Amazon返品なし返金とは?メリットから設定方法まで徹底解説!
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」です!
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今回は、Amazonの「返品なし返金」機能について解説していきます!
出品者出荷の際、既に開封してしまって再出品できない状態の商品が返品されてしまったなどの、トラブルの経験はありませんか?
「再出品できない商品が返品されるくらいならいっそのこと・・・」
とお思いの方には手間を省ける画期的な機能かもしれません!
この記事では、その「返品なし返金」の概要やメリット・デメリット、設定方法などを詳しく述べていきます!
自己発送している出品者様はぜひ参考にしてください。
なお、我々株式会社そばには、実績が認められAmazonジャパン合同会社様と共同セミナーを複数実施しており、確かな実績からの知見を基に解説していくのでぜひご参考にしてください。
Amazon 返品なし返金とは?
返品なし返金とは、出品者が購入者に対して返品を求めずに返金だけを実行するサービスです。
それぞれの出品者が定めた特定の基準を満たすと、自動的に返品なし返金が実行されます。
そもそも、返品なし返金は、Amazonが出品者の返送費用負担に配慮して考案したシステムです。
出品者出荷の商品が購入者の元へ届き、開封された後に商品の不備・欠陥など何らかの理由で返品されることも少なくありません。
問題なのは、これまでその返送費用を出品者が負担していたことです。
特に、低価格商品の場合は出品者の返送費用負担が大きくなるため、Amazonは出品者の負担を配慮し返品なし返金というサービスを開始しました。
返品なし返金を利用すれば、出品者の返送費用負担を軽減できます。
ただし現時点では、FBAは対象外です。
出品者出荷されている商品のみが対象の機能になることも併せて覚えておきましょう。
Amazon返品なし返金のメリット・デメリット
返品なし返金機能は、出品者にとってメリット・デメリットがあるのでしょうか。
この項目では、より詳しいメリットと反対に考えられるデメリットについて紹介します。
メリット
返品なし返金機能のメリットは以下の3点が考えられます。
- 出品者の返金費用負担が軽減する
- 細かいルール設定が可能
- 海外に出品している商品にも対応可能
それぞれについて解説します。
1.Amazon出品者の返金費用負担が軽減する
前項でも述べた通り返品なし返金を指定することで、商品返送にかかる出品者の費用負担が軽減できます。
商品によっては、返送費用の方が高くつく場合があるため、低価格商品をメインに取り扱う出品者におすすめです。
例えば、食品や日用品などの生活必需品の一部商品、大きいサイズの商品の場合、返送費用の方が高くつく可能性があります。
これらの商品の返送費用を出品者が全て負担していていると、大きな損害を招く恐れがあるのです。
特に食品や日用品などの生活必需品を扱っている出品者にとって、返品の費用負担は大きな不利益となります。
また、これらに関連する商品が開封済みの場合、再び販売できないため購入者に処理してもらった方がお互いのメリットになります。
まだ消費できる商品が余分に手に入ったと感じるユーザーからは、良いレビューをもらえる可能性もあるでしょう。
2.細かいルール設定が可能
返品なし返金は、特定の商品に設定できる便利な機能です。
設定したからといって、出品している全ての商品に対して設定されるわけではありません。
各商品の価格帯やカテゴリ、返品理由などを詳細まで設定することで、購入者による意図的な返品を防ぎます。
具体的には、
- 価格帯
- 〇〇円〜〇〇円
- 商品カテゴリ
- 食品&飲料
- ドラッグストア&パーソナルケア
- ペット
- ファッション&ビューティ
- ホーム&キッチン
- DIY
など、複数を設定可能。
- 返品理由
-
- 商品に、配送中にできた目立った傷や破損がある
- 注文中した商品とは違う商品が届いた
- 間違えて注文した
- 性能や品質が良くない
- 手持ちのアイテムとの互換性がない
- Amazon以外でより安い商品を見つけた
- 商品がしっかりと梱包されていなかった
- お届け予定日までに届かなかった
- 付属品や得点が不足している
- 商品に不具合または損傷がある
- 注文していない商品が余分に入っていた
- 都合により必要が無くなった
- 注文した覚えがない
- サイト上の説明と違った
