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【セラー向け】Amazonの代引き設定の方法やメリデメまで徹底解説!

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【セラー向け】Amazonの代引き設定の方法やメリデメまで徹底解説!

Amazonでお買い物をすると、さまざまな支払い方法があります。

代引き」もその一つ。

代引きを利用してお買い物をしたい方も一定数おり、出品者が「代引き設定」をすることで新規顧客獲得などメリットも多数。

しかし一方で、デメリットもあります。

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そこでこの記事では、

  • Amazonの代引き設定とは?
  • 代引き設定のメリットとデメリット
  • 代引き設定の方法
  • 代引きテロの概要と対策

を中心に紹介します。

とくに最後の「代引きテロ」について知っておくことは、出品者にとってかなり大事です。

ぜひ最後までチェックしてくださいませ!

Amazonの代引き設定とは?

Amazon代引き設定の概要

商品を購入して「代引き(代金引換)」を支払い方法で選ぶと、商品を受け取るときに代金を支払うことができます
代金の一部をAmazonポイントで支払って、残りの代金を現金で払うなども可能。

とは言っても出品者が購入者の家までいってお金をもらうことはできないので、代わりに配送業者が商品代金の回収を行います
また、代金引換ではなくコンビニで商品代金を支払うことも可能。

購入者から代金を回収するのは出品者の責任
さらに、代金引換で商品が購入された場合、出品者は「代金引換手数料」を支払う必要があります

後述しますが「代金引換手数料」という項目があるために、「代引きテロ」という悪質行為が横行しています。

複数注文すると代金引換手数料はどうなるの?

セラーとして出品する場合はあまり気にしない点ですが、念の為こちらの質問にも回答しておきます。

それが「ユーザーが複数の商品を購入すると、1商品につき手数料がかかるのでしょうか?

回答は「選択する発送オプションによって異なる」となります。

できる限り商品をまとめて発送

購入者が「できる限り商品をまとめて発送」を選択すると、荷物の数にかかわらず330円の手数料がかかります。

準備ができた商品から順に発送

購入者が「準備ができた商品から順に発送」を選択すると、商品1つにつき330円の手数料がかかる仕組みです。

Amazon代引き設定のメリット・デメリット

Amazonで代引き設定をするメリットは、下記4点です。

  • 新規顧客の獲得につながる
  • 購入者の不安を解消できる
  • 注文数が増加する可能性がある
  • カゴ落ちを減らせる

それぞれ次章から、カンタンに紹介していきましょう!

新規顧客の獲得につながる

Amazonを利用しているユーザーの中で、

  • クレジットカードを持っていない
  • クレジットカードを使いたくない

というニーズにこたえることができます。

ユーザーの中には、カード情報を入力するのが怖いと思う方も一定数います。
そのような方は、支払い方法を「代引き」にすることが多いでしょう。

また、もし「支払いは代引きでお買い物をしたい」というユーザーがいて、いざECサイトを見たら「代引きは不可」と書いてあったら…。
別のECサイトで商品を探す方も多いと思います

