Amazonの販売不可在庫とは?対処法や理由・原因の確認方法まで解説!
「販売不可在庫って一体何?」
「販売不可在庫が発生する原因と対処法を知りたい」
こんな悩みを抱えていませんか?
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です。
販売不可在庫が発生した場合は、放置しておくと余計にコストがかかってしまったり、自動的に廃棄処理されてしまうなど注意する必要があります。
そこでこの記事では、
- 販売不可在庫の概要
- 発生してしまう原因
- 発生した場合の対処法
について解説していきます。
販売不可在庫の対処で悩まれているなら、この記事で対処法を確認していただき、不安で煩わしい気持ちを解消していきましょう!
なお、我々そばにはこれまでに600社以上のAmazonコンサル実績があり、それらの知見をもとに解説していきますのできっとお役に立てるはずです!
では、まずは販売不可在庫の概要について見ていきましょう!
目次
Amazonの販売不可在庫とは?
販売不可在庫とは、何かしらの理由(理由の確認方法は後ほど解説)によって、販売できないとAmazon側に判断された在庫のことです。
販売不可在庫の有無や理由は、Amazonセラーセントラルにて確認できます。
販売不可在庫の発生で焦られているかと思いますが、それほど珍しいことではありません。
特に、商品取扱数が増えていけば、発生する可能性は高くなります。
落ち着いて対処していきましょう!
Amazonの販売不可在庫の確認方法
では、ここからは販売不可在庫の確認方法について解説します。
販売不可在庫の有無を確認できる方法は、以下の2つです。
- Amazonからのお知らせメールで確認する
- セラーセントラルにて確認する
それぞれの確認方法や注意点などを一つずつ解説していきます。
Amazonからのお知らせメールで確認する
1つ目は、Amazonから送信されるお知らせメールです。
販売不可在庫が発生すると、Amazonよりメールが届きます。
メールの内容には、販売不可在庫のFNSKUと数量が記載されています。
お知らせメールでは、販売不可在庫の発生理由については確認できません。
一点注意していただきたいのが、Amazonからのお知らせメールが届いた場合、受け取った日から30日以内に返送/所有権の放棄依頼の手続きを行うようにしてください。
もし返送/所有権の放棄依頼の手続きを行わなかった場合、Amazonによって商品が廃棄されてしまいます。
返送/所有権の放棄依頼の具体的な手順については、そばにが提供する以下の記事で詳しく解説していますのでご確認ください。
🔗【最新版】Amazon FBA在庫の返送/廃棄(所有権の放棄)の手数料は?概要なども解説!
Amazonセラーセントラルにて確認する
2つ目の方法は、Amazonセラーセントラルにて確認することです。
なお、Amazonセラーセントラルで確認する場合は、販売不可在庫となった理由も確認できます。
具体的な手順は以下の方法で行ってください!
①セラーセントラルから「在庫」▶︎「FBA在庫管理」を選択
②販売不可の項目にて数量を確認
③ここから「返送手続き」もしくは「廃棄依頼」が可能
右側にいくと「アクション」という項目があり、ドロップダウンメニューを開くと「返送/所有権の放棄依頼を作成」があり在庫の返送手続き・廃棄依頼を行うことが可能です。
販売不可在庫が発生した理由をより詳細に確認する方法
では、次は販売不可在庫が発生した理由を確認する手順について解説します。
先ほども、販売不可在庫が発生した理由を確認する手順をご紹介しましたが、こちらの手順の方がより詳細な理由を把握できます。
早速ご紹介いたします!
①「レポート」▶︎「フルフィルメント」をクリック
②左側メニュー内の「返品レポート」をクリック
③レポートを生成する
上記の画面が表示されますので、返品レポートを生成したい商品条件を入力して「レポートを生成」をクリックしてください。
特に指定する条件がなければ、「レポート期間」を任意の期間に設定して「レポート生成」をクリックしましょう。
④購入者の返品理由を確認する
次に、返品商品一覧が表示され、購入者の返品理由を確認できます。
返品理由のテキストをクリックすると、「お客様のコメント」が表示され、より詳細な状況を把握することが可能です。
販売不可在庫が発生した場合の対処法
では、販売不可在庫が発生した場合、どのように対処したら良いのでしょうか?
ここでは、具体的な対処法として
- 返送/所有権の放棄手続きを行う
- 再販可能かAmazonセラーセントラルへ確認してみる
- Amazon側に責任がある場合は、全額補填してもらえる
上記3つのポイントについて解説します。
①返送/所有権の放棄手続きを行う
1つ目は、返送/所有権の放棄手続きを行うことです。
この方法では、返送依頼を行うか商品の所有権を放棄するかの2択から選べます。
返送/所有権の放棄手続きを行うことで、販売できない商品にかかる無駄なコストを削減できるので、早めに対応するのがおすすめです。
ちなみに手続きの方法には、手動で行う方法と自動で行う方法の2種類あります。
「手続きを行う余裕がない」
「都度対応するのが面倒くさい」
という場合は自動返送/所有権の放棄手続きを行いましょう。
ただし、自動で処理されてしまうため、商品ごとに対応を変えたいという場合は適していないので注意してください。
返送/所有権の放棄、また、自動返送/所有権の放棄の手順については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください!
