楽天出品の手数料はいくら?初期費用・月額料金・販売手数料を徹底解説

楽天への出店を考えるうえでまず気になるのが「手数料はいくらかかるのか」という点ではないでしょうか。本記事では、初期費用・月額料金・販売手数料を中心に、楽天出店に必要な費用の内訳と全体像をわかりやすく解説します。
さらに、プラン選びのポイントや費用対効果を高めるコツも紹介します。必要なコストを正しく理解し、無理のない運営計画を立てるための参考にしてください。
目次
楽天出品にかかる手数料や費用の全体像

楽天に出品する際は複数の費用が発生します。まずはどのような費用が必要になるのか、全体像を把握することが大切です。ここでは、主に 初期費用・月額費用・販売手数料・オプション費用 の4種類について、概要を整理します。
関連記事:Amazon手数料の完全ガイド|出品プランからFBAまで解説
初期費用
楽天への出店では、まず初期費用が発生する場合があります。これは出店申し込みや審査、店舗開設に必要な設定作業などに伴う費用で、出店準備の段階で一度だけかかるものです。ただし、選択する出店プランによっては初期費用が無料になるケースもあります。
費用を抑えたい場合は、キャンペーンの有無や各プランの条件を事前に確認することが重要です。詳細については後述のプラン比較で解説しますが、まずは楽天出店を始める際にまとまった費用が必要になる可能性がある点を把握しておきましょう。
月額費用
月額費用は、店舗を開設した後に毎月発生する費用です。選択した出店プランによって金額が異なり、店舗規模や利用できる機能、サポート内容などに応じて設定される点が特徴です。
月額費用は楽天のプラットフォームを利用するための固定コストと考えられるため、売上に関係なく毎月必要になります。そのため、事業規模や見込まれる売上や運営体制に合わせて最適なプランを選ぶことが大切です。無理のない予算設定を行い、長期的に運用できるプランを選択しましょう。
販売手数料
販売手数料は楽天で商品が購入された際に発生する費用で、売上金額の一部を楽天へ支払う仕組みです。手数料率は商品カテゴリや出店プランによって異なり、売上に応じて変動します。そのため、同じ売上額でも取り扱うジャンルやプランの選択によって利益率が大きく変わる点に注意が必要です。
出店を検討する際は、販売手数料を正確に把握し、原価や広告費などと合わせて利益シミュレーションを行うことが大切です。手数料の仕組みを理解しておくことで、無理のない価格設定や販売戦略を立てやすくなります。
オプション費用
オプション費用は、基本の出店プランに含まれる機能以外に追加でサービスを利用する際に発生する費用です。代表的な例として楽天内での広告掲載、アクセス分析ツールの高度版、ページ制作支援サービスなどがあります。
これらのオプションは集客力を高めたり販売促進を強化したりするために効果的な場合がありますが、利用するほどコストが増える点には注意が必要です。店舗の成長段階や目的に合わせ、費用対効果を見極めながら選択することが大切です。
費用項目 | 概要 |
|---|---|
初期費用 | 出店申し込みや審査、店舗開設手続きなどに伴って発生する可能性のある費用。 |
月額費用 | 出店プランごとに定められている、店舗運営のための固定費。 |
販売手数料 | 商品が売れた際に、売上の一部として発生する変動費。 |
オプション費用 | 広告掲載や追加機能の利用など、基本サービス以外の利用に伴って発生する費用。 |
関連記事:個人事業主がAmazonで出品する方法とは?手順や販売手数料を徹底解説!
