【95%未満で出品停止!?】Amazon追跡可能率とは?改善方法から詳細まで徹底解説!
こんにちは!Amazon専門コンサル会社「そばに」の森岡です!
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今回は
「追跡可能率が低いとAmazonで出品停止になるの!?」
「追跡可能率はどうやって改善したらいいの?」
そんな「Amazon追跡可能率」についてお悩みの方に向けて解説していきます!
Amazonはこの追跡可能率を厳しく扱っており、95%を切ったままだとアカウント停止になる可能性もあります!
そのため出品者発送をしているセラー様は、追跡可能率をしっかりと把握している必要があるのです。
この記事では、
- 追跡可能率とは何か
- 追跡可能率を95%下回るとどうなるのか。
- 追跡可能率の対象の商品
- どうなれば出品停止になるのか
- 追跡可能率の確認・改善方法
- 今後どうやって気をつけるのか
をわかりやすく解説していきます!
なお、我々そばにはアパレル小物卸売企業様をコンサルさせていただき2年で月商3,600万!伸び率360%達成した実績があります。
今回は、それらの知見を基に解説していきますので、ぜひご参考にしてください!
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目次
Amazon追跡可能率の詳細
そもそもAmazon追跡可能率(VTR)とは?
まず追跡可能とは、有効な追跡番号が入力されており、購入者が自分の注文した商品がどこにあり、いつ届くのかを把握できる状態をいいます。
そして、追跡可能率とは特定の30日間で売れた商品のうち、いくつの商品が追跡可能だったかの割合のことです。
もし、30日間で500個の商品が売れ400個の商品が追跡可能だった場合、追跡可能率は80%となります。
Amazonで追跡可能率95%を下回ると起こること
Amazonはカスタマーファーストを心がけているため、追跡可能率をとても重要視しています。
そしてAmazonでは、特定の30日間で追跡可能率が95%を下回った場合以下の2点がおこる可能性があります。
- カテゴリーでの出品者出荷での出品資格が停止される
- お急ぎ便関連プログラムおよび納期保証型マケプレお急ぎ便の利用資格にマイナスの影響が出る
特に1つ目は、出品ができなくなるため、販売機会の損失につながります。
出品した商品ごとに追跡番号を入力するのは、とても大変ですが出品できなくなると元も子もないので必ず入力するようにしましょう!
FBAを利用している方は、Amazonがおこなってくれるので追跡可能率を心配する必要はありません!
もし、出品者発送で追跡可能率を気にするのがいやな方は、一度FBAのご利用を考えてみましょう!
(※FBAをよく知らない方はそばにが詳しく解説している記事があるのでぜひご確認ください。)
🔗Amazon FBAとは?メリットやデメリットを詳しく解説!
追跡可能率の計測期間
特定の期間というのは、Amazonセラーセントラルから見ることができます。
同じ操作で、追跡可能率も確認することができるので一度確認してみましょう!
①セラーセントラルから、「パフォーマンス」→「アカウントの健全性」
②アカウント健全性ダッシュボードの「出荷パフォーマンス」の下部にある「詳細を表示」をクリック
③「追跡可能率」をクリックすると、右上に追跡可能率が計測された期間があり確認することができます。
基本的に、当日から10日前の過去30日間が期間となります。(上画像は7/22日に確認したものであり、10日前の7/12から過去30日つまり、6/13~7/12までが期間に測定されます。)
上画像では追跡可能率が96.3%と、95%を上回っているためペナルティを課される心配はありません。
追跡可能率の対象となる商品とは?
追跡可能率はすべての商品が対象になるわけではなく、一部対象外となる商品も存在します。
自社の商品が当てはまるかどうかしっかり確認してください!
以下に該当する場合は、追跡可能率の計算対象となります。
- 梱包(*)ごとの注文金額が2,000円以上(消費税抜き・配送料込み)
もし、商品の価格が税抜1,999円でも配送料を足して2000円を超えると対象となるので注意が必要です。
そして2022年8月23日の注文から、いままで2,000円以上で対象だったのが、注文金額が1,000円以上で追跡可能率の対象と変更されます!
いままで商品が2000円未満で、追跡番号を入力していなかった出品者様は8月23日以降は追跡可能にするようにしましょう。
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対象外の商品も存在する
上記にもある通り、対象価格が下げられ対象となる商品が増えますが、対象外の商品もあるので自社の商品に当てはまるか今一度確認しましょう!
