AmazonのFBAは儲からない?手数料が利益を圧迫する理由と5つの対策

FBA

FBA利用で儲からない理由とその対処法を解説します。

「FBAの手数料が高くて利益が減っている…」「FBAを利用したいけど手数料が心配…」

今回は上記の悩みを解決する記事です。

FBAで儲からない原因のほとんどは、配送代行手数料と在庫保管手数料を織り込まないまま販売価格を決めてしまうことにあります。裏を返せば、手数料の構造を理解して価格と在庫を管理できれば、利益は十分に確保できます。

FBAは出品者にとって便利なサービスですが、デメリットがあることも忘れてはいけません。

こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」です!

本記事では、FBAを利用して儲からない理由/FBAで儲からないときの対策/FBAを利用するメリット、という3つのテーマについて分かりやすく紹介します。

我々株式会社そばには、Amazon通販支援者数600社以上の実績があり、それらの知見を基に解説するのできっと参考になるはずです。

ぜひ、最後までご覧くださいませ!

確認したいポイント

結論

詳細

FBAで儲からない理由は?

配送代行と在庫保管の手数料

この2つに販売手数料が加わり、利益より経費が上回ると1点売るごとに赤字になる。

儲からないときの対策は?

価格・サイズ・在庫回転の見直し

価格改定や梱包の縮小、在庫回転率の改善で手数料を圧縮し、販売数を増やして負担率を下げる。

それでもFBAを使う価値は?

手間削減とカート獲得の効果

作業工数の削減、24時間365日の出荷、カート獲得率と信頼度の向上が手数料に見合うかで判断する。

この記事でわかること

  • FBAを利用すると儲からないと言われる理由を理解できる
  • 配送代行手数料や在庫保管手数料が利益に与える影響を把握できる
  • FBAで儲からないときに見直すべき対策を整理できる
  • FBAに向いていない商品や運用上の注意点を理解できる
  • FBAを利用するメリットと導入判断の考え方を把握できる

▶ 利益が残る価格設計を一緒に考えます|そばにのAmazon支援サービス一覧紹介資料をダウンロードする

AmazonでFBAを利用すると儲からない?

そもそもFBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)というのは、Amzonが出品者の代わりに「商品の在庫保管・発送・クレーム対応」を行うサービスです。

FBAは多くの出品者が活用しており、出品者はめんどうな発送業務をする必要も、家に商品の在庫を保管する必要もありません。

またAmazonで商品を販売するときFBAを利用するとプライムマークがつき、注文後商品がすぐに届くという訴求ができ、購買転換率が上がるなどメリットは多いです。

その一方「FBAを利用したら儲からない」と悩む事業者(セラー)の方も一定数います。

背景には、EC市場の拡大とともに出品者が増え、価格競争が起きやすくなっている事情もあります。経済産業省の調査では、2024年の物販系BtoC-EC市場規模は15兆2,194億円まで拡大しました。

市場が伸びているぶん参入者も増えるため、手数料を織り込んだうえで戦える商品かどうかを見極める重要性は年々高まっています。

出典:経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(https://www.meti.go.jp/press/2025/08/20250826005/20250826005.html)

それではなぜFBAを利用すると儲からないのか、次章から見ていきましょう。

利益改善の対策:Amazon運用代行サービスはこちら

FBAを利用して儲からない理由

結論として、FBAを利用するときは手数料が発生するためです。

FBAを利用するときにかかる手数料は、

  • 配送代行手数料
  • 在庫保管手数料

上記2つが代表的で、この手数料がFBAの最大のデメリットとも言えます。

ではそれぞれどのくらいのコストがかかるのか、次章から見ていきましょう。

今回はFBAを利用して「スーツケース」を配送するときの配送代行手数料と在庫保管手数料をチェックします。

ちなみにFBAの手数料をチェックするときは「FBA料金シュミレーター」が便利で、セラーアカウントを持っていなくても使用可能です。FBA料金シュミレーターで調べたい商品を検索して登録すると、それぞれの手数料が分かります。

①配送代行手数料

一つ目の手数料が「配送代行手数料」で、Amazonが購入者の元へ商品を届けるときにかかるコストです。

今回のスーツケースの例では「出荷費用」が該当し、1,020円と表示されています。結構高いですよね…。

配送代行手数料は商品のサイズ区分と重量で決まるため、大きく重い商品ほど1点あたりのコストが跳ね上がります。低単価かつ大型の商品は、そもそもFBAと相性が悪いと考えたほうがよいでしょう。

