【2026年最新】Amazonヨーロッパ出品の方法|統一アカウントの登録手順・費用・VAT対応を解説

アメリカに次ぐ海外販路として、ヨーロッパのAmazonへの出品を検討する企業が増えています。ヨーロッパには英国やドイツ、フランスなど複数のAmazonマーケットプレイスがあり、日本製品の品質やデザインを評価する購入者も少なくありません。
一方で、「国ごとにアカウントが必要なのか」「VATとは何をすればよいのか」「言語や規制の違いに対応できるのか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。ヨーロッパは複数の国の制度が関わるため、アメリカ以上に事前準備が重要な市場です。
本記事では、Amazonヨーロッパの仕組みと出品できる国、メリット、かかる費用、登録から販売開始までの手順、発送方法、VATや製品規制などの注意点、売上を伸ばすコツまで解説します。2026年に変わった関税のルールも紹介するので、ヨーロッパ進出を検討している方はぜひ参考にしてください。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| 日本からAmazonヨーロッパに出品する方法は? | 統一アカウントで欧州の複数国に出品できる | グローバルセリングでヨーロッパの出品用アカウントを1つ登録すれば、英国・ドイツ・フランスなど複数国のAmazonで商品を登録・管理できる。 |
| Amazonヨーロッパ出品にかかる費用は? | 月額39ユーロまたは25ポンドと販売手数料 | 大口出品の月額登録料はEUが39ユーロ、英国が25ポンド(税抜)。これに販売手数料やFBA手数料、輸送費、VAT、関税、両替手数料が加わる。 |
| ヨーロッパ出品で注意すべき点は? | VAT・製品規制・現地語対応を事前に準備 | 国ごとのVATへの対応、GPSRなどの製品安全規制、EU域内の責任者の設置、現地語での出品情報と顧客対応を、出品前に整えておく必要がある。 |
この記事でわかること
- Amazonヨーロッパの統一アカウントの仕組みと出品できる国
- ヨーロッパに出品するメリットと、かかる費用の内訳
- ヨーロッパの出品用アカウントの登録から販売開始までの5つの手順
- 汎ヨーロッパFBAなどの発送方法と、2026年7月からの関税ルール
- VAT・GPSR・現地語対応などの注意点と、売上を伸ばすコツ
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目次
Amazonヨーロッパの仕組みと出品できる国
Amazonヨーロッパとは、英国やドイツ、フランスなど、ヨーロッパ各国で運営されているAmazonのマーケットプレイスの総称です。日本の事業者も、グローバルセリングを利用すれば日本にいながらヨーロッパのAmazonに出品できます。まずは、出品の仕組みと対象となる国を確認しておきましょう。
グローバルセリングを利用すれば日本からヨーロッパに出品できる
ヨーロッパのAmazonに出品するには、日本のセラーセントラルからグローバルセリングの画面を開き、ヨーロッパの出品用アカウントを登録します。日本のアカウントをそのまま使うことはできず、ヨーロッパ用のアカウントを別に作成する必要がありますが、アカウント同士を紐付ければ1つの画面で切り替えながら管理できます。
セラーセントラルは日本語でも操作できるため、日本での運用経験があれば基本的な操作に大きな違いはありません。グローバルセリング全体の仕組みや販売国の選び方は「Amazonで海外販売方法は?グローバルセリングの登録方法や手順を解説」で紹介しています。
統一アカウントで複数の国をまとめて管理できる
ヨーロッパでは、各国のマーケットプレイスが「統一アカウント」として統合されています。ヨーロッパのいずれか1つのマーケットプレイスに出品用アカウントを登録すれば、追加の手続きなしで他のヨーロッパのマーケットプレイスにも出品できる仕組みです。
対象となるのは、英国(Amazon.co.uk)、ドイツ(Amazon.de)、フランス(Amazon.fr)、イタリア(Amazon.it)、スペイン(Amazon.es)、オランダ(Amazon.nl)、スウェーデン、ポーランド、ベルギーなどのマーケットプレイスです。ただし、出品情報は自動的に各国へ反映されるわけではないため、販売したい国ごとに出品する必要があります。
英国とEUでは制度が異なる点に注意する
