AmazonのSKUって?効果的な設定方法をコンサルが徹底解説!
Amazonで複数の商品を出品するときは、「商品管理」をする必要があります。
理由はカンタンで、商品管理をしないと正確に売上が予測できないためです。
仕入れ時期・仕入れ価格などの情報を管理できないと、月にいくら売上があったかわかりません。
また仕入先がすぐにわからないと、発注業務のタイムロスにもつながります。
効率的に事務作業をするために「Amazon出品者SKU」と呼ばれるAmazon固有の商品コードを活用しましょう。
そこで今回はAmazonのSKUについてを紹介し、設定方法を紹介します。
設定するときに注意するポイントも紹介するので、参考にしてください。
そばにのAmazon支援サービス一覧紹介資料をダウンロードする。
Amazonレビューを増加させ、競合と差をつけたい方必見!
ダウンロードしたい方はこちらからどうぞ!↓
目次
AmazonのSKUとは?
AmazonのSKUとは「出品者が新しく商品を出品したときに設定する商品固有のコード」です。
商品管理番号と呼ばれることもあります。
Amazon公式サイトから「SKU」について説明している文章を引用すると、下記のとおりです。
SKU(商品管理番号)とは、出品者が設定する、商品固有の識別コードです。
SKUは出品者がAmazonに送信するすべての在庫ファイルに含まれていなければならない重要なデータです。
Amazonは、出品者の在庫ファイルのSKUを使って、商品をカタログの該当する商品詳細ページに関連付けます(すでに商品詳細ページがある場合)
詳細は下記のとおりです。
- 在庫ファイル上の全商品に必ず出品者固有のSKUが必要です。
- 半角英数字で最大40文字以内まで入力できます。
- 既存のSKUは変更できません。
- SKUは削除しない限り、カタログに残ります。
- つまり、在庫ファイルの 〝 123 〞 というSKUを 〝 ABC 〞 に変更しても、その変更はAmazonのシステムに反映されません。
- すでに登録済みのSKU情報が記載されている在庫ファイルをアップロードすると、より新しいデータで既存のデータが更新または上書きされます。
(引用:Amazon)
出品している商品が少なければ、SKUの管理はあえてする必要はありません。商品が少なければ、管理ができるためです。
しかし出品数が増えてくると、「いつ出品した商品なのか?」「仕入れ値はいくらなのか?」「どこから仕入れた商品なのか?」など重要な項目を管理する必要があります。
出品日・仕入れ値・仕入先を管理するためにも、SKU設定は大事です。
またSKU設定をすることで、
- 商品管理
- 売上把握
- 売上向上
にも役立ちます。
AmazonのSKU設定方法を解説!
ここからはSKUを設定するときの方法等を解説します。
SKUを設定する方法
SKUはAmazonが設定せず、出品者がみずから設定することができます。
SKUは数字等を使って設定しますが、とくにルールは決まっていません。
そのため、たとえば
- 仕入れ日:2022年1月1日
- 仕入れ値:5,000円
- 仕入れ先:eBay
上記の商品にSKUをつけるときは「20220101-5000e」と書くこともできます。
このときかなりの情報を盛り込んで作成する方もいれば、連番で書く方もいます。
いずれにせよSKUは商品管理や業務効率化のためです。
そのため基本は自分が「仕入れ日・仕入れ値・仕入れ先」が一目でわかる英数字をつけ、あとは自分が入れておきたい情報を追加する形で良いでしょう。
注意!
上記のようにSKU内に仕入れ値を書くと、仕入れ値が購入者にバレてしまう可能性があります。
とくに自己配送の場合、注文書にSKUが記載されてしまうようです。
そのため仕入れ値を秘密にしたい場合は、値段を直に書かないようにしましょう。
もしくは「仕入れ値×2倍」の数値をSKUに記載するなどの対策も有効です。
ちなみにFBA出荷の場合は、特にSKUが購入者へわかることはなく、仕入れ値もバレません。
仕入れ商品にラベリングをする
商品をラベリングしてFBA出荷するときも、SKUの情報は大事です。
Amazonはバーコードシステムです。
FBA納品する商品ならば、一つずつバーコードを商品へ貼る必要があります。
バーコードを貼ることで、追跡できるようにしなければいけません。
商品ラベルがついていないときは、出品者が「出品用アカウント」から印刷して自分でバーコードを貼ります。
もしくはAmazonへ依頼して代わりに貼ってもらうことも可能です。
ただ手数料がかかります。
そのため自分で貼った方がコスト削減になります。
バーコード作成時にもSKU情報は大事なので、覚えておきましょう。
Amazonで出品登録をする
商品SKUはAmazonへ「出品登録」するときに、あわせて登録します。
SKUは「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」「@」等の特殊文字も使用可能です。
特殊文字も活用して、自分にとってわかりやすいSKUをつけましょう。
SKUに「仕入れ日」「仕入れ値」「仕入れ先」がわかる数値を入れることで、確認すればすぐに金額や仕入先が分かります。