出店プラン別の出品手数料・費用比較
楽天の出店プランは、店舗規模や目的に応じて選べる3種類が用意されています。プランごとに、月額費用・初期費用・販売手数料率・利用できる機能やサポート内容が異なるため、ビジネスに合ったプランを選ぶことが大切です。
ここでは、各プランの特徴と料金の違いを整理し、最適な選択に役立つ情報をまとめます。
おすすめのプランは?選び方のポイント
楽天の出店プランを選ぶ際は、現在の事業状況と将来の目標を基準に考えることが大切です。
初期費用を抑えたい、または売上がまだ安定していない段階では「がんばれ!プラン」から始めるとよいでしょう。売上が伸び、運営を本格化したいタイミングでは、機能やサポートが充実した「スタンダードプラン」への移行が適しています。
さらに、商品数が多い、大規模なプロモーションを行いたいなど、より高度な運営が必要な場合は「メガショッププラン」がおすすめです。料金だけでなく、利用できる機能やサポート体制、将来的な展開まで踏まえて総合的に選びましょう。
プラン名 | 月額費用 | 登録可能商品数 | システム手数料 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
|
がんばれ!プラン |
25,000円(年間一括払) |
10,000商品まで |
パソコン 3.5%~6.5% モバイル 4.0%~7.0% |
初心者・小規模向け、低コストで始められる、機能制限あり |
|
スタンダードプラン |
65,000円(半年ごとの2回分割払) |
50,000商品まで |
パソコン 2.0%~4.0% モバイル 2.5%~4.5% |
中規模・成長向け、機能充実、分析ツール利用可能 |
|
メガショッププラン |
130,000円(半年ごとの2回分割払) |
無制限 |
パソコン 2.0%~4.0% モバイル 2.5%~4.5% |
大規模・高機能向け、全機能利用可能、専任サポート、高度な分析・カスタマイズ |
引用:楽天ホームページ
※上記は2025年12月時点のものです。最新情報は必ず公式サイトを確認してください。
全プラン共通の料金について
これまで各プラン後の料金について説明しましたが、ここでは全プラン共通の料金について解説します。
費用項目 | 料金・割合 | 備考 |
|---|---|---|
|
初期登録費用 |
60,000円 |
出店時の初期費用。 |
|
楽天ポイント |
楽天会員の購入代金(税抜)×付与率(通常1.0%) |
購入者に付与されるポイントの負担費用。 |
|
楽天スーパーアフィリエイト |
アフィリエイト経由売上の2.6%~5.2% |
アフィリエイトサービス経由の売上に対して発生。 |
|
モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料 |
月間売上高の0.1% |
すべての売上に対してかかるシステム利用料。 |
|
R-Messe*4(月額固定費・税別) |
がんばれ!プラン: 3,000円 スタンダード/メガショッププラン: 5,000円 |
顧客とのメッセージ機能などの利用料。プランによって料金が異なる。 |
|
楽天ペイ利用料 |
月間決済高の2.5%~3.5% |
決済サービス(楽天ペイ)の利用手数料。 |
引用:楽天ホームページ
楽天出品における販売手数料の詳細

ここからは、楽天出店における最も重要な費用の一つである「販売手数料(システム利用料)」について、その料率、計算方法、そして注意点までを詳しく解説していきます。売上を最大化するためには、この販売手数料を正確に理解することが不可欠です。
販売手数料(システム利用料)の料率
楽天の販売手数料の料率は一律ではなく、出店プラン(がんばれ!/スタンダード/メガショップ)や、販売する商品カテゴリーによって異なります。一般的には「スタンダードプラン」や「メガショッププラン」のほうが「がんばれ!プラン」よりも料率が低めに設定されています。
また、カテゴリによっても差があり、アパレルは低め、デジタルコンテンツ系は高めになる傾向があります。正確な料率は楽天の公式情報やRMSで確認し、取り扱い商品の料率を把握しておきましょう。
商品ジャンル | 料率 | 商品ジャンル | 料率 |
|---|---|---|---|
|
ジュエリー・アクセサリー |
4% |
キッチン用品・食器・調理器具 |
3% |
|
食品 |
4% |
日用品雑貨・文房具・手芸 |
3% |
|
インナー・下着・ナイトウェア |
4% |
本・雑貨・コミック |
3% |
|
水・ソフトドリンク |
4% |
インテリア・寝具・収納 |
3% |
|
日本酒・焼酎 |
