Amazonストアフロント(ページ)とは?メリットや設定方法を解説!
「Amazonのストアフロント(ページ)ってなに?」
「ストアフロントの設定方法が知りたい」
今回は上記の悩みを解決する記事です。
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」です!
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Amazonでセラーは「ストアフロント」と呼ばれる機能を使用することができ、ブランド認知度UPを狙うことができます。
ブランド認知度を上げることでリピーターやファンを増やすことになるので、ぜひ知っておきたい機能です。
そこでこの記事ではAmazonストアフロントの、
- 概要
- 利用するメリット
- 設定方法
- 事例
上記4点について、この記事で紹介します。
弊社では、Amazon通販支援者数600社以上の実績があり、それらの知見を基に解説するのできっと参考になるはずです。
ぜひ、最後までご覧くださいませ!
またそばにではAmazonの出品者に向けて「コラム」を多数公開しているので、あわせて参考にしてください。
目次
Amazonストアフロント(ページ)とは?
Amazonストアフロント(ページ)とは、Amazon内に自社ブランド専用のウェブページを公開できる機能です。
よくストアページと言われていますが、本来の名称はストアフロントとなります。
Amazonストアフロント(ページ)の概要
ストアフロントは、Amazonで数少ないブランドを紹介できるツールの一つです。
Amazonは「商品カタログ型ECサイト」なので、商品ページを見ると下記のように商品が前面に押し出されたページとなっています。
このようにAmazonでは「商品」が強く押し出されているECサイトなので、裏を返すと「ストア&ブランド」ごとの訴求がむずかしいのも事実です。
そのためユーザーは「〇〇ショップで買った」というよりも、「Amazonで買った」という印象が強くなります。
Amazonではセラーごとに独自性を出すことがむずかしく、ブランドやショップに対するファンやリピーターを増やしづらいECサイトです。
そこで登場するのが「ストアフロント」となります。
前述のとおりストアフロントを作成することで、自社ブランド専用のウェブサイトのようなページをAmazon内に無料で作成することが可能です。
ストアフロントを効果的に作成することでブランド認知度を上げることができ、ファンやリピーターが増える可能性もあります。
ただ、ストアフロントを利用するためには大事な条件があり、次章から紹介します。
利用条件
Amazonのストアフロント(ページ)を利用するには、Amazonブランド登録をしていることが条件です。
Amazonブランド登録をするには、
- ロゴの入った商品:4点以上
- ロゴ入りの商品パッケージ
- ブランド商品を並べたサイトとメールアドレス
- 商標権
上記4つが必要となります。
なお最後の「商標権」は自分で申請することもできますが、弁理士を通して代行してもらうことが可能です。
ただし商標権は取得するまでに「3ヶ月〜半年」はかかってくるので、ブランド登録を検討している方は早めに準備しておくのがオススメです。
またAmzonブランド登録の方法は「【2022年最新】自社ブランド登録とAmazonストアの設定方法まとめ」で詳しく紹介しているので、参考にしてくださいね。
次章からは話を戻して、ストアフロントを作成するメリットについて見ていきましょう!
Amazonストアフロント(ページ)を開設するメリット
①外部広告の遷移先に使える
1つ目のメリットが、Amazon外部から新規顧客を呼び込むツールとして使用できることです。
ストアフロントは「Amazon内のウェブサイト」という位置付けなので、「amazon.co.jp/ブランド名」など固有のURLが生成されます。
そのため、
- Yahoo
などの媒体を活用してブランドや商品の宣伝をするとき、ストアフロントのURLを貼り付けることが可能です。
たとえばTwitterで商品の宣伝をツイートして、遷移先をストアフロントページにするなどが考えられます。
Amazonで使用できる広告は「Amazon内のユーザー」に対しては強く、一方「Amazon外のユーザー(新規顧客)」には弱い傾向になります。
ストアフロントを利用することでAmazon外のユーザーに宣伝することができ、新規顧客を獲得するツールとして使用することが可能です。
Amazon DSP広告を利用する際も、LP(クリックした後の遷移先)として設定できるので、外部集客をお考えの方はぜひ登録をしてください!
(※外部集客をどのようにするのか知りたい方は以下のリンクでそばにが解説している記事があるのでご確認ください!)
🔗【Amazon 集客】SNS活用方法を解説。外部対策の時代到来!
