【Amazon出品】予約注文を活用して売上最大化を狙え!
Amazonでは「予約注文」の設定ができます。
出品者が予約注文を利用することで、未発売の商品を販売することが可能です。
じっさい世に出る前の商品を販売でき、売上を増やすことも期待できます。
さらにSEO対策の効果も期待できるため、効果的に予約注文を利用しましょう。
しかし予約注文を利用するときは、注意することもあります。もし設定を間違えるとアカウント健全性に影響が出ることも。
そこでこの記事では、
- Amazonの予約注文とは?
- Amazon予約注文を設定するメリット
- Amazon予約注文の設定方法の流れ
- Amazon予約注文をするときの注意点
上記のテーマを中心に紹介します。
じっさいに予約注文の設定方法も画像付きで紹介します。ぜひ参考にしてください。
Amazonの予約注文とは?
下記は、Amazonが公開している「予約注文」の定義です。
「予約注文」:出品時に3日以上先の発売日が設定された商品に入った注文を指します。
冒頭で軽く触れましたが、Amazonではまだ発売されていない「新商品」の予約注文ができます。
そのため出品者は、手元にまだない商品の商品ページを作成することが可能です。
出品者は予約注文を受け付けて、販売日が来たら購入者へ発送するのが「予約注文」の流れです。
下記は出品者が予約注文を利用する条件となります。
- 最低3日以上先、最大365日以内の発売日を設定できる
- おもちゃのカテゴリーは、最大730日以内の発売日を設定できる
- 出品者が出荷するときのみ使用できる
- 書籍は予約注文の対象外
- 大口、小口出品どちらでも使用できる
Amazonの出品者は、最大1年先に発売する商品の「予約注文」設定ができます。
つまり1年に1度だけ発売する「限定品」や「イベント商品」を販売するときにも利用可能です。前もって予約注文で売り先を確保でき、売上の安定につながります。
もちろん前提として、
- 販売することが確定している商品
- 必ず指定した日時までに届けることができる商品
であることも予約注文を利用するときの大切な条件です。
また通常1年以内のところ、おもちゃカテゴリーは最大で730日以内の予約注文設定もできます。
予約注文を利用するときの注意点
まず「書籍」は予約注文の対象外です。
さらにFBA出荷・マケプレプライムでは、予約注文を利用できません。出品者がみずから出荷するときのみ利用できる設定です。
また「購入者は予約注文をキャンセルできる」ことも注意しましょう。
つまり出品者は、購入者が「予約注文」した後にキャンセルされない工夫をする必要があります。
いいかえると「発売日まで待ってでも欲しい!」と思ってもらえる施策です。
方法はいろいろありますが、一つは商品ページの確認です。
商品ページを確認し、ユーザー目線で「情報不足」「不安要素」がないか時間をかけてチェックしましょう。
もしあれば可能な範囲で更新することがオススメです。
ただ、全体的に商品ページを変更するのはオススメしません。
購入者が見たときに「あれ?商品ページが最初と全然違う!」となり、不信感につながる可能性があるためです。
不信感が高まってしまうと、キャンセル注文となるケースもあります。
発売済み商品の再入荷なら「入荷待ち商品の注文」
すでに世に出ている商品で、再入荷をするときは「入荷待ち商品の注文」という設定もあります。
予約注文とは利用条件が異なるため、注意してください。
今回紹介するのは未発売の商品を販売する「予約注文」の設定方法です。
Amazon予約注文を設定するメリットは?
Amazonで予約注文を設定するメリットは、下記のとおりです。
- 発売前の商品をAmazonに掲載できる
- 販売期間を長く設定でき、注文数の増加が期待できる
- SEO対策になる
発売前の商品をAmazonに掲載できる
まだ世に出ていない商品をAmazonに掲載し「予約注文」できるのはメリットの一つです。
販売期間を長く設定でき、注文数の増加が期待できる
冒頭で紹介したとおり、予約注文は365日(おもちゃは730日)先の発売日を設定できます。
予約の販売期間を長く設定することができ、注文数が増えることも期待できます。
SEO対策になる
予約注文から通常の販売へ切り替わっても、販売実績はもちろん残ります。
販売実績が多いと、SEO対策の効果も高まるはずです。
予約注文は「売上」へ直結する施策の一つなので、利用できる方はオススメです。
次章からは、Amazonで予約注文をするときの流れを紹介します。
Amazon予約注文の流れ
ここからはAmazonで予約注文をするときの流れを解説します。
後ほど予約注文の設定方法を画像で紹介するので、この章では流れをカンタンに確認してください。
①「セラーセントラル」にある「在庫管理」タブから、予約注文を始める商品に対して「予約商品の販売開始日(発売日)」を設定します。
②ユーザーが予約注文の商品を買うと、出品者へお知らせの配信がきます。
さらに「セラーセントラル>注文>注文管理」にある「予約注文」のステータスにも含まれます。
③注文確定日になると「セラーセントラル>注文>注文管理」のステータスが「予約注文」→「未出荷」に変更されます。
同時に「注文レポート」へ計上されます。
④購入者が商品の支払いを完了させた後、ステータスが「未出荷」→「出荷準備中」に変わります。