英国はEUを離脱しているため、Amazonのアカウントは統一されていても、税金や通関、製品の認証などの制度はEUと別になっています。たとえば、英国に在庫を置く場合とEU加盟国に在庫を置く場合では、輸入の手続きやVATの登録先が異なります。
「ヨーロッパ」とひとくくりにせず、英国とEUを別の市場として準備することが、トラブルを防ぐポイントです。最初はどちらか一方に絞って始め、体制が整ってから販売地域を広げる進め方も有効です。
Amazonヨーロッパに出品するメリット
ヨーロッパへの出品には、準備の手間がかかる一方で、国内販売だけでは得られない成長の機会があります。複数の国の購入者に一度に販売できることと、Amazonの仕組みで海外販売の負担を減らせることが主なメリットです。
複数の国の購入者に一つのアカウントで販売できる
Amazonのヨーロッパ出品に関する公式ページによると、ヨーロッパのAmazonマーケットプレイスでは28か国にわたって販売でき、数千万人の新しい購入者がいるとされています。統一アカウントを使えば、国ごとに別々の販路を開拓しなくても、多くの国の購入者に商品を届けられます。
特にドイツと英国は、ヨーロッパの中でも規模の大きいEC市場です。日本製品の品質やデザインを評価する購入者に向けて、ブランドを広く知ってもらう機会にもなります。
日本とは異なる繁忙期で売上の波をならせる
ヨーロッパには、日本とは異なる休暇の時期や年間の商戦があります。ヨーロッパでの販売を加えることで、日本の閑散期にも売上を確保しやすくなり、事業全体の売上の変動を小さくできる可能性があります。
また、日本では季節が過ぎて売れにくくなった商品でも、気候や習慣が異なる国では需要がある場合があります。在庫の販売機会を広げられる点も、複数の市場を持つメリットです。
FBAを使えば配送と現地語の顧客対応を任せられる
ヨーロッパのAmazonでもFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用できます。在庫をヨーロッパのフルフィルメントセンターに納品すれば、配送や返品に加えて、配送に関する問い合わせへの対応も現地の言語でAmazonが代行します。
FBAを利用するとプライムの対象商品になり、配送スピードを重視する購入者にも選ばれやすくなります。言語の異なる複数の国で販売するヨーロッパでは、FBAの活用がほぼ前提になるといえるでしょう。
Amazonヨーロッパ出品にかかる費用
Amazonヨーロッパで販売するには、出品プランの月額登録料に加えて、販売手数料や物流費、税金などの費用がかかります。国内販売よりも費用の項目が多く、国によって金額も異なるため、全体像を把握してから販売価格を決めましょう。
出品プランの月額登録料
ヨーロッパの出品プランには、大口出品と小口出品の2種類があります。主な料金は次のとおりです。
| 項目 | EUのマーケットプレイス | 英国(Amazon.co.uk) |
|---|---|---|
| 大口出品の月額登録料 | 39ユーロ(税抜) | 25ポンド(税抜) |
| 小口出品の基本成約料 | 1点売れるごとに0.99ユーロ(税抜) | 1点売れるごとに0.75ポンド(税抜) |
| 販売手数料 | カテゴリーごとに発生(多くは8〜15%) | カテゴリーごとに発生(多くは8〜15%) |
広告や一括出品、出品制限のあるカテゴリーへの申請などを利用するには大口出品が必要です。継続的に販売する企業であれば、大口出品を選ぶのが一般的です。グローバルセリングの料金や、使わなくなったアカウントの解除方法は「Amazonグローバルセリングとは?料金や登録・解除方法などを解説」を確認しておきましょう。
販売手数料とFBA手数料
商品が売れるたびに、カテゴリーごとに定められた販売手数料が発生します。FBAを利用する場合は、商品のサイズや重量に応じた配送代行手数料と、在庫の保管手数料もかかります。
ヨーロッパのFBAでは、在庫を置く国と注文が入った国が異なる場合に、国をまたぐ配送の手数料がかかるプログラムもあります。どの国に在庫を置き、どの国で販売するかによって手数料が変わるため、利用するプログラムを決めてから費用を試算しましょう。
輸送費・VAT・関税・両替手数料
日本からヨーロッパへ商品を送るための国際輸送費や通関の費用、輸入時の関税やVAT(付加価値税)も必要です。さらに、売上金をポンドやユーロから日本円などに両替する際には、Amazonの通貨両替サービスでおおよそ3%の両替手数料がかかります。
