【2022年最新】Amazon VINEの効果的な使用方法とは?
こんにちは!株式会社そばにAmazonコンサルタントの若月です。
当サイトをご覧頂きありがとうございます。
今回の記事は「Amazon VINE」についてお話していきます。
Amazonで商品の販売率を向上させるにあたり、購入者からのレビューは非常に重要な部分と言えるでしょう。
そこでおすすめのサービスが「Amazon VINE」です。
Amazon Vineとは、2020年に追加された出品する商品を一部のユーザーに先行してレビューしてもらう機能です。
2020年にサービスを開始しており、当初は一部ユーザーのみにしか公開されていませんでした。
しかし、現在では参加条件を満たした出品者であればサービスの利用が可能となっています。
そこで本記事では、
- Amazon VINEとは?
- Amazon VINEを使用するメリット・デメリット
- Amazon VINEは使うべきなのか
という内容を分かりやすく説明していきます!
なお、我々そばにはコンサルティングさせていただいたクライアント様で、3年で月商5,000万、伸び率2400%達成した実績がございます。
それらの経験や知見を基に解説していくのでぜひご参考にしてみてください!
目次
Amazon VINEとは?
Amazon VINEの概要
Amazon VINEとは、Amazonに選ばれた特定のメンバーによって予約商品や新商品のサンプルを試してもらい、レビューを提供してもらうサービスです。
本来であればAmazonのガイドライン上に、無償で商品を提供してレビューしてもらうことは禁止されていますが、VINEメンバーだけには許可されています。
メンバーから商品に対しての率直なレビューを提供してもらうことで、商品購入前にレビューを掲載できるので最短で売上アップする可能性が高まります!
また、Amazon vineのメンバーはこれまでに様々な商品に対して良質なレビューを行い、招待条件をクリアしているユーザーです。
そのため、真剣に自社商品を利用してもらったレビューを獲得できるため、いたずらに適当なレビューを投稿される心配もありません。
ただし、Amazon VINEによって商品を提供すること以外に、ユーザーに対して金銭を渡すなどの行為は禁止されていますので、あらかじめ注意しましょう。
(※レビューの増やし方に関しては、下記のリンクからそばにの書いた記事があるのでご確認ください!)
🔗【出品者ができること】Amazon カスタマーレビューの低評価への対処法からレビュー依頼まで解説!
Amazon Vineを利用するにあたってかかる手数料
手数料に関しては、Amazon VINEを利用し、最初のレビューが公開されると、親ASINごとに22,000円の登録手数料が請求されます。
(※なお、商品を登録後、90日以内に商品に対してレビューが投稿されなかった場合は、手数料は請求されません。)
そのため、Amazon vineを利用するにあたってかかる費用は
- 登録手数料(22,000円)
- 商品代
- FBAの配送手数料
の3点となります!
過去、このプログラムが始まってすぐの時は無料で利用することができましたが、現在は登録手数料がかかってしまいます。
Amazon VINEを使用するのに必要なこと
Vineプログラムを利用するための前提条件
Amazon VINEはAmazonに商品を出品しているユーザーであれば誰でも利用できる可能性がありますが、すぐに利用できるとは限りません。
Amazon VINEを使用するのに必要な前提条件は、大きく分けて以下の4つです。
- 大口出品の出品者である
- 対象となるFBA出品商品がある
- ブランド所有者として認識されている
- 登録する商品について、Amazonブランド登録で承認されたブランド代表者である
では、詳しく解説していきます!
①大口出品者である
このプログラムを利用する出品者は大口出品者である必要があります。
大口出品者とは、たくさんの商品を販売する人に適した販売形態です。
まず、Amazonで販売する際に出品者は「大口出品」か「小口出品」を選ぶことができます。
小口出品は、月額登録料が0円の代わりに、1回販売されるたびに100円かかります。
対して、大口出品は月額登録料が4,900円(税別)かかりますが、商品を販売した際の販売手数料はかかりません。
大口小口のメリットやどちらを選べばいいのかを、以下のリンクの記事にまとめているのでぜひご参考にしてください!
🔗Amazonの大口出品と小口出品の違いとは?
②対象となるFBA商品がある
Amazon vineはFBAの商品のみしか利用することができないため、必然的にFBA出荷できない商品にこのプログラムを適用することはできません。
なおかつ、下記にもありますが、アダルト商品や中古の商品もAmazon vineの対象外となっています。
そのため、FBAを利用していて上記の商品に該当しないもののみを適用することができます!
