていなくても、ゲストとしてアクセスできます。使用手順は以下のとおりです。

STEP1:FBAシミュレーターにアクセス

まず最初に、AmazonのFBAシミュレーターにアクセスします。セラーセントラルにサインインするか、ゲストとして続けるかを選択できます。

STEP2:手数料を調べたい商品を検索

シミュレーターの検索バーに、手数料を調べたい商品のASINや商品名を入力して検索します。検索結果から該当商品を選択すれば、詳細情報に進みます。

STEP3:手数料や利益率などが表示

商品を選択すると、「Amazonから出荷」と「出品者出荷」の2通りの計算結果が表示されます。さらに、商品価格や販売個数などの具体的な項目を入力すると、手数料や利益率が自動的に計算され、画面に表示されます。

仕入れを判断する前にこのシミュレーターで手残りを確認しておけば、「売れたのに利益が出ない」という事態はほぼ防げます。

FBA長期在庫追加手数料を節約するコツ

長期在庫追加手数料は、長期保管している商品のサイズや数量が増えるほど高くなり、利益を圧迫していきます。そのため、できる限り長期在庫を減らす工夫が必要です。

以下で、FBA長期在庫追加手数料を節約するコツをいくつか紹介します。

在庫返送・所有権の放棄する

商品が271日以上(2024年4月15日以降)Amazonの倉庫に保管されていると、長期在庫追加手数料が発生します。これを回避するには、保管期間が271日を迎える前に商品を売り切るか、在庫を返送または所有権を放棄しなければなりません。

ただし、返送や廃棄には別途費用がかかるため、商品のサイズや在庫数、販売予測等を総合的に検討する必要があります。

長期在庫保管手数料の対象となる在庫の自動返送/所有権の放棄する

さらに効率良く手数料を節約するには、長期在庫保管手数料の対象となる在庫を、自動的に返送または所有権を放棄する設定を行いましょう。設定はAmazonセラーセントラルの設定メニューから行います。

  • Amazonセラーセントラルの「設定」メニューから「FBA設定」をクリック
  • 「販売可能な在庫の自動設定」の「編集」をクリック
  • 「有効」をクリック
  • 「返送」または「所有権の放棄」を選択
  • 必要項目を入力(スケジュールや連絡先など)

この設定を行うことで、長期在庫追加手数料の発生を未然に防ぐことができます。

FBA長期在庫追加手数料を無料にする方法はある?

FBA長期在庫追加手数料を無料にする直接的な方法はありません。長期在庫追加手数料を回避するためには、商品をできるだけ早く売り切る努力をしましょう。

価格を下げてセールを実施したり、広告を活用して販売を促進するなど、積極的な在庫管理を行うことが大切です。

在庫の健全性は在庫パフォーマンス指標(IPI)でも把握できます。数値が低い状態を放置すると、保管手数料の増加だけでなく納品数の制限につながることもあります。確認方法はAmazon在庫パフォーマンス指標(IPI)とは?をご覧ください。

▶ 在庫と手数料の管理をまとめて任せたい方へ|そばにのAmazon支援サービス一覧紹介資料をダウンロードする

Amazon販売でかかる手数料

Amazon販売でかかる代表的な手数料としては、登録料/成約料/販売手数料/カテゴリー別手数料があり、それぞれ見ていきましょう。

Amazon登録料(大口出品の場合)

Amazonの出品プランは「大口出品」と「小口出品」があり、出品者はどちらかを選びます。

そのなかで「大口出品」を選ぶと月額4,900円(税抜)の登録料がかかりますが、その分機能面などメリットも多いプランです。

一方小口出品の場合登録料はありませんが、下記の成約料がかかってきます。

Amazon成約料(小口出品の場合)

小口出品を選ぶと、1つの商品が売れるたびに100円(税抜)の成約料がかかります。

なお、先ほど紹介した大口出品は月額4,900円の登録料を支払うことで、成約料を支払う必要はありません。

プランごとの違いや切り替え方法はAmazonの大口出品と小口出品の違いとは?で解説しています。

Amazon販売手数料

(引用:Amazon)

Amazon販売で大事な手数料が「販売手数料」です。カテゴリーごとに手数料率が定められています。

たとえば商品単価・配送料・ギフト包装料を含めて1,500円の本が売れたとします。その場合「1,500円×15%=150円」の販売手数料がかかるため、販売価格を決めるときは必ず販売手数料を計算する必要があります。

(補足)カテゴリー別手数料

補足として「カテゴリー別手数料」という手数料もあります。

こちらの手数料は「本・CD・レコード・DVD・ビデオ」などのメディア商品を販売するときにかかるため、「販売手数料」と「カテゴリー手数料」の2つがかかります。

(補足)その他の販売関連手数料

上記の他に、以下のような販売関連手数料が発生する場合があります。

  • 返金手数料:購入者からの返品があった場合に、Amazonから購入者へ返金が行われ、出品者には販売手数料が返金されます。その際に、手数料として500円または販売手数料の10%のうち、少額の方が返金される販売手数料から差し引かれます。
  • 大量出品手数料:SKU数が200万点を超える場合、1SKUあたり月額0.05円の手数料が発生します。ただし、最初の200万点までは免除されます。
  • クーポン手数料:商品にクーポンを設定した場合、1点につき60円の手数料がかかります。これはクーポンを利用して購入された商品に対して適用されます。

出品にかかる費用全体を俯瞰したい方はAmazonへの出品費用・手数料はどのくらいなの?も参考になります。

FBA送料・手数料の負担を軽くするには?