②在庫保管手数料

在庫保管手数料というのは、Amazonの倉庫へ商品を置くときにかかる手数料です。今回の例では「326円」となっています。

仮に上記スーツケースを販売したときの利益が「300円」しかなくて、手数料が「326円」かかっているならばシンプルに赤字ですよね。

さらに在庫保管手数料は保管されている限り日にちに応じて加算され、サイズによっても金額は異なります。そのため在庫保管手数料が利益を圧迫し、結果的に「FBAが儲からない」と悩む方もいます。

一方自ら出荷するのであれば、商品を保管する場所は家や会社内になると思うので、在庫保管手数料がかかることは通常ないでしょう。

注意したいのは、配送代行手数料が「売れたときだけ」発生するのに対し、在庫保管手数料は「売れていなくても」発生する点です。売れ行きを読み違えて大量に納品すると、売上ゼロのままコストだけが積み上がります。

③販売手数料も加わる

先ほどの配送代行手数料と合わせると「1,346円(326+1,020)」かかり、さらに販売手数料もかかります。上記のFBA料金シュミレーションを見ると販売手数料は609円なので、合計で1,955円です。

つまり上記のスーツケースをFBAで販売するなら、最低でも1,955円以上の利益が必要となります。

シンプルなことですが1つの商品につき「利益<経費(手数料)」ならば赤字になるため、利益確保ができないとFBAで儲からない可能性は高くなります。

FBAで発生する費用を整理すると、次のようになります。「持っているだけでかかる費用」がある点が、自己発送との最大の違いです。

費用の種類

発生タイミング

利益への影響

配送代行手数料

商品が売れたとき

サイズ・重量で決まり、大型商品ほど負担が重い

在庫保管手数料

保管している間(毎月)

売れなくても発生し、10〜12月は割高になる

長期在庫追加手数料

保管が271日を超えたとき

滞留在庫が多いほど利益を圧迫する

販売手数料

商品が売れたとき

カテゴリー別に売上の5〜15%程度

返送/廃棄手数料

在庫を引き上げるとき

処分にも費用がかかるため早期判断が重要

手数料の詳しい金額はAmazon手数料|出品プランからFBAまで解説で確認できます。

▶ 赤字商品を洗い出したい方へ|そばにへ無料で相談する

手数料以外のデメリットは2つ

上記で紹介した手数料がFBAの最大のデメリットですが、他にも「2つ」デメリットがあります。

それぞれカンタンに紹介するので、ぜひ参考にしてください。

商品の状況確認ができない

FBAを利用して一度Amazon倉庫へ発送した商品は、一度手元に戻すために「返送」を行わないと商品状態を確認できません。

つまり商品を確認したい場合「一度FBAから商品を手元に戻す」→「商品状態を確認し、再度Amazon倉庫へ納品する」という工程が必要です。

デリケートな商品の場合、定期的に商品状態をチェックする必要があるため、ガラスなど繊細な商品の場合FBAには向いていない可能性は高くなります。

FBAに納品できない商品もある

また、FBAの利用対象外の商品もあります。たとえば、

  • 常温保存できないもの
  • 危険物
  • 輸送が禁止されている商品
  • 医薬品
  • 金、プラチナ、銀

など他にも利用できない商品は多数あるため、詳しく知りたい方は「FBA出品禁止商品の詳細」をチェックしてください。

さらに「食品」は「賞味期限が60日以上でないとFBA納品不可」という条件もあります。

このようにFBAを利用できない商品があることも、FBAのデメリットと言えるでしょう。

仕入れてから納品できないと分かると、在庫を抱えたまま自己発送に切り替える手間が発生します。仕入れの前にFBAの納品可否を確認しておくことが、余計なコストを防ぐ第一歩です。

それではFBAで儲からないときはどのような方法で解決すれば良いのでしょうか?次章から対策を詳しく紹介するので、参考にしてください。

FBAで儲からない時の対策法

FBAで利益が出ないときにやるべきことは、大きく「1点あたりのコストを下げる」か「販売数を増やして手数料の負担率を下げる」かの2方向です。

ここでは、実際の支援現場でも効果が出やすい5つの対策を順番に紹介します。

①商品価格を見直す

もっとも即効性があるのが価格の見直しです。手数料を差し引いた手残りがいくらになるかを、FBA料金シミュレーターで1点ずつ確認しましょう。

その際、値上げによって売れなくなることを恐れて据え置いてしまうケースが多いのですが、赤字のまま売り続けるより、数十円の値上げで黒字化するほうが事業としては健全です。