4% |
ホビー |
3% |
|
靴 |
4% |
サービス・リフォーム |
3% |
|
レディースファッション |
4% |
おもちゃ |
3% |
|
バッグ・小物・ブランド雑貨 |
4% |
住宅・不動産 |
3% |
|
メンズファッション |
4% |
車用品・バイク用品 |
2% |
|
スイーツ・お菓子 |
4% |
腕時計 |
2% |
|
ビール・洋酒 |
4% |
TV・オーディオ・カメラ |
2% |
|
美容・コスメ・香水 |
4% |
パソコン・周辺機器 |
2% |
|
ペット・ペッドグッズ |
4% |
スマートフォン・タブレット |
2% |
|
医薬品・コンタクト・介護 |
4% |
家電 |
2% |
|
ダイエット・健康 |
4% |
CD・DVD |
2% |
|
スポーツ・アウトドア |
4% |
楽器・音響機器 |
2% |
|
花・ガーデン・DIY |
4% |
車・バイク |
2% |
|
キッズ・ベビー・マタニティ |
4% |
光回線・モバイル通信 |
2% |
|
カタログギフト・チケット |
4% |
テレビゲーム |
2% |
|
上記以外 |
2% |
引用:楽天ホームページ
販売手数料(システム利用料)の計算方法
楽天市場の販売手数料(システム利用料)は、「売上金額 × 適用される料率」で計算されます。料率は一律ではなく、出店プラン・売上金額帯・パソコン経由かモバイル経由かによって段階的に設定されているのが特徴です。
たとえば「がんばれ!プラン」の場合、パソコン経由で月間売上が50万円以内なら6.5%、モバイル経由では7.0%が適用されます。仮にパソコン経由で50万円売れた場合、 50万円 × 6.5% = 32,500円 が販売手数料となります。
このように、売上金額帯ごとに料率が変わるため、複数の区分を合算して計算されます。手数料は注文ごとに自動計算され、楽天からの精算時に売上から差し引かれる仕組みです。日々の計算は不要ですが、利益管理や価格設定を行う際は、この仕組みを理解しておくことが重要です。
販売手数料の注意点
楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどの大型キャンペーン期間中でも、基本の販売手数料率は変わりません。ただし、ポイント付与分の負担などによって、実質的なコストが増える場合があります。また、販売手数料の対象に、配送料やラッピング料が含まれるかどうかはカテゴリやプランによって異なるため、事前に規約を確認することが大切です。
さらに、返品やキャンセルが発生した場合の販売手数料の扱いにも注意しましょう。多くの場合、該当注文の手数料は返金または相殺されますが、タイミングや条件は楽天のルールに基づきます。予期せぬ負担を避け、正確な利益管理を行うためにも、こうした注意点を事前に把握しておきましょう。
楽天出品の手数料以外の費用
楽天出店時には、手数料以外にも発生する可能性のある費用が存在します。ここでは、楽天スーパーアフィリエイト、楽天広告、およびその他のサービス利用料について詳しく見ていきましょう。
楽天スーパーアフィリエイト
楽天スーパーアフィリエイト はアフィリエイター(ブログ・SNS・メディアなど)がショップの商品を紹介し、そのリンク経由で購入が発生した場合に成果報酬を支払う仕組みのプログラムです。
出店者は報酬率を自由に設定でき、多くの場合は販売価格の数%程度が利用されています。報酬率は、商品の利益率や競合状況を踏まえて決定するのがポイントです。月額固定費はかからず売上が発生したときのみ成果報酬を支払うため、広告宣伝費として効率的に活用でき、費用対効果の高い集客手段となり得ます。
広告費(楽天広告)
楽天ではショップの集客と売上向上を支援するための楽天広告が用意されています。代表的な仕組みが、検索結果や商品ページなどに表示できるRMS広告です。クリック課金型やインプレッション課金型など複数の課金方式を選択でき、クリック単価は数十円〜数百円が目安ですが、競合状況やキーワードにより大きく変動します。
また、楽天グループ内外のサービスにバナーを掲載できる楽天ディスプレイ広告も利用可能です。広告費は売上目標や集客方針に合わせて柔軟に設定でき、効果測定を行いながら費用対効果の高い運用を目指すことが大切です。
システム利用料・その他のサービス
楽天のプラットフォームを利用する際はこれまで説明してきた各種手数料が中心となりますが、店舗の運営内容によっては追加費用が発生する場合があります。たとえば、楽天ペイ(事業者向け)を利用して楽天ID決済を導入する場合は、売上の一部を支払う決済手数料が必要です。