出荷準備中になると、購入者は注文の変更・キャンセルができません。
⑤商品を発送して「出荷通知」を送信します。
⑥出品者の売上金がペイメントに計上され、終了です。
※③の「注文確定日」の計算方法は「注文確定日=発売日 – 注文から出荷の日数」です。
たとえば発売日が「7月20日」、注文から出荷の日数が「5営業日」だとします。その場合注文確定日は、7月15日(7月20日 – 5営業日)です。
次章から画像を利用して、予約注文の設定方法を紹介します。
Amazon予約注文の設定方法
出品者が予約注文をするときは、「セラーセントラル>在庫管理>詳細の編集>詳細」の順番で設定します。
Amazon予約注文の具体的な設定方法
1.セラーセントラルの「在庫管理」タブをクリック
2.予約注文対象商品の「詳細の編集」をクリック
3.画面右にある「詳細」タブをクリック
4.「予約商品の販売開始日」部分に販売開始日を入力
5.在庫数と出荷作業日数を入力
とくに「5.在庫数と出荷作業日数を入力」は重要な入力項目です。
「在庫数が未入力=在庫数ゼロ=在庫切れ」なので、Amazonに商品ページが表示されません。ページが表示されなければ、購入する方はいません。
また、出荷作業日数(リードタイム)が未入力だと、デフォルトで「通常出荷予定日:2営業日」になります。
ちなみにリードタイムとは、出品者から配送業者へ商品が届く日数です。
2営業日以内に出荷できるなら問題ありません。
しかしムズかしい場合は、必ず出荷作業日数を記入しましょう。
もし出荷予定日を過ぎてしまうと「遅延」になります。
遅延行為をすると、出品者の「アカウントの健全性」にも影響が出るので、注意してください。
「出荷通知」まで必ず完了!
商品を出品した後は、必ず「出品通知」を押しましょう。逆に押さないと「遅延」あつかいになるため、あわせて確認してください。
ここまで紹介した予約注文の設定が完了すると、商品の発売予定日の日程が商品ページに表示されます。
設定自体はそこまでムズかしくなく、慣れてくれば30分もかからずに設定できるはずです。
ただ何度も繰り返しますが、予約注文は「出荷通知」を押すまでが一連の流れとなります。
予約注文詳細の確認方法
ここからは予約注文の詳細確認の方法を紹介します。
入り口は「セラーセントラル>注文>注文管理>注文番号をクリック>注文の詳細」です。
1.注文管理画面から予約注文を確認する
2.注文番号をクリックして確認
発売日が変更になったときの対応
もし7月20日に発売予定だった商品が「10月1日になった!」など、発売日に変更があったときは下記2点の対応を参考にしてください。
- 「予約商品の販売開始日」の変更
- 購入者に新しいお届け予定日を通知
「予約商品の販売開始日」の変更
まず、商品ページの販売開始日を変更します。
「セラーセントラル>在庫管理>詳細の編集>詳細」から販売開始日の変更が可能です。
上記の設定をすることで、変更をした後に受注した分については「新しい販売開始日」が適用されます。
しかしすでに受注してしまった分も対応が必要です。
購入者に新しいお届け予定日を通知
すでに受注した予約注文は、新しい発売日を購入者へ通知するアクションが必要です。
「セラーセントラル>注文>注文管理>注文番号をクリック>注文の詳細」から変更します。
発売日を変更する「ASIN」にチェックを入れて、新しい発売日に「将来の日付」を入力。
最後に「発売日を更新する」をクリックすることで、購入者へ新しいお届け予定日がメールで届きます。
発売日を変えるときの注意点
注文確定日(発売日 – 注文から出荷までの日数)を超えると、出荷予定日を変更することはできません。
もし商品を準備できなかった場合、「出荷遅延」です。
さらに商品の確保ができなければ「注文キャンセル」となります。
いずれの場合でも出品者のミスとなり、「出荷パフォーマンス(アカウント健全性)」にマイナス影響です。
そのため予約注文をするときは、
- 在庫は足りるか
- 出荷作業日数は問題ないか
を必ず確認し、購入者へ絶対に届けることができるかもあわせてチェックしましょう。
まとめ
Amazon予約注文の設定はとてもカンタンなので、この記事を参考に予約注文を試してくださいね。
上手に活用することで、売上を増やす施策の一つにもなるでしょう。
未発売の商品や、イベント関連商品、限定商品をこれからAmazonで販売する方にオススメです。
今回紹介した注意点も確認しつつ、予約注文で売り上げの最大化を目指してください!
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監修者紹介
佐藤 秀平
代表取締役 CEO
株式会社そばに 代表取締役 CEO。
大阪府吹田市出身。大阪教育大学卒。
学生起業でAmazon EC事業を立上げ、メーカー在庫処分品販売・OEM商品販売・食品ブランド販売を行い、販売事業者とコンサルタントして活動。その後新卒で株式会社船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
その後独立し、ECコンサルティングとシステム機開発を行う株式会社NOVASTOを設立。その後老舗味噌屋をM&Aし、「株式会社そばに」に社名変更し、EC支援事業を移管。
Amazon販売支援歴10年、累計600社のAmazon販売事業者様のサポート行ってきた実績を持つ。