【最新版】Amazonのオートターゲティングとは?効果的な運用方法から設定方法まで解説!
「Amazonのオートターゲティングって何?」
「売上アップにつながるの?」
こんなことを思っていませんか?
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です。
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Amazon広告のターゲティング方法の一つであるオートターゲティング。
とても便利な方法ではありますが、オートターゲティングだけで十分な売上アップにつなげるのは難しいと言えます。
この記事では、そんなオートターゲティングのメリット・デメリットを踏まえて、売上アップにつなげる活用方法について解説します。
なお、我々そばには、食品卸売企業の売上を3年で5,000万円、伸び率2,400%を達成した実績があります!
これまでに培ってきた経験と知見をもとにお伝えしますので、きっとお役に立てるはずです。
目次
Amazonのオートターゲティングとは?
オートターゲティングは、Amazon広告の一種「スポンサープロダクト広告」で実施できるターティング方法です。
オートターゲティングという名称の通り、広告商品に類似したキーワードや関連商品を自動的に計算してくれます。
そのため、ご自身でキーワード検索を行う必要がありません。
また、幅広いキーワードが選定されるので、多くのユーザーへ露出できるのがポイントです。
スポンサープロダクト広告とは?どこに表示される?
ちなみにスポンサープロダクト広告は、スポンサーブランド広告やスポンサーディスプレイ広告などのAmazon広告の一種で、検索キーワードに連動して表示されるクリック課金型広告です。
下記画像のように、検索結果一覧と商品詳細ページに掲載されます
【検索結果一覧】
【商品ページ詳細】
広告に表示される画像やテキストは、出品情報から自動で取得し生成されます。
そのため、広告主が設定する必要はありません。
スポンサープロダクト広告については、そばにが提供する以下の記事で詳しく解説していますので、そちらもチェックしてみてください!
🔗Amazonスポンサープロダクト広告とは?運用方法やその効果の指標についてまとめます。
Amazonのオートターゲティングを利用するメリット・デメリット
では、ここからはAmazonオートターゲティングのメリットとデメリットについてお伝えします。
オートターゲティングの利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
メリット
まずはメリットについてご紹介します。
メリットとして挙げられるのは、以下です。
- 広告運用のスキルや知見がなくても実施できる
- 広告審査がないため、出稿のハードルが低い
- データ収集に役立てられる
では、一つずつ見ていきましょう!
1. 広告運用のスキルや知見がなくても実施できる
オートターゲティングは、広告商品に類似したキーワードや関連商品を自動で計算してくれます。
そのため、広告運用を開始したばかりの方でも利用しやすく、十分なスキルや知見がなくても実施できる方法です。
2. 広告審査がないため、出稿のハードルが低い
そして、広告審査がないこともメリットの一つです。
広告に表示される画像やテキストは、出品情報で登録した内容が使用されるため審査が不要となります。
そのため、出稿のハードルが低く、審査を待たずすぐに出稿できるのがポイントです。
3. データ収集に役立てられる
またオートターゲティングでは、幅広いキーワードが選出されるのが特徴です。
そのため、より幅広いユーザー層に露出できる可能性があります。
どのキーワード・どの関連商品で反応が良かったのかといった、データ収集に役立てるととても効果的です。
デメリット
一方で、デメリットは以下のことが挙げられます。
- オートターゲティングのみでは頭打ちになってしまう
- 売上に全く関係ないキーワードで露出してしまう場合もある
それぞれについて見ていきましょう!