Amazonでの販売では、FBA送料や手数料が想定以上に利益を圧迫するケースも少なくありません。特に、価格帯や商品のサイズ・重量によって送料が大きく変動するため、戦略的な配送方法の選択が重要です。

ここでは、送料や手数料の負担を最小限に抑えるための具体策を紹介します。

価格帯別に最適な配送方法を選ぶ

商品価格が低い場合、固定費であるFBAの配送代行手数料が相対的に高くなってしまい、利益率を圧迫する要因となります。例えば1,000円未満の商品に対して400円以上の配送手数料がかかれば、粗利は大きく削られてしまいます。

そのため、販売価格が低い商品は自己発送を選択する、または販売価格の引き上げやセット販売を検討するなど、価格と手数料のバランスを見極めることが重要です。

一方、高単価の商品であればFBA手数料の占める割合は小さくなるため、プライム対象による販売機会の増加やカスタマーサービスの代行といったFBAの恩恵をフル活用する方が有利になります。

自己発送との比較で送料バランスを検討

FBAの利便性は高い一方で、全ての商品に適しているわけではありません。特に回転率が低い商品や、季節性が高い商材では、長期保管手数料が発生しやすくなるため、保管コストを抑える観点から自己発送を選択するのも一つの方法です。

自己発送であれば、配送会社の契約や出荷方法を自由に選べるため、商材に応じて柔軟なコスト調整が可能です。FBAと自己発送のどちらが適しているかは、商品の性質・販売価格・出荷頻度をもとに定期的に見直すことが大切です。

ここまでがFBAとAmazon販売でかかる手数料ですが、おそらく初めての方は「手数料が複雑すぎて計算できない…」という方も多いはずです。

しかしAmazonでは手数料を自動計算してくれる「FBA料金シミュレーター」と呼ばれる機能があるため、ぜひ利用してください。

梱包サイズを見直して区分を下げる

配送代行手数料はサイズ区分で決まるため、緩衝材や外装を見直して寸法を数センチ縮めるだけで、手数料が1段階下がることがあります。

とくに月間の出荷数が多い商材ほど、1点あたり数十円の差が月単位では大きな金額になります。

納品前に寸法を実測し、区分の境界に近い商品がないかを確認しておきましょう。

【2024年に改訂!】FBA手数料と販売手数料

これまで、FBAの手数料や販売手数料について解説してきましたが、どちらも2024年に改定が行われました。

FBA手数料

2024年よりFBA手数料は、下記で運用されています。

項目

改定内容

施行日

FBA新商品特典プログラム

ブランド登録なしの親ASINも対象に追加

2024年3月1日

標準サイズ手数料

サイズ区分を3つに分割:小型(413円)、中型(513円)、大型(573円)

2024年4月1日

1000円以下商品の手数料

1000円以下の商品は一律66円引き下げ

2024年4月1日

FBA長期在庫手数料

在庫保管期間271日以上の商品の手数料を増額

・271日~300日:16.662円

・301日~330日:17.475円

・331日~365日:18.085円

・366日以上:27.431円

2024年4月15日

低在庫手数料

過去の販売実績から見て、十分な在庫を保管していない場合に、追加手数料が発生

2024年5月1日

過剰在庫手数料

販売数に対して過剰な在庫を補完している場合に追加手数料が発生

2024年6月1日

販売手数料

販売手数料の改定は、下記のとおりです。

項目

改定内容

施行日

服&ファッション小物

(2500円未満)

販売手数料を12%から8%に引き下げ

2024年5月15日

750円未満の商品

販売手数料を5%、最低手数料を30円に設定(対象外:本・ミュージック・DVD・ビデオ・PCソフト・TVゲーム・Amazonデバイス用アクセサリ)

2024年6月1日

食品&飲料・ビール商品

最低販売手数料として1点あたり30円を導入

2024年6月1日

上記のとおり特定のカテゴリー商品の販売手数料が変更されるので、取り扱っている事業者の方は確認しておきましょう。

手数料は今後も改定される可能性があります。セラーセントラルのお知らせを定期的に確認し、改定のたびに価格設定を見直す運用にしておくと安心です。

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まとめ

いかがだったでしょうか?Amazonで確実に利益を増やすためには、必ず「手数料」についても知っておくことが大切です。

FBA手数料は配送代行と在庫保管が中心で、そこに長期在庫や納品不備などの追加費用が乗る構造です。サイズ区分と在庫回転の2点を管理できれば、負担は確実に抑えられます。

とは言っても…「手数料に対してどのくらいの販売価格をつければ良いかわからない」「そもそも手数料の計算がこれであっているか不安」と悩む事業者の方もいると思います!

なお、そばにではこれまでの実績をもとにセラー向け「コラム」を多数執筆しているので、あわせて参考にしてください。

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