対象外の商品は以下の4つになります。
①対象の金額に達していない商品
→上記にもあるように、注文金額が2,000円(消費税抜き・配送料込み)に達しない商品。
※お届け予定日が2022年8月23日の注文から、注文金額が1,000円に引き下げられます。
②日本または中国(香港)以外の出品者の発送
→日本と中国以外の出品者の方は対象となりません。
③実際の配送が伴わないデジタル商材
→デジタル商材とは、文章や動画、電子書籍、画像、音楽などのデジタルデータのこと。
これらは、実際に配送しないので対象とはなりません。
④特定の配送会社を使用した大型商品(国内発送に限る)
→以下の配送会社で大型商品を配送する際、追跡可能率の対象にはなりません。
- 西濃運輸
- 福山通運
- セイノースーパーエクスプレス
- スーパーカーゴサービス
- 大川配送
- エスライン
- エスラインギフ
- トールエクスプレス
- トナミ運輸
- ホームロジスティクス
- 久留米運送
- 近物レックス
- 新潟運輸
- 第一貨物株式会社
- 日本通運
- 名鉄運輸
※日本と同じように、中国(台湾)も追跡可能率が悪いとペナルティが課せられます。
中国のペナルティなどの詳細についてはこちらから!
追跡可能率の改善方法
万が一、追跡可能率が一度95%を下回り、出品資格が停止して95%以上に戻したとしても、すぐに出品可能になるわけではありません。
出品資格を取り戻すためには、パフォーマンス改善計画を提出しAmazonに承認される必要があります。
パフォーマンス改善計画は、以下の3つの項目を書くようにしましょう。
- 問題の原因は何か。
- 問題を解決するためにどのような対処をするのか。
- 今後、問題が発生しないようにするために、どのような対策を講じるのか。
パフォーマンス改善計画のガイドラインのリンクを貼っておくので、万が一出品停止になったらご確認ください!
🔗Amazonパフォーマンス改善計画ガイドライン
残念ながら、パフォーマンス改善計画を提出しても、Amazonはそう簡単に承認してくれません。
問題に真摯に向き合い、原因と対策をしっかりと考えているかを厳しくチェックするので、質の高い計画書を作るようにしなければ承認がおりないのです。
※パフォーマンス改善計画の提出についてのお知らせは、「出品者アカウントに登録しているメール」または、セラーセントラルから「パフォーマンス>パフォーマンス通知」に連絡がくるので定期的に確認する必要があります!
追跡可能率が95%未満にならないようにするために
これまでの解説で、出品停止になった場合の苦労が理解できたと思います。
出品停止になるだけで販売機会の損失、売上の低下、改善計画書の作成の時間がかかるなど、コストも手間も削られていくので必ず95%を切らないようにしましょう。
追跡可能率が95%未満にならないために、以下の3つのポイントを心がけてください。
①すべての商品に追跡番号をしっかりと入力する。
普段、すべての商品に入力している方でも、追跡番号を間違って入力していると追跡可能率に影響を与えることがあります。
(※誤字だけでなく空白が入ってしまうことがよくあるので注意です!)
そのため入力した後もひとつひとつ確認する必要がありますが、とても時間がかかってしまいます。
そんな時は、セラーセントラルの追跡可能率のレポートを活用しましょう!
上記の追跡可能率の確認方法のページへいき、下にスクロールすると「レポートをダウンロード」をクリックします。
すると、有効でない追跡番号の商品が一覧で表示されるので一目で確認することができます!
レポートを利用し、定期的に確認するようにしましょう!
②FBAを利用する
FBAとは、Amazonに出品する商品をFBA倉庫に納品するだけで、Amazon側が「注文、梱包、発送、返品対応、クレーム対応、決済関係、在庫管理」をすべておこなってくれるサービスです。
(※手数料はかかります。)
もちろん追跡番号も有効にしてくれるので、追跡可能率は自動的に100%になります。
いくつかデメリットもあるため、一概には言えませんがFBAを利用することも一つの方法として頭に入れておきましょう。
🔗Amazon FBAとは?メリットやデメリットを詳しく解説!(再掲)
③出荷後4時間以内にAmazonに出荷通知を送る
商品を出荷した際、4時間以内にAmazonに出荷通知を送らなければAmazonと配送会社間の同期が正常に動作せず、製品を追跡できなくなることがあります。
そのため、せっかく入力しても出荷通知が遅ければ、追跡可能率に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
商品を出荷する際は、時間に余裕をもってすぐに追跡番号を入力するようにするのが賢明です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
追跡番号を入力しないと、出品停止だったりセラーアカウントの評価が悪くなったりしてしまいます。
出品するたびに追跡番号を入力することは大変ですが、ペナルティを受けるとさらに面倒なことになるので日々入力を忘れず、定期的に確認するようにしましょう!
「他の業務でも忙しいのに、そこまで手が回らない!」
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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