【2022年最新】Amazon「ベンダー」と「セラー」とは?
「Amazonでのベンダーとセラーの違いがわからない!」
「ベンダーとセラーとは何?どっちがいいの?」
そんなお悩みを持つ方はぜひこの記事をお読みください!
この記事では、ベンダーとセラーとは何か、それぞれの違い、どの出品者様がベンダーとセラーに向いているのかなど、例を用いて詳しく解説していきます!
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Amazonで販売する際にはベンダーとセラー、それぞれに向いている出品者様がおられるので、この記事でしっかりとご自身がどちらが向いているのかを見極めましょう!
なお我々株式会社そばには過去のコンサルティングをした企業様で、伸び率360%、2年で月商3600万円を売上げた実績があり、その知見を基に今回は解説していこうと思います!
Amazon出品の「ベンダー」と「セラー」とは?
Amazonでは2種類の販売方法があります。
Amazonに商品を販売してもらうベンダーと、Amazonで自ら販売するセラーの2通りです。
2つともそれぞれに違った特徴・条件があるので実際に一つずつ見ていきましょう。
Amazonのベンダーとは?
ベンダーとは、Amazonに商品を卸し、Amazonに販売をお任せすることです。
なので実際に商品を買ってもらう相手はAmazonになります。
また、ベンダーとして出品するにはAmazonから招待してもらうことが必須となっております。
Amazonから招待を受けるための条件は以下の通りです。
- Amazon カテゴリランキングの上位の商品を販売している店舗であること。
- 世間的認知度が高い人気ブランドであること。(人気ブランドの判断基準はAmazonの独自の基準による。)
このようにベンダーとしてAmazonで商品を売るためには、以上の条件を満たす必要があります。
Amazonのセラーとは?
セラーとは、Amazonといったプラットフォームを借り、メーカーや販売業者・個人が直接商品を販売することです。
商品を買ってもらう相手はAmazonユーザーになります。
招待制のベンダーに比べて条件のハードルが低いため、お手軽に出品が可能となっております。
また、セラーには下記の2つの出品形態で出品することができます。
・大口出品
大口出品は、自社商品があり中規模から大規模の出品を考えている方におすすめの出品形態です。
在庫ファイルを使用した一括の商品登録やビジネスレポート、注文レポートをダウンロードすることが可能となっており、分析・顧客管理に優れております。
しかし、商品の出品や販売の有無に関わらず月額登録料(税別4,900円)がかかるので、価格面で注意が必要です。
・小口出品
小口出品は、お試しでAmazonに商品を出品してみたい方におすすめの出品形態です。
月額費用は発生せず、1商品が購入されるたびに発生する基本成約料100円と、販売手数量を支払うだけで出品をすることができます。
しかし各種レポートのダウンロード・一括の商品登録が不可能であることや、出品できるカテゴリも制限されているので、月に50点以上の商品を販売したい方には不向きの形態となっております。
大口、小口出品を詳しく知りたい方はそばにが詳しく解説した記事があるのでぜひご覧ください!
🔗Amazonの大口出品と小口出品の違いとは?
ベンダーとセラーの違いって?
ベンダーとセラーの大きな違いは、一度Amazonに売ってAmazonがお客様に売るか、Amazonの場所(サイト)を借りて出品者がお客様に売るかです。
例えると、ベンダーは農家の方(Amazon出品者)がスーパー(Amazon)などに卸して(売って)、お客様が購入するという流れに対し、
セラーは、ショッピングモール(Amazon)が販売する場所を提供し、そこに出店する人(Amazon出品者)がお客様に直接販売するという流れとなっております。
料金形態も異なっており、各月額利用料は下記の通りです。
- ベンダー:0円(販売手数料なし)
- セラー(大口出品):税別4,900円+販売手数料
- セラー(小口出品):販売手数料+基本成約料(1商品販売毎に税込100円)
販売手数料に関して、セラーはカテゴリによって料金が決まりますが、ベンダーは販売手数料が一切かかりません。
料金だけ見ると固定の手数料が発生しないベンダーがお得に見えますが、定価よりも安値でAmazonに卸しているため、総合的に売上を見て利益が取れているかどうか判断することが大切です。
「ベンダー」「セラー」それぞれのメリット・デメリットって?
