Amazon長期休暇設定でアカウント健全性を守ろう!
ゴールデンウィークや年末年始など、Amazonで出品している方は「長期休暇」を取ることもあると思います。
もし「自己配送」で出品している方は、必ず「長期休暇設定」を行なってください。
設定をしないと後々大変なことになる可能性があるためです!
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そうならないためにもこの記事では、
- Amazon長期休暇設定をしないとどうなるか
- Amazon長期休暇設定の概要
- 設定の方法と注意点
- Amazon長期休暇設定の解除方法
を中心に記事を紹介します。
休暇中を安心して過ごしたい方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
Amazon長期休暇設定をしないと?
Amazonで長期休暇の設定をしないと大変なことになります。
それが発送遅延。
長期休暇している状態ならば、注文を受けても商品の発送はできませんよね。
つまり「出荷遅延」が起こる可能性が高いです。
出荷遅延率が高くなれば、最悪「出品・アカウント停止」など重いペナルティを受けることも。
さらにせっかく注文したのに商品が届かないとなれば、
- 注文キャンセル
- 低レビュー投稿
につながることはもちろん、発送に関するお問い合わせも急激に増加しているでしょう。
このように長期休暇を設定しないと、久しぶりにセラーセントラルを開けたとき顔が真っ青になる可能性があります。
負の連鎖が「これでもか!」というほどに続きます。
そうならないように、下記からAmazon長期休暇設定について詳しく見ていきましょう。
Amazon長期休暇設定とは?
Amazon長期休暇設定の概要
「Amazon長期休暇設定」をするときは、
- Amazonの出品ステータスを休止する
- リードタイムを変更する
と、二つの方法があります。
極端な例ですが、休暇がいつ終わるかわからない場合は「Amazonの出品ステータス」を休止に変更した方が良いでしょう。
逆に休みが1週間など決まっているならば、リードタイムを変更する方が良いと思います。
どちらを設定しても売上は下がる可能性はありますが、発送遅延のリスクをなくす方が先決です。
まずは「Amazonの出品ステータス」を休止する方法を紹介します。
Amazon長期休暇設定のやり方
「出品ステータス」を休止にする方法
「セラーセントラル>設定>出品用アカウント情報」の順番で進めます。
①「休止設定」ボタンをクリック
出品ステータス横にある「休止設定」を選択します。
②「停止中」に変更
「有効」になっていると思うので、「停止中」に変更し、保存。
上記で完了です。
もしFBAを利用している方が上記設定を行うと、出品者出荷になっている商品のみが非表示になります。
休暇中も購入者メッセージは返信要
もし出品者が休暇中だとしても、購入者からのメッセージには24時間以内に回答する必要があります。
出品者は休みでも、購入者の購買活動は続きます。
そのため出品者の方は、最低でも1日1回はセラーセントラルを確認しましょう。
購入者からamazonを通して連絡が来たタイミングで「長期休暇のお知らせ」をしても良いと思います。
リードタイムを変更する方法
もし出品者が休暇中にも注文を受け付ける場合は、リードタイムを変更しましょう。
たとえば休暇が「5日」あるとしたら、購入者に「6日後に発送していくね」と伝える必要があります。
とはいっても口頭で伝えても意味がないので、リードタイムを変更します。
リードタイムとは出品者が発送するまでの期間。
もし6日後に配送できることが確実なら、リードタイムも「6日後に配送する」と設定を変更します。
長期休暇設定(リードタイムの変更)をするときの方法は2つ。
「手動」か「在庫ファイル」です。
商品数が少なければ手動、多ければ在庫ファイルで一括変更する方法です。
それぞれ方法を紹介していきます。
手動で変更する方法
まずは「セラーセントラル」のトップページへログインしましょう。
①在庫管理をクリック
次に「在庫>在庫管理」の順番で進めます。
②詳細の編集をクリック
商品ごとのステータスが表示されるので、右側にある「詳細の編集」をクリックしましょう。
③出荷作業日数に変更する数値を入力
「詳細の編集」をクリックした後は「出品情報タブ」を選択。
すると下記の画面になるので、「出荷作業日数」に数値(1〜30)を入れます。
数値を入れるときは、注文を受けてから出荷するまでの日にちですが、余裕をもって入力しておきましょう。
④保存して終了
入力終わったら、最後に下へスクロールして「保存して終了」を押して完了です。
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在庫ファイルで一括変更する方法
リードタイムを変更する商品が10個以内なら、手動でも問題ないと思います。
しかしたくさんある場合は、手動で変更するのも大変です。
