【コンサルが解説!】Amazon FBAで儲からない時の対処法を解説!
「FBAの手数料が高くて利益が減っている…」
「FBAを利用したいけど手数料が心配…」
今回は上記の悩みを解決する記事です。
FBAは出品者にとって便利なサービスですが、デメリットがあることも忘れてはいけません。
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」です!
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本記事では、
- FBAを利用して儲からない理由
- FBAで儲からないときの対策
- FBAを利用するメリット
上記3つのテーマについて、分かりやすくこの記事で紹介します。
我々株式会社そばには、Amazon通販支援者数600社以上の実績があり、それらの知見を基に解説するのできっと参考になるはずです。
ぜひ、最後までご覧くださいませ!
また、そばにではAmazon出品者向けに「コラム」を多数執筆しているので、ぜひあわせて参考にしてください。
AmazonでFBAを利用すると儲からない?
そもそもFBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)というのは、Amzonが出品者の代わりに「商品の在庫保管・発送・クレーム対応」を行うサービスです。
FBAは多くの出品者が活用しており、出品者はめんどうな発送業務をする必要も、家に商品の在庫を保管する必要もありません。
またAmazonで商品を販売するときFBAを利用するとプライムマークがつき、注文後商品がすぐに届くという訴求ができ、購買転換率が上がるなどメリットは多いです。
その一方「FBAを利用したら儲からない」と悩む事業者(セラー)の方も一定数います。
それではなぜFBAを利用すると儲からないのか、次章から見ていきましょう。
FBAを利用して儲からない理由
結論として、FBAを利用するときは手数料が発生するためです。
FBAを利用するときにかかる手数料は、
- 配送代行手数料
- 在庫保管手数料
上記2つが代表的で、この手数料がFBAの最大のデメリットとも言えます。
ではそれぞれどのくらいのコストがかかるのか、次章から見ていきましょう。
今回はFBAを利用して「スーツケース」を配送するときの配送代行手数料と在庫保管手数料をチェックします。
ちなみにFBAの手数料をチェックするときは「FBA料金シュミレーター」が便利で、セラーアカウントを持っていなくても使用可能です。
FBA料金シュミレーターで調べたい商品を検索して登録すると、それぞれの手数料が分かります。
ちなみにFBA料金シュミレーターについては「Amazon FBA料金シミュレーターの使い方やスマホでのやり方を解説!」で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。
今回調べたスーツケース一台の「配送代行手数料」は下記のとおりとなります。
①配送代行手数料
一つ目の手数料が「配送代行手数料」で、Amazonが購入者の元へ商品を届けるときにかかるコストです。
上記赤枠の「出荷費用」が該当し、今回は「1,020円」と記載があります。
結構高いですよね…。
②在庫保管手数料
在庫保管手数料というのは、Amazonの倉庫へ商品を置くときにかかる手数料です。
上記画像の赤枠部分が該当し、今回は「326円」となっています。
仮に上記スーツケースを販売したときの利益が「300円」しかなくて、手数料が「326円」かかっているならばシンプルに赤字ですよね。
さらに在庫保管手数料は保管されている限り日にちに応じて加算され、サイズによっても金額は異なります。
そのため在庫保管手数料が利益を圧迫し、結果的に「FBAが儲からない」と悩む方もいます。
一方自ら出荷するのであれば、商品を保管する場所は家や会社内になると思うので、在庫保管手数料がかかることは通常ないでしょう。
先ほどの配送代行手数料と合わせると「1,346円(326+1,020)」かかり、さらに販売手数料もかかります。
上記のFBA料金シュミレーションを見ると販売手数料は609円なので、合計で1,955円です。
つまり上記のスーツケースをFBAで販売するなら、最低でも1,955円以上の利益が必要となります。
シンプルなことですが1つの商品につき「利益<経費(手数料)」ならば赤字になるため、利益確保ができないとFBAで儲からない可能性は高くなります。
手数料以外のデメリットは2つ
上記で紹介した手数料がFBAの最大のデメリットですが、他にも「2つ」デメリットがあります。
それぞれカンタンに紹介するので、ぜひ参考にしてください。
商品の状況確認ができない
FBAを利用して一度Amazon倉庫へ発送した商品は、一度手元に戻すために「返送」を行わないと商品状態を確認できません。
つまり商品を確認したい場合「一度FBAから商品を手元に戻す」→「商品状態を確認し、再度Amazon倉庫へ納品する」という工程が必要です。
デリケートな商品の場合、定期的に商品状態をチェックする必要があるため、ガラスなど繊細な商品の場合FBAには向いていない可能性は高くなります。
FBAに納品できない商品もある
また、FBAの利用対象外の商品もあります。
たとえば、
- 常温保存できないもの
- 危険物
- 輸送が禁止されている商品
- 医薬品
- 金、プラチナ、銀
など他にも利用できない商品は多数あるため、詳しく知りたい方は「FBA出品禁止商品の詳細」をチェックしてください。
さらに「食品」は「賞味期限が60日以上でないとFBA納品不可」という条件もあります。
このようにFBAを利用できない商品があることも、FBAのデメリットと言えるでしょう。
それではFBAで儲からないときはどのような方法で解決すれば良いのでしょうか?