また、物流サービスである「楽天物流」や、EC運営支援サービス「楽天デジタルコマース」など、楽天グループの各種サービスを利用する際にもそれぞれのサービスに応じた利用料が発生します。
さらに、独自システムと楽天システムを連携させる場合には開発や保守に関するシステム連携費用がかかるケースもあります。利用するサービスや運営規模によって費用は変動するため、事前に確認しておきましょう。
楽天出品の手数料を抑える方法
ここまで楽天出店に必要な費用や手数料の種類について解説してきました。続いて、これらのコストを賢く管理し、収益性を高めるための方法を紹介します。
プランの見直し
楽天の出店プランは「がんばれ!プラン」「スタンダードプラン」「メガショッププラン」の3種類があり、費用や利用できる機能が異なります。売上状況や運営フェーズに応じてプランを見直すことで、コストと機能のバランスを最適化できます。
たとえば、売上が少ない段階では「がんばれ!プラン」が適していますが、売上が伸びれば、機能やサポートが充実したプランへ移行したほうが、利益改善につながりやすいでしょう。一方で、売上が想定より伸びない場合は、ダウングレードも検討する必要があります。定期的に数値を確認し、必要に応じて最適なプランへ調整することが大切です。
オプションの賢い選択
楽天では広告サービスやSEOツール、顧客管理システムなど多くのオプションサービスが提供されています。適切に利用すれば売上向上に役立ちますが追加費用が発生するため、費用対効果を慎重に判断することが大切です。
特に出店初期や小規模店舗の場合は、高額なオプションよりもまずは無料または低価格の機能から試す方が現実的でしょう。RMSの基本機能や無料ツールでも十分な効果を得られるケースがあります。契約内容や解約条件を確認し、本当に必要なサービスだけを選ぶことで無駄なコストを抑えられます。
キャンペーンやセールを最大限に活用する
楽天では年間を通じて「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」など多くのキャンペーンが実施されます。これらの期間はポイント還元率が高く購買意欲が大きく高まるため、売上を伸ばす絶好のチャンスです。セールのタイミングに合わせて在庫を確保し、販促施策を強化することで、通常時より高い成果が期待できます。
また、出店者向けに販売手数料の割引や広告費支援などが行われる場合もあり、実質的なコスト削減につながるケースもあります。キャンペーン情報は出店者向けサイトやメールで随時案内されるため、こまめに確認し計画的に活用することが大切です。
楽天出品の手数料をムダにしないための運用ポイント

楽天出店では、さまざまな費用や手数料が発生しますが、それらをどう活用し、売上と利益につなげていくかが大切です。単にコストを削減するだけでなく、戦略的に費用を投下し、収益を最大化するためのポイントを解説します。
売上向上施策と費用対効果
楽天で売上を伸ばし費用対効果を高めるには、計画的な施策運用が欠かせません。まずは売れ筋商品の分析を行い、需要に合わせた在庫確保や販促強化で効率的な売上拡大を目指します。競合が少ないニッチ商品の展開や、セット販売・まとめ買いによる客単価向上も現実的な手段です。さらに楽天広告やSEO、楽天ROOMやSNSとの連携など複数の集客施策を組み合わせることで幅広い流入を獲得できます。
迅速な配送や丁寧なサポートなど顧客満足度を高める取り組みはリピート購入を促進し、長期的な収益改善につながります。レビュー促進も信頼性向上と新規獲得に役立ちます。各施策にはコストが発生する場合があるため、優先順位を決め、効果測定を行いながら改善を続けることが大切です。
データ分析による最適化
楽天出店で費用対効果を高めるためには、感覚ではなくデータに基づく判断が不可欠です。楽天RMSの売上・流入・顧客データを活用し、売上推移や商品別の成績、集客経路、リピート率などの分析により、改善すべきポイントや強化すべき商品が明確になります。
また、楽天広告では表示回数、クリック率(CTR)、コンバージョン率(CVR)、CPA、ROASといった指標を確認し、広告費の効果測定を行うことが大切です。必要に応じてバナーやキーワード設定を変更し、A/Bテストで効果の高いパターンを検証しましょう。
データ分析は、現状把握→仮説立案→施策実行→効果測定→改善のPDCAサイクルを継続的に回すと成果につながりやすくなります。効果的な施策に集中し、成果の薄い施策は見直すなど、無駄なコストを削減しながら利益を最大化を目指しましょう。
楽天と他社の出品手数料を比較
前のセクションでは、楽天の各種費用について詳しく解説しました。ここでは、楽天の出店手数料が他の主要ECモールと比較してどうなのか、そのメリット・デメリットと合わせて見ていきましょう。自社に最適なモール選びの参考にしてください。