為替レートの変動によっても円換算の利益は大きく変わるため、価格設定には余裕を持たせておくと安心です。関税やVATの考え方は、後述する注意点の見出しで詳しく解説します。
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Amazonヨーロッパに出品するまでの手順【5ステップ】
ここからは、日本の事業者がAmazonヨーロッパで販売を始めるまでの流れを5つのステップで解説します。VATの準備や商品情報の翻訳には時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。
ステップ1:必要な書類と情報をそろえる
出品用アカウントの登録では、本人確認と事業の実在確認のためにさまざまな書類が求められます。主に次のものを準備しておきましょう。
- 運営責任者の顔写真付き身分証明書(パスポートまたは運転免許証)
- 法人の場合は登記事項証明書など、法人の存在を証明する書類
- 海外で利用できるクレジットカードと電話番号
- 売上金を受け取る銀行口座の情報と、口座の保有を証明する書類
- 住所確認用の書類(クレジットカードの利用明細書や銀行の取引明細書など)
個人番号(マイナンバー)カードは本人確認の書類として利用できないため注意が必要です。書類の記載内容と入力する情報が一致していないと審査が止まる原因になるため、表記をそろえておきましょう。
ステップ2:グローバルセリングからヨーロッパの出品用アカウントを登録する
日本のセラーセントラルからグローバルセリングの画面を開き、ヨーロッパを選択して出品用アカウントの登録を進めます。事業情報や出品者情報、請求先情報、ストア名などを順に入力し、書類のアップロードと本人確認を行います。
登録が完了すると、統一アカウントによってヨーロッパの他のマーケットプレイスにも追加の手続きなしで出品できるようになります。日本のアカウントと紐付けておけば、セラーセントラルの画面上で国を切り替えて管理できます。
ステップ3:VATなどの税務の準備を進める
ヨーロッパで販売するには、VATへの対応が欠かせません。Amazonの公式の案内でも、ヨーロッパで出品する際にはVAT番号の提出が必要とされています。在庫を保管する国や販売の方法によって、どの国でVATの登録が必要になるかが変わります。
VATの手続きは国ごとに異なり、登録までに時間がかかる場合もあるため、早い段階で税務の専門家やVATの代行業者に相談しておきましょう。VATの詳しい考え方は、注意点の見出しで解説します。
ステップ4:現地の言語で商品を登録する
ヨーロッパのAmazonでは、出品情報を各マーケットプレイスの現地語で記載する必要があります。Amazon.deならドイツ語、Amazon.frならフランス語というように、販売する国ごとに言語を合わせましょう。
日本で出品している商品は、グローバル出品連携ツールを使ってヨーロッパのマーケットプレイスに追加し、価格を連動させることもできます。ただし、このツールは新しい商品ページを作成しないため、ヨーロッパにまだない商品は現地語で新たに登録する必要があります。翻訳は外部の翻訳会社を活用すると品質を保ちやすくなります。
ステップ5:商品をヨーロッパに発送して販売を開始する
FBAを利用する場合は、セラーセントラルで納品プランを作成し、ヨーロッパのフルフィルメントセンターへ商品を輸送します。在庫が受領されると、購入者が商品を購入できる状態になります。
販売開始後は、国ごとの売れ行きや広告の成果を確認しながら、在庫の配置や価格を調整していきましょう。最初から全ての国で大量の在庫を持つのではなく、反応を見ながら広げるのがリスクを抑える進め方です。
Amazonヨーロッパへの発送方法とFBAプログラム
ヨーロッパでの販売では、在庫をどの国に置き、どのように各国の購入者へ届けるかが重要になります。Amazonには、ヨーロッパの複数の国に効率よく配送するためのFBAプログラムが用意されています。
日本のFBA在庫ではヨーロッパの注文に対応できない
ヨーロッパのマーケットプレイスで受けた注文を、日本のフルフィルメントセンターにある在庫から発送することはできません。ヨーロッパでFBAを利用するには、商品をヨーロッパに輸出し、現地のフルフィルメントセンターに納品する必要があります。