①オートターゲティングのみでは頭打ちになってしまう
オートターゲティングは、Amazonが自動的にキーワードを選出し広告掲載してくれるので、業務負担も少なく知識や知見がなくても運用できます。
しかし一方で、実際のインプレッション数やユーザーの行動などデータに基づいた戦略的な広告運用には適していません。
そのため、初めのうちは成果につなげられても、ある程度の売上規模まで到達すると頭打ちしてしまうケースが多いようです。
Amazonでの広告運用のポイントは、購入見込みの高いユーザーに対して適切に広告を表示させることにあります。
ですから、ある程度広告運用のデータを収集できたら、そこから分析・解析を行い戦略的な運用を行なっていくことが大切です。
②売上に全く関係ないキーワードで露出してしまう場合がある
オートターゲティングでは、ユーザーニーズと一致しないキーワードが選出されてしまうケースがあることもデメリットの一つです。
なぜなら、Amazonによって自動で選出されるキーワードは、関連商品や類似キーワードを基に選出されるのであって、実際のトラフィックデータやユーザーの行動タイプを基に選出されているわけではないからです。
オートターゲティングは、自分では思いつかなかったキーワードを発掘できるメリットもありますが、一方で効果のないキーワードが選出されてしまうリスクもあるということを覚えておきましょう。
オートターゲティングの実施手順
オートターゲティングの概要やメリット・デメリットについて把握できましたら、次はオートターゲティングの実施手順を見ていきましょう!
オートターゲティングの設定方法は、とても簡単です。
スポンサープロダクト広告のキャンペーン設定のターゲティング項目にて、「オートターゲティング」を選択すればOKです。
オートターゲティングを実施したい方は、ぜひ参考にしてください。
①セラーセントラルから広告キャンペーンマネージャーを選択
②「キャンペーンを作成」を選択
③「スポンサープロダクト広告」を選択
④ターゲティングの項目で「オートターゲティング」を選択
⑤デフォルト入札単価を入力
このデフォルト入札単価は、広告1クリックに対する支払い可能額(クリック単価)です。
実際のクリック単価は、入力した価格より安くなります。
その他の入力事項を埋めて、広告を開始すると設定は完了します。
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オートターゲティングを売上アップにつなげる活用法
では、ここからはオートターティングを売上アップにつなげる活用法について解説します。
うまく活用するポイントとしては、オートターゲティングによってデータ収集を行いある程度広告運用にも慣れてきたら、マニュアルターゲティングへ移行していく流れがおすすめです。
そのためにここでは
- 入札戦略を状況に応じて細かく調節する
- 収集データをマニュアルターゲティングに活かす
の2点についてお伝えしていきます。
①入札戦略を状況に応じて細かく調節する
一つ目は、「入札戦略を状況に応じて細かく調節する」ということです。
これは、オートターティングを実施する時の大切なポイントです。
入札戦略を実行することで、データ収集と売上アップにつながるとともに、広告運用に慣れていけます。
スポンサープロダクト広告には、「動的な入札」と「固定額入札」の大きく分けて2種類の運用方法を利用でき、戦略的な価格調整を行えます。
具体的には、以下の3種類の運用に分かれます。
入札運用 | 内容 |
動的な入札-ダウンのみ | 販売につながる可能性が低い場合に、入札額を引き下げる |
動的な入札-アップとダウン | 販売につながる可能性が低い場合は入札額を引き下げ、販売につながる可能性が高い場合は入札額を引き上げる |
固定額入札 |
販売につながる可能性に関わらず、入札を変更しない |
おすすめの方法としては、以下の手順で運用することです。
- 「動的な入札-ダウンのみ」を選択:
・販売につながりにくいキーワードにコストをかけることを防止するため - 「動的な入札-アップとダウン」へ切り替え:
・売れるキーワードに対してコストを掛けられるようにするため。・入札額が引き上げられることで平均クリック単価の高騰が予想されるため、デフォルト入札額を下げるなどの対応も必要
・売上とコストのバランスの良い入札額を見つけるのがポイント。
- 売上の動向を見て入札戦略を切り替える:
・売上の増減やクリック平均価格の高騰などのデータを見ながら、売上と入札額のバランスが良い入札戦略へ調節する
上記のようにして、入札戦略を売上やコストのバランスを考えながら調節していくのがおすすめです。
収集データをマニュアルターゲティングに活かす
次は、オートターゲティングで収集した関連商品や類似キーワードにおける広告運用データを基に、マニュアルターゲティングを実施していきましょう。
マニュアルターゲティングでは、掲載する関連商品ページや検索キーワードをご自身で設定することが可能です。
販売につながる可能性の高い関連商品ページや検索キーワードにフォーカスすることで、さらなる売上アップと運用データを手に入れられます。
Amazonの商品ページの転換率を上げる方法
Amazonの売上を上げるためには、広告運用はもちろんのこと、ユーザーが実際に商品を閲覧する商品ページも重要です。
広告によってアクセスを集めても、商品ページが魅力的でなければ、せっかくの売上アップの機会を逃してしまう可能性があります。
そのため、広告運用と並行して、商品ページの転換率を上げることにもフォーカスすることをおすすめします。
そばにが提供する以下の記事で、Amazonにおける転換率を上げる方法を解説していますので、併せてチェックしてください!