AmazonのFBA禁止商品はAmazonセラーセントラルに記載してあるので、御社の商品が大丈夫かどうかご確認ください。
③ブランド所有者として認識されている
④登録する商品について、Amazonブランド登録で承認されたブランド代表者である
Amazonブランド登録を完了していなければAmazon vineを利用できません。
ブランド登録は完了していると、ブランドの構築と保護に役立つツールが使用できるようになり、販売者の信頼を守ることや、顧客体験の向上につながります。
詳細は以下のリンクからそばにがまとめた記事があるのでご確認ください!
🔗Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)がマストな理由と登録手順
商品の登録資格
次にご紹介する、登録資格を商品が満たしていないとAmazon vineを利用することができませんのでご確認ください!
- Amazonブランド登録で登録されているブランドである
- 商品詳細ページのレビュー数が30件未満である
- コンディションが「新品」の購入可能なFBA出品商品がある
- アダルト商品ではない
- Amazon Vine登録時に出品を開始している
- 在庫がある
- 商品の画像と説明がある
基本的にしっかりと商品情報を入力していれば、登録資格に引っかかることはないと思いますので商品情報の登録を完成させておきましょう!
※また、Amazon vineに似た「早期レビュー取得プログラム」というサービスもありましたが、現在はサービスを終了しているので利用することができません。
Amazon VINEを使用するメリット
Amazon VINEを使用するメリットは、大きく分けて以下の3つです。
- 商品出品前にレビューを獲得できる
- 質の高いレビューを獲得できる
- 商品情報・紹介方法を改善できる
では、詳しくご説明していきます!
メリット1:商品出品前にレビューを獲得できる
Amazon VINEは新商品や予約商品を販売前に特定のユーザーにレビューしてもらえるため、商品出品と同時にレビューをつけられます。
また、商品出品後でもAmazon Vineを利用していれば、販売実績がない場合でも商品のレビューをつけることが可能です。
Amazon Vineを利用しレビュー数が多くなると、ユーザーが競合商品と比較したときに実際に使用した人の意見を確認できるため購入される確率が高まります!
また、Amazonは販売後すぐの売上が今後の売上の伸びに深く関係してくるので、販売前にレビューがあることで競合よりも優位にたてます。
メリット2:質の高いレビューを獲得できる
Amazon VINEを利用することで、比較的質の高いレビューを獲得できます。
なぜならAmazon VINE経由でレビューを行うユーザーは、Amazonが日頃のレビューを確認した上で選定されています。
また、VINEメンバーとして選定される条件は厳密に公開されていません。
しかし、今までのレビュー数・カスタマーレビューで「役に立った」に選ばれた数が重要であることはほぼ間違いないでしょう。
「役に立った」に選ばれているということは、他のユーザーにとって信頼できる情報を発信していることを指します。
また、Amazon VINEメンバーがレビューを投稿した場合、レビュー画面に緑色の文字で「VINE先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー」と表示されます。
さらに、VINEメンバーの中でも評価の高いユーザーに関しては、「殿堂入りNO1レビュアー」や「ベスト〇〇レビュアー」と表示されるため、他のレビューを見ていても目立つでしょう。
VINEメンバーの多くは、レビューを投稿する際に画像もしくは動画を挿入しており、他のユーザーが求めている情報を紹介してくれる可能性が高いです。
そのため、通常のユーザーが投稿しているレビューとVINEメンバーのレビューが比較されやすく、良い評価をしている場合は購買率向上も見込めます。
Amazon VINEを利用することで訴求力の高いレビューを公開できる点は、非常に高いメリットと言えるでしょう。
メリット3:商品情報・紹介方法を改善できる
Amazon VINEを使用してメリットを受けられるのは、訴求力の高いレビューだけではありません。
販売商品を正直にレビューしてくれることが多いため、参考になる情報を得られるでしょう。
質の高いレビューを獲得することで、出品者側も商品情報や紹介方法を改善できます。
さらに、生のフィードバックを集めることで、新商品制作の大きな参考になる可能性が高いです!
上記のメリットを見ると利用した方がいいと思われます!
