初心者必見!Amazonの出店方法をイチから解説します
たくさんあるECサイトの中でも、特に出店数が多いと言われるAmazon。
また利用者も世界的にたくさんおり、Amazonを利用して海外へ商品を販売することもできます。
ビジネスチャンスがたくさんあるので「Amazonを利用して出店しよう」と考える方も多いでしょう。
また、Amazonの出店審査はそこまでキビしくありません。そのため、はじめてECサイトで商品を出品する方にもオススメです。
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そこでこの記事ではAmazonで出店する方法を紹介します。
記事内では出店をするときにひつようなものを説明し、じっさいの手順もあわせて紹介します。
記事の後半からはAmazonで出店するときの「よくある質問」にも回答するので、ぜひ最後までご覧ください(^^)
それでは始めていきましょう。
Amazon出店に必要なものって?
Amazonで出店するときは、下記の書類を用意しましょう。
- 本人確認書類
- 取引明細書
本人確認書類
運転免許証・パスポートをはじめとした「本人確認書類」です。
上記画像にも書いてあるとおり、マイナンバーカードは本人確認書類とはなりません。
取引証明書
次の書類が「180日以内に発行された取引証明書」です。
取引証明書とは、通帳・クレジットカード明細書・残高証明書などを指します。
どれか一つを提出すれば良いので、すべて提出するひつようはありません。
本人確認書類・取引証明書が手元にあれば、自宅・社内にてAmazonの出品者アカウントの登録ができます。
※ネット環境もひつようです。
Amazon出店の手順を解説!
Amazon出店のためにひつような書類を用意すれば、あとは手順に沿って登録をするだけです。
下記の3つを登録することで、Amazonへ出店ができます。
- 出品者アカウント
- 個人情報
- 銀行口座
それぞれ一つずつ見ていきましょう!
出品者のアカウント
まずは「出品者アカウント」の登録です。
通常のお買い物アカウントとは別個のものなので、注意してください。
「Amazon出品用アカウント登録手順(Amazon公式サイト)」をクリックすると、下記の画面へ飛びます。
出品用のアカウントを持っていなければ「さっそく始めるボタン」を、すでにもっている方は「セラーセントラルにログイン」から進めてください。
アカウントを作るときは、メールアドレスとパスワードを設定するので用意しておきましょう。
個人(会社)情報
次に入力するのが個人情報で、下記の項目を入力します。
- 会社所在地
- 電話番号
- 請求可能なクレジットカード
その他の細かい個人情報も入力するので、画面の指示にしたがって入力していきましょう。
店舗名
登録をするときに重要な項目の一つが「店舗名」です。
ユーザーは店舗名を見て「何を売っているのか」を判断するケースも多いです。
そのためにもユーザーにとって分かりやすく、商品とリンクした店舗名をつけることが大切!
スマホケースを販売するお店ならば「スマホケース専門店そばに」など、ユーザーが安心して購入できる店舗名をつけましょう。
※じっさいの会社名・屋号をつけるひつようはありません。
口座情報
出品した商品の売上が上がったときのために「銀行口座の登録」もします。
上述した「個人情報の登録」のときにクレジットカードを登録していますが、銀行口座の登録もひつようです。
Amazonカタログへの商品登録
個人情報・店舗名・銀行口座の登録が終われば、いよいよ出品です。
Amazonでの出品はとてもカンタンなので、一度覚えてしまえば操作も楽々です。
一方Amazonと同じECサイト「楽天市場」は、インターネットに店舗を作るので、操作がややムズかしい印象があります。
Amazonは商品を出品するだけなので、フリマアプリの出品方法と似ています。
Amazonで出品する方法
Amazonで出品することを「カタログへ商品登録をする」と言い、手順は下記のとおりです。
- セラーセントラル
- カタログ・商品登録
- 商品名を検索
- 出品する
- 保存して終了
「セラーセントラル(出品者の管理画面)」へログインし、「カタログ・商品登録」から商品名を検索します。
出品する商品とおなじ商品が見つかれば、そのまま出品して保存です。
ここで大事なのが「③商品名の検索」です。
誰も販売したことがない商品であれば、当然検索結果には出ません。
Amazonでまだ販売されていない「オリジナル商品」を出品するときは、すこし大変です。
商品画像・紹介文章などの商品ページを自分でつくるひつようがあるためです。
オリジナル商品を出品するときは少し大変ですが、ほかにライバルがいないのでメリットも多い商品と言えます。
Amazon出店でよくある質問は?
