【Amazon】FBAの要期限管理商品とは?やり方や条件・確認方法を解説!
「Amazonで食品はFBA利用できるのかな?」
「Amazonでどうやって食品を出品すればいいんだろう」
今回は上記の悩みを解決する記事です。
じつはAmazonのルールを守ることで、食品の出品は可能!
とはいっても食品は人の口に入るものです。
そのためAmazonで決められたルールがあります。
そこで今回は、
- そもそもAmazonの「要期限管理食品」とは?
- amazonで「食品(要期限管理商品)」をfba納品する方法
- 納品するときの注意点
についてご紹介。
この記事を読むことで、Amazonではじめて食品を販売する方の参考になります。
Amazonで食品を販売する方はもちろん「Amazonでどうやって食品を販売すればいいかわからない」という方も、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
FBAを利用する前に食品(要期限管理商品)とは?
Amazonで食品を販売するときは「要期限管理商品」であるかを確認しましょう。
そもそも「要期限管理商品」とは、
- 食品全般
- 食品以外で消費期限の印字がある
商品を言います。
サプリメントはもちろん含まれますし、犬や猫が食べるペットフードも対象。
食べ物に限定していないため、たとえば使用期限がある化粧品なんかも含まれます。
「同梱」するときの注意
要期限管理商品は「原則」ほかの商品と同梱してFBA納品はできません。
たとえば「食品」と「家電」は同梱不可。
しかし同梱できるケースもあります。
それが「食品」と「ペットフード」など、同じ要期限管理商品の場合です。
「めんどうだから食品も家電も同梱してまとめて送っちゃいたい…」という気持ちもわかります。
ただ、Amazonで要期限管理商品を送付する場合、ダンボールにチェックリストを貼る必要があります。
どのようなチェックリストかというと、下記のとおり。
「要期限管理商品ではない商品と同梱しない」と書いてあります。
理由はカンタンで、Amazonも消費(賞味)期限を管理するため。
期限の有る商品(食品など)と期限が無い商品(ボールペンなど)の区別をつけています。
そのためFBAで同梱するときは、要期限管理商品と通常の商品を一緒にしてはいけません。
食品(要期限管理商品)はFBAへ納品できるの?
食品はFBAを利用できます
結論から言えば、2つの条件をクリアすればfbaを利用して食品を納品することが可能です。
食品FBAの利用条件とは?
利用条件は、
- FBA倉庫に到着した時点で、消費期限が「60日以上」あること
- 法令に沿った賞味・消費期限の印字が外部から見える場所にあること
どちらも大事ではありますが…。
とくに「FBA倉庫に到着した時点で、消費期限が「60日以上」あること」は、必ず覚えておきたいルールです。
FBA倉庫に到着した時点で、消費期限が「60日以上」あること
たとえば「消費期限:2022年12月31日」の商品があるとします。
その場合「2022年11月1日まで」にFBA倉庫へ商品が到着している必要があります。
つまり消費期限が切れるまで60日以上あることが条件です。
極端な例ですが、消費期限「12月31日」の商品を12月20日にFBA倉庫へ送ることはNG。
消費期限が45日になると、販売不可在庫に
さらにもう一つ注意点があります。
それが「FBAに到着した商品の消費期限が残り45日になると、販売不可在庫に切り替わる」です。
一見「ん?」となるかもですが、たとえばFBA倉庫に到着した時点で「消費期限まで残り60日」だとします。
その場合、15日間しか販売ができないということです。
15日間で絶対に売れる美味しいお菓子とかなら良いですが、消費期限は余裕を持っておく必要があります。
もともと消費期限が短い商品の場合
一方そもそも消費期限がめちゃくちゃ短い場合、上記のルールに従うと販売期間が驚くほど少なくなります。
たとえば消費期限がもともと「50日」しかない商品の場合、5日しか販売できません。
これだとさすがにかわいそうなところもあるので、期限が短い商品には特別ルールがあります。
それが、
- 消費期限:30日までOK!
- 販売不可在庫になるタイミング:消費期限の15日前までOK!
です。
もしこのルールを利用する場合は、事前に「短賞味期限商品 事前申請リクエストフォーム」から申請を行います。
申請を行うことで、
消費期限が切れるまでの期間が「60日」→「30日」
販売不可在庫に変わるタイミングが「45日前」→「15日前」
となり、販売できる期間が延長されます。
ただ「消費期限が短ければなんでもOK!」ではありません。
「温度管理の必要がない、焼き菓子などの商品」のみ特別ルールの使用が可能です。
消費期限がない商品はどうする?
たまにあるのですが「消費期限がない食品」についてです。
たとえば「ガム」は消費期限がないこともあります。
この場合、Amazonのテクニカルサポートへメールで「申請」が必要です。
メールを送る例としては、
題名:FBA期限印字の無い食品 事前申請」として、本文には「ASIN」「商品名」「商品の種類」を明記しておきましょう。
法令に沿った賞味・消費期限の印字が外部から見える場所にあること
「法令に沿ったって言われても…」と思うかもですが、カンタンです。
- 食品の記載表示が日本語
- 「年→月→日」or「年→月」の順番で表記
- 消費期限or賞味期限どちらの表記か分かるように表記
さらに読みやすくて理解しやすい印字にしておくことです。
具体例を挙げれば「賞味期限 2022年12月31日」で問題ありません。
食品(要期限管理商品)FBAの設定方法を解説!