しかし、デメリットもありこれから記載していくのでしっかり現状を考えて利用するかどうか吟味しましょう。
Amazon VINEを利用するデメリット
Amazon VINEを利用するデメリットは、大きく分けて以下の2つです。
- 必ず評価の高いレビューが得られるわけではない
- サンプルは無償で提供する必要がある
では、解説していきます。
デメリット1:必ず評価の高いレビューが得られるわけではない
Amazon VINEメンバーは、Amazonから選出されているからといって、必ず評価の高いレビューが得られるわけではありません。
基本的にメンバーは提供された商品に対して正直な意見を投稿するため、自社商品に不備や不満な点があれば間違いなく指摘してくれるでしょう。
また、VINEメンバーは他のユーザーから「参考になった」レビューを目指しています。
提供された商品に対して、いたずらに評価を行なった場合、「参考にならない」評価として判断されます。
そのため、実際に使用して良い商品だと感じなかった場合、低評価をつけた上で具体的な内容を投稿されてしまうでしょう。
その場合、他のユーザーからすると商品購入を控えさせるレビューとなってしまいます。
また、いたずらにレビューを投稿するとVINEメンバーとしてはデメリットでしかないため、正直に商品のレビューを投稿してくれます。
ある程度自社商品に自信がない場合は、Amazon VINEプログラムを利用すること自体がデメリットの可能性が高いです。
デメリット2:サンプルは無償で提供する必要がある
Amazon VINEプログラムではサンプル商品はメンバーに無償で提供する必要があります。
単価の低い商品であればデメリットに感じない可能性も高いですが、商品の単価が高ければデメリットに感じてしまうでしょう。
また、提供した商品にメンバーが不満を感じれば、高い評価ではなく低い評価を投稿するのです。
そのため、最悪の場合、商品を無償で提供したのにも関わらず低い評価を得ることになってしまいます。
しかし、提供する商品が良いものであれば、間違いなく高い評価を得られます。
「無償で提供してもいい」と感じる商品がある場合は、Amazon VINEを活用してもデメリットに感じないことが多いでしょう。
Amazon Vineの設定方法
では、Amazon vineを利用するための設定方法を解説していきます!
①セラーセントラルから「広告」→「Amazon vine」選択
②テキストボックスにASINを入力し、「登録の開始」をクリックします。
③登録の詳細ページで、商品情報を確認します。
④-1 単独ASINを登録する場合: 登録する商品数を入力します(最小値:1点、最大値:30点)。
④-2 商品セットを登録する場合: バリエーションを追加をクリックし、プログラムに登録するバリエーションを選択し、バリエーションを追加をクリックして確定します。
⑤登録料を確認し、プログラムの利用規約を確認してOKであれば「登録」をクリックし完了です。
Amazon VINEは使うべき?
Amazon VINEはある程度、提供商品に自身があるのであれば使うべきプログラムと言えるでしょう。
商品の販売を開始してすぐにレビューを得られる点は、非常に高いメリットであり商品購買数増加に関わってきます。
また、得られるレビューの多くが写真や動画を使用した質の高いレビューとなるため、他のユーザーが見ただけで訴求力の高い商品紹介ページを作り出すことができるでしょう。
しかし、商品の提供は無償になり、必ず高い評価が得られるわけではありません。
商品自体の質が悪い場合やVINEメンバーが気に入らなければ、低評価をつけられてしまい、逆に商品ページ自体の訴求力が弱まってしまいます。
そのため、商品に対してのある程度自信がある場合は、Amazon VINEを使用してみましょう。
まとめ
以上、Amazon VINEの特徴やメリット・デメリットについて解説していきました。
Amazon VINEは必ず良い評価が獲得できるわけではありませんが、上手く活用すれば商品紹介ページ自体の訴求力を高めることが可能です。
また、得られるレビューは今後、新しい商品を開発する参考意見にもなりますので、興味のある方はぜひ利用してみてください!
実際Amazon vineした際に、
「否定的なレビューがいっぱいついてしまった…」
「レビューは増えたけど売上がそこまで上がらない…」
このようなお悩みを持つ方も多いと思います!
そんな方はぜひ一度Amazon専門コンサル”そばに”にご相談ください!
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監修者紹介
佐藤 秀平
代表取締役 CEO
株式会社そばに 代表取締役 CEO。
大阪府吹田市出身。大阪教育大学卒。
学生起業でAmazon EC事業を立上げ、メーカー在庫処分品販売・OEM商品販売・食品ブランド販売を行い、販売事業者とコンサルタントして活動。その後新卒で株式会社船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
その後独立し、ECコンサルティングとシステム機開発を行う株式会社NOVASTOを設立。その後老舗味噌屋をM&Aし、「株式会社そばに」に社名変更し、EC支援事業を移管。
Amazon販売支援歴10年、累計600社のAmazon販売事業者様のサポート行ってきた実績を持つ。