その場合は在庫ファイルから一括で変更しましょう。
①在庫ファイルの準備
まずは「セラーセントラル>アップロードによる一括商品登録>在庫ファイルをダウンロード」の順番で、該当カテゴリーの在庫ファイルをダウンロード。
②必要事項を在庫ファイルへ記入
ダウンロードした在庫ファイルで、
- リードタイムを変更する商品のSKU
- 現状の在庫数
- 出荷作業日数の項目に設定するリードタイム
をそれぞれ入力。
ちなみに「現状の在庫数」については、「セラーセントラル>在庫>出品レポート」からダウンロード可能。
また、もう一つ注意点があります。
「アップデート・削除」の項目に「PartialUpdate」と入力しておきましょう。
間違えて「Upadate」と入力すると、未入力の箇所も更新されてしまいます。
③テキスト形式でファイルを保存
必要項目の入力が終わったら、次に保存です。
保存をするときは「名前をつけて保存>ファイル形式(テキスト/タブ区切り)>保存」の順番で行いましょう。
④在庫ファイルをアップロード
最後に在庫ファイルのアップロードです。
「セラーセントラル」に戻って、「在庫>アップロードによる一括商品登録」の順番で進めます。
次に「在庫ファイルのアップロード」を選択。
その後、先ほど保存した在庫ファイルをアップロード。
処理レポートの形式は「Excel」を選択し、「アップロード」をクリックします。
ここまでが在庫ファイルを利用して一括変更する方法です。
慣れてくるとカンタンですが、最初は「エラー」表示されることもあります。
エラー表示だとアップロードされていない状態です。
そのため「アップロードステータス」を確認し、エラーになっていないかも確認しましょう。
Amazon長期休暇設定の注意点
Amazon長期休暇設定をするときは、下記4つの点に注意です。
- 土日を除く営業日で計算
- 出品レポートから抽出は不可
- リードタイムの入力値について
- リードタイム変更タイミング
それぞれカンタンに見ていきましょう。
土日を除く営業日で計算
Amazonのリードタイム計算は、原則「土日を除いた営業日」で計算します。
ただし、土日も出荷対応している方は注意。
その場合配送設定の「週末出荷」で土日部分が有効になっている可能性が高いです。
有効になっていると「土日を含んだ営業日」でリードタイムが計算されるので注意しましょう。
出品レポートから抽出は不可
残念ながら、出品レポートから現在設定しているリードタイムを抽出することはできません。
すべて同じリードタイムに設定していれば問題ありません。
ただ、出品している商品のリードタイムがそれぞれ異なる場合、現在のリードタイムを記録しておくことが必要です。
休暇中のリードタイムから、通常のリードタイムへ戻すときにも必要になります。
リードタイムの入力値について
リードタイムを入力するときは、「出荷作業日」項目に「1〜30」の数値を入れます。
それぞれ入力する数値ごとに、商品ページに表示される項目は異なります。
下記は出荷作業日の数値と在庫状況のメッセージを対比した表(一部)です。
出荷作業日 | 表示される在庫状況のメッセージ |
1 | 在庫あり |
4 | 通常3〜4日以内に発送します。 |
5 | 通常4〜5日以内に発送します。 |
15 | 通常2〜3週間以内に発送します。 |
30 | 通常1〜2ヶ月以内に発送します。 |
上記のとおり、出荷作業日の数値が大きくなれば「在庫状況のメッセージ」に表示される発送までの時間も長くなります。
リードタイム変更タイミング
リードタイムを変更しても、すぐに反映されません。
もし変更前のリードタイムの出荷作業日が「1」の場合、休みに入る前日の「締め時間14時までに変更」する必要があります。
※amazonの長期休暇を設定するときは「出荷作業日:1」の他に「マケプレプライム・お急ぎ便」対象の場合も含まれます。
Amazon長期休暇設定の解除方法
解除するためには、逆のことを行います。
「Amazonの出品ステータス」を「停止中」にした方は、「有効」に戻します。
リードタイムを変更した方は、もう一度通常のリードタイムに戻す作業が必要。
そのため、通常のリードタイム設定を記録しておきましょう。
まとめ
Amazonで出品している方も人間ですから、休むときもあるでしょう。
その場合は、今回紹介した「長期休暇設定」を行なっておく必要があります。
もし設定を忘れてしまうと、前述のとおり大変です。
せっかく楽しい旅行から帰ってきて、久しぶりにセラーセントラルを見たら低レビューの嵐になっている可能性もあります。
楽しかった旅行の思い出も、おそらく消え去ってしまいます。
そうならないように必ず設定しておきましょう。
とはいっても、
「長期休暇設定がこれで合っているか不安」
「長期休暇設定をしたけど、気になって休みどころではない」
という方もいると思います。
その場合は、Amazon運用を代行する会社へ依頼した方が良いと思います。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。