FBAへ食品などを発送するときのルールはご理解いただけかと思います。
次はじっさいにアマゾンで「食品」などをfbaへ納品する方法をご紹介。
まずは、「この商品は要期限管理商品です」という設定をする必要があります。
①在庫管理をクリック
「セラーセントラル」から「在庫タブ>在庫管理」の順番で進めます。
②詳細の編集をクリック
次に出荷する商品の右側にある「詳細の編集」を選択
③重要情報から「賞味期限管理商品」を「はい/true」にする
詳細の編集画面から「重要情報」を選択し、「賞味期限管理商品」項目で「true」をクリックします。
以上の設定をすることで「この商品は賞味期限があるものです」という設定が終了しました。
次に、FBA納品の手順です。
まずは同じく「セラーセントラル」のトップページを開きましょう。
①商品を選択
「在庫管理タブ>在庫管理」の順番で進め、FBA納品する商品を選択。
②「Amazonから出荷」を選択
次に「在庫管理」という文字下のプルダウンを選択し「Amazonから出荷」をクリックします。
③「在庫を納品する」を選択
画面右下の「在庫を納品する」を選択しましょう。
④梱包方法を選択
梱包の種類があるので、適切な梱包を選びます。
そして、商品数を入力し、右下の「確定して続ける」ボタンを選択します。
ここまで来ればあとはカンタンです。
配送方法・業者などを選択し、通常の納品プランを作成しましょう。
注意点
一つ注意点ですが、「輸送箱」の項目で消費期限を入力する必要があります。
また、消費期限選択はなぜか英語表示なので注意してください。
最後に輸送箱(段ボール)の重量や輸送箱の寸法を入力し、指示に従いながら進むと納品プランが作成できます。
食品(要期限管理商品)FBAを利用する際の注意点とは?
消費期限が異なった商品の扱い
消費期限がある食品は、製造時期によって期限はどんどん変わります。
そのため「要期限管理商品」には、1つの商品に複数の消費期限が存在します。
言い換えれば、納品プラン上で毎回消費期限を入力する必要があります。
Amazonは消費期限が古い商品から自動的に出荷されるのが通常。
ただ、たまに消費期限が新しい商品が出荷されるケースもあります。
たとえば購入者の家に近い倉庫から発送される場合などが考えられます。
一般的には消費期限が古いものから出荷されていくので、覚えておきましょう。
要期限管理商品の消費期限の確認方法
じつはFBAへすでに納品した商品も、消費期限を確認することが可能。
手順もカンタンなので、参考にしてくださいね。
①フルフィルメントをクリック
出品者にはおなじみ「セラーセントラル」の「レポートタブ>フルフィルメント」の順番で進めます。
②賞味/消費期限在庫レポートをクリック
レポートの画面左にある「在庫」から「表示を拡大」の順番で進め、「賞味/消費期限在庫レポート」をクリック。
③「オンラインで閲覧」or「ダウンロード」どちらか選択
もしオンラインで消費期限を見る場合は、「出品者SKU」or「FNSKU」を入力します。
④レポート期間を選択
消費期限を表示させる期間を選びますが、「過去365日」が見やすくてオススメ。
「.CSV形式」or「.txt形式」どちらかでダウンロード可能です。
ダウンロードをした後、レポートステータスが「ダウンロード」に変わると、ダウンロードできます。
要期限管理商品の消費期限が近づいた場合
前述もしましたが、商品の消費期限が「45日」もしくは「15日」になると、販売することはできません…。
この場合残念ではありますが、「販売不可在庫の返送/所有権の放棄」と計上されます。
さらに、
- 返送
- 放棄
どちらかを選択しますが、具体的にどのような手続きを踏めばいいか紹介します。
消費期限が45日以下になった商品の「返送」or「放棄」の手続き
①在庫管理画面をクリック
セラーセントラルから「在庫タブ>在庫管理画面」の順番で進めます。
②販売不可在庫の返送/所有権の放棄をクリック
「販売不可在庫の返送/所有権の放棄」をクリックし、「販売不可在庫の返送/所有権の放棄依頼を作成」の順番で進めます。
このあと「返送」するか「廃棄」するかで方法が変わりますので、まずは返送の場合。
返送する場合
- 「在庫商品の返送・所有権の放棄依頼」の画面から「依頼内容」を選択
- 「お届け先住所入力」を選択し、住所を入力
- 「販売不可の数量」を入力し、「続ける」を選択
内容を確認し、間違いがなければ「内容を確定」を押して終了です。
廃棄する場合
- 「在庫商品の返送・所有権の放棄依頼」の画面から「依頼内容」を選択
- 「廃棄」を選択し、「続ける」をクリック
最後に「内容を確定」を押して終了となります。
どちらを選択しても、手数料がかかります。
返送の場合、倉庫から発送されるまで通常10〜14営業日。
長いと1ヶ月かかることもあります。
気長に待ちましょう…。
消費期限60日以下の商品のFBA利用
冒頭でも軽く紹介しましたが、消費期限が「60日以下」の商品もFBA利用できるケースがあります。
- 消費期限は30日までOK
- 販売不可在庫になるタイミング:消費期限の15日前までOK
です。
ただ、事前に「短賞味期限商品 事前申請リクエストフォーム」から申請が必要。
さらに「要期限管理商品および温度管理が不要」である商品のみが申請できます。
まとめ
Amazonで食品を販売するときに大事なのは「消費期限」です。
通常の場合消費期限が「45日」になると、返送もしくは廃棄する必要があります。
そのため消費期限をよく考えた上で、「この商品はどのくらいのスパンで売れていくのか」を把握しておきましょう。
とはいっても、
「いまいち食品をFBA納品するタイミングがわからない」
「食品をAmazonで出品する方法があまりわからない」
という方もいるかと思います。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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