なお、日本のAmazonのFBA海外配送プログラムを使えば、ヨーロッパの購入者がAmazon.co.jpで商品を購入することもできます。ただし、ヨーロッパの購入者は現地語で表示され配送も早い、自国のAmazonで買い物をする傾向があるため、本格的に販売するならヨーロッパへの出品が有利です。日本のプログラムの仕組みは「【販路拡大!】Amazon FBA海外配送プログラムとは?海外発送の設定方法も解説!」で紹介しています。
ヨーロッパで利用できる3つのFBAプログラム
ヨーロッパのFBAには、在庫の置き方と配送の方法が異なる3つのプログラムがあります。
| プログラム | 仕組み | 向いているケース |
|---|---|---|
| ヨーロッパフルフィルメントネットワーク(EFN) | 1つの国に在庫を置き、他の国の注文にもその在庫から配送する | まずは少ない在庫で複数国を試したい |
| 多国間在庫(MCI) | 売れ筋の商品を、販売する国ごとに出品者が振り分けて納品する | 特定の国で売れ行きがよい商品がある |
| 汎ヨーロッパFBA | Amazonが需要に合わせて在庫をヨーロッパの複数の国に配置する | ヨーロッパ全域で本格的に販売したい |
汎ヨーロッパFBAは配送が早くなる一方で、在庫が保管される複数の国でVATの登録が必要になるなど、税務上の負担が増えます。最初はEFNで1つの国に在庫を置き、売れ行きを見ながらプログラムを切り替える進め方が現実的です。
2026年7月から少額の貨物にも関税がかかる
EUではこれまで、150ユーロ未満の少額の輸入品には関税がかかりませんでした。しかし、ジェトロのビジネス短信によると、2026年7月1日から、150ユーロ未満の小包にも品目ごとに3ユーロの関税が課されることになりました。これは関税免除の廃止までの暫定措置で、将来的には通常の関税が課される方針です。
この変更は、注文ごとに日本から購入者へ直接発送する場合に特に影響します。少額の小包を1件ずつ送る方法はコストが上がりやすくなったため、まとめてヨーロッパに輸入してFBAから配送する方法の優位性が高まっています。
▼海外Amazonへの進出をまとめて相談したい方へ
アカウント登録やVATの準備、商品情報の翻訳、物流の設計など、ヨーロッパへの進出には多くの準備が必要です。そばにでは、アメリカやヨーロッパをはじめとした海外Amazonへの進出支援を行っています。自社だけで進めることに不安がある方はお気軽にご相談ください。
Amazonヨーロッパ出品で注意すべきポイント
ヨーロッパは、税金や製品の規制が国や地域ごとに細かく定められている市場です。要件を満たさないまま販売すると、出品の停止や罰則につながるおそれがあるため、次のポイントを出品前に確認しておきましょう。
VATの登録と申告を正しく行う
VATは、ヨーロッパの各国で課される日本の消費税にあたる税金です。EUや英国では、域外の事業者が購入者に販売する一定の取引について、Amazonがマーケットプレイスの運営者として購入者からVATを徴収し、納付する仕組みが導入されています。
ただし、在庫を保管する国でのVAT登録や、輸入時のVATの支払い、申告などは出品者が対応しなければならない場合があります。必要な手続きは在庫の置き方や販売規模によって変わるため、税務の専門家に確認しながら進めましょう。
GPSRなどの製品安全規制に対応する
EUでは、2024年12月13日から一般製品安全規則(GPSR)が適用されています。GPSRでは、EUで販売する消費者向けの製品について、製造者の情報や、EU域内に拠点を持つ責任者の連絡先などを商品や出品情報に表示することが求められます。
日本の事業者が製造した商品をEUで販売する場合は、EU域内の輸入者や代理人を責任者として定める必要があります。電気製品や玩具、化粧品などは、CEマークなどの個別の規制も確認が必要です。英国には英国独自の認証制度があるため、あわせて確認しましょう。
包装材や電気製品に関する環境規制を確認する
ヨーロッパでは、包装材や電気・電子機器、電池などについて、製造者や販売者に回収やリサイクルの責任を求める制度があります。ドイツやフランスなどでは、販売する前に所定の登録を行い、登録番号をAmazonに提出することが求められる場合があります。
登録を行わずに販売すると、その国での出品が停止されるおそれがあるため、販売する国ごとに必要な登録を確認しておきましょう。対応が複雑な場合は、代行業者の利用も検討するとよいでしょう。