代引きを設定することで、ユーザーに「使えるんだ!」と思ってもらえる可能性が高く、
間接的ではありますが新規顧客の獲得につながるでしょう。

購入者の不安を解消できる

Amazonでクレジットカードを使ってお買い物をすると便利です。

しかし購入者は先にお金を支払い、その数日後に商品が届きます。
そのため「ほんとうに届くのかな…」と不安になることもあるでしょう

一方代引きならば、商品とお金は同時交換です。
不安に思うこともないため、購入者の不安を解消することも可能。

注文数が増加する可能性がある

「Amazon出品コーチ」からも、代引き設定をすることで

  • 注文増加率:「9.9%」
  • 売上成長率:「8.2%」

上記の効果が期待できるとしています。

数値として結果が出ているため、代引き設定をすることで注文数・売上が増える可能性は高いです。

カゴ落ちを減らせる

カゴ落ちとは、ユーザーがショッピングカートに商品を入れたまま購入に至らないケースです

ネットで何か買ったことがある方であれば、なんとなくわかると思います。
商品をクレジットカードで買うと、さまざまな情報を入力する必要がありますよね。

カード番号や有効期限など、わざわざカードを確認しないといけません。
しかし代引き引き換えを設定していれば、購入者はカード情報を入力する手間がかかりません。

言い換えれば購入までの面倒な作業を省くことができ、カゴ落ちを減らすことが可能

デメリット

メリットがあればデメリットもあります。

代引きを設定するデメリットとしては、

  • 手数料が高い
  • 利用者も手間がかかる
  • 代引きが好まれないケースもある
  • 受取拒否が起こる可能性

上記4点が挙げられます。

手数料が高い

代引きの手数料は原則「330円/1回」で、出品者が負担します。

もし10回の取引を行うと、単純計算で3,300円になる可能性も。

知らないうちに大きな負担となることが考えられます。

利用者も手間がかかる

代引きの場合、購入者は「家でお金を用意して、運送会社を待っている」必要があります。

一部の運送会社ではクレジットカードで代引きの支払いはできますが、現金払いが一般的。

お金を用意して在宅していないといけないので、購入者にとってもデメリットでしょう。

代引きが好まれないケースもある

感染症の影響もあるため、玄関先で顔を合わせるのに抵抗がある方もいると思います

また、女性の一人暮らしなどの場合も「外に出て知らない人の対応するのはなんか嫌だな…」と思う方も多いはずです。

さらにダイエット商品など、面と向かって渡して欲しくないと思うケースもあるでしょう。

上記のようなシーンでは、代引きが好まれないこともあります。

受取拒否が起こる可能性がある

もしユーザーが代引きで商品を購入しても、商品の受け取り拒否をすればお金は支払われません

この場合でも出品者は「代引き手数料」を支払う必要があります。

もし本当に不要となってしまった、連絡がつかないなどの場合は仕方ありません。

しかし、中にはわざとたくさん商品を購入し、受け取り拒否をする購入者が一定数います。

この辺りは後述の「代引きテロ」で詳しく紹介しますが、出品者は余計なコストを支払う可能性もあります。

Amazonの代引き設定の方法は?

ここまで代引きのメリット・デメリットを見てきました。

代引きを設定することで新規顧客が増えるなどが期待でき、売上面だけを見れば設定した方が良い機能と言えます。

そこでここからは、Amazonで代引きを設定するときの、

  • 利用条件
  • やり方

を中心に見ていきましょう。

Amazon代引き設定の利用条件とは?

「代引き設定」を利用するためには、

  • 大口出品者であること
  • 代金引換利用規約に同意すること

上記2つが条件です。

ちなみに「大口出品ってなに…?」という方は、「Amazonの大口出品と小口出品の違いとは?」を参考にしてくださいね。

もう一つの条件は「代金引換利用規約」に同意すること。

すべての規約内容を書くと大変な量になるのでポイントをまとめると、

  • 代金引換決済を使いたいならこの規約に同意してね
  • Amazonはとつぜん代金引換決済の利用を取り消すこともあるよ
  • 出品者が代引きのお金を回収できない、購入者が商品の受取拒否をしてもAmazonは責任を負わないよ

と言ったことが書かれています。

ほかにも規約は多数あるため、必ず「代金引換利用規約」をチェックし同意できるか確認してください。

上記2つの条件をクリア・理解したところで、次章からは代引き設定のやり方を画像付きで紹介します。

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Amazon代引き設定のやり方は?

方法はかなりカンタンです。

まずはAmazon「セラーセントラル」へログイン。
次に右上の「設定>出品用アカウント情報」の順番で進めます。

「支払い情報」の「支払い方法の設定(コンビニ払い/代金引換)」をクリック。

「支払い情報」の「支払い方法の設定(コンビニ払い/代金引換)」をクリック。

この段階で先ほど紹介した「大口出品」「代金引換利用規約」の条件をクリアしていると、「代金引換を有効にする」ボタンが表示されています。

チェックを入れて、「送信」ボタンを押せば完了です。

チェックを入れて、「送信」ボタンを押せば完了です。

結構カンタンに設定できますが、絶対おさえておくべき注意点を以下で紹介していきますので、必ず読んでください!

【重要】Amazon代引き設定の注意点とは?