各モールの料金体系概要
楽天だけでなく、AmazonやYahoo!ショッピングなどの主要ECモールも、それぞれ独自の料金体系を採用しています。一般的に、初期費用・月額費用・販売手数料の組み合わせで構成されますが、内容はモールによってさまざまです。
例えば、Amazonでは月額登録料に加えて、商品カテゴリーごとの販売手数料が発生します。一方、Yahoo!ショッピングは初期費用や月額利用料が無料ですが、販売成約手数料や追加サービスの利用料が発生する場合があります。出店戦略を検討する際は、各モールの料金体系の違いを事前に理解しておきましょう。
手数料で比較するメリット・デメリット
ECモールの手数料を比較する際は、料率の数字だけで判断するのではなく、自社の商材や販売戦略との相性を踏まえて検討することが大切です。楽天の販売手数料は商品カテゴリーによって異なり5〜15%程度、Amazonも概ね8〜15%、Yahoo!ショッピングは販売成約手数料が原則無料ですが、サービス利用料など別途費用が発生する場合があります。
手数料比較のメリットは、自社に最適な販売プラットフォームを選ぶための判断材料になる点です。より低い手数料のモールを選べば利益率の向上が期待できます。一方で、手数料が安くても広告費やシステム利用料などの追加コストが増え、必ずしも総コストが抑えられるとは限りません。さらに、手数料だけで比較すると、モール特有の集客力や顧客層、ポイント制度など販売成果に影響する重要な要素を見落としてしまう可能性もあります。
以下の表は、主要ECモールの手数料体系の概要をまとめたものです。ただし、各モールとも料金体系は変更される可能性があるため、必ず最新の情報をご確認ください。
項目 | 楽天 | Amazon | Yahoo!ショッピング |
|---|---|---|---|
|
項目 |
楽天 |
Amazon |
Yahoo!ショッピング |
|
初期費用 |
60,000円 |
無料 |
無料 |
|
月額出店料 |
スタンダードプランの場合:65,000円/月 |
・大口出品の場合:4,900円 ・小口出品の場合:なし |
無料 |
|
販売手数料 |
スタンダードプランの場合:2.0%~4.5% |
出品する商品のカテゴリーごとに異なるが、販売価格の8%から15%となる |
売上ロイヤリティ:無料 |
|
その他 |
・楽天ポイント:楽天会員の購入代金(税抜)×付与率(通常1.0%) ・楽天スーパーアフィリエイト:アフィリエイト経由売上の2.6~5.2% ・取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:月間売上高の0.1% ・R-Messe:スタンダードプラン5,000円/月 |
配送料や長期保管料金、広告、プレミアムアカウントサービスなどの有料オプションプログラム |
・ストアポイント原資負担:1~15% ・キャンペーン原資負担:1.5% ・アフィリエイトパートナー報酬:1~50% ・アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬の30% |
楽天出店の手数料関するよくある質問(FAQ)
これまで、楽天出店にかかる費用の全体像から、各プランの詳細、手数料の計算方法、そして費用を抑える方法までを解説してきました。ここでは、多くの方が疑問に思われるであろう、手数料に関するよくある質問について、Q&A形式で分かりやすくお答えしていきます。
Q: 楽天出店の手数料はいつ支払うのですか?
楽天出店における手数料の支払いタイミングは、費用の種類によって異なります。まず、初期費用は出店申し込み時、または審査完了後に指定された期日までに支払う必要があります。月額費用は毎月の支払いとなり、通常は前月分を翌月に精算する形で請求される点が特徴です。
一方、販売手数料は売上が発生した月の翌月、または翌々月に、ほかの費用とまとめて請求されます。具体的な支払い方法や締め日・引き落とし日は、契約内容や楽天からの案内で確認することが大切です。
Q: 返金があった場合、販売手数料はどうなりますか?
お客様都合による返品や、何らかの理由で返金が発生した場合、その返金対象となった売上にかかる販売手数料は、原則として差し引かれます。つまり、返金処理が行われた金額に対しては、販売手数料はかからない、あるいは既に徴収されている場合は後日精算される形となります。
ただし、返金手数料など、別途費用が発生する場合もありますので、詳細については楽天の規約をご確認ください。
Q: 特定のカテゴリーの手数料は高くなりますか?