②詳細なデータを分析できる
2つ目のメリットが、ストアフロントに訪れたユーザーの詳細なデータを分析できることです。
ストアフロントでは、下記のデータを確認することができます。
項目 | 内容 |
日別訪問者数(UU) | ストアを閲覧した1日のユニークユーザーもしくはデバイス |
閲覧数(PV) | リピート閲覧数を含むページビュー数 |
売上 | ストアへ最後にユーザーが訪れた日から14日以内に発生した売上 |
注文された商品数 | ストアへ最後にユーザーが訪れた日から14日以内に注文された商品数 |
閲覧数/訪問者数 | ストアの日別訪問者数が閲覧した平均のユニークページ数 |
上記のようにストアフロントは、訪問者数や閲覧数に加え売上や注文数が分かります。
そのため売れやすい時期や訪問者数が増えるタイミングを分析することが可能です。
③自社ブランドの訴求ができる
3つ目のメリットが自社ブランドの訴求ができることです。
ストアフロントは、Amazon内で自社ブランドの訴求ができる数少ないツールです。
ブランド訴求ができるツールとして「A+」という機能もありますが、こちらはあくまで主体は「商品」となります。
一方ストアフロントはブランドの魅力を前面に押し出すことができ、ファンやリピーターを増やすことができます。
なおAmazonの「A+」もセラーならば知っておいた方が良い機能なので、詳しく知りたい方は「【売上UP!?】商品紹介コンテンツ(A+)とは?効果的な作成方法・メリデメご紹介!」を参考にしてくださいね。
それでは次章からストアフロントの設定方法について見ていきましょう。
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ストアフロントの設定方法
ストアフロントの設定方法は非常に簡単です。
なおここで紹介する設定方法は「出品用アカウント」をすでに作成し、「Amazonブランド登録」を行った後の手順です。
まだ行っていない場合は、
から作成・登録をしましょう。
その後の流れは下記のとおりです。
①ストアを管理を選択
セラーセントラルへログインし「ストア>ストアを管理」の順番で選択し、「Amazonストア」ボタンをクリック。
②ストアのテンプレートを作成
その後、ストアのテンプレートを選択します。
画像・テキスト・動画などコンテンツごとに調整できるので、カスタマイズ性は強いです。
なおストアフロントには、下記三つの「テンプレートオプション」があります。
オプション | 内容 |
商品グリッド | ブランドセクションをシンプルに表示 |
マーキー | 商品画像・説明・見積もりなどを表示するスペース有 |
ショーケース | 幅広い商品ラインナップを持つブランド向け 商品情報やビジュアルコンテンツを掲載できるスペース有 |
こちらは好みで選択してください。
③ストアビルダーを開く
テンプレートを選択した後は、「ストアビルダー」を開き、Amazonストア内に無料でストアフロントを作成することができます。
それぞれ使用したいタイルなどを選択し、自分好みのストアページを作成しましょう!
参考までに次章からストアフロントの事例を見ていきましょう!
Amazonストアフロントの事例
事例①:UGREEN
一つ目の事例が、スマホやPCの周辺機器を販売しているUGREENです。
商品ごとに細かくタブが分かれており、検索窓も用意されているので、欲しい商品が見つけやすくなっています。
下へスクロールすると販売商品のカテゴリーが、画像付きでわかりやすく記載されています。
さらに下へスクロールすると商品ごとに見出しが分かれており、オススメ商品がピックアップされています。
トップページを見るだけでどのような商品を販売しているのかわかりやすく、欲しい商品が見つけやすいストアフロントです。
事例②:CASEKOO
2つ目の事例が、iPhoneのスマホケースなどを中心に販売しているCASEKOOです。
大きく画像を使用しており、シンプルでインパクトのあるフロントストアとなっています。
商品画像をメインとしており非常にわかりやすく、ユーザーにとって利便性が高いフロントストアと言えます。
まとめ
いかがったでしょうか?
Amazonのストアフロントを作成することで、ブランドの価値を向上させ、ファンやリピーターを増やすことが可能です。
自社ブランドの認知度を上げていきたいセラーの方にぜひオススメしたい機能となります。
とは言っても、
「どうやって効果的なストアフロントを作成すれば良いかわからない」
「そもそもAmazonで売上があまりない…」
と考える事業者の方も多いと思います。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。