販売形態や特徴が違うベンダーとセラーですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。それでは1つずつ見ていきましょう。
ベンダーのメリット
1.利益計算の簡略化
Amazonに商品を卸すだけで、掛け率を引いたあとの利益額が確定するので、返品等が発生した際にも簡単に利益計算を行うことができます。
2.運用の省略化
Amazonに商品を卸した後は、販売・発送・顧客との取引を全てAmazon側が行ってくれるので、手間がかかることなく運用することができます。
3.販売量の増加が見込める
ベンダー・セラーの商品販売率を比較すると、同一価格で販売していたとしてもセラーよりベンダーの方が販売率が高いことが多いです。
また商品はAmazonが買い取ってくれるので、在庫リスクがないこともメリットです。
もし同じ価格で販売するならベンダーの方が有利でしょう。
4.カートボックス確率が上がる
ベンダーとセラーでカートの獲得状況を比較すると、ベンダーの方がセラーよりもカートボックス確率が上がる傾向にあります。
この時点でベンダー側にアドバンテージがあるので、こういった点も加味しましょう。
ベンダーのデメリット
1.Amazonからの招待が必要である
ベンダーを利用するためには、Amazon側から招待される必要があるので、誰でも登録できるわけではありません。
前もって招待条件を確認しておきましょう。
2.Amazonからの注文が止まる可能性がある
Amazonに卸した商品の売れ行きが良くなかったり、売れていない期間が長くなってしまった場合は、Amazonからの発注が止まるケースがあります。
そのため状況に応じて、売上を上げるための施策(広告運用や商品ページの改善等)を行わなければいけないパターンもあり得ます。
3.卸価格でAmazonに商品を提供しなければならない
ベンダーは、Amazonに対して卸価格で商品を提供しなければなりません。
大体の料金相場が小売価格の5.60%程度となっております。
一般のお客様に販売するのと比べて利益にかなり差が出るので、注意が必要です
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セラーのメリット
1.商品を自由に出品できる
セラーは自由に商品を出品できます。
Amazon側の出品許可が必要な商品もありますが、基本的には自由に出品できるので比較的自由度は高いです。
2.自身で販売価格を決められる
セラーはAmazon側に左右されることなく、自身で販売価格を決められます。
利益率等を考慮して最適な価格設定を行えるので、業績アップにもつながりやすいです。
セラーのデメリット
1.利益計算がしにくい
固定料金以外に、販売手数料や配送費用等細かな出費があるので、正確な利益計算をするには少々複雑であることが課題となっております。
2.月額利用料がかかる
セラーには大口商品と小口商品があり、Amazonで売上を上げていくには大半の人が大口商品を選びます。大口商品を選んだ場合に、毎月税別4,900円がかかるので注意しましょう。
ベンダーとセラーどちらが向いてるの?
ベンダーとセラーそれぞれに違った特徴があり、
ベンダーに向いてる人
売れ筋の良い製品・ブランドをすでにお持ちの方で、運用の手間をかけることなく、販売実績を積み上げて成長していきたい方はベンダーを利用すると良いでしょう。
販売するまでに条件をクリアしなければいけないものの、一度商品を卸してしまえばそれ以降の運用はAmazonが行ってくれるので、かなり手間が省けます。
商品の売れ行きが悪いとAmazonからの発注がストップする可能性があるので、その部分だけ注意しましょう。
セラーに向いてる人
新しく開発した商品を自身で戦を等練りながら販売していきたい方や、低コストの投資で商品を販売していきたい方はセラーを利用すると良いでしょう。
販売条件もほぼなく、販売したい商品・価格を自身で決めることができるので、比較的自由に運用することができます。
一方で販売対策をしっかり行わないと商品が全く売れず、利益が取れないといったこともあり得ますので、事前に計画を練るようにしましょう。
まとめ
Amazon出品でベンダーとセラーの特徴やメリット・デメリットを解説してきました!
ベンダー、セラーに向いている出品者様はそれぞれ異なるのでご自身がどちらに向いているか、しっかりとご判断してください!
ただ、中には「セラーで出品したいけど自社だけで売上を伸ばせるかわからない…」「ベンダーで利益を最大化するにはどうしたら…」
と不安な方も多いかと思います。
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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