カート価格の相場から大きく外れない範囲で、まずは100円単位の調整から試してみてください。

②商品サイズと梱包を見直す

配送代行手数料はサイズ区分で決まるため、外装や緩衝材を見直して寸法を数センチ縮めるだけで、区分が1段階下がることがあります。

区分が下がれば1点あたり数十円から数百円のコスト削減になり、出荷数が多い商材ほど効果は大きくなります。

納品前に実寸を測り、区分の境界ぎりぎりの商品がないかを確認しておきましょう。

③在庫回転率を上げて保管手数料を抑える

在庫保管手数料は保管日数に比例して増え、271日を超えると長期在庫追加手数料まで発生します。

納品数量は「何日で売り切れるか」から逆算し、回転の遅い商品はセールや広告で早めに動かすことが基本です。

在庫の健全性は在庫パフォーマンス指標(IPI)で確認できます。詳しくはAmazon在庫パフォーマンス指標(IPI)とは?をご覧ください。

逆に在庫を絞りすぎると在庫切れで販売機会を失うため、Amazon出品者向け|在庫切れの対策法&対処法もあわせて確認しておくと安心です。

④低単価・大型商品は自己発送やセット販売を検討する

販売価格が低い商品は、固定的にかかる配送代行手数料の割合が大きくなり、どうしても利益が残りにくくなります。

この場合は自己発送に切り替える、複数個のセット販売にして単価を引き上げるといった打ち手が有効です。

大型商品も同様で、サイズ区分が上がるほど手数料は跳ね上がります。商品ごとにFBAと自己発送のどちらが有利かを比較し、定期的に見直しましょう。

⑤販売数を増やして手数料の負担率を下げる

手数料の多くは料率やサイズで決まっているため、削減できる幅には限界があります。同じ手数料を払いながら販売数を伸ばすほうが、利益額へのインパクトは大きくなります。

商品ページの画像や説明を改善して転換率を高め、広告で流入を増やす。この2つが揃うと、1点あたりの利益は薄くても総額では十分な利益が残ります。

広告の使い分けはAmazonスポンサー広告とは?メリデメや運用のコツも解説!、検索順位の上げ方はAmazonのSEO対策方法を徹底解説!で解説しています。

FBAのいろいろなサービスをつける

ラベル貼付サービスや梱包準備サービスなど、FBAには任意で追加できるオプションがあります。

これらは手数料が増える一方、納品不備による追加費用や作業時間を減らせるため、自社で対応するコストと比較して有利なほうを選ぶという判断が大切です。

出荷数が少ないうちは自社対応、増えてきたらオプションを使うといった切り替えも現実的です。

▶ どの対策から着手すべきか知りたい方へ|そばにへ無料で相談する

FBAを利用するメリット

ここまで紹介したとおり、FBAの最も大きなデメリットというのは「手数料」です。

逆にFBAを利用するメリットは複数あります。ここから紹介するメリットとデメリット(手数料)を天秤にかけて、メリットに価値を見出せなければ「FBAを利用しない」という選択肢を取っても良いと思います。