商品管理が効率的にできますし、発注作業をするときにも便利です。
ただ、つけるときは商品管理に関係のある情報だけを追加しましょう。
余分な情報をSKUに追加すると、今後入力の手間や管理が面倒です。
また、今後商品が増えたときにも不便です。
SKUはあくまで作業効率を最大化するツールとなります。そのためシンプルにSKUをつけることが大事です。
そばにのAmazon支援サービス一覧紹介資料をダウンロードする。
AmazonのSKU設定の際の注意ポイント
ここからはAmazonのSKU設定をするときの注意点を解説します。
ここまで紹介した内容と一部重なる部分もありますが、大事なので参考にしてください。
SKUに含める情報は極限まで減らす
繰り返しますが、SKUに含める情報は極限まで減らしましょう。不要な項目をSKUに入力すると、管理も大変で分かりづらくなります。
SKUは「作業効率のために利用するツール」であることを覚えおきましょう。
SKUの最大入力文字数は40文字まで
SKUに入力できる文字数は、最大で「半角英数字40文字」までです。
そのため情報を入力しすぎると、入りきらなくなります。
ちなみに全角でも入力はできますが、文字数が少なくなります。
そのためSKUは「半角英数字」で統一しておく方が良いでしょう。
特殊文字は1種類に統一する
SKUで使用する特殊文字は1種類に統一しましょう。
「@」や「-」などを併用して使うことはできます。
もちろん管理できれば2種類以上でも問題ありませんが、わかりづらくなります。
SKUは1つの商品に1つ
SKUは1つの商品に1つだけつけることが可能です。
新しく出品する商品に2つ以上のSKUを書くと、Amazonの規約違反となります。
規約違反になるとAmazonから警告がきたり、最悪アカウント停止の危険があります。
ただ、同じ商品でも「中古品」の場合はまた別です。
中古品によっても品質や商品状態の差が出やすいため、現状は2つ以上のSKUをつけても問題視されていません。
そばにがおすすめのSKUのルールとは?
今回の記事では特別に、Amazonコンサルの弊社「そばに」がおすすめしているSKUのルールをご紹介いたします!
ルールとしては、以下の3つです!
- 商材・大項目・中項目・小項目の順につける
- 他ECモールに出品している場合は統一する
- SKUの頭文字は大文字/小文字で統一
といったカンジです、具体的に見ていきましょう!
①「商材・大項目・中項目・小項目」の順にSKUをつける
具体的には財布>レディース>ワニ革>茶色をそれぞれ英語に変換し、ハイフンで繋げるイメージです!
Wallet-ladies-crocodileleather-brown
大項目・中項目・小項目は自社で管理しやすいように並べると良いです。
②他ECモールに出品している場合は統一する
③SKUの頭文字は大文字/小文字で統一
上記3点を参考にしていただくと納品作業はもちろん、売上管理もとてもスムーズになります!
特に出品点数の多い出品者は、「今後の商品展開やAmazon以外のモールも含めて自社でどのような管理が望ましいか?」を予め考えて作成することをおすすめします!
まとめ
いかがでしょうか?
そばにのAmazon支援サービス一覧紹介資料をダウンロードする。
今回はSKUについての基本的な知識と付け方について解説しました。
SKUをつけるときの注意点もあわせて参考にしてください。
売上に直結することではありませんが、発注処理などの業務が効率的になります。
業務が効率的になることで、間接的に売上を増やすきっかけとなります。
在庫・売上管理に必要な情報をSKUに盛り込み、Amazonでの売上アップを図りましょう!
◆お電話・WEBからのお問い合わせはこちら
Amazon専門の運用スペシャリストによる売上UPをご希望の企業様はお気軽にご相談ください。
コンサルティング・運用代行・広告運用のサービスや事例に関する質問/相談はこちら↓
※設定や手続きなどのご不明点はこちらからテクニカルサポートにお問い合わせください。
※お電話からのお問い合わせは初めに一次受付にてご対応となります。
Amazon運用にお困りなら「株式会社そばに」へご相談ください!
株式会社そばには、Amazonプラチナム・パートナー・エージェンシーで支援実績800社以上!
10年以上に渡り、Amazon専門コンサルティングサービスを展開しております。
私たちの強みは、
・自社でブランド運営からこそ言える再現性が高いノウハウがある。
・自分たちのコストを払い施策を実行し積み上げてきた結果をフィードバックができる。
・多くの支援実績から得られた様々な知見を元に、即効性のある施策をご提案出来る。
少しでもお悩みのある方はそばににお問い合わせください。
◆お電話・WEBからのお問い合わせはこちら
Amazon専門の運用スペシャリストによる売上UPをご希望の企業様はお気軽にご相談ください。
コンサルティング・運用代行・広告運用のサービスや事例に関する質問/相談はこちら↓
※設定や手続きなどのご不明点はこちらからテクニカルサポートにお問い合わせください。
※お電話からのお問い合わせは初めに一次受付にてご対応となります。
大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。