Amazonで出店する方法がわかったところで、次に紹介するのが「よくある質問」です。
Amazonで出店するときに浮かびやすい疑問をまとめて回答するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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①Amazonで出店するメリットとは?
Amazonでは「出店・出品」がカンタンなのもメリットですが、他にも4つのメリットがあります。
- 費用が安い
- Amazonブランドで集客ができる
- 入金サイクルが早い
- サイト作成スキルがなくても出店できる
次章からそれぞれ説明していきます。
費用が安い
Amazonでは、出店費用が安く設定されています。
上記のとおり、大口出品でもかかるコストは毎月4,900円(+販売手数料)です。
※小口出品と大口出品の違いは、後述します。
一方楽天を見ると、安いプランでも19,500円/月です。
比較してわかるように、Amazonでは出店コストが安く設定されています。
だからと言って「楽天がNG」ということではありません。
Amazonでは商品ごとにページを作るのに対し、楽天ではお店単位でページを作ることが可能です。
それぞれ特徴がある中で「出店コスト」だけを比較すれば、Amazonがお得ということになります。
大口出品と小口出品
大口出品と小口出品の違いは、下記のとおりです。
大口出品 : 商品の出品・販売がどんなに多くなったとしても、月額4,900円
小口出品 : 1商品が売れるたびに、Amazonへ100円を支払う
カンタンに説明すれば上記のとおりです。
そのためどちらを選ぶべきかは、毎月どのくらいの商品を販売するかです。
毎月50点以上の商品を売る予定
→大口出品
毎月50点以下の商品を売る予定
→小口出品
もし小口出品で毎月50個の商品を売り上げると、Amazonへ5,000円(100円×50個)を支払います。一方大口出品ならば、月額4,900円とお得です。
50個以上の売上が見込めるならば、大口出品がオススメとなります。
Amazonブランドで集客ができる
次のメリットが「Amazonブランド」です。
2021年12月に発表された調査によると、Amazonの月間利用者は4,729万人です。
これだけおおくのユーザーが集客されているAmazonでは、ビシネスチャンスも増えます。
一方、独自ドメインでECサイトを開店すると差別化できますが、集客がムズかしいケースも。
Amazonブランドを利用し、まずはAmazonで出店することを検討する方も多いです。
参考記事:ニールセン、デジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートによる オンラインモールのサービス利用状況を発表
入金サイクルが早い
Amazonで得た売上は、14日サイクルで入金されます。
ほとんどのECサイトは「月末締め〜翌月末入金」なので、Amazonの入金サイクルは早いと言えます。
引当金に注意
Amazonでは引当金が設定されます。「引当金」とは緊急時にAmazonが使うお金で、売上の50%が引当金になるのが一般的。
緊急時とは、購入者が返品をしたときなど問題が起きたケースです。
その場合Amazonが引当金を利用して、購入者へ商品の返金をします。
逆に問題が起きなければ、引当金は次の振込日に入金されるのが通常。
たとえば「10万円の商品を売上」の場合「振込額:5万円」「引当金:5万円」です。問題が起きなければ、次の振込日に5万円が振り込まれます。
じっさいの売上金額と異なる金額が振り込まれたときは、引当金のケースが高いです。
サイト作成スキルがなくても出店できる
ECサイトを一から作ると、HTMLをはじめとした専門的な知識がひつようです。
しかしAmazonでは専門的な知識は不要です。
そのため、初めてインターネットで商品を出品する方にとってもメリットと言えるでしょう。
②出店審査の日数は?
Amazonではカンタンな出店審査があり、出店の申し込みをしてから「2〜3営業日」で結果が出ます。
最長でも3日後には審査結果がメールで送付されるでしょう。
また、AmazonはECサイトの中でも審査が通りやすいと言われます。
ただし出店後の「顧客対応・商品品質」にはキビしい傾向です。
Amazonはユーザーファーストを目指す企業なので、ユーザーに対して誠実な対応が求められます。
③:個人でも出店できるの?