次章から対策を詳しく紹介するので、参考にしてください。
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FBAで儲からない時の対策法
written by sobani
- 商品価格を見直す
- FBAのいろいろなサービスをつける
FBAを利用するメリット
ここまで紹介したとおり、FBAの最も大きなデメリットというのは「手数料」です。
逆にFBAを利用するメリットは複数あります。
ここから紹介するメリットとデメリット(手数料)を天秤にかけて、メリットに価値を見出せなければ「FBAを利用しない」という選択肢を取っても良いと思います。
作業の手間が減る
記事冒頭で説明したとおりFBAとは、Amzonが出品者に代わり「商品の在庫保管・発送・クレーム対応」を行うサービスです。
出品者はAmazon指定倉庫(フルフィルメントセンター)へ納品するだけで良く、注文管理・出荷・梱包作業などをする必要はありません。
クレーム対応に加えて返品作業などのアフターサービスもAmazonが代行するので、出品者の作業の手間は大きく減ります。
取扱商品が増えてもFBAを利用すれば人件費を抑えることができ、少人数でも売上アップを図ることが可能です。
24時間365日対応している
FBAに納品をすると、Amazonが24時間365日代行して配送業務も行います。
つまり出品者では対応が難しくなりやすい「土日」「GW」「年末年始」なども、Amzonが代わりに配送など対応をしてくれるので、販売チャンスを失うこともありません。
また「いつでも買える」というのは、購入者からの評価も高くなりやすい傾向にあり、売上を伸ばしていくことにもつながります。
24時間対応できるのは、店舗販売にはないメリットですよね。
カート取得率UP
FBAを利用すると、カートを獲得する可能性が上がる傾向にあります。
「FBA」と「出品者出荷」が同じ商品、同じ金額で出品している場合は、FBA出品者がカートを獲得できるようになっており、購入率も大幅にアップするでしょう。
Amazonで本格的にビジネスを行うならばカートの獲得は必須のため、カートを取得するためにFBAを利用する方もいます。
ただ、評価数や売上などカートを取得する条件は複雑で厳しいため、あくまで「カートを取得しやすい傾向にある」程度で覚えておきましょう。
ちなみに「そもそもカートってなに?取得って言われても…」という方は「Amazonカートボックス獲得の4つの要素が公開!」を参考にしてくださいね。
顧客からの信頼度が上がる
FBAを利用すると商品ページに、
- primeマーク
- Amazon.co.jpからの発送
という表記になります。
Amazonでショッピングをしたことがある方ならわかると思いますが、発送者が「Amazon.co.jp」だと購入者は安心します。
またprimeマークが付いている商品は「通常配送が無料」「決済から配送までの期間が1〜2営業日」であることを意味するため、顧客にとって買いやすい商品です。
顧客にとって買いやすい商品ならば購買転換率はアップします。
つまり売上アップとなるため、こちらもFBAを利用するメリットと言えるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
FBA出荷にはメリットが多数ある一方、状況によってはFBAを利用したことが原因で「儲からない…」という事態になる可能性もあります。
そのためFBAを利用しても利益を確保できるのか、FBAのメリットがデメリット(手数料)よりも価値があるかを考えた上で、FBAを検討しましょう。
とは言っても…
「FBAを利用した方が良いのか本当にわからない」
「価格設定をどうすればいいかわからない」
と悩む事業者の方もいると思います。
そんなときは、ぜひ一度そばにへお問合せください!
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また、そばにではAmazon出品者へ向けて「コラム」を多数執筆しているので、ぜひ他の記事も参考にしてくださいね。
大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。