🔗【転換率UPがカギ!】ECサイトで転換率を上げる方法!Amazonにおける方法まで解説!
Amazonでの売上を効果的にアップさせたいなら運用代行もおすすめです!
この記事では、Amazonのオートターゲティングについて解説しました。
オートターゲティングは、幅広いキーワードで広告掲載でき、十分な知識や知見がなくても手軽に広告運用を行えます。
また、商品ページへのアクセスを獲得するとともに、データ収集を行う上でもとても役立つ機能です。
しかし、せっかくアクセスを集められたとしても、広告商品に対する需要の高いユーザーを獲得ができなければコストだけがかかってしまいます。
また、需要の高いユーザーを獲得できても、肝心の商品ページが魅力的でなければ売上アップの機会を損失してしまうこともあるでしょう。
株式会社そばにのAmazonアカウント運用代行とは?
そこで、ここではそばにが提供するAmazonアカウント運用代行についてご紹介します。
以下が、弊社が提供するAmazonアカウント運用代行の内容です。
これまでに培ってきた経験や知見をもとに、分析・戦略立案・SEOの最適化・最適な商品ページの作成などを行い、貴社の売上を最大化いたします。
さらに、弊社のAmazonアカウント運用代行では広告運用代行も提供しています(月予算50万円まで)。
広告運用をプロに委託できることに加えて、広告の効果と広告運用における知見を深められます。
とは言っても、文章でお伝えするだけでは信用性が低いかと思いますので、弊社の実績について少しご紹介させてください。
食品関連企業様の売上を2年弱で7400万に!伸び率191%達成
弊社のとあるクライアント様のアカウント運用代行を行った実績です。
契約段階では、3,877万円だった売上を2年弱で7,400万円/月、伸び率191%を達成しました。
実は、これだけ大きな比率で売上が伸びることは、それほど珍しいことではありません。
アカウント運用代行を利用した途端に、売上が急激に上がるケースは多く見られます。
効率的に売上を上げていきたいという方は、ぜひAmazonアカウント運用代行も選択肢の一つとしてご検討ください。
現在そばにでは、Amazon物販に関する無料相談を承っております。
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コンサルティング・運用代行・広告運用のサービスや事例に関する質問/相談はこちら↓
※設定や手続きなどのご不明点はこちらからテクニカルサポートにお問い合わせください。
※お電話からのお問い合わせは初めに一次受付にてご対応となります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では、Amazonのスポンサープロダクト広告におけるオートターゲティングについてご紹介しました。
オートターゲティングは、広告運用の取っ掛かりとしてデータ収集・売上アップにおすすめの方法です。
ただし、オートターゲティングだけでは、目標売上に到達できないケースも考えられます。
そのため、ある程度広告運用に慣れてきたら、マニュアルターゲティングも並行して行うのがおすすめです。
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なお、そばにではLINE公式アカウントにてAmazonの広告運用における有益情報をはじめ、売上アップのノウハウや知っておきたい情報などを日々発信しています。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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