Amazonの余剰在庫とは?滞留在庫との違いから処分する方法・タイミングまで解説!
「Amazon販売をはじめたけど、余剰在庫の意味がよくわからない」
「余剰在庫って減らした方がいいの?」
今回は上記に回答する記事です。
こんにちは!Amazon専門コンサルティングカンパニー「株式会社そばに」コラム編集部です。
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Amazonにおいて「余剰在庫」は在庫パフォーマンスに影響するため、出品者であれば必ず気にかけておく項目となります。
そこでこの記事では「余剰在庫」の概要や、余剰在庫は時期を見て処理をした方が良い理由を解説します。
さらに、記事後半からは余剰在庫を減らす方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
我々そばには、Amazon通販支援者数600社以上と実績を重ね、Amazonジャパン合同会社様と共同セミナーを複数開催した実績があります。
それらの経験・知見を踏まえて解説するので、ぜひ参考にしてください!
また、そばにではAmazonの出品者向けて「コラム」を多数公開しているので、ぜひあわせて参考にしてください。
目次
Amazonの余剰在庫とは?
「余剰在庫」とは販売者の予想どおりに売れず、長い間倉庫で眠っている商品を指します。
似ている用語として「滞留在庫」もありますが、こちらは商品が「返品・破損」などで再び販売することができない商品です。
そのため余剰在庫の方が滞留在庫よりも価値のある商品となりますが、長い間倉庫に商品があるのは良い状態とは言えません。
なぜならAmazonでは余剰在庫が多すぎると「在庫パフォーマンス」に影響するためです。
この辺りは次章から紹介していきましょう!
余剰在庫は「在庫パフォーマンス」に影響する
「在庫パフォーマンス(IPI)」とは、一定期間の在庫のパフォーマンスを測る指標です。
在庫パフォーマンスは数値で表示され、一般的には400以上あれば問題ないとされています。
ただ、余剰在庫の数が多いと在庫パフォーマンスの指標の数値を減らす原因となってしまいます。
その他にも在庫パフォーマンスの指標に影響を与える要因は多くあるため、詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:【400未満はNG?】Amazon在庫パフォーマンス指標(IPI)とは?
なお、下記からは余剰在庫を売った方が良い理由についてもう少し深掘りします。
余剰在庫はタイミングを見て売った方が良い理由!
結論として、余剰在庫はタイミングを見て売った方が良いです。
その理由は3つあり、それぞれ解説します。
キャッシュフローが悪くなる
一つ目は、余剰在庫が沢山あるとキャッシュフローが悪くなるためです。
カンタンなことですが、在庫が余っていれば「売上」は増えづらい状況となり、結果的にお金の流れが止まってしまいます。
多くのAmazon出品者は「商品の仕入れ」→「販売」→「販売した商品の利益を元に再び仕入れ」という流れが一般的です。
しかし在庫が余っている以上、新しく仕入れがしづらくなり、結果的にキャッシュフローの悪化が懸念されます。
売上低下につながる可能性がある
二つ目は売上低下につながる可能性があることです。
余剰在庫として倉庫に長い間保管しており、その間にライバル他社がさらに低価格で同じ商品を販売すると、倉庫で眠っている商品はより売れづらくなります。
購入者目線に立ってみると、同じ商品でより安い価格帯であれば、ほとんどのユーザーはより安い方に流れていくはずです。
そのため売上低下につながる可能性があります。
在庫保管手数料がかかる
三つ目は在庫保管手数料がかかることです。
FBAを利用してAmazon出品を行っている場合、Amazonの倉庫に商品を置いておくことになります。
ただ、Amazonの倉庫に商品を保管すると定期的に「在庫保管手数料」がかかるため、いつまでも余剰在庫があるとムダなコストが発生することになります。
このように余剰在庫を保管し続けているとデメリットも多いため、次章からは具体的に余剰在庫を減らす方法について見ていきましょう。
余剰在庫を減らす方法
ここからは余剰在庫を「確認する方法」と「減らす方法」について解説します。
まず「余剰在庫」に該当する商品を確認する方法ですが、余剰在庫の割合の数値右にある「余剰在庫を減らす」ボタンをクリックします。
すると余剰在庫となっている商品の一覧が表示されるので、確認しましょう。
具体的に余剰在庫を減らす方法は、下記の3点が考えられます。
- 商品価格を下げる
- 在庫を返送
- 在庫を破棄
一つ目の方法は、シンプルに商品価格を下げることです。
もちろんAmazonで需要がなければ価格の問題ではありませんが、低価格にすることで売れやすくなり、余剰在庫が減らせる可能性はあります。
二つ目は一度在庫を返送してもらい、Amazon以外のECサイトで販売することです。
別ECサイトで販売することで、異なる客層に購入してもらえる可能性があります。
三つ目は最終手段ですが、在庫を破棄することです。