現地語での商品情報とカスタマー対応を整える
ヨーロッパでは、出品情報を各国の言語で掲載する必要があります。また、肌に塗る・貼る商品については、使い方と成分を現地語で商品に記載することが求められます。
FBAを利用すれば配送に関する問い合わせはAmazonが対応しますが、商品そのものに関する質問には出品者が現地語で答える必要があります。翻訳会社や多言語対応の外部業者を活用し、迅速に回答できる体制を整えておきましょう。
出品許可が必要なカテゴリーは改めて申請する
日本のAmazonで出品許可を得ているカテゴリーの商品でも、ヨーロッパで販売するには改めて承認を得る必要がある場合があります。国によって規制が異なるため、申請の際には現地の基準に合った書類の提出が求められます。
食品や化粧品、美容機器、家電などは特に規制が細かいカテゴリーです。出品前に承認の要否と必要な書類を確認し、計画的に準備を進めましょう。
Amazonヨーロッパで売上を伸ばすためのコツ
準備が整っても、ヨーロッパの市場に合った進め方ができなければ売上は伸びません。ここでは、ヨーロッパのAmazonで成果を出すために押さえておきたい4つのコツを紹介します。
英国やドイツなど規模の大きい国から始める
ヨーロッパの中でも、英国とドイツは特に規模の大きいEC市場です。英国は英語で出品できる点、ドイツはヨーロッパ全域への配送拠点として地理的に有利な点が特徴です。
最初はどちらか一方、または両方に絞って在庫を置き、その後フランスやイタリア、スペインなどに広げていくと、準備の負担を抑えながらヨーロッパ全体へ展開できます。自社の商品と相性のよい国を見極めることが大切です。
幅広い品ぞろえと少量の在庫で需要を確かめる
ヨーロッパの国ごとの需要は、実際に販売してみないとわからない部分が多くあります。Amazonも、多くの種類の商品を少量ずつ出品し、売れる商品を見極めてから在庫を増やす進め方を推奨しています。
売れ筋の商品がわかったら、在庫の補充や広告の強化、商品紹介コンテンツの作成などを段階的に進めていきましょう。販売データをもとに国ごとの価格や在庫の配置を見直すことで、効率よく売上を伸ばせます。
商標を取得してブランドを守る
ヨーロッパでは知的財産権の保護が重視されており、他社の商標を侵害していると判断されると出品が停止される場合があります。反対に、自社ブランドで販売する場合は、ヨーロッパでの商標取得とAmazonブランド登録によって模倣品や不正な出品への対策がしやすくなります。
ブランド登録のメリットや手順は「Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)がマストな理由と登録手順」で解説しています。
支援プログラムを活用し利益構造を把握する
ジェトロとAmazonは、日本企業の海外進出を支援する「JAPAN STORE」を、Amazon.com(アメリカ)とAmazon.co.uk(英国)で展開しています。英国への進出を考えている企業は、こうした支援も検討するとよいでしょう。詳細は「Amazonとジェトロ、日本企業の海外進出を支援する「JAPAN STORE」プログラムを開始」で紹介しています。
あわせて、VATや関税、翻訳費用などを含めた利益の見通しを事前に立てておくことも欠かせません。海外販売で利益が出にくくなる理由は「Amazon輸出は儲からない?6つの理由と黒字化のポイントを徹底解説!」、越境EC全体の進め方は「越境ECの始め方とは?成功するポイントも合わせて解説」を参考にしてください。
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まとめ:Amazonヨーロッパ出品は制度を理解して段階的に進めよう
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日本のFBA在庫ではヨーロッパの注文に対応できないため、商品をヨーロッパに輸入してFBAを利用するのが基本です。2026年7月からは150ユーロ未満の少額貨物にも関税がかかるようになり、まとめて輸入する方法の重要性が高まっています。
VATへの対応やGPSRなどの製品規制、環境関連の登録、現地語での商品情報と顧客対応を出品前に整え、英国やドイツなど規模の大きい国から段階的に展開していくことが、ヨーロッパで成果を出すための近道です。
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