など、Amazonの場合は自己都合であっても30日以内に返品可能です。他にも60個以上から返品理由を選択できます。
- 返品ウィンドウ
→商品の推定配送日からの日数を設定可能!(5日〜365日)
→これにより、返金費用負担の大きな商品や設定すると困る高額商品などを対象から外すことも可能です。
3.海外に出品している商品にも対応可能
返品なし返金は、海外に出品している商品にも設定可能です。
2021年7月28日以降、海外のAmazonマーケットプレイスに出品しているセラーを対象に、返品なし返金が適用されるようになりました。
海外の購入者から返品があった場合、配送料前払いの返送用ラベル提供の有無にかかわらず、商品金額の合計が1,000円以下で返送先住所が提供されていなければ自動的に返品なし返金が適応されます。
海外からの返品の場合、返品配送料は購入者都合であっても常に出品者の責任になります。
海外のAmazonに低価格帯の商品を出品しているセラーは、これらの取り決めにより返品プロセスを簡略化し、尚且つ返送費用が軽減できるでしょう。
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デメリット
返品なし返金を設定することで考えられるデメリットは次の2点です。
- 悪用されるリスクがある
- 高額商品に設定してしまうと大きな負担になる
それぞれについて以下をご覧ください。
1.注文者に悪用されるリスクがある
返品なし返金機能を意図的に使用するユーザーがいる場合、出品者は大きな損失を被る可能性があります。
価格帯や商品カテゴリ、返品理由、返品ウィンドウなどの設定条件をクリアしていれば、自動的に返金が実行されるからです。
例えば、「商品に不具合または損傷がある」と返品理由を設定した場合、その理由を簡単に悪用するユーザーがいる可能性もあるでしょう。
もちろん、細かい設定が可能なことに加え、購入者側が商品購入時点で返品なし返金の有無を調べることはできません。
しかし、同一購入者による返品なし返金の悪用は考えられますので、条件を設定する際は十分注意が必要です。
また、返品履歴のない事前返金があったなどという事例も発生しています。
わからないことがあれば、我々そばににいつでもご相談ください。
2.高額商品に設定してしまうと大きな負担になる
高額商品に返品なし返金を設定した場合、商品代金に加えて返品費用まで損失を被ることになります。
前述した内容と同じように、悪意あるユーザーによって返品なし返金機能を利用される恐れがあるからです。
そもそも返品なし返金は、商品代金が返品費用以内の場合などを想定し、低価格帯の商品を扱う出品者に配慮したシステムです。
間違えて高額商品に設定してしまうと大きな損失を招くことになるため注意しましょう。
Amazon 返品なし返金の設定方法
この項目では、返品なし返金の設定方法について順番に解説していきます。
①Amazonセラーセントラルにログインし画面右上部の「設定」→「返品設定」をクリックします。
②「返品なし返金」タブをクリックし、「新しいルールの追加」
③新しいルールの追加をクリックし価格範囲・商品カテゴリ(任意)・返品の理由を入力します。
その時点から設定した条件全ての商品に適用されるため、再度確認してから保存をクリックします。
また、ルールを削除する場合、該当ルール→削除をクリックし削除を確定すれはOKです。
ルールを編集する場合は、編集→設定を変更→保存をクリックすると手続きが完了します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
返品なし返金を利用すれば低価格商品の返品費用負担を軽減できます。
いままで低価格商品の返品や交換対応、返品費用負担に苦しんでいた方は、この記事をしっかり読んだ上でぜひ返品なし返金をご利用ください。
ただ、返品なし返金を設定する時間がなかったり、少し設定方法が難しいと思う方もいらっしゃると思います。
そんな時は我々そばにに一度お問い合わせください!
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大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー認定企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
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