結論から言うと、個人事業主でも出店できます。
法人の場合は「登記簿謄本」、個人の場合は「本名・屋号」を登録します。
ほかに大きな違いはないので、個人の方が出店しても問題ありません。
④FBAとは?
Amazonの出店について調べると「FBA」と言う言葉も聞くことが多いでしょう。
FBAとはAmazonが出品者に代わって「商品の保管・注文処理・返品対応」をするプログラムです。
F手数料はかかりますが、業務の効率化・購買率アップにつながります。
出品者がFBAを利用していれば、商品が売れたときに梱包&配送をする手間がかかりません。
送り状の登録も不要で、時短になります。
そしてFBAを利用するメリットの二つ目が、プライムマークです。
FBAを利用することで、販売商品に「✓prime」というマークが付きます。
このマークがついている商品だと「Amazonプライム会員」ユーザーは、お急ぎ便・お届け時間指定便を利用することが可能です。
つまりプライムマークがつことで、ユーザーが買いやすい商品になります。
結果、購買率アップの要因にもなるでしょう。
Amazonで売上を拡大したいときは、FBAに登録することをオススメします。
>FBAに登録する
ちなみにFBAへ登録をしなくてもプライムマークをつける方法があります。
詳しくは「Amazonマケプレプライムとは?メリット・デメリットを解説します。」をチェックしてくださいね。
またFBAについてもっと知りたい方は「Amazon新規出品者必見!FBAのメリット・デメリットとは?」が参考になります。
⑤相乗り出品って?
Amazonで出店・出品をすると「相乗り出品」という言葉を聞くことがあります。
先に言っておくと、相乗り出品をされると売上にマイナスの影響が出やすくなります。
カンタンに言うと、複数の出品者がおなじ商品を出品することが相乗り出品です。
複数の出品者がいるので、ライバルが多くなります。ライバルが多くなれば、売上にもマイナスの影響が出やすいです。
ユーザーが別のライバルから商品を買うかもしれません。
そのため相乗り出品されない状態を作ることが大切です。
相乗り出品をされないためにも…
オリジナル商品を出品したり、商標権を取得するなどの対策が有効となります。
オリジナル商品であればマネされにくい(=相乗り出品されにくい)です。
また出品した商品に「商標権」を持つことで、ほかの出品者はおなじ商品を出品することができない形になります。
もし自社で販売する商品が「オリジナル商品」「Amazonではまだ出品されていない商品」ならば、相乗り出品対策がひつようです。
早めに手を打つことで、売上増加の要因になります。
⑥海外にも販売出来る?
グローバルなAmazonだからこそ、海外へ出店することも可能です。
Amazonでは「グローバルセリングプログラム」を、JETRO(日本貿易振興機構)とおこなっています。
日本にいながら海外向けへ出品でき、グローバル展開を目指す事業者にオススメです。
世界中のAmazonユーザーへ商品を届けることができ、巨大なマーケットへ参入することが可能となります。
Amazonで出品できる国は「グローバルセリングの対象地域」から確認してください。
アメリカ・オーストラリアをはじめ、スペインやシンガポール・インドにも出店ができます。
ただ、世界のAmazon市場で出品するためには、別途「セラーアカウント」の取得がひつようです。
セラーセントラルの管理画面から「在庫」→「グローバルセリング」の順番で登録しましょう。
海外向けではありますが、登録方法・出店方法は日本のAmazonと同じような流れです。
注意点としては「税金」です。セラーアカウントを登録するとき「税金関連情報」を入力し、「日本で納税する」という内容で登録しましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
今回はAmazonで出店する流れと、出店をするときにひつようなものを紹介しました。
また、Amazon出店でよくある質問にも回答したので、参考にしてくださいね。
Amazonの良さとして出店審査のスピードと、カンタンに出品ができる点です。
初めてインターネットで商品を販売する方にもオススメです。
また、世界へ自社商品を販売したい事業者にもオススメのECサイトとなっております。
ぜひAmazonで出店を検討してはいかがでしょうか?
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。