【返送/所有権の放棄】
🔗【最新版】Amazon FBA在庫の返送/廃棄(所有権の放棄)の手数料は?概要なども解説!
【自動返送/所有権の放棄】
🔗Amazon FBA自動返送/廃棄(所有権の放棄)とは?やり方など解説!
②再販可能かAmazonセラーセントラルへ確認してみる
2つ目は、再販可能かAmazonセラーセントラルへ確認してみることです。
とても珍しいケースではありますが、販売不可在庫と判断された商品の中にも、商品状態によっては再販可能となるケースもあります。
例えば、返品理由がお客様による誤発注だった場合。
このケースでは、一度Amazonセラーセントラルへ確認すると、再販可能だと判断されることがあります。
このように、販売不可在庫として計上された商品は必ず理由を確認し、商品状態によってはAmazonセラーセントラルに再販可能かどうか確認するようにしましょう。
③Amazon側に責任がある場合は、全額補填してもらえる
また、返品された商品において、必ずしも出品者側にだけ非があるわけではありません。
もし、Amazon側に問題(FBA倉庫におけるミス・事故など)がある場合は、Amazonに全額補填してもらえます
特に、
- 頼んだものと違う商品が届いた
- 商品に破損があった
などの理由が記載されている場合は、一度テクニカルサポート問い合わせましょう。
Amazon側の責任だということが判明すれば、Amazonによって代金が全額補填されます。
テクニカルサポートへの問い合わせ手順は、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
🔗【出品者向け】Amazonのテクニカルサポートへの問い合わせ方法【2022年版】
返送された商品をできる限り無駄にしない方法
販売不可在庫となってしまった商品は、そのままの状態でAmazonで再販することは難しくなります。
ここでは、そんな販売不可在庫をできる限り無駄にしない方法についてお伝えします。
そのまま破棄してしまったり、売上につなげられなければ大きな損失となってしまいかねませんので、一度これからご紹介する方法を検討してみてください。
販売できる状態なら、Amazonへ中古品として出品する
1つ目は、Amazonへ中古品として出品し直すことです。
一度販売不可在庫となった新品商品を、再度新品として出品することは難しいですが、中古品として出品し直すことはできます。
もし、返品理由において製品の不具合や故障を指摘されている場合は、検品を行い問題ないことを確認のうえ再出品するようにしてください。
メルカリやラクマなどのフリマサイトでジャンク品として出品する
2つ目は、フリマサイトでジャンク品として出品することです。
商品に傷がついてしまっていたり破損が見られるなど、Amazonで中古品として出品できない場合に検討してみましょう。
ただし、出品する際は必ず商品の状態を写真とテキストで明記の上、「ジャンク品」という言葉も添えるようにしてください。
ジャンク品として出品することで、販売価格は大幅に下がってはしまいますが、商品を廃棄してしまうよりは売上の回収につながるかもしれません。
Amazon物販初心者の方は、Amazon運用代行の利用も効果的です
この記事では、販売不可在庫について解説してきました。
このようなトラブルが発生すると、人的・時間的コストが発生し通常業務にも支障が出てしまいます。
そんな時には、Amazon運用代行の利用がおすすめです。
トラブルへの対応を任せられるため、対処法を探す手間や余計な人的・時間的コストの発生を抑えられます。
そこで、ここでは弊社そばにのAmazon運用代行についてご紹介します。
株式会社そばにAmazonアカウント運用代行とは?
そばにのAmazonアカウント運用代行は、以下のことを提供しているサービスです。
そばにのアカウント運用代行では、商品ページの作成やSEO対策・広告運用など効果的なアカウント運用に加えて、カスタマーサポートにも対応しています。
売上が上がるにつれて、カスタマーサポートに大きなコストが必要になってくるかと思います。
そんな時は、弊社のAmazonアカウント運用代行を利用することで、売上を拡大させながらも貴社スタッフを本来集中すべき業務へ注力させることが可能となります。
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具体的な取り組みとしては、
- 競合調査
- 新規商品登録
- ページ内画像ディレクション
- 既存商品のリニューアル
- 広告運用代行
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などを実施。
契約当初Amazonではまったく市場がなかった商品ですが、上記対応に加えプレスリリースやYouTuberを活用し、1商品ながら大幅な売上アップに貢献することができました!
もし、売上が伸び悩んでいるなら、貴社の商品に対して最適な運用を行うことで売上アップにつながる可能性は大いにあります。
貴社のコスト削減と併せて売上アップにおいても、Amazonアカウント運用代行を選択肢の一つとしてご検討ください!
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※お電話からのお問い合わせは初めに一次受付にてご対応となります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では、販売不可在庫の概要や理由の確認方法・対処法について解説しました。
販売不可在庫をそのまま放置しておくと、余計なコスト(FBA倉庫保管料)が嵩んでしまいますので、できる限り早めの対応を心がけましょう!
なお、現在そばにではLINE公式アカウントにてAmazon物販における有益な情報を発信しています。
弊社が培ってきた知見と経験をもとに蓄積してきた貴重な情報を発信していますので、ぜひお役立てください。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。