前述もしましたが、売れない商品を倉庫に置いておくと在庫保管手数料がかかってきます。
在庫を破棄するのはもったいないことに変わりませんが、「損切りをする」という観点から在庫を破棄することも検討しましょう。
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余剰在庫を減らすタイミング
ここからは余剰在庫を減らすタイミングを2つ紹介します。
予想した期間内に売れなかった時
まず一つ目が、「売れる!」と思った期間内に売れなかったときです。
もちろん予想した範囲を超えても、待ち続ければ売れる可能性はあるため、時間をかけて販売を行うのも一つの手です。
しかし時間をかけている間はお金の流れが停滞するため、キャッシュフローは悪化します。
仕入れにかける経費が沢山あれば問題ありませんが、Amazon販売スタート時の資金が少なければ、早々に余剰在庫を減らして次の仕入れに回す方が効率は良くなります。
価格競争が始まった時
二つ目は、価格競争が始まったときです。
根本的な問題として、「余剰在庫が沢山あって売れない商品」というのは、同じ商品を販売している他の出品者も売れていない状況です。
すると何が起こるかというと、価格競争が始まります。
「売れない商品は価格を下げてでも早々に売ってしまおう!」と考える出品者も多く、結果的に価格を安くするため、価格競争が始まります。
ただ一方で、回転数が悪い商品というのはシンプルにAmazonで需要がない可能性もあります。
その場合少し価格を抑えただけでは売れない可能性も高いので、価格競争が始まった場合は一気に「仕入れ価格+経費」など限界まで価格を落とすのも一つの方法です。
余剰在庫の管理から売上UP・広告掲載まで全部お任せ「Amazon 運用代行」とは?
このようにAmazonでは「余剰在庫」がある場合は、タイミングを見て販売していくことが大切です。
ただ、Amazonでは価格を下げるだけでは商品が売れないケースも多々あります。
そんな場合は、
- 売れやすい「商品ページ」「商品画像」を作成する
- 適切なタイミングで広告掲載を行う
といった施策を行うと効果的です。
このようにAmazonは巨大ECサイトなのでビジネスチャンスは多い一方で、Amazonで売れるための「施策」をタイミングよく行い積み重ねていくことがポイントとなります。
とは言っても…
「そこまでAmazon運営に時間をかけられない」
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と悩む事業者の方も多いかと思います。
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そのためお客様は商品情報の入力や、アカウントの基本登録さえ行っていただければ、あとはそばにのプロ集団に丸投げしていただくことができます。
基本的に普段の運用はそばにが行いますので、空いた時間に他の業務に従事していただき会社全体の売上アップに専念できることでしょう。
突然のエラーや出品停止などにもチャットやお電話ですぐに対応しますので、販売機会の損失を最低限に抑えることができます。
また、そばにと実際に契約したクライアント様の実例もあわせて見てみましょう。
契約後2ヶ月で月間売上300万円超えを達成!
弊社のとあるクライアント様は、2022年9月まで月の売上が10万円代でした。
実際、Amazonでの販売を始めたばかりで、どのように販売したら売上が伸びるのかまったくわからないという状況でした。
ですが10月から弊社の運用代行を開始し、商品登録やさまざまな施策を徹底的に運用すると、10月の売上は58万円、さらに翌月の11月には売上300万円を達成しました!
こちらのクライアント様のように、Amazonではシステムに沿った正しい戦略を行うことで売上アップを図ることができるのです!
現在そばにでは、Amazon販売に関する無料相談を承っております。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
Amazonにおいて「余剰在庫」は在庫パフォーマンスの指標はもちろん、キャッシュフローにも影響を与える重要な項目です。
また、長い間商品を保管し続けると「在庫保管手数料」もかかってくるため、タイミングよく余剰在庫を販売していくことが大切となります。
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監修者紹介
佐藤 秀平
代表取締役 CEO
株式会社そばに 代表取締役 CEO。
大阪府吹田市出身。大阪教育大学卒。
学生起業でAmazon EC事業を立上げ、メーカー在庫処分品販売・OEM商品販売・食品ブランド販売を行い、販売事業者とコンサルタントして活動。その後新卒で株式会社船井総合研究所に入社し、Amazonを中心としたECコンサルティングに従事。
その後独立し、ECコンサルティングとシステム機開発を行う株式会社NOVASTOを設立。その後老舗味噌屋をM&Aし、「株式会社そばに」に社名変更し、EC支援事業を移管。
Amazon販売支援歴10年、累計600社のAmazon販売事業者様のサポート行ってきた実績を持つ。