作業の手間が減る

記事冒頭で説明したとおりFBAとは、Amzonが出品者に代わり「商品の在庫保管・発送・クレーム対応」を行うサービスです。

出品者はAmazon指定倉庫(フルフィルメントセンター)へ納品するだけで良く、注文管理・出荷・梱包作業などをする必要はありません。

クレーム対応に加えて返品作業などのアフターサービスもAmazonが代行するので、出品者の作業の手間は大きく減ります。

取扱商品が増えてもFBAを利用すれば人件費を抑えることができ、少人数でも売上アップを図ることが可能です。

手数料だけを見ると割高に感じますが、自社で梱包・発送・問い合わせ対応を行う人件費と比較すると、実質的なコスト差は小さくなるケースも少なくありません。

24時間365日対応している

FBAに納品をすると、Amazonが24時間365日代行して配送業務も行います。

つまり出品者では対応が難しくなりやすい「土日」「GW」「年末年始」なども、Amzonが代わりに配送など対応をしてくれるので、販売チャンスを失うこともありません。

また「いつでも買える」というのは、購入者からの評価も高くなりやすい傾向にあり、売上を伸ばしていくことにもつながります。

24時間対応できるのは、店舗販売にはないメリットですよね。

カート取得率UP

FBAを利用すると、カートを獲得する可能性が上がる傾向にあります。

「FBA」と「出品者出荷」が同じ商品、同じ金額で出品している場合は、FBA出品者がカートを獲得できるようになっており、購入率も大幅にアップするでしょう。

Amazonで本格的にビジネスを行うならばカートの獲得は必須のため、カートを取得するためにFBAを利用する方もいます。

ただ、評価数や売上などカートを取得する条件は複雑で厳しいため、あくまで「カートを取得しやすい傾向にある」程度で覚えておきましょう。

カートを取得できていない状態では、どれだけ在庫を持っていても売上にはつながりません。獲得条件はAmazonカート獲得とは?獲得率を上げる方法や確認方法を解説!で解説しています。

顧客からの信頼度が上がる

FBAを利用すると商品ページに、primeマーク/Amazon.co.jpからの発送、という表記になります。

Amazonでショッピングをしたことがある方ならわかると思いますが、発送者が「Amazon.co.jp」だと購入者は安心します。

またprimeマークが付いている商品は「通常配送が無料」「決済から配送までの期間が1〜2営業日」であることを意味するため、顧客にとって買いやすい商品です。

顧客にとって買いやすい商品ならば購買転換率はアップします。つまり売上アップとなるため、こちらもFBAを利用するメリットと言えるでしょう。

FBAの仕組みや手数料の全体像はFBA(フルフィルメント By Amazon)とは?でも詳しく整理しています。

FBAを使うべきか判断する3つの基準

最後に、自社商品でFBAを使うべきかどうかを判断するための考え方を整理しておきます。

感覚ではなく、次の3点を数字で確認することが大切です。

手数料を引いた手残りがプラスかどうか

まずはFBA料金シミュレーターで、販売価格から配送代行手数料・在庫保管手数料・販売手数料を差し引いた金額を確認します。

ここがマイナスであれば、そもそもFBA以前に価格か商品選定に問題があります。

自己発送にかかる人件費と比較して安いかどうか

自己発送は手数料こそかかりませんが、梱包資材費・送料・作業時間という見えにくいコストが発生します。

1件あたりの作業時間に自社の人件費単価を掛けて比較すると、FBAのほうが安いケースも珍しくありません。

在庫を何日で売り切れるかどうか

保管日数が長くなるほど在庫保管手数料は増え、271日を超えれば長期在庫追加手数料も発生します。

過去の販売実績から回転日数を算出し、90日以内に売り切れる数量を目安に納品すると、保管コストは大きく抑えられます。

出品にかかる費用全体を見直したい方はAmazonへの出品費用・手数料はどのくらいなの?も参考にしてください。

▶ FBAを使うべきか判断できない方へ|そばにのAmazon支援サービス一覧紹介資料をダウンロードする

FBAの利益改善は「株式会社そばに」へご相談ください

FBAで儲からない原因は、価格設定・商品選定・在庫管理・集客のどこかに必ずあります。ただし、どこがボトルネックになっているかを自社だけで特定するのは簡単ではありません。

そばには600社以上のAmazon実績を積み重ね、その実績が認められAmazonジャパン合同株式会社とも共同セミナーを複数開催しています。

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赤字商品の洗い出しから価格の再設計、在庫計画の見直しまで一貫してサポートが可能です。現状をお聞かせいただければ、優先して着手すべき施策を整理してお伝えします。

まとめ

いかがだったでしょうか?

FBA出荷にはメリットが多数ある一方、状況によってはFBAを利用したことが原因で「儲からない…」という事態になる可能性もあります。

そのためFBAを利用しても利益を確保できるのか、FBAのメリットがデメリット(手数料)よりも価値があるかを考えた上で、FBAを検討しましょう。

ポイントは、手数料を「避けるもの」ではなく「織り込むもの」として扱うことです。価格・サイズ・在庫回転の3点を管理できれば、FBAは利益を圧迫する存在ではなく、売上を伸ばすための仕組みになります。

とは言っても…「FBAを利用した方が良いのか本当にわからない」「価格設定をどうすればいいかわからない」と悩む事業者の方もいると思います。

そんなときは、ぜひ一度そばにへお問合せください!

◆お電話・WEBからのお問い合わせはこちら

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