代引き設定をしたとき、もっとも気をつけることは「代引きテロ」です。

そもそも代引きテロというのは、

代引きで商品をわざと大量に購入し、

その後受け取り拒否や宛先不明などと理由をつけて、

繰り返しキャンセル・返品すること

です。

たとえば1万円の商品を100個購入しても、その後受け取り拒否をされてしまえば、また商品が戻ってくるということです。

「代引きテロ」の特徴としては、

  • 同じ時間帯に複数回「代引き」で注文が入っている
  • 同じ商品に複数回「代引き」で注文が入っている

となります。

「でも商品が戻ってくるならまあいいんじゃね?」と思うかもですが、そうでもないんです。

Amazonの「FBAで代引き注文をして、出荷後に注文キャンセル」をされた場合…。
Amazonの出品者は1件の代金引換につき手数料(330円〜)を支払う必要があるためです

(参考)

代金引換の手数料は、330円です。出品者側で変更することはできません。(引用:amazon seller central

1件だけなら数百円の手数料ですが、もし100回同じことをされたら見過ごせないコストがかかります。

何もしていないのにお金を取られるという、かなり悪質なものです

これに対して、Amazonは有効な対策をアナウンスできていません。
Amazonへ相談してもあまり意味がないので、自分で対策をするしかありません。

代引きテロを防ぐ方法

代引きテロを防ぐには、代引きさせないようにすることです

一つ目の対策は「代金引換」を無効にしておくことです。

もう一つは「最大注文個数を設定」しておくこと。
代引きテロは同じ取引を何度も繰り返す悪質な行為です。

しかし一度に購入できる注文数を「10」にしておけば、代引きテロをしたくても10個までしか商品は買えません。

裏を返せば「10個」までは商品購入できてしまうので、完全な対策とは言えませんが…。

また、そもそも自己配送で販売すれば代引きテロを回避することが可能。
理由はカンタンで、代引きテロは「FBA出荷」の場合がほとんどのためです

しかしこれだけではすべての代引きテロを防いだわけではありません。

というのは、FBFA倉庫にある商品はAmazonが提供するすべての決済が使用できるためです
つまり代引きも使用できてしまいます。

FBA商品の「代引き」を無効にする方法

FBA商品の代引きを無効とするには、商品ごとの設定が必要です。

まず「在庫>在庫管理>詳細の編集」の順番で進めます。

まず「在庫>在庫管理>詳細の編集」の順番で進めます。

次に、支払い方法のオプションの「代金引換」設定のチェックを外しましょう。

すると、FBA商品であっても代引きの注文はできなくなります。

ただ、上記の設定はある程度販売実績が必要。まだ表示されていない場合は、販売量を増やしていくことが先決です。

代引きに対応していない商品もある

たとえば、

  • Kindle本
  • デジタルミュージック
  • アプリ
  • プライムビデオ
  • ダウンロードゲーム

など、デジタルコンテンツはamazonで代金引換(代引き)はできません。

代引きは宅配業者が商品を持ってきて、お金を支払うことです。

商品がデジタルの場合は、宅配業者が来ないので利用はできません。

代引き手数料に注意

先述もしましたが、ユーザーが「代引き」を利用すると出品者は手数料の負担をする必要があります。

そのため、利益から手数料を引くことになります。

代引きを設定することで売上は増える可能性がありますが、利益率が低い場合は注意が必要です。

まとめ

Amazonで代引きを設定することで、売上はもちろん新規顧客の獲得などメリットはあります。

しかし先述のとおり、代引きテロに巻き込まれる可能性も
その場合は、すぐに代引きの設定を無効にすることが大切です。

このようにメリットとデメリットがハッキリとあるため、運営方針を元に代引き設定をするかどうかを決めましょう。

とは言っても…

代引き設定をした方がいいかわからない…

代引きの設定方法があまりわからない

という方もいると思います。

そんなときは、Amazon運用を代行する会社へ依頼することも一つの手だと思います。

代引きの設定などは、あくまでAmazon出店のおまけです。
もちろん大事ではありますが、もっと大事なのは売上・利益を最大化すること。

代引きの設定や代引きテロなどトラブルに巻き込まれると、大事な商品開発や販売にも悪影響を及ぼします。

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そうならないためにも、私たち「そばに」へ相談していただけないでしょうか?

「そばに」には、セラーで活躍しているプロが多数在籍。
代引きの設定など、Amazonの運用をトータルでサポートすることが可能です。

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監修者紹介

佐藤 秀平

代表取締役 CEO

大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。

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