自社EC立ち上げ4選!ASP・パッケージ・オープンソース・フルスクラッチどれがオススメ?

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自社EC立ち上げ4選!ASP・パッケージ・オープンソース・フルスクラッチどれがオススメ?

自社ECを立ち上げたい!
と思っても、どこから始めたら良いのか…

 

と悩むことはないでしょうか?

 

モール型ECよりも自由にブランディングをしていきたいから自社ECを!と思っても、

自社ECを立ち上げるに当たって、優先したい事項はそれぞれ違いますよね。

 

なので【利便性、資金面、デザイン力、簡単さ】など、
それぞれに特化している構築方法を選ぶ必要があります。

 

今回はECサイトの構築方法を4種類ご紹介していきます!

自社ECを構築する4つの方法

まず自社ECの構築方法は、下記が代表的です。

①フルスクラッチ

②ECパッケージ(CMS)

③オープンソース

④ASP

この4つです。

 

予算から設計の自由度にそれぞれ差があり、必要になる技術力も格段に違ってくるので、特徴をみていきましょう。

 

■フルスクラッチ

フルスクラッチとは、0からECサイトを設計する方法のことを指します。

既存のシステムやプラットフォームなどを使用しないので、デザインから設計まで、一切の制約なしに自社の欲しい条件を兼ね備えたシステムを構築することが可能となります。

細かい受注や在庫・経理システムと連携をさせたりと自社に合った形で作ることができます。

しかし、全て自社開発となるので、プログラミング言語やシステムの知識を理解できていることが求められます。

また、プロに依頼するとその点は解決しますが、莫大な時間とコストがかかるのが難点です。

■ECパッケージ(CMS)

ECパッケージとは、ECサイト構築のベースとなるソフトウェアをパッケージ販売会社から購入し、あらかじめ用意されている機能を基にECサイトを構築することです。

ベースのソフトウェアの上に新たな機能を加えて独自のECサイトを立ち上げられるので、デザインの自由度が高いことが特徴です。土台が出来上がっている分、コストが抑えられるという面も兼ね備えています。

しかし、サーバーの構築などのインフラ面は自分で用意をしなければいけなかったり、バージョンアップや自社独自の機能のカスタマイズなどに細々した手間をかけ続ける必要があります。

代表→EC-ORANGEecbeingnなど

■オープンソース

オープンソースとは、インターネット上で無料公開されているソフトウェアを利用する方法です。

ECパッケージと同様にデザインや機能を加えて独自のECサイトを立ち上げられるので、比較的安価にECサイトを構築することが可能となります。

しかし、サイトの構築やセキュリティ対策、バグへの対処を自社で行わなければいけないので、自社に技術力があることを求められます。

代表→EC-CUBEmagentなど

■ASP

ASPとは1番手軽に低予算で自社ECサイトを構築できる方法です。

また、プロバイダー側がシステムの更新を行うため、自社でアップデートをすることなく常に最新の機能を利用することができます。

従来では「ASPはカスタマイズの自由度が低い」と言われてきましたが、近年では【カスタマイズ可能なASP】が出たことで脚光を浴びています。

低予算で手間も少なく、必要な機能を自由にカスタマイズしたり、テンプレートも豊富にあるので簡単にデザインすることも可能なため、大企業が利用するケースも増えてきています。

代表→BASE(ベイス)STORES.jpなど

 

それぞれの特徴があり、自社の望む形に近いもので構築すると良いでしょう。

フルスクラッチのメリットとデメリット

では、次に各ECサイト構築方法のメリットとデメリットについて説明していきます。

フルスクラッチ

メリット

・自社の体制に合わせたシステム構築が可能

・デザインの自由度が高い

・細かい要件(差別化した売り方)なども盛り込める

・自社開発だからアップデートなどに振り回されない

デメリット

・0から構築しなければいけない

・莫大な時間と予算がかかる

・システムやプログラミング言語への理解が必要

 

ECパッケージ(CMS)

メリット

・専門的な知識や高い技術は必要なし

・簡単に更新作業を行うことができる

・デザインの自由度がある

・コストが抑えられる

デメリット

・選ぶものを間違えると高度な知識を求められる

・インフラ面を自身で用意する必要がある

・ベースしかないので、カスタマイズは自身でしなければならない

 

オープンソース

メリット

・無料でソフトウェアが使用できる

・デザインの自由度がある

・プラグインの導入などで機能追加がカンタン

デメリット

・不具合が起きた時に自社で解決しなければならない

・自社に技術力が求められる

・セキュリティ対策がザル

 

ASP

メリット

・導入までの時間が少なくて済む

・特別なアプリケーションの用意がいらない

・低価格で気軽に始められる

デメリット

・カスタマイズの幅が狭い

・デザインのテンプレートは豊富だが、独自デザインにできない

・独特な配送料や割引パターンなどの設定ができない

 

<まとめ>どんなところを選ぶのが良いのか?

いかがでしたか?

自社ECを立ち上げるにあたってのメリットやデメリットを紹介させていただきました。

 

どれがいいと一概に言えませんが、

カンタンに立ち上げられるという点でランキングにすると…

 

1位 ASP

2位 ECパッケージ

3位 オープンソース

4位 フルスクラッチ

 

という感じです。

 

自社ECは立ち上げたら全てではなく、そのあとの集客・販売に繋げていくために広告運用なども並行していく必要があります。

自社商材と予算感に合わせて選ぶのが良いでしょう。

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→自社ECとモール型ECの違いって?新規出店のメリット・デメリットとは、はこちら

→新規販路はどこが良い?EC3大モール徹底比較(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)Amazon新規出店者向け

監修者紹介

若月 菫

取締役

株式会社 そばに 取締役。
東京都板橋区出身。学生起業でAmazonから越境ECに渡り多角的なモールで自社商品を取り扱い、Amazonのみの売上は1.6億円。
販売事業者として実績を積んだ知識を基にECコンサルティングへと参入。
主にフロントコンサル業務を担当。もともと広告代理店に3年程従事し、化粧品や健康食品系を主とした広告戦略の立案から作成までの知見を活かし、Amazon広告以外にも、Youtuber施策・インフルエンサーマーケティングなどの知識も含めての販売戦略のノウハウで支援を行う。

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