はい、楽天の販売手数料は、取り扱う商品のカテゴリーによって料率が異なります。一般的に、競争が激しいカテゴリーや、付加価値の高いサービスを提供するカテゴリーでは、販売手数料の料率が高めに設定されている傾向があります。
各カテゴリーの正確な料率については、楽天の公式サイトやRMS(楽天マルチデバイスソリューション)などで確認することができます。出店を検討している商品のカテゴリーの手数料率を事前に把握しておくことが重要です。
Q: 手数料以外に隠れたコストはありますか?
楽天出店では、基本となる手数料以外にも追加で費用が発生する場合があります。これらはいわゆる「隠れたコスト」と感じられることもありますが、多くは任意利用のオプションや、利用状況に応じて発生するものです。
例えば、楽天内で集客を強化するために広告を出稿する場合には広告費が必要になります。また、特定の機能やサービスを利用する際にはシステム利用料が発生することがあります。
さらに、楽天スーパーアフィリエイトを活用して成果報酬型の販売促進を行う場合には、その報酬の一部を楽天に支払う仕組みです。売上金の振込時には振込手数料がかかる場合もあります。
Q: 手数料の支払い方法を変更できますか?
一般的に、楽天への手数料の支払い方法は、銀行振込や、クレジットカード払いなどです。支払い方法の変更が可能かどうか、また、どのような方法が利用できるかについては、楽天の担当部署やRMSの管理画面から確認することができます。契約内容や、利用しているプランによっても異なる場合がありますので、ご自身の状況に合わせてご確認ください。
楽天出品の手数料に不安があるなら「そばに」への相談がおすすめ

楽天市場の出品手数料は、出店プランや売上金額帯、パソコン・モバイル経由の違いなどによって料率が細かく分かれており、「正しく把握できていない」「想定より利益が残らない」と感じているセラーも少なくありません。
特に、売上規模が伸びてくると、手数料の区分ごとの計算や、価格設定への影響を正確に見極めることが難しくなります。
株式会社そばには、楽天市場をはじめとするEC運用支援の実績をもとに、手数料構造を踏まえた利益設計・価格戦略の整理をサポートしています。単に手数料を説明するだけでなく、「どの売上帯で利益が出やすいか」「値上げ・値下げ時に注意すべきポイントは何か」まで実務視点で整理できるのが強みです。
楽天出品の手数料が分かりづらい、利益管理に不安があると感じたら、早い段階でそばにへ相談することで、無駄なコストや判断ミスを防ぐことができます。
手数料を正しく理解し、安定した運用につなげたい方におすすめです。
まとめ
楽天出店にかかる手数料について、初期費用・月額固定費・販売手数料・広告費・アフィリエイト費用などを総合的に解説し、各出店プラン(がんばれ!プラン、スタンダード、メガショップ)の特徴と料金の違いも比較しました。手数料体系を正確に理解することで無駄な費用を抑え、自社に最適なプラン選択や利益率改善が可能になります。
販売手数料の計算方法や負担軽減策も押さえるべき重要ポイントです。費用の内訳を把握し、計画的な資金管理と戦略的な運用を行うことで、楽天での売上最大化と長期的な成長につながります。
株式会社そばには10年以上にわたり楽天やAmazonなどEC運用を支援してきた実績があり、出品から広告運用までをトータルでサポートしています。EC運用でのお困りごとは、ぜひ株式会社そばにへご相談ください。
大阪府出身。学生起業でAmazon OEM自社ブランド事業を行いながらコンサルタントして活動。
その後新卒で(株)船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
独立し、ECコンサルとシステム開発を行う(株)NOVASTOを設立。
その後「(株)そばに」にEC支援事業を移管。Amazon販売支援歴10年、Amazon プラチナム・パートナー・エージェンシー企業として累計800社のAmazon販売事業者様のサポートし、多数のベストセラー獲得商品、Amazon.co.jp販売事業者ワード受賞企業を複数輩出してきた実績を持つ。
ゴルフパター練習機ブランド「PuttOUT」をM&Aで取得し、売上を1年半で10倍に成長させる。

















